サブスタンスのレビュー・感想・評価
全543件中、41~60件目を表示
グッズでサブスタンスセット売ってほしい
最初の入りとか設定が凄い分かりやすくてそそられたけど最後は色々何してんのってくらいふざけててバービーくらい?よりかはマシだった気もするけどスプラッター(血しぶき)が長かったし、主人公同士の破局が起こって物語が終わると思ったら、更に主人公を徹底的に落とすところまで落とすという二段落ち。
美を追求する本能に蝕まれるってく、というのが凄い表現されてて面白かったし、部屋の感じとか撮り方とかもサイコスリラーで見たことある感じだった。ボディホラーってジャンルだったらしいけど納得、注射針とか歯を抜いたりとか爪剥ぎ取ったり凄い不快だし鏡を見て落ち着かないのとか殺し合いのシーンもサイコスリラー(心理的恐怖)の要素になってて面白かった。
B級ホラーの顔をしたメッセージ性が強い教訓映画
2回目がよりよかった
珍しく公開中2回目の鑑賞。1回目は演出がエグい分ストーリーに集中しづらかったが、2回目は余裕持って鑑賞できたのでより堪能できた。2回目だからオチが分かってつまらないとなるほど薄い映画ではない。クライマックスの演出は馬鹿げていると言えばそれまでだが、類を見ないほどの突き抜け方で、素晴らしいと思いました。細かい矛盾を振り切る力強い演出も確信犯的でエナジーを感じました。この監督はすごいと思います。まだまだ傑作を作ると思いますので追っかけます。既存の大作シリーズの監督に抜擢されそうな予感もあります。
おそろしい映画を見た
ある程度のお金を貯めたら、若くして引退して悠々自適に過ごせば良いと思ってた。FIREというの?
エリザベスはゴージャスなマンションに住んでるし、多分散々稼いでいて、貯金はある。
でも…
成功した女優とゆう華やかな自分からは引退できない。
自分の存在価値そのものだった、美しいことが。
こんなんだったら、女優業やるもんじゃないわ。
いや、大女優の地位を得るとか、年齢とともにシフトチェンジしてけると思うんだけどなぁ。。なかなか厳しいのか?
50歳のエリザベスは十分美しく、スタイルも良い。
でも新たに現れたスーと裸体で比べるとそりゃあスーの方が文句なく…。エリザベスも、スーの美しさに驚いてたようだった。スーが、エリザベスの後釜のポストに着いちゃったもんだから、より比較され。
美しさを武器に生きるのはやめよう
美を磨くのはただの趣味にしておこう。
そして女性を(男性をも)美貌や年齢で判断するのはやめよう!
それが自分を苦しめない考え方となる。
まぁーでも、イケメン俳優は目の保養に必要なのだか…それはファンタジーとして。
期待しすぎてる…と一抹の不安がありつつ観ると大傑作じゃん!!
えー、ネタバレになります。
でもネタバレ要素をネタバレしてもこれ観ないとわかんねぇよな!?重要なところは回避します。
まず序盤の哀しさ、そしてこれでもかと言うほどの生まれ変わったあとの変化、画面の色、カットはバキバキに決まってキマってどうしようもない興奮が押し寄せる。それに飽きる間もなく規約を破り出てくるおぞましい肉体的変化。そうするともちろん精神にも異常は来すしてんやわんやとなる。一つ一つのストーリーの流れは予想できるものなのに映像の見せ方が過剰なようで過不足なく驚きを提供してくれてありがたいのなんのって。そして中盤からは喜怒哀楽の濃度が濃くなる濃くなる!終盤、やっぱりしちゃう2度打ちからの大変化、そしてラストカットへの流れが素晴らしい。映画序盤、なんなら予告やメインビジュアルからのテイストの変わり様には戸惑いと隠せなかったし、多くの人も同様だったと思うが作中の精神的葛藤と文字通り肉弾戦にクギヅケだった人であれば一定の理解はできるし拍手してしまうと思う。監督欲張り過ぎだろと。
とにかく、カッコよくて可愛くて美しい。そして哀しさと切なさが最高にエンタメしてる良い作品でした。映画館で観てよかったなぁ。
グロではあるけどゴアではないので不老不死でもない限り全人類におすすめです!
