シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
全500件中、381~400件目を表示
地獄の黙示録的な感じでヘリが装甲車吊ってるのもボート吊ってるの思い...
地獄の黙示録的な感じでヘリが装甲車吊ってるのもボート吊ってるの思い出したりしたが、そうなるとキルゴア中佐みたいな強烈なキャラが欲しかったな。ジェシー・プレモンスもいい線行っているが。
彼はクレジットなかったけどカメオ出演扱いなのかな(色んなとことで触れられてるから書いてもネタバレにならないと思いますが)。
地獄巡りロードムービー
内戦地獄巡りロードムービーの趣き。
物語性も娯楽要素も、まったく無し!
政治的な主張表現は一切なし!
ひたすら怖い!
でも面白い。
保身のため任期延長可能に改憲しようとした妄言ばかりの大統領に愛想を尽かした19州がユナイテッドステイツから抜け、中でも大激怒な西の2州が決起して、大統領をぶっ殺しに向かっている内戦状態に陥った米国。
大統領の独占取材のためにワシントンDC を目指す中で、戦場を撮影している著名女性カメラマンのリー・相棒の記者ジョエル・ベテラン記者でリーの師匠サミー・カメラマン志望の女の子ジェシーの4人組の旅を描く。
この4人の目を通して見える、恐怖一色に淡々と戦争の風景が映される。
戦争をいいことに虐殺を行う無法者の存在など、狂気の世界が展開。
『地獄の黙示録』と『フルメタル・ジャケット』『西部戦線異状なし(リメイク版)』『プライベート・ライアン』から物語性を取り除き、戦場で眼鏡やヘッドライトの位置に固定したGo Proで撮影したドキュメント画像を編集でつないだような作品。
自分を律する主人公のリーが、サミーの死に動揺して写真が撮れなくなり、未熟なジェシーがかつての自分(若い頃のリー)のようにどんどん危険を顧みずに死地へ飛び込む逆転現象がリアル。
ジェシー役の子を観るだけでも価値がある作品。
初回IMAXで観てよかった。
戦闘シーンが腹に響いて気持ちよく、また夜間の戦闘シーンが最大の見せ場なのでもう一度Dolby Cinémaで観たいが、観る暇あるかな?
私には訳の解らない映画でした。
正直なところ、この作品は何を訴えたいのか私には理解出来ない映画でした。
内乱がなぜ勃発したのか、一切の説明がない。それは良いとして、米大統領のインタビューを取ろうした戦場カメラマンの功を焦った物語。或いは新人戦場カメラマンの成長物語?
私が考える戦場カメラマンは、戦争の狂気を世に知らしめる役割を担うと思うけれど、この映画では人殺しの現場を写真を撮ることだけが戦場カメラマンらしい。
これまで、他国で内乱を起こさせ軍事介入して来たアメリカが、ようこんな映画を作るのかと呆れました。
それと、最前線の戦闘の最中に、写真を撮る報道カメラマンがいたら邪魔以外の何者でない。私が現場の指揮者なら直ぐにでも殺している。
セットに金を掛けているのは評価するる。が、こんな映画がアメリカでヒットしているなんて、アメリカ人は他国で自分達が何をしているのか、自覚していない証拠だ。それと今はネット社会だ。報道は写真じゃないだろうとの違和感がずうっとあった。最後に新人カメラマンが高校生にしか見えなかった。それなりの工夫をしてよと言いたい。
…ただ、恐怖
アクション映画で銃撃戦なんて見慣れていると思ったけど、楽しんで観られる類のものはあくまでファンタジーであり(今度からスター・ウォーズや007シリーズは個人的に“ファンタジー”と呼ぼう)、この作品ではもうリアルで…ただただ恐ろしかったです。
ジャーナリストや戦場カメラマンって…どうしてあそこまでできるんでしょうね。私なら内戦が始まったと聞いた時点で怖さのあまり胃潰瘍になりそうです。
戦争という大義名分の元では、人は虫を殺すより簡単に人を殺す。殺す事への恐怖心や罪悪感は完全に麻痺し、もはや息をするように当たり前の行為になる。戦争の話ではよく聞く話ですが、その恐ろしさを垣間見る事ができます。
21世紀にもなって未だあちこちで戦争をしている事も信じがたいけれど、アメリカがこれ以上分断しない事を私ごときでも切に願います。(観た人達から良い方へ変わって、広がっていって欲しい)
…胃腸や体調が優れない時には観ない方が良いかも!??
