サブスタンスのレビュー・感想・評価
全186件中、101~120件目を表示
サスペンスかと思ったらSFホラーとは
先行上映を観るほどデミ・ムーアのファンではないけれど
予告でラスト30分が◯◯◯!っコピーにそそられ鑑賞。
劇中では実年齢より10歳以上若い50歳設定だけど
外国人は老けて見えるしまあそれなり。
ストーリー上仕方ないけど62歳のおばさんの裸は見たくねー。
50歳の誕生日で業界から干された元トップスターが
若返りドーピングで返り咲いたまでは良かったが
欲を出したために副作用でえらいことになる話なんだけど
これがまた凄い設定とビジュアル。
身体は1つでもう1つの人格ができるのかと思ったら
ドーピングしたら背中が割れてグニューっともう1人爆誕!
エログロ描写が【MEN 同じ顔の男たち】と同レベルにエグい。
ホラーの免疫ない人にはキツイかも。
若い方は欲望の赴くままに暴走しオリジナルの方は
なんか栄養分みたいなのを吸い取られてもうほぼ人外に変身。
精神面では同一人物ではないの?
その後のイベント会場で阿鼻叫喚のスプラッタ騒ぎを起こすが
これはちょっと行動原理が不自然だし蛇足な気がする。
制作側がこのシーン撮りたかっただけかも。
ただチャイニーズシアターの石板みたいなところで
決着付けるのは上手い。
薬は用法容量を守って正しく使いましょう
自分なのになぁ…嫉妬や敵視がつらかった。「サイコ」「エレファントマン」「キャリー」「シャイニング」色々映画へのオマージュシーンかな?!って【画】が映画好きは気づくよね。監督さんもそれらの映画観てきたんですね、きっと。過去作の「リベンジ」偶然、鑑賞済でした、あれもグロめでした。次の長編に期待します。
私は好きじゃないです
途中までは良かったんですが、なんで最後B級モンスタースプラッター映画にしてしまったんでしょう?私は◯が飛び散る系の映画が嫌いなんです!知ってれば見なかったです。最後の5分ぐらいはずっと目が開けられなかったです。好きな人にはこういう映像好きなんでしょうけど。最後の方の映像で私にとっては全て台無しになってしまいました!デミームーアが好きな私にとってはあんなめちゃくちゃになってしまう彼女が可哀想で見てられなかったです。すごく残念です!
男達のキモい理想
美を称賛されたスター。
家には輝かしい時の特大パネルが
飾られている。
エリザベスは愛されたい、認められたい
褒められたい承認欲求の塊。
50歳の適齢期になりありのままの自分を
受け入れられない。そして自分の価値も分からない。
そこで再生治療に手を出してしまう。
もう一人のクローンは若くてとても綺麗。
そして野心家で頂点まで登りつめていく。
だが、本来の自分は肉体と精神はぼろぼろに
枯れていく。皮肉な姿と話だ。
本来の自分を受け入れていたら、別な歩み方
も出来たかもしれない。
大切な自分の価値を、あんなくだらなく
キモい男達の理想に振り回された
人生は最悪だ。
それよりもほぼ全身をいじっている
デム・ムーア出てる事が皮肉だが
興味深い。
自分らしく生きるって其々だよね。
居たたまれないし気持ち悪いし、とにかく凄かった
・若さと美を失った女優のデミムーアが、加齢とともに失ったものを取り戻すため、あぶない薬に手を出して大変な事になる、といったストーリーはわかりやすいものだった。しかし、カメラアングルや演出、背景や小物の美術が物凄く良くてトラウマになった。冒頭から黄身が分裂する映像も象徴的だし不気味だしと利いてて感心しとおしだった。加齢の問題は誰しもがわかる悩みだし、若くなれるわけでもない解消のしようがない現実があるせいかとにかく暗い気持ちになっていく。その解決方法の薬の禍々しさと華やかすぎるマーガレット・クアリーの容姿端麗さと順風満帆さが不安をどんどん搔き立てられてとても面白かった。分裂?する様とその後の肉体の変質がとにかく気持ち悪かった。骨髄?を自分で抜き取ったのを分身の自分にさしていくのとか怖すぎる。
