サブスタンスのレビュー・感想・評価
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人格まで別にしたのが失敗
分裂した時、完全に別人格にしたのは失敗では?
あくまでもデミ・ムーア本人が若い肉体を手に入れたことにした方がテーマがはっきりする。声だけはデミ・ムーアのままにしておくとか。
そうやってデミ・ムーア側になにかの利益をあたえるべきだった。でないと何のためにわざわざこんなことをしたのかよくわからなくなってしまってる。
で、若返ったことを喜んでいるうちに分身側が暴走するという風にすべきだったのでは?
あとブラックコメディとして作ったんだろうけど、いまいち笑えなかった。こういう「酷すぎて笑える」作品は好みのはずなんだが。とにかくかわいそうなだけなんだよね、デミ・ムーアが。
唯一「ツァラトゥストラはかく語りき」がかかったところは笑った。それくらいかな。
ラストのスプラッター展開も、単に暴れてるだけで作品のテーマと関係ないのが惜しい。鬱陶しいプロデューサーたちにやり返すようにもっていけなかったのだろうか。血まみれになるくらいじゃ納得できん。
スゴい作品
予告は美の強調が多かったけど
…とにかくスゴい作品です。ここ数年では一番の怪作と言っていいと思います。駄作となるギリギリのところというか(笑)。デミムーアさんの出演がそこを押し留めていますが、
最後の30分は何を見せられているのか分からないカオスな作品です。ヒドい作品と言ってもいい(笑)
賛否両論が間違いなく起こります。
さて、デミムーアさん、お歳ですがとっても綺麗ですのに、何をそんなに悩まれるのか、怪しい薬に手を出してしまいます。
そしてお美しい「より良い自分」を手に入れるのですが、その子が暴走を始めます。しかし、それも自分なのですよね?
単純に7日間若返る薬という設定ではなく、もう一人の自分が生まれるところがミソです。
監督さん映画好きなのでしょうね。
造形はエレファントマンとかバスケットケース、ザフライ、を思い出しました。
演出においては、キャリーとかシャイニングとか、ボディスナッチャーとか…
モンスターが身だしなみを整えたり、観客の前で吊し上げをくいながら、「私よ」と叫んだりするのはまさにエレファントマン(笑)
「リベンジ」ではマッドマックスでしたし。
結局は、美を求めすぎた挙句、この世で最も醜い姿となるというルッキズムやエイジズムに対するアンチテーゼなのでしょうが、その描き方が美も醜も、本当に極端(笑)
サブスタンスは物体という意味もありますが、最後、人が物体になるというのもかけてるんでしょうか?
美は男性垂涎ですが、醜はもうほんとひどい。(笑)
ただ、老いた己に価値を感じられない、若い自分が活躍してる間ただ隠れるだけ、というのは何か考えさせられました。スーは仕事、エリザベスはあの男性とデートして、仲良くなったら、それぞれ充実した7日間で、末永く楽しかったかもね。
あと、今流行りのTV局のセクハラ問題もまさにタイムリー。
男優さん、多分監督さんに「世界一嫌な男を演じろ」とでも言われたのか、振り切ったセクハラ男やってます。
振り切ってるのは、主役のお二人も同様で、お二人のケンカも血まみれのバイオレンス全開でした。
血まみれ、ゴア、バイオレンスは、女性の監督さんが撮られたと言うのが本当に驚きですが、セクハラについては納得です。
男は女性からこういうふうに見られてるんだろなと。
反省致します。
また、デミムーアさんが良くこの脚本読んで引き受けたなと思いました。「ゴースト」のデミムーアさん出なかったら、単なるカルト映画で終わったかもしれません。
ツァラストラかく語りきで2001年とか、後半、もう監督さんの悪ノリもいいとこですが、
ここまでリミッターはずした作品も珍しいですし、
主演の3人にはここまでやったんだからなんか賞あげてくださいと言いたいです。(笑)
新時代のホラーと言えばそうですが、下地はやはり過去の映画にあるのが好感が持てます。
アウターリミッツ
