シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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映画館で観たらきっと迫力があったのでしょう
映画の中で説明されると思い予備知識無しでAmazon鑑賞。アメリカの情勢やら何やら理解してないと難しい映画なのかなーっという印象。ジャーナリストの報道の無力さを感じる主人公の報われなさとかじゃあこの内線のあとはどうなるのかとか全体的にボヤケているなぁと感じてしまう。戦争ジャーナリストの話だからストーリー全体というよりこの戦争を伝えたいと足掻く姿が痺れました。そういう映画なのだろうと解釈。でも最後に主人公死んじゃうのは何故?あんなに後輩に防弾チョッキとヘルメット言ってたのになんで後半、後輩も本人も防弾チョッキもヘルメットもしてないの???インタビューの人もだけど。と「ええぇ……」と納得出来ない。
戦場のリアルさと主人公たちの足掻く姿で★3
今のアメリカをshoot
今のアメリカはおかしいし、報道にも言いたいことがある人がいるのだと思った。イスラエルがパレスチナに対してやっていることを国内で正確に報道しているわけがないし、最後の写真みたいなことはイスラエルがパレスチナに対して行なっているかもしれない。
その一方で、アメリカは離れた安全なところから戦争を利用していることにも考えさせられた。
この映画だけでは今のアメリカは変わらないことは作り手もわかっているから火を灯し続けて潮目をかえていこうとしている。
武力を行使して他者から何かを奪うことは現代社会ではやはり認められないと思うので私も火を灯していきたい。
ニューヨークからワシントンの街並みに馴染みがある人はより面白いかも。
求めていた"内戦というエンタメ"ではない。
非常に不謹慎なタイトルのレビューではあるが、個人的にはド派手なフィクションを求めていた。
"世界の警察"とも言われるアメリカが分断され、内戦が始まるという非常に興味深く、且つこれ以上無い題材。
ノンフィクションの様な路線で行くのか、
完全に振り切ってフィクションにするか。
フィクションだからこそ、現実にはあり得ないようなド派手な演出や脚本が欲しかった。リアルにこだわった展開に進行も遅く、状況も把握しにくい。もっとそれぞれの対立を深掘りしないと、何と戦っているのかもわからない。
PRESS(報道)の目線から内戦という『一つの民族が戦わなくてはならない』『殺し合わなくてはならない』『身近な人が死んでいく恐怖』『反戦を訴える』という意味ではとても良く出来ている。
だが、宣伝文句ではそうは捉え難いエンタメ的な表現だったので、期待してしまっただけに率直に言えば残念。
大統領の目線、クーデターの理由、双軍の内情などがほとんど見えず、結果的にラストも朧気。
新米報道カメラマンの成長に焦点を当て過ぎた弊害が大きい。
唯一、オンとオフ。
いわゆる一般国民と軍人の意識の乖離は新鮮で、日常と非日常の描写、それに巻き込まれた時の戸惑いはグイグイ引き込まれる。
脚本次第で【プラトーン】や【ダンケルク】の様な大作に肩を並べられたかもしれないだけに、ただただ勿体無いの一言。
思ったてたのと違ったけど
"戦争"とは主権の争奪戦、"主権"とは
"主権"とは法律とその適用範囲(領土領海)、つまり相手に法律を呑ませるか適用範囲を拡げるかが戦争目的の主となる。映画では大統領が憲法無視、法執行機関の解体、武力行使によって法が侵され主権=法を取り戻すべく内戦となった、いう話のようです。