・分身が活躍していくことで嫉妬に狂うという状態が面白かった。楽しすぎる一週間の後に、絶望的な一週間を繰り返すのは耐えられないだろうなと初めて思った。
・絶望的な一週間を明るくしようとさえないファン?と連絡を取ろうとして、結果、分身と比べて劣っている事に耐えられなくなってドタキャンする様がとにかく居たたまれなかった。こういう時は、比較してはいけないんだと思うけど、分けようのない自分自身が比較対象っていうのはやめようがないだろうな、と怖くなった。
・分身の薬をすすめた看護師?も同じように薬の生活をしていて、この世に価値がまだあると思っているのか?的な事を言っていてぞっとした。高齢の悩みってこういう事なのか、と思った。
・薬を置いてあるところが良かった。シャッターが半分しか開かないのにカードキーで取りに行く時の連絡が手紙でフォントも良かった。
・徐々に分身だけで生活したくなって一週間ルールを破り、デミムーアから骨髄?を抜き続けた末の姿が背中が盛り上がって、背骨が曲がってるような状態で居たたまれなかった。欲望に走った代償がこうやってはっきり出ると答える。しかし、思ったより動けてて驚いた。
・最後の最後、分身と意識が分離した末に大晦日の舞台前で歯が抜けて耳が落ちてと身体が崩壊して一度しか打てない分離の薬をもう一度希望を託して打った後、とんでもない化物になった。とても気持ち悪かった。そこに、昔の栄光と写真の顔を切り抜いてぐちゃぐちゃになった顔に貼り付けた末に、舞台にあがるなんて、とんでもない事思いつくなぁと度肝を抜かれた。しかも、そこで血しぶきをあげまくってとてつもなすぎてトラウマになった。随所に美人は笑顔じゃないとや、顔におっぱいがあれば、とかセクハラシーンを差し込んできてそれが傷になっているように見えた。その後、ぶったぎられて外へと出て完全に崩壊したのに生きててまだ生きてるんだと怖かった。顔と少しの肉片だけになったデミムーアがしんどそうに動いていた。どんな感覚なのかなぁって思いつつ、冒頭で作っている様子が出ていた一番輝いていた時に作られたプレートの上で溶けてなくなってあっさり掃除されてしまった所は笑えた。
・入れ替わった時にお互いのごみを押し付け合う状態が、デミムーアがお婆ちゃん化してたのもあって、介護で苦しんでるように見えて居た堪れなかった。
フォントきれい、
エビが汚い、男はみんな脂ぎってる、辛子色(真っ黄色?)のコート、キッチュで面白いなぁと思っていたが・・。
チグリス星人化してから、大きく匙加減を間違った感。大みそか皆の前に現れるのは良いアイデアでしたが、〇〇登場って・・。自分撲殺や血糊ブーブーもどう見たってやり過ぎ。
YOU ARE ONE
アカデミー賞2025作品も残り少なくなってきましたが、ルッキズムや老いをメインにした今作がどう転ぶのかな〜と思っていましたが、とんでもなく大好物、とんでもない代物に仕上がっていました。
先が見える、見えるけど絶対に面白いぞ〜と思ったら予想以上の展開を魅せてくれるのでやられっぱなしでした。
50代に突入した事により、仕事が減ってしまったエリザベスが若返りの薬もといシステム"サブスタンス"を利用して起死回生のチャンスを狙うといった作品で、どんどん悪い方向に転がっていくんだろうなと分かりつつもそのライド感からは逃れる事ができませんでした。
サブスタンスのシステムが母体と分身に分かれる機能、それぞれに流すための栄養と一見複雑そうに見えて整理すればパパッといけるやつなんですが、これを使用した直後からいきなりフルスロットルで展開が襲いかかってくるのでこれはこれは大変です。
ポップコーン食べながらの鑑賞だったので更に更に大変です。
気がついたら若返ってるとかじゃなく、使用した直後に体に異変が起こり、目もぐわんぐわんし出して体もボコボコし出したかと思ったら、背中がパカっと割れていく羽化スタイルでやってきたのでヒャ〜となりました。