度肝を抜くとはこういう事
近年、承認欲求というワードを耳にする様になったのも、誰もが手軽に使えるSNSの影響からだ。本作はそれを50代となり人気も衰えたタレントに置き換えて描いている。年齢や性別関係なく、誰もが認められたいと思うものであり、それは勿論叶うならば若くいたいと思うものである。それが、過去に数多くの栄光を勝ち取った人間ならば、よりそれを強く感じてしまうはずである。芯強く芸能界に残るという意思と、年齢、時代遅れという現実に苦しめられる主人公を、デミ•ムーアが好演している。間違いなくこれは彼女にとって代表作になるだろう。それらの思いが狂気に満ちていくのはすぐに予想できる物だが、本作はそれを大きく裏切る形で爆発するのである。どんな映画好きでも、こんなオチを予想できた人間が果たしていただろうか。アカデミー賞受賞という大きな話題を呼んだ本作だが、映画作品として最高のエンターテイメントを提供してくれる、本年度No.1の作品だ。
人間の狂気を描くにあたり、心理描写や人間描写に主眼が当たるとどうしても絵的には地味になってしまうが、それをポップな表現や、セクシーなお姉様方で彩ってギャップ的に描くのかと思っていたが、それだけでなく映画ファンは勿論、話題作だからと気軽に鑑賞した人間らを怒涛の如く楽しませるか、ドン引きさせるかの作品だ。
設定上"生まれ変わる"の定義も出だしから驚かされたが、それらのシーンでは素人がやって良い事なのかと思う様なツッコミどころもある。細かな取り扱い説明書も無い箱に入った薬なんて自分なら絶対に使わないが、まるで知っているかの様に手際よく出来ちゃうのはイマイチ現実的では無いが、この映画で現実を語るなという事だろうか笑
また、"生まれ変わった"バージョンの「スー」はあれだけ"自分自身は1人だけだ"的な注意喚起をしていたにも関わらず、主人公の意思とは異なる様な動きをしており、お互いに目覚めてびっくり的な展開が多く、「君の名は」の様になっていた。そこら辺の描写ははっきりとは描かず、どこまで自我が効くのか疑問に思った。
そんなモヤっとした展開も、今までの世界観無視と言っても過言では無い展開で綺麗に吹き飛ばしてくれる。ラスト15分位になるとリアリティだとか怖さを吹き飛ばして無双状態に突入していく。そんな中で劇中のセリフである、「鼻の代わりにおっぱいが付いてれば良いのに」を見事なまでに伏線回収してくれる。このシーンには笑ってしまった。特徴的な建物や、主人公以外の人物らを気持ち悪く描いたり、食べ物をやたらと不快に描く様な演出など、どこか異質な作風は、デヴィッド・クローネンバーグを彷彿とさせる様に思える。と言ってもあそこまで不親切な映画では無く、先述の通り最高の映画体験が出来るのは間違い無い。こんな作品には滅多に出会えないだろう。
「個」とは、「記憶の連続性」と「同一の肉体」が作っている
元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え、容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療<サブスタンス>に手を出した。接種するや、エリザベスの背を破り脱皮するかの如く現れたのは若く美しい、“エリザベス”の上位互換“スー”。抜群のルックスと、エリザベスの経験を持つ新たなスターの登場に色めき立つテレビ業界。スーは一足飛びに、スターダムへと駆け上がる。一つの精神をシェアする存在であるエリザベスとスーは、それぞれの生命とコンディションを維持するために、一週毎に入れ替わらなければならないのだが、スーがタイムシェアリングのルールを破りはじめ―(公式サイトより)。
「アカデミー賞女優賞はマイキー・マディソン(「ANORA アノーラ」の主演)ではなく、デミ・ムーア―が獲るべきだった」という記事を読んで、ホラー映画は得意ではないが観に行った作品。実際、ホラー要素満載で、苦手な人は鑑賞を避けたほうがいい。寄りを多用したカメラワークとじゅくじゅく系の水気の多い「音」の演出が絶大な効果を発揮しており、飛び散る血飛沫や肉片の量はスプラッター級で、気持ち悪いシーンが目白押しである。
