サブスタンスのレビュー・感想・評価
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諸行無常スプラッター
支払方法が気になったが。
一世一代の体当たり演技を見せるデミ・ムーアに
アカデミー賞獲って欲しかったなあ。
そこまでしなくても…と見るのが辛くなる箇所も。
「バスケットケース」リスペクトなのかなあ…?
同時代を駆け抜けたアンディ・マクダウェルの娘
+メグ・ライアンの元旦那が主要キャストなあたり、
なんか無常感…。家まで届けて〜…。
久しぶりにオリジナリティーのある洋画を見れた。
REMEMBER YOU ARE ONE
かつて人気女優だったエリザベスは50歳を超えて容姿の老化とそれによる仕事の減少に悩んでいた。
そんな時、ある再生医療の存在を知る。
その名は「サブスタンス」。
疑いながらも彼女がその薬に手を出した時、誰も信じられない結末へのカウントダウンが始まった。
いやいやいやいやいや!!超絶大傑作!!!
今年ベストはほぼ間違いなし。
これ覆すのはかなり難しいでしょ。
もうね、愛。大好きです。
それだけでもいいんだけどとりあえずレビューします。
※久しぶりの長文レビュー!
みんなが散々グロいとか煽るから流石の私も結構身構えてたけど思ったよりもだった。
むしろ直前で予習してた同監督の『REVENGE リベンジ』の方が痛い描写がキツかった。
本作で1番キツかったのは目玉かな。
あんなの思いつくの天才だし、パンフ買うまで全然気づかなかったけど、ポスタービジュアルも目分裂してる!
結局この映画の正体はみんなが大好きな映画愛増し増し映画だったんですよ。
これ書いたらネタバレになっちゃうけど、書かずにはいられないからネタバレレビューにしたけど、これはクローネンバーグでありリンチでありキューブリックでありヒッチコックでありカーペンターであり……
今どきありがちなルッキズムホラーかと思いきや、核の部分には往年の名作や名監督たちの遺伝子がギュッと詰まったそんな映画。
これこそ真の映画だと言いたい。
さらに腕のある監督がやりたいことを思う存分できているからこそ、とてつもなく良いものが仕上がっている。
『イレイザーヘッド』から『バスケットケース』をやり始めちゃうもんだから、もう最後は笑顔と涙が止まらなかった。
ありがとう、本当に。
この映画の素晴らしいところは、あくまでも脚本や映像、劇伴などは最高に出来上がった映画だというところ。
ただ奇を衒ってるとかやりたい放題とかそういうわけじゃ無い。
ちゃんと映画として完成度が高いのが面白い。
最後にやってることはB級ホラーでしか無いのに中盤までの積み重ねがあるから、みんなただのアホなB級ホラーだとバカに出来ない感じが、監督の策略にまんまとハマった感じがして悔し嬉しい。
ルッキズムに対する究極のアンサーでもあると思う。
やはり『プロミシング・ヤング・ウーマン』的な映画を想像もしたが、似ているようでアプローチが全く違う。
社会問題、特に女性の問題を扱った作品は真面目に鑑賞者へ問題提起しがちな気がするが、私個人的にはこれくらいぶん投げてくれた方が刺さるし、同時に映画としても楽しめる。
だからこそ本作は笑って観たい。
ちなみに私は、こんなに映画館で笑ったのは初めてなんじゃないかってくらい笑えた。
周りもいるしもちろん大声あげて笑うことはできなかったけど、笑いが止まらないってこういう時に使うんだなって。
もちろん途中まではしっかりホラーで、怖いところはかなり怖かった。
そして、あの伝説のクライマックスからはずっと口角上がりっぱなし。
クレジット中はもちろん、劇場を出ても1人ずっとニヤニヤが止まらなくて、多分周りから見たら普通に気味悪かったと思う。ごめんなさい🙏