苦しみ抜いた末に生まれたのがボンキュッボンが極まった若いエリザベスで、視界を横にやると50歳のエリザベスが背中ぱっかーん状態で倒れているという、よくパニックがそのくらいで抑えられたなと思うくらい冷静なエリザベスにここら辺から狂気を感じ始めました。
解雇された番組に出戻って、再びスターへの道を駆け上がっていくという道のりを辿っていき、名前もスーと名乗ってから悪態をついてきたお偉いさんを見返すところまで順調に行ってたんですが、徐々に若いスーと元のエリザベスで乖離が生まれ出してくるのでゾワゾワワクワクが止まりませんでした。
エリザベスの時はどうしても虚無感に襲われて、その分スーで味わうキラキラに飲み込まれていき、スーでいる時間を長くしたからここからヤバいぞ…と思ったら早い段階で症状が出てきて、皮膚が爛れていき、体の部位がボコボコし出していき、あれよあれよと言わんばかりに醜い姿になっていく過程は中々にキツイものでした。
しかも人格は一つのはずなのに、スーとエリザベスで喧嘩し出してしまい、スーはエリザベスのだらけっぷりを、エリザベスはスーの身勝手さを貶めていき、その結果互いを時間差で傷つけていきますし、エリザベスがもう完全に老婆になってからの暴飲暴食っぷりはもう圧巻としか。
年末年始に生放送特番が決まりました!と来たら絶対そこで大変な事になるだろう、本番中に顔がボロボロっと崩れていくんだろうと思っていましたが、そんなもん軽々と凌駕していくとんでもないものをお見せしてくれてもう慄きっぱなしでした。
いよいよスーとエリザベスが2人で一つのはずなのにそれぞれ1人になってしまったが故に取っ組み合いの大喧嘩、というかフィジカルやら体力面やらで有利すぎるスーがとんでもないレベルでボコボコにしていき、ついには絶命まで追いやるというもう観てる側はドン引きしっぱなしでした。
いよいよスーの状態でも鼻血が止まらなくなったり、歯が抜け落ちたり、爪が取れたり、視界がぐわんぐわんしたりとして、元の自分に戻ろうと最後の薬を打ったらあらあら大変、元に戻る、若返るどころか、いよいよモンスターになってしまうというその展開は流石に予想してなかった…と一本取られました。
顔はグチャグチャで体も汚く、なんなら顔が背中にあったり、どこもかしこも折れそうな状態だったりと完全にヴィランの様相でした。
しかもその状態でスーの時に来ていたドレスを身に纏い、特番の会場へ出向くというもう可愛いどころかスーを止められない!カオスさが加速していきました。
モンスター状態で行った会場でダンサーたちが笑顔を崩さないようにピクピクしているところから面白かったですが、観客が悲鳴を上げてからの会場の阿鼻叫喚っぷり、そこからの血液ブシャーで観客血まみれになるとんでもないパフォーマンスにやられ、冒頭のオーディションでの何気ないセリフ「おっぱいが顔にあればなー」の伏線回収をまさかこの場面でやるとは思わず、顔からおっぱいがボロンと落ちてきてもう心の中の変態がタップダンスし始めてしまいました。
そんな状態で会場から抜け出し、いよいよ体が全崩壊してここで終わりか…と思ったらもう顔とヘドロで動き出すのであらあらまぁまぁと。
ハリウッドでスターだからこそ作られる地面に自身の名前が刻まれるモニュメントから始まり、そのモニュメントで溶けて終わるという洒落っぷりに不思議と心地よく終わらされるのも面白いところでした。
体の破壊描写が素晴らしく、痛々しさとグロさを両立させたエグみを兼ね備えており見応え抜群でした。
とんでもない怪作を観れました。
ルッキズムや老いをなんとかしようとなるとこうなってしまうぜという反面教師なのか、フィクションだからこそできる暴力的なまでの演出なのか、なんにしろ142分あっという間でした。
今年のアカデミー賞レベルが高すぎる…!