保守とかリベラルとかイデオロギーの違いとか、市民の意見とか立場とか戦うことへの葛藤とか「分断は良くないから辞めましょうアンドザワールドウィルリブアズワン」みたいな話かと思ったら全然違いました。
大統領にインタビューすべくワシントンDCへ向かう道中の市民は自分達の私法で地域を支配する無法状態。条約に守られたジャーナリスト=客観性の確保故に傍観者の立場だったのが無法に触れることで客観を失い主観に動揺し当事者になるにつれ恐怖を感じ始める、と同時に名声を得たい若いカメラマンは恐怖の主観を徐々に失い傍観者へ変貌して行くという対比構造。極めつけ一国の大統領をテロリストのごとく暗殺し記念撮影を行うという戦争の悲しさを微塵も感じさせない兵士たちにも傍観者感。
若いカメラマンのジェシーが何故あのような冷徹な感じに到達したのか、例えば使命感とか名誉欲とかの葛藤描写か何か物足りなく思えたし、そもそもフィルムカメラとか状況に合わない無意味とも思える情緒感もあって感情移入も出来なかったのですが、もしかして「これが現代のヤングアメリカン代表ですよくわからない人達です」ということなんですかね。大統領の目的、戦争の理由、若い米国人の姿など肝心なところをはっきりと描写しない掴みどころのない映画=掴みどころがなくどこへ行こうとしているのかわからない現代のアメリカという表現だったのかも知れません。
恐怖に慄いて尻込みしている当事者達と使命に燃えてフィーバーしている傍観者達が民衆の姿ならば、民衆のものである主権はどこへ向かうのか、「みんなもうちょっと冷静になってこの国アメリカの行く末を考えましょうよ」という映画だった、のでしょうか??傍観者に見える当事者VS当事者に見える傍観者が真の市民戦争かも知れません。
命とは
後半生の生き方を考え直すきっかけを貰いました。
「バイオハザード」も「マトリックス」も全作映画館で観たし、ブルーレイでも視聴した。
架空の世界の肉弾戦をワクワクと観ていた。
けれど、この作品は、ジャーナリストの市民が取材に向かう道中の風景を彼らの視点で描いており、アメリカで、もしかしたら日本でも、起こるかもしれないと感じた。
銃声を聞いたことも、銃を撃ったこともない。
銃口を向けられたことも、本気の暴力にさらされたこともない。
震災やテロ、事故に巻き込まれたこともなく、今に至るまで平安に過してきたことに感謝した。
子育てという人生のミッションをクリアした私は、これからは「頑張らず楽しく生きる」をテーマに、残りの日々を歩もうと考えていた。
けれど、この映画を観て、今、何か行動しないといけないような気がした。
第三次世界大戦が起こって、我が子たちをはじめとする多くの若者がそれに巻き込まれたら…と想像してしまったのだ。
これからもうひと山越えなきゃいけないのかなとげっそりすると同時に、エネルギーも湧いてくるから不思議だ。
新年一年、気持ち新たに頑張るエネルギーを貰いました。
説明が不足しているのでぼやけた印象
凄いよ、凄い。アカデミー賞かな?!
観たよ。Amazon、未だ上映期間にも関わらず、早々の配信をありがとう。
内戦を繰り広げる米国内で、主人公のカメラマンがホワイトハウスに向かうため、ワシントンD.C.への1379kmを、記者仲間に飛び込んで来たカメラマン志望の若者を加えて、危険すぎる旅をする話。
前半部分で、主人公さんは言う。「(何が正しいとか間違っているとか)考えても無駄。質問はせず、記録に徹するの」
