シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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観る前にアメリカの地図を確認しよう
北米では南北戦争が起こった4月公開でしたが、日本では大統領選の直前。
どうも宣伝がミスリードしている、きらいがありガッカリしてる方も見受けられます。寓話的なストーリーであって、ところどころ示唆には富んでいるとは感じました。
ほぼ雌雄は決していて、散漫な戦闘が各地で繰り広げられている。それが暴力的で、また音響がスゴいので銃声には本当にビックリしました。割とホラー味あるなと思ったらA24製作。どの州ヤル気まんまんではなく、安穏と生活してる街もあり、あんまり興味ないね、というスタンスも世相を反映してる。
キルスティン・ダンストとケイリー.・スピニーの対比も抜群で、ラストパートで銃ではなくカメラをshootしまくるケイリーの危うさは最高。ホワイトハウスの戦闘は満足でした
昨日の友は今日の敵
私しかいない
内戦うんぬんというよりは…
ポスターに騙されたが。
止まらない爆音と爆撃に震える
109分間、息を吐く間が無い。緊張状態が続き、何が起きるか分からない、何が起きてもおかしくない、そんな状況下で報道という使命を貫こうとするジャーナリスト4人の目から映し出される戦場。
昼も夜も戦火があがり、銃声が響く。簡単に消えていく命。一瞬の油断や判断ミスが致命的になる戦場。NYからDCへ向かう道中も、ホワイトハウスでのクライマックスも、没入感が物凄いのでとにかく恐ろしかった。
内戦が起きていても見て見ぬふりで通常生活を続け、関与しないことを貫くのが恐らく普通の人。ジェシーも最初はビビりまくっていたけど、極限状態に身を置きシャッターを切ることによる好奇心や高揚感が徐々に恐怖よりも勝ってくる。終盤のジェシーとリーそれぞれの精神状態と行動が印象的でした。
現実のアメリカの状況もあり、色々な意味や思想を包含していると思いますが、その辺りを一旦置いておくとして。エンタメとして、とても面白かったです。
結構怖かった!
そして少女は記者になる
映像美と音楽のマリアージュ。
今までにない
新しい切り口の
とてもいい作品。
戦争モノだから
仕方ないのですが
凄惨すぎて疲れましたが..
まず特筆すべきは
要所要所で魅せる映像美。
その映像にピッタリ合う音楽。
この映像と音楽の
マリアージュを
映画館に浸りに行くだけでも
この映画はとても価値があり
素晴らしいです。本当に。
もし、戦闘シーンと
残酷なシーンを
省いてこの映像と音楽
だけの特別編集版があったら
また何度でも観に行きたいなと思う。
それ位に映像と音楽が素晴らしい。
ストーリーは
説明しすぎず
観る側に判断を
委ねて、ある種の余白が
散りばめられた作品です。
その余白がある事により
想像を巡らせたり
考えさせられる事が
こう言った作品の
楽しみだと思います。
主人公を含む
主要な人物が
4人出てくるのですが
観る人の性別や
年齢などによって
感情移入する対象が
変わってくると思います。
主人公が完璧で
全てが正しいと言う描き方
ではないのです。
観る側の自由度が高い作品。
そういった難しい
作り込みが
決してごちゃごちゃ
するでなく、
シンプルに上手く
まとまっています。
人がバタバタと
死ぬ戦争モノが
苦手なのですが
結果、観て良かったです。
戦闘シーンの緊迫感、残酷さは現実感がありすごい迫力
"28日後"の脚本家らしいCIVIL WAR
初めて28日後を観た時のあの閑散としたイギリスから今回はアメリカへ。
ド派手なドンパチが描かれる戦争映画を期待していると肩透かしに合うくらい地味な映画だが、退廃的でリアリティのある人間描写と容赦ない暴力シーンで、今回はゾンビは出ないがより人間の残酷さ儚さが際立っておりドキュメンタリー映画のようなリアリティある作品だった。
連邦政府側が弱すぎるような気もするが、ワシントンD.C.へ向かう道中は誰が敵か味方かわからない怖さ、結局のところ対話を望まない西部勢力の暴力には暴力で対抗するしかないという今の世の中にはピッタリなメッセージ性の強い映画だった。故に笑えない映画だ。
エルトン・ジョンかよ!笑 ってくらいふざけたメガネで登場するジェシー・プレモンスが存在感があってよかった。話の通じないヤバい奴をやらせたら天下一品。たまたま妻のキルスティン・ダンストの付き添いでいたら抜擢されたという話だそうで。
あの結末で、これが娯楽映画として上映出来てしまうアメリカはやはりすごいと思った。
内戦は今もドコかで起きている
舞台は近未来の米国。
米国だからSFっぽいというか奇異なものと思いがちだが、世界のドコかで今も内戦は起きている。
ミャンマーとか、シリアとか。
本作では、独立側と連邦側、どっちがどんな主張をしているのか一切描かれない。
それは、その主義主張に焦点が当たってしまうこともあるが、
「特定の国ではなく、普遍的な物語」として描くためだったのではないだろうか?