鑑賞日 5/18
鑑賞時間 10:50〜13:25
SAVE STANCE
“変身”かと思ってたら“分身”でした。
そして個人的にはコレ、ホラーではなく完全にブラックコメディだと思う。
サブスタンス打つまではまだしも、“分裂”する場面やそれに纏わる工程の描写が長い。
反面スーがルールを破るまでは早い。(「次第に」って書いてあったのに2周目からじゃねーか)
この辺のバランスで不安を感じたが、中盤はなかなか。
なのに終盤やたらとしつこくて、自分の中で評価がグングン下がっていくのを感じた。
キャットファイトも“モンスター誕生”も一つ一つが冗長だし、その後の展開は見せすぎ。
グロを重ねれば面白くなるわけじゃないし、『モンストル・エリザス』(だっけ?)の文字で終わればまだよかった。
物理的におかしいとか身分証どうしたとかはスルーして観てられたんだけど、他も諸々不自然。
女優なのに、エリザベスどころかスーまでエアロビ番組で満足なの?
あんなの観て喜ぶのは亀仙人くらいだよ。
でも廊下一面を特大ポスターで埋め尽くすくらいだから、あの世界では大人気番組なのだろうか。
互いにメモを残すなどしてコミュニケーション取ろうとしないのは何故?
歩行すら覚束なくなったエリザベスが、直後に階段駆け下りたりとか一体どうなってるのか。
スーは“母体”を疎かにしたらどうなるか理解したハズなのに、あそこまでやるのは阿呆でしょ。
スタジオと自宅が近いのはいいけど、それでも最後あの状態で見咎められずに往復はムリよ。
おまけにステージまで上がれるとか有り得ない。
美に憑かれてスーを消せないエリザベスの悲哀は見事。
でも本当にダラダラやり過ぎで、個々のやりたい事が理解できるだけに製作者が見えて物語に没入出来ず…
頭に残ったのは、作品の主題より「過ぎたるは及ばざるが如し」ってことでした。
PUMP IT OUT
50歳になった元人気女優がサブスタンスという薬品で若い分身を生み出し再起する話。
TVの朝のエアロビクスぐらいしか仕事が無い主人公が、その仕事さえ降ろされるピンチを知る中で交通事故を起こし、秘密の手紙とUSBを受け取り巻き起こっていく。
YOU ARE ONEに7日間例外なしにと何だかわかりやすい笑うセールスマン展開が想像がつく中、さてどうみせてくれるのかというところだけれど、まるで別人格になって行く様はお見事。
TV局の関係者のセンスがイチイチ古臭かったり、同じ映像毎回収録してるのは謎だけどw
個人的には最後のキットは無しでそこで終わっても良いのに…というところからそれを使って、あれ?YOU ARE ONEは肉体だけ?とちょっと設定がブレた様な…。
さらにそこからそこまでやるかという彼岸島的な終盤も、嫌いじゃないけれど、ちょっとやり過ぎで物悲しさが少々薄くなってしまったのは残念だったかな。
デミムーアさんなぜオファーを受けましたの?!
ルッキズムへ物申す、な話だと思ったのですが
だんだんとおかしな方向へ・・・
後半はちょっと笑えるくらい。
グロいのが苦手じゃなければ、話のタネに観てもいいと思います。
以下ネタバレ。
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1人が薬の影響で若くなったり
薬が切れて老いたりするのだと思っていたら
まさかの背中が割れて分身登場。
そして、本体と分身が大ゲンカ。
スーはエリザベスのゴラムよりもはるかにモンスターな姿になり
その姿でステージに登場。
(なぜ誰も止めない?!)