内戦のドサクサに行われる差別行為が怖い
割と低予算映画ということもあり、終盤の方は激しい戦闘シーンもあるけれど予告編の様に戦闘シーンが満載ということはなくて、アメリカ合衆国の内戦という状況で描かれる新米カメラマンの成長を描くロードムービーの一面が強い。
リベラルなカリフォルニア州と保守的なテキサス州が組むという設定は、大統領の党派をあやふやにする意味合いがあるのだろうが、強権的な大統領のモデルはどう考えてもトランプだろう。
前回に落選したときは議会襲撃を煽った過去もあることから、来月の大統領選も負ければ何をしでかすか分からない訳で、映画終盤の流れは、米国人にとってはかなり恐怖に感じるのではないだろうか。
しかし、この”分断”のほかにも、戦時中のドサクサに紛れて同級生を半殺しにして楽しむ奴や、外国人や(おそらく)移民を虐殺する白人至上主義者の方が個人的には怖かった…
支持。地獄の黙示録への正調返歌爆誕を祝す。
支持。
地獄黙への正調返歌(寧ろパロ?)爆誕を祝す。
売筋アウトドア商品で過ごす難民、か。
場をナムから米本土に移し死屍累々の露悪を一周回って、
戦争ってゴッコじゃね?に辿り着く切実な反戦。
こうまでしないと変わらない、こうまでしても変わらない、か。
暫定年ワン。
シビル・ウォーと言うよりワシントン事変
現代のアメリカで内戦が勃発する一発ネタ勝負の戦争アクションです。陥落寸前のワシントンD.C.に向かうジャーナリストの視点で描かれていて、道中での内戦に対する国民の反応やエピソードの点描がとてもリアルです。一方で、そもそも国を二分するような大規模な内戦の原因や双方の言い分が全く説明されないので、隣人をリンチにしたり、民間人を大量虐殺するシーンもピンときません。また、予算のせいか小競り合いのシーンばかりでスケール感があまりなく、ごく一部の地域での紛争レベルにしか見えないのが残念。クライマックスのワシントンD.C.陥落のシーンは、さすがにM1エイブラムス戦車を投入してくるけど、一台だけと言う寂しさ。ついでながら、普通は制空権を取って空爆後に地上戦部隊を投入するはずなのに、景観保存なのか街並みはきれいなままでした。役者では、久々のキルスティン・ダンストが戦場カメラマンらしく貫禄ありました。駆け出しカメラマン役のケイリー・スピーニーは、カメラマンの業を感じさせるなかなかの熱演、『エイリアン ロムルス』より若く見えるのはなぜ?民間人を大量虐殺した軍人役のジェシー・プレモンズは、本当にアメリカのド田舎にいそうでおっかなかったです。主演のキルスティン・ダンストの旦那様とのことで、二度ビックリ。
経緯が観たかった
2024年劇場鑑賞250本目。
最初アベンジャーズの新作かと思いました。アメリカが二つに分かれて内戦状態になる、とだけ聞いて鑑賞。
あんなにアメリカバンザイ言ってる人たちが自国民同士で殺し合い、あんなにテロで自国が攻撃されてブチ切れてた人たちが自らの手でアメリカを破壊しつくす愚かな行為の理由を知りたいのに、西の州が独立したいから武装してワシントンを襲うという知性のかけらもない理由で殺し合いをしているという。それを命がけで報道しようとする戦場カメラマンや記者が主人公です。今いる所からワシントンに向けて車で近づいていくにつれ命の危険が増すのですが、正直アホがアホ殺す所そんなに命かけてもらってまで見たくないなぁと自分は思いました。
これが内戦なのか!
映画の構成は良かったです。好きなタイプです。
ロードムービーはアメリカ映画の定番でもある。弱々しかった主人公が道中様々な出来事を経験して成長し大人になっていく姿を描くのも定番。
観ているこちらがストーリーにちょっと置いて行かれそうになるけどなんとか追い付いていく。
それにしても緊張しまくりだわ。
命の保証は無い。
捕虜を吊るし生殺与奪は俺にあると言う無慈悲。
前線の狙撃者には内戦の大義は無く向こうが撃つから撃つ。相手の事情は知らない。
福田村事件を思い起こさせるシーンが有ってどんよりした気分になる。
戦争に正義など無い本質を突き、戦争によって人の心が失われる恐ろしさが伝わってくる。
キャンプに着いた時にスクープに間に合わなかった事を悔いるシーンがあるがこれもPRESSがこの戦いを肯定しているからこそだろう。
後半、D.C.に到着後は理屈は無い、ただただ攻撃する、撃つ、撃つ、撃ちまくる。
特に大統領府に突入後のシーンは問答無用。
これが内戦、Civil Warなのか。
エンドロールの際には、映画を一本観終わった時の爽快感や高揚感はありませんでした。
うわべを取り繕いました
前作「MEN」でコケ威しのような映像に不愉快さを感じたこの監督…(レビュー参照下さい)
今回はアメリカ内の内戦というショッキングなテーマで相変わらずなんですが、戦争シーンはいつかどこかで観たようなシーン連続で、所どころで静寂やノスタルジックな映像が挟まるなど、相当な技巧派とはおもいますよ。
おかげで眠くなりそうな、静かなシーンが銃撃音で、びっくらこいて起きる不手際を2度ほどやっちまいました 笑(隣の人、すいませんでした)
普通尊敬している報道写真家に先んじてウロウロして目障りな彼女がヒーロー(いやもといヒロイン)なのかとか?…
大統領の威厳もあったもんじゃない描き方?とか 盛り沢山の穴はありますが、この手の作品好きな人は多いかもしれませんね
でも何故戦争することになったのとかの理由が途中の血統主義みたいな点として明らかになるとかは、とても承服は出来ません
よって点数辛くなりましたということでしたとさ!
