劇場公開日 2025年7月25日

私たちが光と想うすべてのレビュー・感想・評価

全118件中、41~60件目を表示

5.0ドキュメンタリータッチのフィクション

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

女性たちの三者三様の対照的な性格による化学反応に加えて、
送られた炊飯ジャーを抱きしめたり、
病院の受付での恋人とのチャットとか、
ユニークな個々のエピソードから、人間の愛おしさを感じずにはいられない。

インドの社会問題、宗教問題を下地に
恋愛も含めて都会に生きることの難しさをドキュメンタリーのタッチで描く。

後半の海岸のシーンでは現実と非現実、過去と現在の時間軸も混在、交錯し、
それをきっかけに彼女たちが自身の本心と向き合い、
次への一歩を踏み出そうとする、幻想的な雰囲気の中で幕を閉じる。

少し冗長に感じるシーンもあったものの、
不思議なテイストの魅力に引き込まれて、最後まで楽しく観ました。

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HK

5.0美しい光

2025年8月9日
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普段インド映画は殆ど見ないが、そんな僕でもインド映画らしくないのがよく分かる。歌も踊りも一切ないが、インドの今がざらついた手触りを伴ってこれ以上ないほどリアルに、かつ幻想的に描かれる。
説明を極力排した(不足しているのではなく、削ぎ落としている)ストイックな作風は、最近だと「ルノワール」にも通じるものを感じる。この一見曖昧な作風を、退屈で意味不明と感じる人も多いかも知れない。だが現代インド社会の描かれ方はドキュメンタリーと見紛うほどにリアルでだし、葛藤を抱えながら生きる人々の姿は、どの登場人物も例外なく普遍的で美しく、だからこそ愛おしい。
長く愛すべき映画。

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nahaha

4.0都会での時間

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

インド・ムンバイを舞台に、人生の岐路に立つ看護師の主人公が、葛藤と向き合い自分の進むべき道を見出していく。
都会で過ぎ行く時間の速さが、そこに生きる人たちを消耗させ、迷いと諦念を生じさせる。彼女は流されることなく自分を律し賢明に生きているが、ときに陽気なルームメイトに苛立ちを覚えてしまう。
都会と田舎では流れる時間の速さが違い、それによる心への影響がよくわかります。

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TT

3.0閉塞感

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

難しい

ムンバイで生きる女性の閉塞感を混沌としたムンバイという場所で表しているようでした。人生は映画のように特別なことが起こらないのかもしれないですね。ラストの美しいカメラがインド社会と対照的でした。

労働組合がでてきたり、セックスシーンがでてきたりと、今まで私が鑑賞したインド映画とは一味違って、テイストがヨーロッパ映画的でした。

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ミカ

3.0従来のインド映画のイメージとはかけ離れた叙情的な映画

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

癒される

カンヌ映画祭のグランプリ作品と知って観てみました。前半はムンバイが舞台なので周囲が五月蝿くて臭いまで感じそうなインドらしい風景。
後半は田舎を舞台にしているのでヨーロッパ映画を観ているような印象でした。
良かったけれどもとても眠くなってしまいところどころ寝落ちしてしまいました

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peakhumter

2.5なんて美しいタイトル名

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

あまりにも美しいタイトルに惹かれて鑑賞

終わった後もやっぱり想う
なんて美しいタイトル名なんだろうかと

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ジャム太

3.5夜の大都会と浜辺の村

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

カンヌで評判を呼んだインド映画ということと、タイトルの意味シンさに引かれて観た。
夜のムンバイの移動撮影に様々な証言が重なる出だしから、この作品が大都会とそこで密やかに暮らす人々を描くものだろうと分かる。主な登場人物は女性3人。それぞれが社会的な問題を抱えている。
眠らない街ムンバイを写し取る映像が美しい。特に、電車の遠景、家々の灯り、雨の雑踏など、夜のシーンが印象的。しかし、あまりの人の多さに、圧迫感すら感じる。
一転して、後半は海辺の村が舞台。のどかな浜辺と林が広がる画面の開放感と合わさって、登場人物たちも自らの想いを解放させていく。
静謐ながら茶目っ気のある演出や、画面作り、音楽は、フランス映画のような雰囲気。題材から、もう少し社会派的に踏み込んでほしいという物足りなさがあるが、しっかり生身の人間を描くことには成功しているだろう。ただし、タイトルが意味するものは、まだ分かっていない。

