グランドツアーのレビュー・感想・評価
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良くも、悪くも、私の期待を裏切ってくれた🤣
今作のMVPは、
名曲マイ・ウェイを熱唱して感極まって泣いたフィリピン🇵🇭のオッチャンです、個人的に。
マイ・ウェイあるあるですね🤣世界共通だったとは!
結婚に自信が無いのか?許嫁を幸せにする自信が無いのか?婚約者を置いてアジア各国を逃亡する男と、
そんな彼の足跡を追いかけ続ける女性の物語なんですけど…
逃げる婚約者♂・ロバートの旅路はね、結構哲学的で何処か寂しさを滲ませながらも、未来に対しての前向きさや希望が有って大変ヨロシイ!
問題は…
追う婚約者♀・モリーの旅路…
ちょっ、おまっ…そんなのありかよ!って感じでさ😰
私的には…なんだかんだ云ってもモリーがロバートに追い付いて、結ばれるにしろ、お互い別の道に進むにしろ、ちゃんとケジメや決着をつけるのかなって思ってたんに。
ありゃないよ…😢
私も案外、ハッピーエンド体質ちゅうか🙇♂️
それに、モリーとロバートのキャラ造形にかなりの格差を感じる😅
本来…7年も婚約者を待たせて、挙句、婚約破棄をするでもなく、まるで自分探しの旅に勝手に旅立ったロバートこそ、責められて当然の筈なのに、
雨に濡れた子犬みたいな…か弱さや可憐さを漂わせて、なんだかんだで周りが彼を助けてまう…そして、悪っぽさの欠片も無い好青年に見えるから、あんま嫌われない感じになってる。
逆にモリーは、笑い声が殆ど放屁音な時点で好かれないし、ロバートへの執着心が段々と度が過ぎて来て、周りの協力在ってこそ旅が続けられているのに、徐々に自分本位な身勝手さを発揮して、
ぶっちゃけ逃げたロバート、正解やんってなったのが、
本当にイヤ😭
なので三ツ星でも高いくらい。
や・お・い
『エドワード(ゴンサロ・ワディントン)』はビルマのラングーンに駐在する
大英帝国の公務員。
七年越しの婚約者『モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)』が
結婚のためロンドンから長の船旅で自分を訪ねて来ることを知り、
突如隣国のシンガポールへと遁走する。
が、逃げ延びたと思った先でも『モリー』の足音はひたひたと近づき、
『エドワード』は度毎に次の地への逃走を図る始末。
前半部は『エドワード』の、後半部は『モリー』のパートで、
行く先々の土地での
イマイマの現実の情景が挟み込まれる。
二人が登場するフィクションの場面は
おそらくスタジオにセットを組んで撮られたよう。
現代のノンフィクション映像と
1900年代前半のドラマ部が
パズルのように組み合わされ、
何を見せられているのかと不審な面持ちに。
男性は結婚について、
なにがしかの恐れを抱いているのか。
女性は逆に漠然とした憧れを持っているのか。
結局は主人公たちが
何故そこまで恐れて逃げるのか、
固執して追うのかは明らかにされず、
多国を股に掛けた冒険譚ののちに唐突なエンディングを迎え、
観ている者は置き去りにされたように呆気に取られる。
2024年の第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で
監督賞を受賞した作品だそうだが、
審査員がどこに反応しての受賞なのか、まるっきりピンと来ない。
加えて「Metascore」の評価も、現時点で82点の高得点は理解の外。
寧ろ「IMDb」の評点6.5の方がしっくりくるし、
それでも高いと思えるほど。
1918年は年末に「第一次世界大戦」が終結したものの、
それ以前はアジア周辺でも「シベリア出兵」を睨んできな臭い状況だったハズ。
その中を、大旅行記さながらに東洋を縦横に移動するのは、
西洋人が観ていて爽快感を感じるのか。
まさしく、タイトルの「グランドツアー」そのものとして。
とは言え、それにどれだけのお金が掛かるのかは、
とんと見当も付かず。
はたまた、劇中の
タイの「アクサラ」
インドネシアの「ワヤン」
中国の「パンダ」
日本の「虚無僧」と
エキゾチックでオリエンタルな文物に反応したのかしら。
もっとも東洋の人間としては、
登場する西洋人の宗主国の人間然とした尊大な振る舞いに、
横っ面を張りたくなってしまうのだが。
確かにオリエンタリズム。しかもラストが突然の切断。でもヒロインは魅...
確かにオリエンタリズム。しかもラストが突然の切断。でもヒロインは魅力的で、後半のほうがずっといい。人形劇が良かったし、歌もよかった。アジアにいる西洋人の話でもある。ゴックは別だけど、他のアジア人は他者。確かに笑い方も変すぎ。
アジア伝統芸能紹介?
モノクロの映像でこの間見たアビチャッポン監督作品思い出した(真昼の不思議な物体) あちこち追い回すのは楽しかったけど、婚約者2人ともそんなに若くなかったような...人生はハプニングが多い?と言うかそう望んでいたというか 意外な道程、結末でそれは良かったんだけど何を伝えたいのか解釈に困る作品だった
オリエンタリズム、エキゾチズム?そうではないと言い切れる?
予告編の段階から、自分はあんまり楽しめないかもしれないと思った。この映画のグランド・ツアーは20世紀初頭ので、植民地政策バリバリの国々の人々がアジアを巡る旅だ。大英帝国だけでなくポルトガルも「立派な」宗主国だ。本来のグランド・ツアーは17~18世紀、イギリス、ドイツの知識人がヨーロッパの源を求めてイタリアを訪ねる旅だ。寒々しい北ヨーロッパの人間にとってイタリアは柑橘類のかぐわしい魅惑的な土地、古代ギリシャ、ローマ帝国、ビザンチン、イスラム、イタリア・ルネッサンスその他その他が歴史のミルフィーユになっている場所だ。だから乱暴な言い方かも知れないが、イタリア行きのグランド・ツアーは上から目線でなくて、下から目線、憧れ目線だ。
時空を超えてアジアの国々を巡り、逃げる婚約者を追いかける女は逞しく楽観的だ。フィルムは白黒とカラー。映るアジアは今のアジアだ。ホテルや駅や列車など、逃げる・追いかける二人がいるのはセットで、キッチュな作り物感が面白かった。逃げる男=エドワード・パートの真ん中と後半は眠ってしまったが、追う女=モリーのパートになってからほぼ眠らずに見ることができた。モリーのあの吹き出し笑いは1回だけにして欲しかった。何回もすると面白くなくてちょっと馬鹿みたいだった。でもそのためか、彼を追ううちにだんだんと衰弱して咳もひどくなる姿は余計に可哀想だった。でも見方を変えると「湿度が高く不衛生で、何が起こるかわからないアジア」というイメージに貢献しているようでもあり、土地の者が危険だ無理だ、と言っても言うことを聞かず金の力で移動を強行するヨーロッパ権力の横柄のしっぺ返しにも見えた。何度も寝落ちしたので偉そうなことは言えないが、映るアジアが今のアジアでも人々は今のアジアの人々の姿ではない。
とても不思議で可愛かったのは木の上に佇むパンダ。面白くて良かったのはナレーションがその時々に映される国の言語であったこと。
本当は彼は何から逃げ、彼女は何を追い求めていたのか
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