「70年代ってこんなイメージ」リモノフ 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
70年代ってこんなイメージ
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ポスターを見て興味が湧き、事前情報ゼロで鑑賞。
主人公の考えや行動には共感できずじまいでしたが、自分にない価値観で進む物語が非常に新鮮で面白かったです。
子供の頃の印象ですが、テレビや映画で観た70年代の退廃したアメリカのイメージってこんな感じだったなぁと思い出しました。でも、ここまで退廃してたのか・・・と、その酷さに改めてビックリ。この70年代のアメリカでの描写が特に長く印象的で、主人公が化粧をしてビルの屋上で踊るシーンは、ジョーカーを思い出します。
主人公がソ連からアメリカに行き、ニューヨークで退廃的で快楽に溺れる暮らしぶりから、やがてソ連に戻り、思想家、革命家のような雰囲気を漂わせ、世間から持ち上げられたように見えてなぜか刑務所送り、釈放時支持者から絶賛で迎えられるという流れ、所々よく分かりませんでしたが、音楽や映像的な面白さもあり、退屈せず最後まで見ることができました。今回は、あくまで雰囲気を楽しんだだけの鑑賞でしたが、ある程度実際の出来事を調べてから本作を観ればもっと面白いと思います。
あと、主人公がダニエル・クレイグの007で武器開発担当のQ役だったのが意外。ポスターの顔を見た時は、若い青年Qと同じ俳優とは全く分かりませんでした。映画冒頭「あ、Qの人かも?」と一瞬思いましたが、以降、本作では終始リモノフでした。役者って凄いですね。
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