しまいにはエリザベスの顔だけがズルズルと動く。
最初は、デミムーアくらいの大御所がやるからこその意味があると思ってたけど
後半は「デミムーア、なぜ受けた?!」と思いながら見守ってました。
よくわからんけど、考えてみると深い
老いることの切なさとか不可逆性とか、性の商品化とか、世代間の確執とか、さまざまに考えながら見ていたけれど。
グロいモンスターが登場して観客に血の雨を降らせたりすると、なんだかよくわからなくなった。
それにしても血の量がかなり多いしグロい。デミ・ムーアがよく出たなと。
あと、マーガレット・クアリーがASICSのスニーカーをはいていた。
意外に哲学的で予想外にグロテスクなブラックコメディ
五十路に差し掛かったかつての人気女優エリザベス(デミ・ムーア)が、その年齢ゆえにテレビ番組を下されてしまい、逆襲するために”禁断の薬”に手を出してしまうというお話でした。彼女は病院で出会った謎の男性看護師から若返れるという”禁断の薬”を紹介され、怪しげな場所でGET。注射をすると若返った分身が生まれるものの、本体であるエリザベスと、分身のスー(マーガレット・クアリ―)は、1週間ごとに入れ替わらないと駄目という設定に全ての鍵がありました。
念願のピッチピチの肉体を得たエリザベスでしたが、どうやら分身とは表裏一体だけれども別人格を有しているようで、テレビにデビューしていっぺんに人気者になったスーに強烈な嫉妬心を抱くことに。一方スーも、1週間限定でしか脚光を浴びることが出来ないことに不満を抱き、さらには老いに対する嫌悪感も加わって、コインの裏と表で対立する驚愕のブラックコメディに仕上がっていました。
ただエリザベスとスーの喜劇的かつ悲劇的な対立の元を辿ると、エリザベスをクビにしてスーを抜擢したテレビのプロデューサーであるハーヴェイ(デニス・クエイド)に代表される、”クソ男”のミソジニーに原因があり、彼女ら(と言っても本当は同一人物なんだけど)は2人とも被害者だったようにも受け取れました。勿論彼女ら自身も欲望の塊であり、決して聖人君子には描かれていませんでしたが、”クソ男”の存在がそういう人間を作り上げてしまったように思えました。そういう意味では、出来ればハーヴェイを2人で成敗してエンディングを迎えて欲しかったのですが、残念ながらそうはならず、2人は憤激の末に自壊してしまうところがまたブラックコメディ。この辺も中々憎い展開でした。
それにしても、本作では50歳という設定だったエリザベスでしたが、デミ・ムーアの実年齢は62歳。劇中のフィットネス番組で見せたエアロビクスの動きと言い、その身体つきと言い、還暦超えても健在ぶりを示した一作でした。また、そのままで充分に美しいエリザベスとスーのルックが、その内なる怪物に侵されて文字通りグロテスクな怪物に変容してしまう表現も、中々秀逸な人間心理の具象化だったかなと感じました。
そんな訳で、本作の評価は★4.4とします。
ありのままで〜🎶
若さ礼賛は、日本の専売特許だと思っていたら、アメリカでもそうだった⁉️
エリザベスは、今のままでも、十分に美しいのに。女優だからこそ、美への執着が一般の人より強いのだろう。
スーがエリザベスに激しい暴力を振るうところが、切なかった。
自分自身なのに…。
モンスター化したのは、周りの声や視線を吸ったからだろうか。
もういい加減、美=若さ、みたいな固定観念、価値観は、やめないと。
これだけ多様性多様性とうるさい世の中で、この意識だけ改革が進んでいない。
食前食後を避け、食感に鑑賞することをおすすめします。
用法用量は正しく守ってお使いください
ねぇ~、なかなか守れないよねぇ~。
誰だって良い方の体で長く居たいもんねぇ~。
