シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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退屈な映画
高い評価なので観たけどメチャ退屈だ。
まず作り方がウソくさい。死体も捨て置かれた車も
燃える人間もすべて作り物めいてわざとらしく
切迫感も緊張感もない。 監督のレベルがどうなん?
B級映画以下なんじゃないのか。前半はただ運転してるだけのロードクソムービー。
要するに地獄を見たことも経験したこともない奴に
地獄など描くのは難しいということだと思う。
学芸会レベルなんでお笑い草にもならない。
弛緩した内容で突っ込むのもしんどい。
いやらしいことに作ってる奴らが人種偏見の持ち主なんではないかと勘ぐりたくなる描写がある。なぜ香港の人間が殺されるのか?問題の提起しているシーンすらこの程度だ。
内戦なんてなる前から人種問題は現在も蔓延ってる問題なんで掘られた山の死体も意味がなぜかわからないしトラックから流れる死体の山と同じでウソ臭いだけ。じいさんが車で出てくるシーンも唐突すぎる。
てか死体が死体に見えへん!
リアルさがないと内戦の説得力ないよ。なにこの安っぽいクライマックス。
正直こんな映画金出して観たいとは思わない。
どんな武器よりも怖い人間
公開当時から話題となっていた本作だが、各国の緊張状態が高まる今でこそ観るべき作品では無いかと思う。SFスリラーと評される本作だが、その辺のスリラーよりもよっぽど怖い作品だ。正直、「パージ」の比ではない。アメリカで内戦が起こった理由は僅かしか語られず、既に紛争が起きている所からスタートするのだが、いきなり戦場に放り込まれた様に思えるほどの臨場感と恐怖感を感じる事が出来る、凄まじい映画体験を味わえる作品だった。だが、手に汗握る銃撃戦を中心に描くいかにも"アメリカ映画"の視点ではなく、戦場カメラマンの目線で進む物語である為、常に遠くで銃撃音が響く中、破壊された家屋や日常を奪われて避難民として生活する人々らを映しながら戦闘の最前線を目指すという物語であるのが大きなポイントである。数々の作品でアメリカ人の団結力と力を見せつける事が多い中、アメリカ人同士で殺し合うという極めて挑戦的な内容である。中でも、赤サングラスの男が登場するシーンの恐怖感はトラウマ級である。その際の台詞である、「真のアメリカ人」というワードが非常に意味深だ。まさに、これが「真のアメリカ」像なのかもしれない。移民問題や、黒人差別等の話題が取り沙汰されるそれらを表したシーンである。香港出身の記者が"アジア人"というだけで即射殺されるのもアジア差別の象徴であり、撃った張本人の赤サングラス男はまさしく白人だ。アメリカに根付く白人至上主義は、本当にアメリカで内戦が起きた際には間違いなくそれが第一の考えになってしまうはずだ。本編の中では短い一幕だが、兵士が持つアサルトライフルよりも人間の怖さが際立つ身の毛のよだつシーンだ。
普通に全体を鑑賞する楽しさもあるが、本作は様々な受け取り方が出来る作品だ。カメラマン目線のロードムービーという見方も出来れば、若手カメラマンの成長物語でもある。徹底的なリアリティある描写の数々の為、どちらかに注目し直して観ても違った楽しみ方が出来るかも知れない。「アナイアレイション-全滅領域-」や「MEN 同じ顔の男たち」などの難解な作品を生み出したアレックス・ガーランド監督の新たな武器となりそうな新ジャンルだ。アメリカ映画の新たな側面が楽しみになって来た。
なんなんだ、これ?
