「照屋監督は“サプライズが大好き“」かなさんどー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
照屋監督は“サプライズが大好き“
笑う、泣く、そして感動している。
大笑いして、心を揺さぶられて、結果として泣いている。
この2つの感情が普通に込み上げる。
これを秀作・傑作と言わずに、いられましょうか‼️
照屋年之監督ことゴリさん、才気煥発な逸材です。
下調べを兼ねて、照屋監督の最新作「洗骨」を予習しました。
すごく良かったんです。
サプライズが2つ。
①洗骨・・・文字通り土葬した骨を4年後に取り出して洗います。
②青空の出産シーン・・・びっくりしました。
①も②もサプライズ、でした。
そしてこの映画にも、驚きのサプライズが仕掛けてあります。
冒頭に現れるナイスプロポーションの美女。
最初、何者なのか全く分かりません。
嫌味が鼻につき好感度ゼロでした。
しかし、しかし、ラストにもう一度、その美女が現れて、
全ての謎を解決してくれます。
商業映画の既成の監督にない土着的で、新鮮なアプローチ。
ゴリ監督は、ともかく明るい‼️開放的‼️
(沖縄だもん、楽天的ですよー)
でもってこの映画。
フェリーに乗って娘が生まれ故郷の沖縄県の伊江島に帰ってくる。
娘の実花(松田るか)は、余命残り少ない父親(浅野忠信)に、
7年前に心臓病で亡くなった母親(堀内敬子)への死に際の態度に
強いわだかまりを持っている。
現在パートに、母親・明子の回想パートをふんだんに入れて、
★なぜ父親が娘にそんなに恨まれるのか?
★母親がなぜ父を、それほどまでに好きなのか?
★母親が無条件で、父を許すのか?
ゴリ監督の脚本は兎も角、エピソードのバリエーションが多い。
本当に【ご覧ください】と言うのが一番なのですが、
浅野忠信さんの、たがのゆるんだ表情・・・絶品です。
堀内敬子さんの、満タンの笑顔が美しい。
そして娘役の松田るかさん、
きっぷいい啖呵、
「かなさんどー」の美声、
素晴らしかった、
沖縄出身の彼女は馬力がある。
そして、元従業員のオジサンのkジョージさん、
ゴーヤチャンプルーみたいに、絶品でした。
ちなみに“かなさんどー“の歌の意味は、
愛しい人よ、
忘れないで‼️
最高でした。
こちらで失礼します。
私は最近備忘の意味を含めストーリーを細かく書いて(気に入った作品は長くなる?)ネタバレ有りでも最後のオチは書かないようにしています。
迷っていたのですが、皆さんのコメント読んで「ブルータリスト」はパスします。3時間35分休憩ありってアラビアのロレンスじゃあるまいし。実話でもなく私に合いそうでもないようですから。
長々とすいません。
琥珀糖様
こんにちは!
レビューを読みながら、そうそう、その通り!と頷いてしまいました(笑)。本当に、笑いながら泣いてしまいますよね。琥珀糖さんが書かれてるとおり、これは「チャンプルー」ですよね。いろいろな要素がごちゃまぜに入っててとっても美味しい!本当に見終えたときに、「ありがとう」と言いたくなりました。
赤ヒゲでした。
愛しい人よ、忘れないで、ですか。
この文言を五文字で表わせるなんて、すごいですね!
沖縄いい!
沖縄に行ったことありませんが、行きたくなりますね。
特に、今さむいから…。