『REVENGE リベンジ』同様画づくりも非常に魅力的。
洗練された高級感ある背景に対して人間の内側から溢れる様々な汚さが映し出されるこのギャップ。
見たことあるようで見たことのない新鮮な映像だった。
第一、ファーストカットからして厳つい。
YouTubeで調べてたら海外のメイキングがあってかなり面白い。
こういうクリエイティブな現場はすごく楽しそうで羨ましい。
ストーリーには騙された。
どおりで全く掴みどころの無い予告だったわけだ。
日本のダサいプロモーションに関しては苦言を呈したいところだが、予告の情報量を最大限に減らしてくれた点は感謝しかない。
今出ている本予告はそこそこネタバレがあるんだけど、公開前は特報しか見てなかったからちょうど良かった。
この特報の情報量のおかげで、「サブスタンス」の仕組みも危険性も展開も全く予想とは違うものだったし、未知なる展開にワクワクしながら観ることが出来て大満足。
デミ・ムーア。
全然知らなかったけど、彼女自身かなり壮絶な人生を歩んでいる。
養父は自殺、実母は犯罪者。
幼い頃には性的暴行を受け、17歳で結婚、演技の道に進むも薬物とアルコールの依存症に長年苦しんだ。
結婚と離婚を繰り返し、様々な噂からバッシングを受けることもしばしばあったようだ。
本当にここまで生きてくれて、最高の演技を届けてくれてありがとうと言いたい。
『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』での全身整形疑惑や『G.I.ジェーン』での坊主姿など、躊躇のない役づくりで体当たりの演技を見せる役者だということは意外に知らなかった。
そんな彼女が演じたのがエリザベス。
なかなか感慨深い。
そして、マーガレット・クアリー。
とんでもない逸材だった。
登場した瞬間、本気でAIかと思ったくらいに美しすぎる。
人間の美を超えた引き込まれるような美しさがある。
その美しさ故に、スーの凶暴性に良い意味で違和感が生まれて正体不明な存在感が堪らない。
改めてこの映画はこの2人じゃなかったらあり得なかった。
2人ともスタイル良すぎ、体綺麗すぎでずっと見てられる。
エロティックというよりもボディとしての魅力って感じ。
そして監督のコラリー・ファルジャ。
こういう映画を撮れる女性監督がいてくれることが嬉しい。
ハリウッドや映画というもの自体の一般常識に、全力で中指立てるかのような反骨精神が大好き。
今後大注目の監督である。
鑑賞数時間前に予習として『REVENGE リベンジ』を観ていた私しか気付いてないと思うけど、スーの⭐︎イヤリングだけど、リベンジのジェニファーも⭐︎イヤリングしてるんだよね。
気づいた時ちょっと嬉しかった。
絶対におすすめできないけど絶対におすすめしたい、年間ベストどころか人生ベスト級の超絶大傑作。
感動と余韻が収まらなくてレビューに3日かかっちゃった。
でももう既に体がサブスタンスを欲している。
全然1週間持たないよ。
また接種しなくては!
例外は無いのだけれど。。。
Here’s Johnny!!ズ。
一部の日本人が憧れてやまない先進国のアンチルッキズム最新版。大衆が求める偶像と、その裏にある人権無視の使い捨てを過剰に下品に切り取った訳あり映画。
おっぱいが観たいなら、おっぱいだけヒリ出しゃ文句はねぇだろ?と。女の敵は女なのだと実感する。
ベテラン落ち目女優vsマンバズ系DIY女子。
記憶の継続性が弱い分裂という、非常に都合の良い設定の為、承認欲求モンスターが二つに増えるという地獄絵図、自問自答によるキレイな着地はない。
キレイになったのは歩道だけである。
噴き出す血液は、煌びやかなステージの影で犠牲になっていった者たちの怨念のカウントダウン紙吹雪だ。
史上最悪の大晦日、明けまして全然めでたくねぇ!!