2024 99本目(劇場15作目)
リアルな寓話に脱帽
CMはミスリードする
内戦してんのに平和なシーンのが目立つ
息ができないリアル
西と東が戦う戦争アクション、かと思ってたらそれを追う戦場カメラマンが主役の物語だった。銃撃戦の間に挟まれるモノクロ写真が緊迫感を増す。
そして現代アメリカの戦争、がとてつもなくリアル。
大統領選と合わせてきたのだろうか。この人たち、きっかけさえあれば今すぐにでもこうなるんじゃ?と思わせる。田舎の農場で働いてる人たちは何もなかったふりをしている、というのもきっとそのままに。道中通る街では、別に西でも東でもなく、殺されるから殺しているという状況になるのも。気に入らなかったやつをただリンチする人たちも。綺麗な庭の裕福な人が住んでそうな街や、平和そうな街でも狙撃手が潜んでいる、のもきっと。アメリカ人でもwhat kind?と聞かれて殺す対象になるし、外国人なら尚更。最後ホワイトハウスへの攻撃すら、前回選挙で見たよなーと。。
FallやTwistersに続き、なぜ敢えて無謀な危険に飛び込む?という私の嫌いな設定だがこれはまあ最初から死を覚悟してリスクを楽しむ人の職業だからある意味死んでもきっと本望、とわりきれた。最初の方はやたらポップな音楽とともに人が死んでたし。しかし後半でより銃撃戦が激しくなってきたあたりから、心臓のバクバク音が止まらなくなる。きっとBGMとかでも誘導されてたんだろう。
なんで銃撃の一番最前線に報道陣を受け入れてるのかは謎、邪魔でしょうがないだろうに、いちいち下がってろ、とか言いつつも同行させる。自分たちのやっていることを記録してもらいたい虚栄心があるからなのか。それとも報道に対する受け入れ体制が既に今でも違うのか。
クレジットで映される、死体を囲む勝利記念写真、これまた戦争のリアル。目的を達したことへの喜びだけが勝つことへの皮肉。
私にはただアメリカ人のリアル、にしか見えなかったが現地では少なくとも何かの警鐘になっていることを願いたい。。
プロのカメラマンの解説youtubeも見て!
A24らしく、センセーショナルな題材でコスパよくそこそこの出来
意図は伝わらないダダ見映画
アメリカの分断を描いてるんとちゃんかーい
なかなか骨太
若い女の子の成長譚ね、A24らしいね、と見てましたが、全然そんなところにとどまらなかった、重たかったー。これまだアメリカの景色だから、そうだよねウクライナやイスラエルでも起こってるものね、と冷静に見ちゃうけど、日本の景色で郊外の国道沿いでブックオフとかの看板があったりしたら、もっとザワザワしただろうなと、だからアメリカ人たちには衝撃だったろうなと思うのです。そしてトランプの前任期最後に起こったホワイトハウス襲撃って正直こういうことになっちゃうんじゃないかと思うほど衝撃だったし、この制作陣がそれに着想を得たならものすごい腑に落ちます。まあ専制的な大統領はトランプだし、ホワイトハウスを襲撃したのもその支持者だったから、その反対勢力は戦争起こすほどバカじゃなかったのは幸い。つい最近起こった韓国の戒厳令もなんだかゆるゆる解消しちゃうし、世界って意外と平和に向かうようにできてるのかななんて甘い考えを持ってしまう。もちろんそんなことはなくウクライナ、イスラエルにとどまらずあらゆるところで大小の戦争は起こってる。何をどうしたらいいのか分からないけど、まずはこんな映画を観ることから始めても良いのかなと思いましたよ。
ジャーナリストの視点から戦争の恐怖と狂気を体験できる作品
予告を見て、以前から気になっていた映画がAmazon Prime Videoで視聴できるようになっていたので鑑賞しました。
内容としては、アメリカを舞台に西部勢力が反乱を起こし政府軍と内線が勃発。(ただ、この作品では、何が原因で内戦が起こったのかといった背景は描かれていない。)
各地で激しい武力衝突が起こっているなか、主人公である戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストが、一度も取材を受けていないアメリカ大統領の単独インタビューをするため、ニューヨークからワシントンD.C.のホワイトハウスを目指すというもの。
4人のジャーナリストの中に、主人公のリーに憧れ戦場カメラマンを目指す若いカレンがいるが、内戦の悲惨さや狂気を目の当たりにすることで戸惑いや不安といった状態でカメラのシャッターを押す事が出来なかったが、色々な経験をすることでラストでは積極的にカメラに記録を撮っていく成長の姿も描かれている。
この映画を鑑賞して、改めて内線の恐怖や狂気などをジャーナリストの視線から体験することができる映画で、何気ない日常がいかに大切なのかを感じた映画でもあった。
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