ひたすら露悪的
若さ、美、過去の栄光に囚われる醜さを描いた作品。20世紀の化石のような俗物番組プロデューサーのハーヴェイ、これでもかと若さを見せつけるスー、残りの生命を吸い取られているにも関わらず若い分身を捨てきれないエリザベスと、ルッキズム・若さに囚われた醜さをこれでもかと言うほどに描く。グロテスクで本当に目を背けたくなるシーンも多かった。この映画が表現したいことは分かった。しかし「ではどうすれば?」が描かれてないので、最後まで露悪的なシーンを見続けるはめになる。僕はもう見たくない。
最後の血しぶきのシーン、顔だけでうごめくシーンは笑えた。周りはあんまり笑ってなかったけど。
とんでもないものを観た!
まったく手加減なし。容赦ゼロ。
みようか迷っていたんですが、評価が高かったので観に行きました。
でも一つだけ後悔したことがあります。
それはポップコーンを買ったことです。
ポップコーンを食べながら観る映画ではありませんでしたねw
ただポップコーン食べたいなと思っただけなんですけどねw
映画はめちゃくちゃ面白かったです。
だけどこんな映画見たことないw
イカれすぎてもうニヤけちゃってた。
もうそろ終わりかなーって思うところが何回もあるけど、それだけじゃ終わらないっていうシーンが続く。
ここまでガツンとやってくれる映画はないんじゃないでしょうか。
話自体めちゃくちゃ面白いし、絶対映画館で見た方がいいからまだ見に行ってなくてグロがある程度大丈夫な人は絶対見に行って!
ちょっと長いけど楽しい
ルッキズムを扱った作品ということで期待して見に行って、予想以上にエンタメだった。主人公は美しいと思われることに執着してて、それが愚かだとか浅はかだとかいうのではなくて、実によくあることだよなと感じた(笑)。美容「医療」だとか若見えメイクだとか、自分のことが好きで自分を飾ったり祝ったりしたくてやるならいいけど、自分を嫌ってて「ここさえ変えれば大丈夫」みたいな感じでやるのは、この映画の主人公と同じではないかと思ってしまった。
映画自体の見た目は結構殺伐としてるというか室内とか蛍光灯的な照らし方とかが多くて映画館で見なくてもいいかなとは思った(笑)。見た目も音もキモいので、そういうのが好きなら映画館もいいけど。まあおおよその展開は予測つくから、全体を通して時間をたっぷり取りすぎてる感じはするけど、最後の方になると「そこまでやるか」と思うくらいにしつこいのでそれは楽しい。デ・パルマのキャリーみたいだし、永遠に美しくみたいだし、多分他にも何かリファレンスありそうな気がする。社会的圧力に直面してブチ切れてメチャメチャになる、というのはまあスカッとした(キモいけど)
映画館で見てモヤモヤしたのは観客でおしゃべりしてた人たちがいたからかもしれない(笑)。後半でビックリしたのか飽きてきたのか、50代以上と思われる人達が笑いながら何か言っており、本編中は映画の音も大きいので無視できたけど、エンドロールで帰らずにずーっと普通の音量でしゃべってて、二度と映画館に来るなと思ってしまった。静かにしてくださいくらい言ってやればよかった。TOHOシネマズ六本木ヒルズの2025年6月7日17:20からの回でした。4人組のいい歳した男女で、帰りにどこで何を食べようか、などと言ってました。裕福なんですかね。マジムカつく!!!
REMEMBER YOU ARE ONE
最後はもうスプラッター映画でした。
ちょっとそこが残念。
食べ方の汚い、脂多めのプロデューサーからは
“かつての”大スター、という扱いだったけど
一緒にエクササイズしてる女性たちにも
負けず劣らずなスタイル&動きしてて
何年もずっと番組も続けていて
廊下にはずらっとポスターが並んでて
すれ違うスタッフみんなに誕生日おめでとうって
声をかけられるような偉大な人なのに
「若さ」という天秤にかけられると、
こんなにも自尊心を削られてしまうんだなと。
観る前は、ずっとスーで在りたい「エリザベス」が
暴走するのかなと思っていたけど、
母体と分身の争いになっていて面白かった。
母体あっての分身、でもどんなに貪られても
母体も分身を捨てられない。
なんだかんだあって、もう一回
サブスタンスを打つとこまで本当に良かった。
好きな展開だったのにな…
分身が母体になれるはずもなく、
モンストロが生まれるとこまでは理解。
そのあとはスプラッタで強制終了って感じがした。
まぁ不満も鬱憤も悲しみもぜーんぶ
色々ぶち撒けて散った、ということなのかな。
愛されたくて舞台まで登ったのに。
愛されるはずだったのに。
あのあたりからほぼ主観で描かれているので
どこまでが本当なのかな〜。
顔だけなら(隠してたし)ともかく、
あそこまでバキバキの身体で戻ってきたら
舞台まで通さんやろ普通、と思ってしまった。
「1回だけ」じゃなくて、
分身からまた分身が生まれ、って一生
ループしていく展開も面白そうかな?と思ったけど
それはもうSFか。
スーも結局はエリザベスから生まれたもので
ただ“若返ることができた”ことによって
より注目されること、愛されることへの
執着が強くて露骨だし、
母体を栄養としか思ってない。
あの液はなんなん?脊髄液?