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山の手ロック

2.5インド庶民のリアルな生活風景

2025年8月7日
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鑑賞方法:映画館

難しい

驚く

癒される

ムンバイで普通に働く女性たちの通勤、職場、家事、ナイトライフを興味深く感じました。
日本とはかけ離れた、けれど彼の国の普通の暮らしってこんな感じなんだ。

後半の海辺の村の風景は大都会ムンバイとは対照的で、湿り気を帯びた強い風が美しさの中に不穏な気配を漂わせ、スクリーンを挟んだこちら側にも砂と塩気を感じさせます。

淡々と流れてゆく緩やかな情景描写に実はところどころ意識が飛んでいました。
まぁ、それ程心地よい映像体験だったということで。

ところであの海の男は誰?

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さとうきび

4.0孤独な現代人インドバージョン

2025年8月7日
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2024年。パヤル・カパーリヤー監督。ムンバイで働く3人の女性がそれぞれ「光」として求めるものを念頭に置きながら、ままにならない人生を生きていこうとする話。
インド最大の都市で働く孤独な現代人がいかにして満たされるかというのは「都市における人間」という普遍的なテーマ。映画内の光が美しく、3人の女性たちそれぞれの背景と人生がわかりやすく提示されている。

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文字読み

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月6日
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shima_shima_88

2.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月6日
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りゃんひさ

5.0インドのムンバイに住む、二人の女性看護師や、その周囲の人々の物語。...

2025年8月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

ドキドキ

インドのムンバイに住む、二人の女性看護師や、その周囲の人々の物語。
いろんな人が、それぞれの村から都会に出てきて、夢を抱くものの、
皆がうまくいくわけでもなく。

光だと信じていたものが
本当に頼れるものか、ただの幻想か、いつか闇に変わらないか…

ムンバイは、騒々しい混沌の街のはずなのに、
本作はとても静謐で、品よく描かれて。

都会の孤独、人の心の移ろい。
覚悟・出会い・決別などの決定的な場面も、丁寧に美しく描かれていました。

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woodstock

3.5インド映画の新しい光

2025年8月5日
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劇中職場の同僚たちが映画を見に行こうと盛り上がっている最中、主人公の真面目っ子プラバは「アクション映画だったら私はパス」と素っ気ない対応。ああ、この監督ボリウッド映画嫌いなんだなと分かりました。

インド社会の過酷な現実も描いていますが、加えて詩的で抒情的な描写が多く、意地悪に言えば、シネフィルが作った、ちょっと斜に構えたヨーロッパ風。でもね、私好みなんですよー、こういうの。

前半のムンバイと後半の海辺の田舎町(ラトナギリ)で、画の雰囲気がガラッと変わります。流れている時間からして本当に全然違います。ムンバイは混沌として活気に溢れ、いつも急かされている感覚、夜も電車の車窓に光が溢れて美しい。一方でラトナギリは悠久の時がゆっくり刻まれ感じ。波の音が常に心地よい。でも都会人には少々退屈かも。
どちらがいいとか悪いとかではないのですが、プラバの同僚の医師の言葉が的を得ています。「ムンバイは魅力的だが、僕には落ち着かない」。彼はムンバイを離れてしまいます。

旦那から送られてきた炊飯器を抱きしめるシーンや森で用を足すシーンなど、ドキッとする描写が突然挿入されます。これが妙に艶めかしく、戸惑いながらも結構好きです。

終盤 ラトナギリの洞窟でアヌとシアーズの恋人たちが語りあう静謐なシーンと海難救助したプラバの現実と夢想が一体化していく意表をつくシーンがいいですね。
さらにラストの引きのカメラが満天の星を捉えるショットが、本作を締めるに相応しい輝きと余韻を与えています。

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sugar bread

2.5Why did this film win the Grand Prix at Cannes in 2024, second to the Palme d'Or ?

