「夢にしても」グランドツアー ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
夢にしても
2025年劇場鑑賞290本目。
エンドロール後映像無し。
エンドロール中なんかどこかの言葉ずっと流れてましたけど字幕ないから分かりません。
モノクロ映画だと思っていたらカラーだったのであれ?と思ったらビルマかどこかの少年だか青年が見ている夢の話ということで、エドワードというイギリス人になって7年ぶりの再会で顔を忘れた婚約者から世界中を逃げ回る、というナレーションと共にモノクロになるので、人によっては夢って色ついてないらしいのでそういうことかと思って観ていました。
夢だからエドワードが途中で中国人のおじいさんに変身して、ルールを知らない麻雀をやって負けて大爆笑なんてシーンがあっても不思議じゃないんですが、ナレーションで爆笑って言ってるのに画面のおじいさんは全く笑っていないんです。多分世界中で適当に映像を撮って、後からナレーションつけて1本の映画になるように無理やりやったんじゃないかと思います。そのうち夢だからモノクロというルールも自分で破って、カラーのシーンも出てくるのですが、映画のためじゃないロケハン用の映像とかも使い始めたのかな。
まぁこんな支離滅裂な映画でも、日本のシーンが出てくると、めちゃくちゃ過ぎてそれはそれで面白かったです。この映画、世界中を回るので、その国ごとにそこの国の言語でナレーションが入るのは凝ってます。日本は監督の言ってること全然分かんないからどうやるのが正解か分かってない西島秀俊が戸惑いながらやってるみたいなナレーションでした。実際は誰か分からないのですが。
夢だから適当でいいんですけど、現代日本(エドワードの時代が1910年代くらいだから現代日本が出てくる時点でおかしいんですが)で自衛隊じゃなくて軍人がいたり、虚無僧が托鉢じゃなくて物乞いをしたり、虚無僧の中身の名がタケオだったり。もっとこう虚無僧みたいな感じの名前あるだろ!
人の夢の話ほど興味ないと言いますが、それを地で行く映画でした。
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