エリザベスは母体である自分の
肯定感を高めようとしても
どうしてもスーがちらついてしまう。
ずっと「若くて綺麗なスー」もしくは
「老いて醜いエリザベス」にずっと見られている。
醜くなんかないのにな。つらい。
あの207?は、病院で働きながら
被検体を探して斡旋してるのかな。
開発者かと思ったけど、開発者だったら
受取ポストいらないよね。
最低限の説明しかされてないから
「被験者がどう使い、どういう末路になるのか」
という実験と観察でもありそう。
あと、それぞれが開発者?に電話して
「何なのあいつ!なんとかして!?」って
相談したりブチ切れたりしても
「“彼女”はいない。」って一蹴するの好き。
「忘れるな。あなたはひとりである。」
ルッキズム、エイジズムの呪い
だいぶ時間が経ってしまったけど、忘れる前に。
グロとかホラー系はあまり観ないので、映像表現とかのところは詳しい方のレビューを読んでなるほどな〜と満足したので、
私は作品のテーマについて自分が感じたことを記録。
私が感じたのは、女性というフィルターを通してしか見てもらえないことの悔しさや、若さ・美しさにしか存在価値がないように扱われ続けることのしんどさ、
それを苦々しく思っているはずの自分自身がその価値観に染まりきってしまっているという悲哀で、
他の方のレビューとか見てると「尽きない欲望、浅はかさへの嘲笑」みたいな捉え方をしてる人が意外と多くて、そこが少し引っかかったというか自分の感想とは違うな〜と思った。
女性なら多かれ少なかれこの評価軸の目に晒されて嫌な気持ちになったことがあると思うし、エンタメ業界に生きてる人は男女関係なくより根深い問題だと思う。
あと、少し逸れるかもしれないけど、前に女性小説家の方が、「女性ならではの視点で」というよく言われがちな表現に対して苦言を呈していた話も思い出した。
女性だからじゃなくてその人の感性が光っていると言えばいいのに。
言っている本人は褒めているつもりでも、それが毒、呪いの言葉になっていることがあるし、自分も無意識にそういう発言してしまってるかもしれないとちょっと怖くなった…
女性としても、アイドルを推す身としても、身につまされる映画だった。
以下、ネタバレありで残しておきたいことを記録。
あの同級生について。
この人に対して「良い人」のように感じてるレビューを結構見かけたけれど、私は全くそうは思わなかったので、私の感想。
この同級生、エリザベスに対して言葉では「今でも世界一かわいい女の子だ」みたいに言ってたけど、
そのあと紙切れの端っこをちぎって連絡先を書いて、そのメモを泥水の水溜まりに落としても、気にすることなくそのままはいって渡すというのが、すごくモヤモヤする絶妙なシーンで、
本当に大切に思ってる人には絶対そんな渡し方しないであろうに、今のエリザベスはそんなこと気にとめる必要ない程度の存在と言われてるような、すごくぞんざいに扱われてるような感じがして、ダメージを受けるし、
それも分かった上で、唯一今の自分に「かわいい女の子」と言ってくれたあの同級生の言葉に縋ることしかできない虚しさと、
鏡の前で「こんな自分じゃダメだ…」と何度も何度もメイクを直して、一番認めてあげるべき自分自身が、自分を否定して貶めていくような様が本当にすごく苦しくてぶっ刺さってしまった。
「かわいい、美しい、(だから)みんな君のことが大好き」(うろ覚えなのでニュアンス)みたいな言葉が終盤に印象的に出てきたけど、一見褒め言葉のようだけど、そこにしか自分の価値はないように何十年も扱われ続けたエリザベスには、呪いの言葉だったし、
あのモンスターを生み出したのはエリザベス自身でもあり、観客である私たちでもあるっていうことだなと思った。
だからこそあのラストのぶっしゃーーーってシーンだよなって。
終盤はさすがに少し笑ってしまったけど、言いたいことはそういうことかなと私は思ったし、すごく喰らってしまった。
若さと美への執着、尽きぬ欲望の果て
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって
仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、
「サブスタンス」という違法薬品に手を出す。
薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」という若い自分が現れる。
若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、
いわばエリザベスの上位互換、たちまちスターダムを駆け上がっていく。
エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という
絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。
といったあらすじ。
どうやって若い時の分身が誕生するのかな、と思いながら、
映画鑑賞し始めたが、冒頭の卵黄から卵黄がでてきたシーンを見て、
え・・・?まさか・・・?
