シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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恐らく今年の個人的ベスト映画 アメリカがいくつかの勢力に分かれて内...
恐らく今年の個人的ベスト映画
アメリカがいくつかの勢力に分かれて内戦を起こしているという設定下でのロードムービーであって、純粋な戦争映画ではない。
邦題に付け加えられた「アメリカ最後の日」が余計で、これのせいで勘違いしてる人がいっぱい出てきちゃったんじゃないかと思います。
単にシビルウォーだけでよかったのに。
戦闘シーンについては、よく挙げられる「トゥモローワールド」と比較しても全然遜色なく、特にワシントンでのシーンは凄まじいものがありました。
(WFと合衆国軍が、旧エヴァの国連軍対エヴァなしNERVぐらいのパワーバランスなので、拮抗した戦闘ではないのがまた良かった)
ことミリタリーものになると、前提がどうだとかこの設定はおかしいとか色々仰る方が多いですが、いわゆるディストピア近未来SFという感じの作品なので、そこまで「正しい」考証、設定にこだわる作品ではないと思います。
特に納得いかないとよく言われる分断の理由ですが、劇中にいくつも説明がありますね。
サミーとジョエルの会話にあった、大統領が3期目であること、FBIを解体したこと、自国民に対して空爆を行ったこと。
特に3期目は憲法改正しないとできないので、これが離反の直接の原因だということは明らかかと。
2024年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
後半へと進むにつれ(=戦場へと近づいて行くにつれ)、緊迫感が増し、ホワイトハウスに突入する頃には、もう"イケない高揚感"に包まれて、ハイな気持ちにさせらてしまいます…そんな賛否両論必至の作品でした。
この作品ずっとスルーしてきたんですが、久しぶりに2時間ずっとドキドキで、もう心臓が止まりそうでした…ホラーではありませんが、社会派戦争ホラー?笑とでも呼びたくなるような、ある意味“怖い”シーンの連続でした。
*配信ではなく、映画館のどデカいスクリーンで観てこそ映える作品だと思います。
*この監督は、『28日後』の脚本を担当した方だったんですね。あの世紀末感はどこか通じるものがありますね。
NO GO
リアルに事態は進んでいるが、リアルに感じられぬ自身の遅れを感じる今日この頃。東西問わず、なぜこんなのが支持されるのかと疑問に思うことも多々。寄せる所もない正義のない世界にYesもNoもありもしない。
分断
アメリカに喧嘩を売って勝てる国はないだろう。
だが、この映画みたいに対立を生んで、分断をさせればめちゃくちゃにはできる。
2024年のアメリカ大統領選挙は、そういう意味でも注目している。
トランプが落選したらありえるね。
日本に置き換えると恐怖でしかない。
それは、今の日本にもそういう兆候が見えるから。
まず、夫婦別姓にするべきという輩たち。
ただでさえ今の日本は、家族関係が希薄している。
それを夫婦別姓にしたら加速して崩壊するだろうね。
今すぐではないよ。何十年も時間をかけてということ。
あと考えられるのは、差別だぁ〜と称して
女系天皇を推進してる輩たち。
2000年以上続いてる男系の血筋を絶やして何がしたいか分かるよな?