誰も時間からは逃れられない
予想外のラスト
若さへの執着心の主人公くらいの事前情報だけで観たので、心の準備がなくインパクトが大きすぎました
ずっとテンポ良くスリリングな展開であっという間でした。
美と若さへの執着心、多分きれいな人ほどこれは強いと思います。
ある程度の年齢になってその執着心を手放せてきれいじゃなくなった自分を受け入れる事ができたら良いんでしょうけど。
若返りの薬じゃなくて若くてきれいな分身が出てくるんだからそりゃあの展開になるってもんです。
取り戻したかった自分を持っている分身、栄養でしかない自分。
メイクを何回も直してるシーン、出掛ける事ができないシーン、やめようとしても結局やめる事ができないシーン、執着心を捨てきれないエリザベスの辛さを一番表しているのかもと思いました。
アンチエイジングという言葉が溢れかえっていて、若くてきれいというだけで女性の価値が上がるように思えて、おばさんになった自分を受け入れられないのは生きにくい世の中です。
エリザベスもおばさんを受け入れられたら良かったのにね。
エリザベスを演じるデミ・ムーア、分身のスーを演じるマーガレット・クアリー、2人とも素晴らしかったと思います。
エリザベスの嫉妬心をさらに大きくさせるようなマーガレット・クアリーの完璧な美しさでした。
そんな展開だったのに、まさかのあのラスト。
あのグログロなホラーな展開は笑うところ?とか思いながら観ていました。
あんなになったのにピアスを着けたり髪を巻いたり痛々しすぎました。
エリザベスはあのラストで満足だったのかも。
冒頭のウォークオブフェイムがうまく使われていたし、サウンドもさらに緊張感増し増しにしてくれていたと思います。
楽しめたけどホラー耐性のない私はかなり気持ち悪く思えたし疲れました。
マーガレット・クアリー綺麗
なんとも苦しい
ちょっと長すぎたけど、面白かった。
やりすぎな血しぶきは、コレいる?と思いはしたが、女性は若くて綺麗じゃないといけない、ということに対して苦しんでいる全ての人たちの痛み、みたいなことだったんだろうか。
最後の30分は蛇足だと感じたな。
例えばあれをみせて、みんな違ってみんな美しい、みたいなことを言いたいんだとしたら、それは響かない。
フレッドとのデート、メイクして綺麗にしてたデミムーアがメイクをぐちゃぐちゃにして落ち込んでしまうシーンが一番つらかった。
綺麗だし、同年代とのデートなんだから気にしなくていいじゃないか。そこで年相応の自己肯定感をまたもらえばよかった。
たしかに、若いスーには目を奪われる。
美しすぎる。プロポーションもため息がでる。
(お胸は何か入ってそうだったけど笑)
若い美人なんかにそりゃ敵わないよ瞬発的な美しさでは。
綺麗な人ほど、若いときにちやほやされる人こそ、空っぽな人生ではなく
家族や周りの人を大事にしなきゃいけないね。
エリザベスは若い時傲慢だったのかな?
性格がよく、人に好かれていたら、例え年取っても家に遊びにくる人とか友人とかいたんじゃないのかな。
そこらへんの表現があれば、完璧だったかなと。
タイトルなし
まず、デミ.ムーアさんとマーガレットクアリーさんの体当たり演技に脱帽です。
映倫の尺度は解らないけどこれで15禁?とは……。
一ヶ月位前、ラジオで映画ミッド.サマー(個人的には二度と見たくない作品。)にウケた人は是非!とあったので、それではと思い視聴。
グロテスクとかスプラッターというより、
頂点となった女優の貪欲な女性の美意識の追求が凄い。
エイリアンやモンスターが人を襲う作品よりよっぽど凄いえげつなさがあったし痛いシーンは下手なスプラッターより痛い。
これ女性がみたらかなりくると思う。
……後半の最後の方のあれはちょっとボルテージを上げる方向が違うと思ったが、それも監督意思だったのかも?
