「どこまでも美しくて切ない洗練された作品」パルテノペ ナポリの宝石 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでも美しくて切ない洗練された作品
内容と映像があまりにキレイすぎて、しかも笑っちゃうぐらいのチラ見的な官能?というところでかなり戸惑ってしまうのですけど、映像と音響が本当に素晴らしくて、唯一無二のナポリを伝えきってやろうという情熱が伝わってくるような、見事な作品でした。
美男美女、生も死も、端麗醜悪、すべての事柄がとことん美しく描かれていて、良きも悪きも愛おしいものとして感じることができるような楽しい作品でした。確かに全体的にセンチメンタルで切ないものを感じさせられましたが、それでもなお楽しいと思わせてくれる素晴らしい作品です。
一代記、イタリア現代史、哲学的・・・人類学的な─、そして家族、エロスと三角関係、死と生、結局ティフォージ・・・パルテノペイ?、正直見たものを文字で記してみましたが、個人的にこれを読んでまったく興味が湧いてきません。でも、こんな陳腐な言葉がかすんで消えてしまうぐらいに力強い映像と音響─音楽も素晴らしくて格好良かったなぁ─それを存分に堪能できれば至高の作品になるのではないでしょうか。
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