そして、実際に人間では・・・ホントに背中から??
自分で注射うったり、破れた背中を縫合してみたり、ありえん。
おもいのほか、グロいし、ホラー嫌いなのに、
こんなにホラーだとは思っていなかった笑
1週間ごとにスイッチするというルールがなんともビミョーで面白い。
分身であるスーが徐々にルールを破り始め、母体に影響が出るというところも
面白い設定ではあったが、それでも美に執着する姿、枯れぬ欲望に驚き。
そして、最後はまさかのモンスター笑
エリザベス役のデミ・ムーア、何十年ぶりでしょ。なにせ、ゴースト以来。
そういう年齢の役が回ってくるようになったのね。
でも執念、執着、怖いぐらいに表現していた。マジ、怖い。
スー役のマーガレット・クアリー、初見でした。お奇麗でした。
完全に毒気にやられました。鑑賞後のごはんの味は覚えていません笑
ホラー嫌いなので、間違っても二度目の鑑賞はありません!笑
80年代の古き良きハリウッドホラー好き必見!
もっと早く観ておけばよかった。10年に一度はドメジャーからこういうおバカ映画が生まれないとハリウッドなんてつまらない。私はそう考えている。CGを極力排除したプラクティカルエフェクトで描くボディーホラー。僕らが大好きだったブライアン・ユズナやスチュアート・ゴードンのあの感じ!!どんどん加速していくグロ。そうだ!これだよ!これ。やりたい事はハッキリしていて特に深い意味は無い。しかし主役がデミー・ムーアだから泣けるのだ。いつも若い彼氏がいるとゴシップ誌に書かれていた彼女。常に老いに抗ってきたからこそこの映画はわかる人にはわかる。それからデニス・クエイドのビンス・マクマホンみたいなクズっぽいコミカルな演技も良い。男性がみんなクズなのはギャグなので気分を害する人がいると思うとそれも笑える。そんな深く考えてないから。
「モンストロ」の文字が音楽と一緒にバーンと出た時なんか爆笑した。ユニバーサルに乾杯!デミー・ムーア!この役を受けてくれてありがとう。最高だよ!
サブスタンスはスプラッター
薬は用法・容量を守って正しく使うことを教えてくれる映画
上半期No.1の昨品
オーストリア🇦🇹の作曲家リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」の交響詩が好きで、たまに聴きます。冒頭のファンファーレが、あまりに有名でこの曲を知ったきっかけがキューブリック監督「2001年宇宙の旅」です。キューブリックは人類が進化の起源に目覚めた瞬間に、この音楽を効果的に使いました。
ただ崇高な音楽は使い方によっては馬鹿馬鹿しく聞こえるんですね。「サブスタンス」クライマックスのステージシーンは、この曲が使われ場内はポカーンと置いてけぼり状態でした。あとで、“あっ、あそこ笑ってよかったんだ”と・・・
過去に、そういう曲の使い方をしたのはリンゴ・スター主演「おかしなおかしな石器人」でした。偶然にもプロデューサー・ハーヴェイ役デニス・クェイドが若かりし姿で出てる!
その後の血しぶきシーンは私にとって記憶するのは昔「11PM」という深夜番組(←オヤジネタ)の海外CM特集で毛皮のファッションショーの映像が流されてました。毛皮を着たモデルがステージでクルクルと回転するたびに血しぶきがセレブな観客に飛散する阿鼻叫喚のシーンでした。最後は毛皮自身が血を引きずりながらステージを後にします。毛皮撲滅運動のAC(公共広告機構)のCMでした。
「サブスタンス」いろいろと語りたいシーンが満載で、1回観ただけでは理解できない深いテーマがあります。
ちなみに私が思ったヒドいシーンは、
ハーヴェイが部下(唯一出てきた女性が務めてる役職)の名前を間違え訂正するどころか“お前は、その(間違えた)名前でいけ!”