……この作品は是非劇場での鑑賞を勧めます。ホームシアターではもったいないです。
もし、ホームシアターでの鑑賞なら、女性は遠慮したほうがいいかも。
なんという映画を見せられたのか
映画が終わり館内が明るくなった時の、周りの客の微妙な表情。思ってもみなかった展開とラストに、みな茫然自失となったことが分かる。これから観る人は覚悟して観た方がいい。前半は老いと人の醜さを見せられ、後半はモンスター化した主人公の姿に、胃液を吐きそうになった。映画の中で客席にいた少女が可愛そう。トラウマにならないといいけど。
FREE YOURSELF !!!!
自己肯定感を失った人の末路。
誰しもアレを手に入れて使ってしまったら、7日間のルールなんて守れない気がする。人は弱いから。
エリザベスもスーもエリザスーも泣いていた。大丈夫だよと言ってくれる人がいたら違ったのかな…と思いつつ、やっぱり解決策は自分の内にしかない気がする。フレッドでも救えなかったはず。
とはいえ終盤の振り切り方はブラックコメディ。笑ってしまうけど切ないみたいな。監督その線狙ってるよね?あえて。
歩くの辛そうだったのに火事場のクソ力でスーを高速で引きずって闘うエリザベスに興奮。いいぞ!己と戦えリジー!(結局その場面では負けるのも、またエリザベスの弱さ、美への執着。)
このキャットファイト。接種前に心の中で行われてスーに勝てていたら良かったのに…!
エリザスーのヘアアイロン、イアリング、リップ塗り絵シーンは滑稽だし悲しいけど可愛いとすら。捨て切れない美のこだわり、承認欲求。
自分との闘いに終始し、ハーヴェイ含む他人を物理的に傷つけないことも印象的。
何も悪いことしてないんだよ、エリザスー。
あの生放送の観客席に子供がいるのもまた風刺が効いてる。お嬢ちゃん、トラウマの果てに気づきなさい。世間の恐ろしさに。キーワードはCONTROL YOURSELF!
※ちなみちゴアもグロもジャンプスケアも苦手で、チケット買うの躊躇して酔い止めまで飲んだけどちょい回避でいけました(ヤバ察知したら即薄目でクリア)。音は不穏な気持ちにさせたけど。
▼雑多メモ
・台詞がかなり少ないのに伝わる演技。デミ&マーガレットに賞賛を!
・デミはやはりフレッドお誘い電話の笑顔からのメイクぐちゃぐちゃシーンが素晴らしかった。
・スーにトドメをさせないデミの演技も流石。子供をあやすような猫撫で声。
・心のあり方を表現する椰子の木が◯。
・数々の映画へのオマージュも◯。
・デニスが気持ち悪い演技上手過ぎ。株主おじさん達もキモ過ぎで◯。
・モデル風肌ぴちぴち看護師なんかあると思ったぜ。
クセが強い
良くありがちなストーリーと思いきや…
やりすぎ感が最高。
日本もこの手のサブカル映画が根付いて来た
8割面白かったのに…
終盤から終わり向けての15分ぐらい?からはちゃめちゃ過ぎて一気に冷...
DIYスキルが高すぎるスーさん
ぶっ飛んでるって前情報で覚悟していたけど想像以上に見せてほしいものを全部見せてくれて ありがとう!って感謝の気持ちでいっぱいになった。
ところどころ伏線の説明くささも感じなくもないけど、劇伴も画もキレてて、映画自体の熱量がすごい。少ないセリフで、映像と編集で長い上映時間を引っ張ってく
なんといってもラストの畳み掛け ヘネンロッターにクローネンバーグはもちろん、キャリー、あとリメイクサスペリア?とか、キューブリックまで、各種オマージュにはみていてニコニコがとまらなかった。
デミムーアの怪演もすさまじく、途中とにかく気の毒になり、ラストで行くとこまでいって笑っちゃう
今年これ以上度肝抜かれる映画はないんじゃないか
気持ち悪さ満載のホラーエンタメ
面白かったけど、やり過ぎだね。
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