シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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完璧なアメリカ人だ
この映画のレビューで「何が起きたのか説明がない」「戦う理由がわからない」等々の物をよく見ますが、それがイチ市民である人達からみた戦争というものではないでしょうか?
作品中で赤いサングラスの男が「どんな種類のアメリカ人だ?」と聞くシーンで、「わからない」と答えたのに対し、「完璧なアメリカ人だ」と答えているのを見てそう思いました。
結局、戦っている兵士にしろ国民にしろ、本当の理由は分からないし、それでも戦争は起きて、巻き込まれて、映画中盤でスナイパーが言うように、「誰だか分からない」が「敵」が撃ってくるから撃ち返す。世界各国の戦場に参加しているアメリカ兵にしても、戦争をしている理由や、本当の敵についてはしらない。
これはそれを表現している映画なのではないでしょうか。
笑えないブラックユーモア
楽しめる自分に戻りたい。😅
銃声がうるさい
法の無い世界、統制されない暴力に戦慄
インターネットの普及で、様々な情報を精査することが極端に難しくなったこの時代、世界中で民主主義が危機に瀕しているのは誰の目にも明らかだ。
これから私たちは何を最も恐れ、何を忌避すべきなのか。
この問いに対し、ガーランドから強烈なメッセージが届いた。
最近でも大統領選挙であらわになったアメリカ社会の分断を、内戦と言う極端な設定で描いて、サスペンスとしても一級の作品に仕上げているが、この映画で観るものを最も戦慄させるのは、統制を失った暴力の恐ろしさだ。
国家間の戦争であれば、国際法による最低限のルールがある(実際は守られないことが多いが)。しかし、内戦となれば話は別で、文字通り無法な空間となる。
国家は、個人の自由を制約することと引き換えに、ゲバルトを集中管理し、国民の安全を保障するが、そのリバイアサンが一時的にせよ機能不全になったとき、ゲバルトを統制する力はもう何処にもない。
カオスの中で、体験したことのない、或いは想像すらしたことのない、むき出しの暴力が充満する世界を、我々は生きなければならない。
それがどれほど恐ろしいことか、この映画で改めて痛感させられた。
これは失敗と思っていた矢先!
大統領選間近でもし、あの国が内戦になるとしたら、
どんな理由があるのだろうとか思って映画館に足を
運んだ訳ですが、いざ始まると、ロードムービーかっ!
という様な静寂とゆっくりとした物語の進行。
昼過ぎから始まった事もあり、ちょっと睡魔にやられてしまいました。しかし途中から急に目の前に戦争がむき出しに現れ、クライマックスまで激しい銃声やヘリコプターの轟音、無慈悲な死、死、。やはり戦争は一般人には耐えられるものじゃ無いと思わされました。前半はこの為にあったのかと。そういった中生き残ったものだけが起こった事を伝えられる。今戦争が実際に起こったら、どこで起こったとしても、全ての人々にとってこれは結構リアルな話なのかもしれないと思いました。
死がリアル
恐らく今年の個人的ベスト映画 アメリカがいくつかの勢力に分かれて内...
恐らく今年の個人的ベスト映画
アメリカがいくつかの勢力に分かれて内戦を起こしているという設定下でのロードムービーであって、純粋な戦争映画ではない。
邦題に付け加えられた「アメリカ最後の日」が余計で、これのせいで勘違いしてる人がいっぱい出てきちゃったんじゃないかと思います。
単にシビルウォーだけでよかったのに。
戦闘シーンについては、よく挙げられる「トゥモローワールド」と比較しても全然遜色なく、特にワシントンでのシーンは凄まじいものがありました。
(WFと合衆国軍が、旧エヴァの国連軍対エヴァなしNERVぐらいのパワーバランスなので、拮抗した戦闘ではないのがまた良かった)
ことミリタリーものになると、前提がどうだとかこの設定はおかしいとか色々仰る方が多いですが、いわゆるディストピア近未来SFという感じの作品なので、そこまで「正しい」考証、設定にこだわる作品ではないと思います。
特に納得いかないとよく言われる分断の理由ですが、劇中にいくつも説明がありますね。
サミーとジョエルの会話にあった、大統領が3期目であること、FBIを解体したこと、自国民に対して空爆を行ったこと。
特に3期目は憲法改正しないとできないので、これが離反の直接の原因だということは明らかかと。
2024年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
後半へと進むにつれ(=戦場へと近づいて行くにつれ)、緊迫感が増し、ホワイトハウスに突入する頃には、もう"イケない高揚感"に包まれて、ハイな気持ちにさせらてしまいます…そんな賛否両論必至の作品でした。
この作品ずっとスルーしてきたんですが、久しぶりに2時間ずっとドキドキで、もう心臓が止まりそうでした…ホラーではありませんが、社会派戦争ホラー?笑とでも呼びたくなるような、ある意味“怖い”シーンの連続でした。
*配信ではなく、映画館のどデカいスクリーンで観てこそ映える作品だと思います。
*この監督は、『28日後』の脚本を担当した方だったんですね。あの世紀末感はどこか通じるものがありますね。
分断
アメリカに喧嘩を売って勝てる国はないだろう。
だが、この映画みたいに対立を生んで、分断をさせればめちゃくちゃにはできる。
2024年のアメリカ大統領選挙は、そういう意味でも注目している。
トランプが落選したらありえるね。
日本に置き換えると恐怖でしかない。
それは、今の日本にもそういう兆候が見えるから。
まず、夫婦別姓にするべきという輩たち。
ただでさえ今の日本は、家族関係が希薄している。
それを夫婦別姓にしたら加速して崩壊するだろうね。
今すぐではないよ。何十年も時間をかけてということ。
あと考えられるのは、差別だぁ〜と称して
女系天皇を推進してる輩たち。
2000年以上続いてる男系の血筋を絶やして何がしたいか分かるよな?
視点はカメラマン、でも戦争映画
ガンダムのテーマのひとつが具現化
ブラックジョーク
「エクス・マキナ」(14)のアレックス・ガーランド監督という期待が大きく膨れ上がった状態で観賞しました(笑)。今まさに大統領選の終盤、トランプVSハリスでアメリカ合衆国が真っ二つという状況と重なり、架空の物語でありつつリアルに感じた分だけスリリングでした。国が分断した経緯や状況説明がさほどなく、いきなり混乱の渦中で翻弄させられる展開は、そういえば「エクス・マキナ」的かなとも思いました。アメリカンドリームが世界中の人々を魅了していた頃に比べると隔世の感があり、観ていて楽しくはなく(むしろ悲しい)、悪い冗談だよという気分になりました。ケイリー・スピーニーはよかったけど、「エイリアン:ロムルス」(24)のレイン役の方が魅力的な感じがしました。
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