エリザベスの幼なじみが雑なメモ書きを泥水に落としてしまい、それを拾って渡してしまう(私なら速攻拒否👎)
今年のアカデミー賞は地味な作品だらけと思いきや主要な賞を逃した本作品と「教皇選挙」が興行的に賑わってるのは凄いです。
やり過ぎ面白いグロエンタメB級ホラー
洋画オタをニヤらせる場面も多い
冒頭、卵の黄身に何やら注射すると2個に分裂する、と。なるほど細胞分裂を強制的に促進するお得な薬なのね。ていうか質量保存の法則は完無視。で、人間に打つともう一人増えるってココも質量保存の(以下略)。
ストーリーに既視感があったのは楳図かずお「洗礼」っぽいのだなと気づく。
ラストはAKIRAの鉄男くんとかエレファントマンとかキャリーとか物体Xとか。ツァラトゥストラをBGMにしてるところでもうこの監督笑かしに来てるなと。
あと、白一色や赤一色の部屋ビジュアル(2001年)、執拗な暴力シーン(時計仕掛け)はキューブリックオマージュなのかな。
万人にお勧めできないけど、たまにはグロいホラーでも観てみるかってノリであれば
良いのでは。
これは傑作
最近観た映画の中では一番面白かった。
エンドクレジットが終わった後、拍手しました。
私一人だけでしたけど(笑
コラリー・ファルジャ監督、若さへの妄執から逃れられなかった愚かな女と、
彼女を取り巻く人間たちの悲喜劇を、破壊力満点の映像で、徹底的に、これでもかと描き切ってくれました。
それにしても色んな引用というかオマージュ満載の映画でしたね。
『2001年 宇宙の旅』『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督)、『キャリー』(ブライアン・デ・パルマ監督)、『遊星からの物体X』(ジョン・カーペンター監督』、『ザ・フライ』(デヴィッド・クローネンバーグ監督)、あと最後の血飛沫大宴会は、
『キャリー』に加えて、『ブレインデッド』(ピーター・ジャクソン監督)も入ってるかな、ざっと気が付いただけでもこれだけ。
全部大好きな映画なので、それだけでもお腹いっぱい。
「未知との遭遇の曲」と書いてる方が何人かいらっしゃいましたが、クライマックスのステージで流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」(リヒャルト・ストラウス/2001年 宇宙の旅)のこと?
セルフパロディのデミ・ムーア、アカデミー賞取れなかったのが残念な体当たり大熱演。
スー役のマーガレット・クアリー、あのオッパイは付けパイだそうですね。
『ワンスアポンアタイムインハリウッド』のヒッピー娘はペチャパイだったもんね。
よくできてる。
でも彼女、撮影当時の年齢は28歳、現在30歳。
まぁ、20代後半から30代前半が女性の一番いい時ですからね。
って、こういうこと言ってるからダメなんですよね。
いやぁ、すごかった!面白かったー!
落ち目になったかつてのスター。容姿にこだわる女優。見た目が落ちることを極度に嫌う。なんだか素のデミ・ムーアとリンクしているような役。よく引き受けたなあと思う。覚悟を持って引き受けたであろうデミ・ムーア。渾身の演技見届けました。振り切っててすごく良かった。
長年やって来た番組を年齢が理由でかクビになったエリザベス。若返りの為違法薬物サブスタンスに手を出す。ところがそれは若返りではなく分身を生み出す薬だった…。分身が背中を割って出て来るシーンが衝撃。出て来た分身スーは本体エリザベスと一心同体で1つなのだが分身はそれを理解せずエリザベスを蔑ろにし分身のみで生きて行こうとする…。分身を演じてたマーガレット・クアリーも良かった。エリザベスをクビにしたプロデューサー役のデニス・クエイドの演技も良かった。本当に3人が振り切った演技をしていて最高だった。
コラリー・ファルジャ監督はデビュー作『REVENGE リベンジ』を見ても分かるがスプラッターや残酷シーンがお好きなので恐いのが苦手な方はご注意。恐いのが大丈夫な方は3人の演技一見の価値あり。是非見て下さい。
ラストはやり過ぎ
全543件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。