結局、ここからまた違う争いが始まるだけ。
内戦の理由なんかどうでも良い。
自分と違う思考を持つ者は全て敵。
それが彼らの正義なんだ。
いくら、その行為が間違っていると、声を出しても、彼らは無視し続けてきた。
そして、これからも変わらない。
だから、関わらないのが一番の幸せなこと。
勝つ事は、負ける事と一緒。
その意味が分かるシーンがあることが、本作の救いである。
圧倒的没入感?
あまりにリアリティがなさすぎて寝落ちしそうになりました。政府軍弱すぎる、簡単に制圧され過ぎだし。一番の違和感はあのPress連中の乱痴気騒ぎ、あれは何ですか?庇ってくれた同僚の死を悦に入ってシャッターを切る気狂い女を観ていたら興醒めしました。A24もピンキリだが完全なキリの方ですね。こんな映画に没入なんてしませんよ。
社会派作品であるがちゃんとエンタメ作品でもある。
アメリカで内戦が起きている中のジャーナリストを描くストーリー。
ちょっとしたきっかけで人は暴走する。一度、暴走が始まるとそれを止めることはかなり難しいのだということを考えさせられる作品だった。
自分にとって敵が味方か、危害を加える人がそうではないのか、という区別が全くつかない状況は出会う人、出会う人に緊張感が生まれる。その緊張感を見事に表現している作品のため、観ていてとてもどきどきする瞬間が多く、エンタメ作品でもあるということを感じた。
大きなメッセージをより多くの人に伝えるにエンタメの力の必要性を感じさせられた。
なんか思ってたのと違う
アメリカで内戦という、現実の極端な延長線上に絶対ないとは言いきれなそうなザワザワっぽさ、公開ズレ込んだのを待ちに待ってIMAX
内戦というより無政府状態、大義もない無造作な殺戮がそこら中で頻発、血飛沫とともに飛び散る命を、劇的なカメラアングルが切り取る
凄まじい映像と音響だけど、なんか思ってたのと違う
報道写真家の成長物語
面白かった。根拠不明の内線の理不尽さや悲劇を描いた作品かと思ったが、実は報道写真家の成長物語でもあった。最後の戦闘シーンは臨場感・迫力ともに満点の出来。「私のヒーロー」と公言する伝説的報道写真家が自分をかばって命を落としたのに、決定的な一枚を撮るべく、一滴の涙も流すことなく決然と立ち上がったシーンは感動もの。“もしトラ”の行き着く先はこの世界なんじゃないかな。
清々しいまで合理的な戦争(戦場では)A refreshingly rational war (on the battlefield)
銃の音の硬さに驚いた。
主人公は、カメラマンを始めとする記者たち。
描かれる戦争は、
理念は感じられず、
現場においては
それぞれが
【合理的】に行動している印象を受けた。
全然良くないが、
内戦のような状況で
ジェノサイドが起こるのは
現場における合理性な気がしてきた。
敵を皆殺しにする事で口を塞げる
その連続にしか見えなかった。
内戦なので敵味方の区別が難しいわけで。
ラストは見方によっては
ショッキングだけれど、
最も【合理的】な結果とも言える。
その場にいた主人公たち、
【合理的】な観点からすると、
描かれてはいないが
ラストシーンの後、
果たしてどうなったんだろう?
と考えてしまった。
The hardness of the gunshot sound startled me.
The protagonists are journalists, including a cameraman.
The war depicted,
I felt no ideology behind it.
At the scene,
each person seemed to act
in a “rational” manner.
Although it’s far from good,
in a situation resembling a civil war,
the occurrence of genocide
started to feel like a form of rationality on the ground.
Killing all the enemies to silence them,
it looked like just a series of that.
Since it’s a civil war, it’s hard to distinguish between friend and foe.
Depending on how you see it,
the ending is shocking,
but it could be said to be the most “rational” outcome.
From the perspective of the protagonist and others present there,
if we consider it from a “rational” standpoint,
though it’s not depicted,
I can’t help but wonder what happened to them after the final scene.
実はオモシロ系?
もちろん戦時下の狂気だったり、ニンゲンの醜さなんかも描いてはいるが、アメリカ人以外にはホントの意味でのこの作品のテーマだったり滑稽さは理解できないのかも。
うそーん、みたいな設定や展開にツッコミ入れたりハラハラしたりしながら観るのが日本人としての正しいこの作品への向き合い方なのかもしれん。
ヒーローもランボーも超兵器も登場しない市街地での戦闘がリアリティと言えばリアリティなんだろうか。
戦争というよりゾンビのいないTWDみたいな空気感。
あと何ていうか、音楽が凄くいい。
いい感じに老けたキルステンちゃんもgood。
全500件中、381~400件目を表示