視点はカメラマン、でも戦争映画
アメリカでの内戦が舞台。
そして戦場カメラマンの物語。
鑑賞中は、終始妙な緊張感が付き纏い、これはホラー映画を鑑賞している雰囲気に似ているかも。
戦争の過酷さ、無秩序な現場の臨場感を緊張と緩和で見事に表現されており、最後まで飽きることなく鑑賞できる。
今の自分の現状に投影したり、あらためて考えさせられる作品です。
ガンダムのテーマのひとつが具現化
前情報をあまり入れずに鑑賞。もう少し戦争アクション物かと勝手にイメージしてたらまさかのロードムービー。良い意味で裏切られました。
とにかく臨場感が半端なく、目的地に着くまでの道中で発生するイベントが生々しく恐ろしい。クリーチャーも未来メカも登場しない今と地続きの世界。ただの生身の人間がとてつもなく怖い。主義主張が変わると、人はかくも残酷になれるのかと、ガンダム作品のテーマのひとつをリアルに表現した、今年一番の映画でした。
ブラックジョーク
「エクス・マキナ」(14)のアレックス・ガーランド監督という期待が大きく膨れ上がった状態で観賞しました(笑)。今まさに大統領選の終盤、トランプVSハリスでアメリカ合衆国が真っ二つという状況と重なり、架空の物語でありつつリアルに感じた分だけスリリングでした。国が分断した経緯や状況説明がさほどなく、いきなり混乱の渦中で翻弄させられる展開は、そういえば「エクス・マキナ」的かなとも思いました。アメリカンドリームが世界中の人々を魅了していた頃に比べると隔世の感があり、観ていて楽しくはなく(むしろ悲しい)、悪い冗談だよという気分になりました。ケイリー・スピーニーはよかったけど、「エイリアン:ロムルス」(24)のレイン役の方が魅力的な感じがしました。
何を伝えたかったのだろう
戦争映画というより内戦がテーマの映画
このアメリカの内戦については映画の中ではそれほど深掘りしておらず、あくまでサブテーマ
また戦争映画というよりも、戦場カメラマンが主人公の話
何かの目的に戦うではなく、写真を撮るために、戦場にいる
何か映画から訴えてくるテーマがあるかというと、あまり感じ取れなかった
若手女性戦場カメラマンが、「戦場でさすがにそんなことはしないだろう」というつっこみどころ満載の超無謀な動きを繰り返すのが気になって、気がそがれてしまう
これまでみた戦争映画は、見終わった後に何か後に残るものがあったような気がする
この映画はなんだろう
見終わったいまでも、それがわからない
戦闘の緊張感と異化効果のある音楽が秀逸
米国の内戦──SFでは終わらないような昨今の情勢を感じますが、 アレックス・ガーランド監督は、「もしトラ」の恐怖より「戦争」そのものをどう受け取るかということを問いたかったのだと思います。だからプロットはないに等しい。
西海岸とフロリダが連合した「WF」に政治的匂いはしないし、兵士たちは極力「残酷」に命乞いをする相手を殺していき(大統領を一発で仕留めて笑顔で記念撮影)、戦争犯罪を防ぐためらいなんて微塵も見せないのです。
農場で死体を運ぶ民兵は、「お前はどんな米国人なんだ?」と訪ねながら、ジャーナリストのうちアジア系のメンバーをためらいなく銃で殺していきます。
これが、分断の行き着く先であり戦場の本質であることは、ガザやウクライナで行われていることを知れば当然です。ヒズボラの指導者を殺したことを「素晴らしい」と国家元首たちが笑っている姿がダブりました。
戦争が始まると、気がつけば出会う敵をすべて殺してしまうことが少なくないのです。そして、主人公たちも戦場で取材するうちにだんだん、殺戮にのめり込んで行きます。ベテラン記者のジョエルは、戦場に参加できる興奮を隠せないし、女性カメラマンたちはより臨場感のあるショットを撮るために危険な射線上に身を投げ出していきます。ジャーナリスト達に傍観者という欺瞞がないのは救いですが、当事者になってしまう。自分が戦争に巻きこまれたら冷静では居られないのです。
前半、市役所のような施設におけるWF民兵による銃撃戦は、音やカメラワークのスピードが、いきなりすごいリアリティを感じさせますが、なぜか流れる音楽はポップで快適です。そのギャップが興味深い。
TBSラジオのセッションで、宇多丸さん(ヒップホップ・グループ"ライムスター"のラッパー)が、「敵兵を処刑する凄惨なシーンで、デ・ラ・ソウル(De La Soul)のSay No Goがかかるのは凄い。この曲はホール&オーツなどをサンプリングしたポップなアンチ・ドラッグソングなのに、何故?と思うが、兵士だけでなくカメラマンたちが戦場でハイになっていく姿を暗示しているのかも知れない」と言っていました。なるほど、鋭い指摘です。
以後も美しい曲や快適な曲が多く、状況とのズレが大きい。燃える夜の森の中をスローモーションで走行するシーンは、スタージル・シンプソン(Sturgill Simpson)のゆったりとしたカントーソングが流れて、飛び交う砲火が美しい花火のように見えます。
ホモ・サピエンスの悪しき習性。戦争が始まると我々人類は後先忘れて殺戮にのめり込んでしまう。脳の中では、快感物質さえ分泌されているのかも知れない。
それが戦争の「一つの本質」であること自覚させる映画なんだと思います。
これは新機軸!平和の対極にある無秩序の怖さ
単一民族国家の日本人からは内戦というイメージは難しいけれど多民族国家であるアメリカ合衆国では起こり得る事象なのでしょうか?