でも既にご老体のワシにも言えることだが、薬でも医者でも「まっ・・いいかっ!」って瞬間が有るのよね。体の事はちゃんとやらないと大変な結果を招くよ。
あ~やだやだ、ちょっと医者行くの躊躇しただけでデミさんのラストみたいになるかもね。
と、そういう訳で、老体の私にはキツ~イ警報でした。
あ!映画?ストーリーは100点、進行は0点。いい加減にしろよ!と怒りが湧いてくるような後半の展開はアメリカの駄作映画を見せられているようなガッカリ状態。車いすの方とワシしか最後まで上映室にいなかったよ。本は秀逸なのにね。
アラフォーには過激でした!(´ー`A;)
カメラワークの臨場感が素晴らしかったです、映画館の小さめスクリーンでしたが迫力が凄かったです。
これをグロホラーと知らずに観た若いカップルは、、可哀想(笑)
ラストのラストは、まさかの懐かしの遊星よりの物体withデミ・ムーアでした
ルッキズムと男性優位社会へのアンチテーゼ
「ドリアン・グレイの肖像」や「永遠に美しく」のように、若さと美しさに執着して手酷いしっぺ返しを食う物語、の類型ですが、執着せざるを得ない社会へのアンチテーゼも含めた一歩先行く作品。
さらに、作り込んだ映像と特殊メイク、主演女優2人の存在感のおかげでとんでもないクオリティに仕上がっています。
若くも美しくもない女は用済み、という価値感が支配する世界。
舞台となるTV局は極端にデフォルメされた男性社会。(上役もプロデューサーもクルーもほぼ男しかいない)
スーがエリザベスを嫌悪し始めるのは自然な流れ。
男性優位社会の中で恩恵を受ける若い女性は、高齢女性を容赦なく攻撃するものです。その昔、日本でも「30過ぎると羊水腐る」発言した若手女性芸能人がいましたっけ…
スーの神々しいまでの美。エアロビシーンの肉体を舐め回すようなショットだけでなく、エリザベスの背中から出てくるシーンや、裸で無防備に横たわる姿はルネサンス絵画で描かれるヴィーナスそのもの。
若くて美しいことを人類このかた600年近く賛美してるんですよ、わかってますよね?という確認のよう。
その価値観はエリザベスだけでなく、観客自身をも蝕み、老いさらばえたエリザベスを執拗に攻撃するスーの怒りにいつしか同調していきます。
2人でひとつ、の彼らが繰り広げる自傷行為を延々と見せられ続けた先のクライマックスがさらに凄まじい。
ラスト10分強をあそこまで血と臓物で塗りたくったことに、監督の社会に対する強い怒りを感じました。
それにしても、フランス人女性監督がこの映画を撮ったことにやや驚きました。
アメリカなんかと比べたらフランスって熟女が自信を持って恋愛を楽しんでいたり、若さ至上主義ではないイメージ。アンチエイジングにそれほど熱心でない女優さんも沢山います。
最近は違うのでしょうか。
デミ・ムーアについて。
彼女は妊婦ヌード披露に始まり、役作りで筋肉ムキムキ化、その後全身整形を告白など、肉体改造をしながら生き残ってきた女優さんなので、今回の役は自分の黒歴史をネタにしてさらに破壊するようなもので、もんのすごい精神力がないとできない役ですよね。
62歳にして最強の女優魂を発揮したのだから、オスカーあげてほしかったな…
マーガレット・クアリーの母のアンディ・マクダウェルはデミ・ムーアとほぼ同年代で、80年代の青春映画「セント・エルモス・ファイアー」でデミと共演もしています。
映画のテーマに共感したなら、マクダウェルの自然に年齢を重ねた姿を賞賛すべきなんでしょうが、デミの年齢を超越した美しさを目の当たりにすると、あー自分も少しはあやかたりたいな、なんて思ったり。
ほんと、染み付いたルッキズムとは厄介ですね。
エロ・グロ・バイオレンスなホラー風味のエレファントマン!
見終わってしばらく立ち上がれませんでした!
痛いし、気持ち悪いし、悲しいし、絶望的!