2025年8月5日
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詠み人知らず

3.0炊飯器

2025年8月5日
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なんかプラバ以外の登場人物が誰か誰かよくわからない。特にこれといった大ハプニングも起こらずただ退屈な時間が過ぎていくだけ。

あの炊飯器はプラバの夫がドイツから送ったものと思われますが。

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あらじん

2.0う〰️む(ー_ー;)

2025年8月5日
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単純

インド映画といえば歌って踊って荒唐無稽な展開の作品が多い中、カンヌ映画祭でインド映画として初めてグランプリに輝いたとなれば観ないわけにはいかない、そんな思いで鑑賞しました。

インド第2の都市ムンバイの現状を描いた作品は初めてで、大変興味深く『何か事件が起きるのではないか』と固唾の呑んで観ていましたが、パルヴァディが故郷に帰る展開から自分の頭の中では『???』と混乱が。
説明過多にならず映像から観客の感性に委ねる描き方はありますがそれを狙ったのでしょうか。
なんともモヤモヤ感が残る作品でした。

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クロレッツ

5.0とても面白かった

2025年8月4日
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そもそもムンバイがインドのどこにあるかも判然としないまま見た。昔で言うボンベイだった。モンスーン気候。絶え間なく降りしきるスコール。暑さと人いきれが濃厚に混じった、湿り気そのものがフィルムに写っているみたいだった。この空気感から逃れられる場所は、街のどこを探しても無さそうな感じ。そして都市の夜景を中心とした前半から一転、後半の田舎感溢れる舞台へ無理なく転換していく。語り口も撮影も音楽も美術も優れていて、初監督作品とは思えない、と感じた。
3人がそれぞれ抱える事情は、最後には自身で向き合うしか無いようなものだろう。だがその過程に於いては、互いに少しずつ共有し合ったり、助け合いながら日々の生活が営まれていく。そんな社会のあり様について描いているのかなと思った。最後のシーンは、特別なことは何も無いのだが、そこがとても良かった。

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どんぐり

5.0彼女たち中に、色んな自分が見える

2025年8月4日
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過去の記憶や感覚を思い出させられるような映画だった。スクリーンに映るのは、行ったこともないインドの風景なのに、どこかで自分が通り過ぎてきた景色のように感じて深く引き込まれた。人生のフェーズの違う3人の女性たちの心境に自分が共鳴したポイントをメモとして残しておきたい。

・都会には懐の深さがあるけれど、「帰る場所」としてはどこか躊躇いがある。受け入れられているようでいて、常に少しよそ者のような感覚。

・目の前にはいない家族の存在が、なぜかいつまでも影を落としている。自分の選択や感情が、その不在に縛られていると感じること。

・自分には怖くてできないことを、隣にいる誰かが軽やかに実行してしまうときに覚える、羨ましさと苛立ち。

・他人の目を気にして、自分自身に課してしまう「あるべき姿」や制限。

・都会を離れ、地元に戻ったときに感じた、張りつめていたものがふっと緩むような安心感。

・ひとりで過ごす時間の中でふと襲ってくる、言葉にしにくい寂しさ。

・誰かとただ日々を共にするだけで生まれる、強くもゆるやかな連帯感。

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流れ梅

1.5驚くほどつまらない

2025年8月3日
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かばこ

3.5何も怖くなくなる

2025年8月3日
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難しい

幸せ

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カズユキ