戦場カメラマンという視点から内戦状態のアメリカが淡々と映し出されていきます。
カメラマン志望若い女性のロードムービーかと思いきや薄皮1枚の下にはゲームのコールオブデューティのような世界が確実にあって、平和と対極にある【無秩序】が広がりつつある恐怖。
一国民が内戦の大義や理由などよく分からないままカオスに巻き込まれていく様は現代の戦争表現だと感じました。
全く前知識無しで鑑賞したせいか最後までダレること無く緊張感を維持して観ることが出来ました。特に音響面は素晴らしくIMAXだと臨場感は更にアップします!
俺にとっては駄作ではなく傑作でした
何が言いたかったのだろう。
設定が不明確なので、感情移入しづらかった。つまり誰と誰が闘っているのか?
なぜ闘っているのか?なぜ危険を冒してDCに行くのか?大統領はなぜ最後まで執務室に
いるのか?
映像、音声はとてもいい。死体の山の上を若い女の子が這い出すシーンは
迫力があった。しかし、その子が一人前の戦場カメラマンになる?
そこに全くカタルシスはない。
危険だからと一人車に残った老人が、皆を助けたけれど、ひとりだけ撃たれて死んでいく
というのも、ありきたり。
個人的には、戦闘シーンはあまり好きでなく、ストーリーのしっかりした映画が好みなので、この評価になりました。
流石です素晴らしすぎる
映画は、観るいろんな感情。
この映画は、まさに今。
「戦争続ける意味ないよね」
「戦争を止めて欲しい」
が、伝わる映画でした。
戦争を辞めて欲しい今こんなことになってるを、伝えたい命をかけて撮り続ける戦場カメラマン
戦争怖いから面白いに、変わる戦場カメラマン
人ごとと思ってたら自分も、やられる
止めても仕方ない
見て見ぬふりをしてたから、
ドンドンおかしなる。
(人間関係と同じ)
ラスト「何それでも人間?はらたつわ」
で、終わる これこそ洋画!
映画館で観れてほんとよかったです!!
戦争の中身が、わかる映画です
先月はエイリアン1位ですが、
今月一位です!
ただたんに
気持ち悪い 怖い て言ってる場合でわない
もし戦争なったらと
なってない時に、ひとごとでわない
為に観といた方が、いいと思います
すごいです
イオンシネマ津 最高です
もっと、時間を増やして欲しいです
どこの映画よりも、みごこち座り心地最高です
戦争映画のネクストステージ
戦場にかける橋など昔の戦争映画→地獄の黙示録→プラトーン→フルメタル・ジャケット→プライベート・ライアン→1917→シビル・ウォー。
誰と誰が何で戦ってるのか、この人達はどっちの軍なのか、どういう状況なのか何も分からず。理由も正義もカッコ良さも勇気も哀れもヒーローもヒロインも無い、あるのは次の瞬間に頭を撃ち抜かれて死ぬかもしれない圧倒的な恐怖。戦争とはそういうものなんだろう。移動にともなって1人の人間が成長するロードムービーとしても素晴らしい出来ばえ。なんでもCGで作れる時代の嘘くさい映像が一切無い。しかし何をさておき、なんといっても、またすぐ見たい何度も見たいと思う映像はラストのワシントンD.C.大攻防戦とホワイトハウス突入。低予算で真面目に面白い映画を作ってきたA24が蓄積してきた思想と技術とお金を惜しみなく投入して大大大成功した後世に残る映画。映画ファンは絶対に映画館で見ておくべき。久々の文句無し5つ星!
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