デミ・ムーアってキース・リチャーズに似てるのか?😅💦
ちょっと前に主演映画のキャンペーンで吉〇小〇合さんをテレビで見ましたが、今でも凄く綺麗で、もしかしたらこの薬を使ってる?…サユリストの皆様、失礼しましたm(_ _)m
血みどろは想定外でした
いやー凄かったです(笑)
ストーリーはとても面白くて、細胞からクローンを造るのではなくて、背中から産まれるなんて、まるで昔あったホラー映画の「マニトウ」みたいでした。
「マニトウ」と違うのは、とっても可愛い💕スタイルいい若い時の自分が出てくるという事です。
1週間交代といったルールも面白いし、栄養を与えたり、母体から穿刺して、脊髄液を取り若い自分に注入して安定させるというのも、よく考えられているなと思いました。
ちゃんとルールを守れば、母体が死ぬまで、1週間交代でも、若い自分になっていられるんです。
しかし、人間ってワガママで自分中心的なので、うまくいくはずがないですよね。
特に若い自分が暴走し始めると、母体にどんどん影響が出てきてしまいます。
早く「あなたはひとつ」と言う事を理解して欲しかったです。
まぁー両方の気持ちもわかりますが。
若さへの執着と狂気は、ラストはとんでもない展開へと進んで行きます。
しかし、ラストは流石にやり過ぎでしたね。
もっとシリアスなラストにした方が良かったように思えました。
最後の方で、「鋼錬」の母親を錬成した時のような容姿になって、自分の写真を貼り付けた時は、めっちゃ笑ってしまいました😊
そこからはコメディにしか見えなかったですね。
ただ生理的に気持ち悪かったのは、TVプロデューサー役の人が、トイレで手を洗わない、食べ方が汚い、本当に部分的アップが無理でした。
他も料理のシーンや、部屋を食べ物で汚すことが、私には耐えられなかったので、評価を少し下げました。
それにしても、デミ・ムーアは現在62歳。
いつ撮影したのかはわかりませんが、普通の人に比べると、やっぱり綺麗でスタイルはいいですね。
そのままで充分素敵です。
若さを取り戻したい!いつまでも可愛く、綺麗でいたい❣️
気持ちはすっごくわかります。
周りからチヤホヤされるとかじゃなくて、私は自分自身の心の安定として、自己満足かもしれないけど、出来る限り美しく保っていけたらと頑張ってます。
老化していくのは、仕方がないです。みんな同じです。
自分の気持ちの中は、すっと背筋を伸ばして、いつまでも自分なりに、努力していきたいなと思いました✨
君の知らない物語
何10年も生きてこんだけ映画見てドラマ見て小説読んで漫画読んで、もうそろそろ大筋の読めない物語には出会えないだろうと思っていました。
王道を基本に逆張りしたりドッキリを仕掛けたりしながら、細かな個性に驚かせながら今後も映画や物語を楽しむのだろうと。
いや全く最初から最後まで目が離せないというか、展開が読めないというか、「一体どうなっちゃうの~~?★」状態で最後まで駆け抜けてくれました。
ただ単に「若い女性というステータスに誰も彼もが振り回されるお話」では済まない。
というか、端的に言うとそれで済むのによくここまで肉付けしたわね。
特殊メイクや女優さんたちのあらゆるもの(服とか)をかなぐり捨てた演技も見物です。
どんな姿になっても俊敏に駆け抜けたり日曜大工したりお料理したりするポテンシャルも想像の斜め上を行きすぎて一周して笑ってしまいました。
あと脚本かカメラか監督の誰かに尻派がいますね?
分かるのよ、観客には。バレバレなのよ。
ワタクシ個人としましては、スーよりエリザベスの胸の方が好みですわね。
スーの尻が綺麗なのは…それはうん…ホントそう。
観客もまた、若い女性というステータスに振り回される一人なのだ………
ただ、個人的に最後の15分は蛇足。
鏡に一瞬バケモンが映るで終わりでよくないかい。
エリザベスやスーをコンテンツ消費したおっさんに対する復讐、みたいなカタルシスのために追加されたのか、もしくはエリザベスの夢だったのか?