前半部分での若者からの語りかけ。「私が撃たれて死んだ時にも、あなたは、それを撮る?」
この二つのセリフは記憶しておいて損はないので、まだ観ていない皆様へ。
-----注意 これ以降は内容を書いてますので、また観てからどうぞ。-----
もし内戦になったら、という風景が、ワシントンまでのそこかしこで描かれる。
明るい陽光の中のガソリンスタンド。
裏手には残酷な光景が。
300ドルじゃガソリンを入れるどころか、サンドイッチしか買えない。カナダドルなら(暴落していないから)ガソリンが買える。
PRESE(報道)と車に書いてあるという点だけが、攻撃されないことを期待するわずかな希望。
「写真で警告しているつもりだったのに結果は内戦。国家は崩壊。報道的価値すら見失いそうになる」 主人公の口からつい出る愚痴。
残り800km強。明日からは戦場。
同僚が言う「ひとりで怯えるな」
報道に携わる人たち、つまり相対的には強い人間たちですら、こんな言葉を掛け合う。
残り500km弱。ウエストバージニアに入る。
野営場あるいは難民キャンプ。
農場にいる家族は、内戦は見てみぬふり。
途中の平和な街。
内戦は知ってるけど、関わらないようにしてる。
その街で、ワンピースを試着し、何日も見ていなかった鏡で自分を見る違和感。
残り300km弱
かって小さなエンタメ施設だったような開放的な光景。
暖かな陽光の中で、建物に潜むどこの誰ともわからぬ敵と静かに対峙し続ける兵士。
とある場所
兵士たちによる拘束。会話にならない会話。問答無用に訪れる死。夥しい(おびただしい)数の死体。
こうしたシーンが、静けさの中で、あるいはポップな音楽、フォーク調の音楽が流れる中で。それがかえって、無秩序で明日知れぬ毎日という、ごく緩やかで逃れることのできない不安を我々に与え続ける。なんか、すごい。
西部勢力(WF)軍事基地のシャーロッツハイツ
そして、首都ワシントンD.C.
30分以上続く果てしない銃撃戦
「リー、金になる写真を先に撮るなよ」 と言い捨てて、先を急ぐ同業者たち。そして…
やるな。A24
やるな。「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督・脚本。
主張がないかのように見せかけるこの脚本。ただ、光景を描いてみましたよ、と言うかのようなこの映画は、何を語っているのだろう。
今のように「"分断" を票集めのために助長するかのような態度」を取り続けていたら、こんな風になってしまうかも知れないと想像しなさいよ。想像できないなら、映画にしてあげるから、観なさいね。ということなのだろうか。
俺が感じたこと、友人が感じたことを羅列しておく。いずれにしても、とても静謐な感動。素晴らしい映画だと俺は感じた。
俺が感じたこと
「撮る」
それだけが私にできることだから。報道にできることだから。
思っていたほど、簡単ではなかった。しかし、受け継がれていった。
友人が感じたこと
「当事者」
アメリカ外では災害でも戦争でも悲劇の中で、ただ冷静に撮れていた主人公が、最後は撮れない。全く撮れないという描写。
途中の平和な街も、なかったことにすることで、当事者である現実から逃れたいという思いのあらわれ。
おまけ2025/1/24追記
カリフォルニア・テキサス連合というあり得ない組み合わせをあえて設定していることからも、内戦の背景ではなく、「分断の果てに行き着く(危険性がある)内戦というもの」をその中にいる自分たちを疑似体験してほしかったのでしょうか? そうであれば、俺は見事に体験しました!