(本作を左右対立として描かなかったのも同様。そのために、左派カリフォルニアと右派テキサスという、今の主義主張からはありえない組み合わせとしたが、これは「金持ち連合」という意味かも)
そうすることで、
「他人事」ではなく「もしかしたら自分の身に降りかかるかもしれない」
と臨場感、緊張感を持って見られるから。
日本だって他人事じゃない。
もちろんドンパチやるような内戦は起きないだろうが、
「暴動」みたいなのは起こり得る。
大昔の安保闘争みたいなモノが現代にも。
(ここ何十年とそれが無かったのは、たまたま国民が豊かだったから。今後、それは期待できない)
「戦争映画」の傑作として、今後も語り継がれる作品だと思う。
凄まじいリアリティ
迫力ありましたね。死と隣り合わせの日常生活を スゴくリアリティに 描かれてて 完成度の高い作品で 見応えありました。戦場カメラマンの 生々しさは ゲロも吐く程の 精神的にも肉体的にも ギリギリの所で 闘っているのが スゴく分かりました。
話の展開としては 中盤の台詞で 最後は こんな感じに なるんだろーと 思えてきたのと 実際に そーなってしまった事で そこは 残念な感じで そーなって欲しくない と願っていましたけど。。言うことを聞かず 好き放題やって 足を引っ張るとか その人がいると不幸を招くとかって 最後の最後まで それが死と直結していて 腹立たしい気持ちで した。こーいう映画は ハッピーエンドは ないですもんね。。戦場は ホントにヤバいです。
もし現実になったら?
音楽の使い方がなんともA24っぽく最高!
まじめに作ればよかったのに
メンタルを揺さぶられる映画
戦場カメラマンの意義は伝わるが
やっぱり映画館で観るべき映画
屋外でフィルムの現像がやれる?
映画が始まった時点でアメリカは内戦中。ちょっとビックリ。何が原因で戦争になったんだろう?どちらが正義なのか分からないが、テキサスとカリフォルニアの西部同盟がアメリカ政府を追い込んでいる。ニューヨークの街中でも争いが起きていて、女カメラマンのリーが戦場カメラマンに憧れる女の子ジェシーを助ける。この子、可愛くて中学生くらいかと思ったら23歳だった。持ってるカメラはNikon、あら、デジタルじゃなくてモノクロフィルム。これ未来の話か?
その後リー達ジャーナリストは大統領の取材をする為にジェシーを連れてニューヨークからワシントンに車で向かう。その途中途中で起きる銃撃戦。敵でも味方でもないのに命の危険にさらされる皆んな。兵士のぶつかり合いなら分かるけど、何でなんだろうね。仕事として写真を撮りまくってはいるんだけど、今時モノクロフィルムだなんて不適切じゃね?とにかく危険なシーンの連続でずっとハラハラ。次から次へ死んでしまう仲間達、後半結構悲しかった。最後なんてまさかリーが。こんな不幸が起こるのは良くないと、大統領選挙前のアメリカ人に内戦禁止の意向じゃないかな。
予想してたよりドキドキウルウルして楽しめました。
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