ただただエリザベスが可哀想なだけで…、誰も気付かんのもおかしいし、まだやんのこれ?と思ってしまいました。
鏡にバケモン映ったときは「ヨッシャ!何て後味が悪いんだ!オッケーお疲れ!」って拍手しようとしたのに…
それにしても母体と分身で記憶共有できないの、母体にメリットなくないですか?
自分の20歳前後の頃なんて自分のことしか考えないマジクソ人間ゴンだったから、母体と交換しないだろうことは想定できるんだけどなあ。50歳の人格のままならある程度、母体が駄目にならないために最低限…という理性は働くだろうけどさあ。
ちゃんと事前に説明受けてたんかな、エリザベス…
あんな文字がでかいだけの説明書で納得してへんよな…?
老いに悩む女性につけ入る媚薬の恐怖・・・
面白かった〜!予想以上に楽しませてもらいました。大好きなデビッド・クローネンバーグ監督を彷彿させる人体変異のホラーですね。
何より、2人の女性が惜しげなく綺麗な肢体を見せつけてくれるのが良い。ホンっとスケベオヤジは大喜びでした。
エリザベスは、かっての人気女優。老いから人気の下降を苦にしている。そんな時、手に入れた妖しい薬により若い分身のスーを創り出す。ルールにより、1週間ごと交代で生活するエリザベスとスーだったが、自我に芽生えたスーは、自分の時間を長引かせていく・・・
先ずは、エリザベス役のデミ・ムーア。あの「ゴースト」で可愛らしい女性を演じた彼女が、劣化した女優を魅せつけてくれる。それもオールヌードで、弛んだお尻をさらけ出す。(シェイプアップの番組をやってるんだから、もうちょっと綺麗さを保てるんじゃないかと思うけど、まぁストーリーの展開上、仕方ないか)
そして、それとの対比として、マーガレット・クアリー演じるスーが完璧に綺麗な美ボディを拝ませてくれる。
この2人がそれぞれの身体を交互に動かしていくんだけど、抜け殻?となった体が裸のまま放置されているのも、何とも言えない。
【ネタバレ】
一週間ごとというルールの中で、若々しく美しいスーは、スターダムにのし上がっていく。その反面、エリザベスは周囲から孤立し、寂しい時間を過ごさなければならない。自暴自棄になり、荒れた生活を送るようになる。
輝かしい毎日を送るスーは、交代の度に荒れ果てていく部屋に怒りを覚え、自分の時間を延ばそうとする。
しかし、その反動でエリザベスの肉体は急激に老化していくのだった。
このあたりの展開はゾゾゾッてきましたね。母体であるエリザベスがどんどん衰えていく中で、スーの美貌は保つことはできるのか?
やっぱり無理だよね。命の源?が枯れて来たためもう一度母体に戻らなければならない。
ところが、エリザベスが意識を取り戻すと、驚愕的な老体に変貌していたため、怒りが頂点に達し、スーの抹殺を試みるんだけど・・・
若く美しい彼女に自分の夢を託すのか?いざって時に躊躇してスーを蘇生させてしまう。ところが、今度は目覚めたスーが、殺されかけたことで怒りに我を忘れ、エリザベスを殺してしまった。
最大のイベントのメインとなるスーだったが、本番直前に人体が崩壊を始める・・・
もう〜、ここからはお笑いのホラーでしたね。
何気に伏線となっていた、一回しか使ってはいけない薬の再投与。崩壊した人体の再生は、グロさ満点。オマケに会場は血飛沫シャワーで真っ赤っ赤!そこまでやるかってくらいの人体破壊は、まさに物語の破壊にも通ずるようなシッチャカメッチャカ!
この監督さん、すげぇ〜って思ったら女性だったんですね、なおビックリ。フランス出身ということで、あの開けっぴろげな身体の見せ方は納得でしたが。
そしてもう一つ、あの「REVENGEリベンジ」の監督だったんですね。どおりで、ド派手なバイオレンスと出血大サービスなわけだ!
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