あり得ない・・・
トランプVSバイデンの対立、大統領選挙に伴って内戦がおこる可能性があると喧伝されていた時節をとらえての映画。多少なりとも期待してみたが、正直言ってがっかりだった。現状で、もし内戦が起こり得るとしたら、まず経済格差、移民問題、選挙結果に関わるデモ、反政府運動などが起こってから、分離独立を目指す運動があり、それを阻止する側との民兵や政府軍との争いから起こるだろう。しかも、共和党・民主党を支持するそれぞれの州でも支持に反対する人々もいるだろう。しかも、それが殺し合いにまで発展するとは思えない。このように情報の行き来が発達した現代、国やら州のプロパガンダを心から信じる人が州ごとに完全に分かれるとは思えない。考えようによっては、政治的な主張を避け、政争の道具にされないために、敢えてジャーナリストを中心に描いたとも思えなくない。
ジャーナリストの立場は情けなかった。なんのために国内の戦闘を取材しなければならないのか?自分の名声の為?さすがアメリカらしい。目の前で同じ国民が殺されていくのに・・・。もっと先にやるべきことがあるだろう。大統領が殺される瞬間を撮影する?最悪だ。アメリカのジャーナリズムは、もう死に絶えているという意味の皮肉ならばよくわかるが。
何故、内戦に至ったかはこの映画では描かれていない。見ようによっては、内戦だけにはしてはいけないという警句のための映画か。
トランプ大統領は、当選の後、分断を越えて、自分を散々貶めてきた反トランプ派を必要以上に糾弾せずに、これからは癒しと調和が大切であると宣言している。そうであってほしいと思う。
臨場感が半端ない
観るまでSF世界みたいな未来戦争と勘違いしていた。
戦争カメラマンの世界は本当にこんななのだろうか。
臨場感が半端なく、とても恐ろしいのに、それと並行して彼らの心情がオシャレなPVみたいに音楽と映像が流れていくシーンがあって、すごくカッコよかった。
のだけど、なんかやはり場所が場所だし、色んな感情をスイッチを切らずに生きていくことが難しいのだろうな。
後から振り返って号泣するような場面でも、とりあえず先に進まないといけない場所なのだろう。
とても複雑な気持ちだけど、そんなもの吹っ飛ぶくらい怖い場面が続くので、とりあえず始終ドキドキしてた。
何と戦ってるのかよくわからないまま話が進んだけど、最後にとりあえず結果は出たのかなと思う終わりに?なってる??
。。
怖かった。
冗談キツいぜ
あるかもしれない未来
緊張感を持って観るべき作品。音響効果が実にリアル。
A24らしい問題作。こういう設定にリアリティーがあるかどうかはさて置き、展開はスリリングだし音響効果も含めてだが戦闘シーンのリアリティーは凄い。ずっと緊張感を持って観ざるを得ない作品。オチ(というか誰が死ぬか、ということ)はほぼ予想通りで、最後は兵士も戦場カメラマンもアドレナリンが出まくっていて完全に眼がいってしまっていた。元大統領の死体と一緒に笑顔でポーズを取る兵士達の写真を嬉々として撮影する若いカメラマンにも、僕にはついていけない。邦題はアメリカ最後の日となっているがそうはならないだろう、テキサスとカリフォルニアが組めたのは敵の敵は味方という理由だけであり、次の内戦が始まる、そういうことではないか?民主主義のない国の人達、特に指導者達がこういう作品を見るとどういう印象を持つのだろうか?聞いてみたいような気がする。後で調べて分かったことは
1.ニューヨークからワシントンDCてそんなに(=1,400km)離れていたかな?と思ったがピッツバーグとシャーロットビルを経由していくから、やはりアメリカは広い
2.shoot という動詞は"写真を撮る"という意味もあること
3.show me state という表現を初めて知った。
退屈な映画
高い評価なので観たけどメチャ退屈だ。
まず作り方がウソくさい。死体も捨て置かれた車も
燃える人間もすべて作り物めいてわざとらしく
切迫感も緊張感もない。 監督のレベルがどうなん?
B級映画以下なんじゃないのか。前半はただ運転してるだけのロードクソムービー。
要するに地獄を見たことも経験したこともない奴に
地獄など描くのは難しいということだと思う。
学芸会レベルなんでお笑い草にもならない。
弛緩した内容で突っ込むのもしんどい。
いやらしいことに作ってる奴らが人種偏見の持ち主なんではないかと勘ぐりたくなる描写がある。なぜ香港の人間が殺されるのか?問題の提起しているシーンすらこの程度だ。
内戦なんてなる前から人種問題は現在も蔓延ってる問題なんで掘られた山の死体も意味がなぜかわからないしトラックから流れる死体の山と同じでウソ臭いだけ。じいさんが車で出てくるシーンも唐突すぎる。
てか死体が死体に見えへん!
リアルさがないと内戦の説得力ないよ。なにこの安っぽいクライマックス。
正直こんな映画金出して観たいとは思わない。
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