そういったホラー要素を置いておくと、本作の主題はアカデミー賞を中心としたハリウッドあるいは全世界(例えばKPOPなども含む)のエンタメ産業を未だに席巻する「ルッキズム」や「女性性の商品化」への痛烈な批判である。
女性の美しさ、男性の逞しさに惹かれる心性は、繁殖を使命とする動物的な本能に起因するのかもしれないが、わたしたちは子どもを産み終わったり子育てが終わったらすぐに死ぬ動物や植物ではなく人間なので、セックスアピールとなる美しさや逞しさを失った後のそれぞれの価値や役割、人生についての成熟した動物としての人間ならではの哲学が繰り広げられているかというと、全然そうはなっていない。それどころか、特に産業の中に組み込まれ、莫大な利益を生む「女性性」は、テレビプロデューサーが食い散らかした海老のように汚く消費されていく。
主人公であるエリザベス・スパークルが明らかに胡散臭い再生医療に手を伸ばすまでの序盤、デミ・ムーアはほとんど科白らしい科白を吐かない。鏡に写る表情とたるんだヌードで、消費尽くされた老齢の女優を見事に表現する。ちなみに本作のスパークルは50歳の設定だが、デミ・ムーアの実年齢は60を超えていたので、そこにも細かなメタファが込められていそうである。
分身であるスーが活躍し出した中盤、スパークルのターンで、ざっくりと胸元の開いた赤いドレスを着込み、何度も何度もメイクをやり直す場面は、女性性の商品化が個人のアイデンティティーを蝕んでいく様を描いた名シーンである。これで女優賞を獲れないのは、確かに納得がいかないだろう。
一番最初に誕生した時、スーは確かにスパークルの記憶を引き継いでいた。再生医療の手順を覚えていて色々と処置をしていたのがその証左である。だが、それぞれがそれぞれの世界を生きるようになると、当たり前だが、脳みそがふたつあるので、血液を交換するだけでは、記憶を引き継げない。自分が目覚めたときの状況から、片方がなにをしているのか類推するしかなく、その行き違いが致命的な決別を生む。
そしてクライマックスへと向かっていくが、徹底的にシリアステイストを保持した壮大なギャグが繰り広げられ、日本映画で「除霊フェス」として話題となった「来る」を凌駕する衝撃のラストが展開される。本作は142分と一般的な映画より20分ほど長く、また明らかにここで終わってもいいというプロットはあったので、きっとコラリー・ファルジャ監督はどうしてもここを描きたかったのだと思う。無分別に「若さ、美しさ」を讃え、結果的に「女性性の商品化」の原動力となっている衆愚を笑い飛ばす返り血である。
片方の記憶が残っていれば、あるいはそれぞれをもっと斟酌できたかもしれないと感じるが、見た目は毎日変わるが、記憶は引き継がれる「ビューティー・インサイド」でもやはり個が破壊されていった。結局のところ、「個」とは、「記憶の連続性」と「同一の肉体」の両方が作っているということなのだろう。
サブスタンスが提示する「REMEMBER, YOU ARE ONE. YOU CAN'T ESCAPE YOURSELF(忘れるな、あなたはひとりである。あなたはあなた自身であることからは逃れられない)」というメッセージの続きは、本当は「DON'T FOGET YOU MUST SWICH EVERY 7 DAYS(7日間で交代するのを忘れないように)」という使用上の注意ではない、という監督の含意がある。
マンガ的 あるいはタモさん
既視感のあるような話が
ひとつひとつが「まだエビ食うの⁉︎」とか
「まだ縫うの⁉︎」みたいな
冗長な演出のもと142分続く
(退屈はしない)。
それっぽく作っているのに
「看板の脚どうなってんだ?」とか
「この仕上げは素人じゃねえ」など
ディティールにリアリティもなく、
話の落としどころ見たさでドリブンされる感じが
何なんだろうと考えていたら、
既視感はひばり書房とかの少女ホラーマンガだと気づいた。
あるいは『世にも奇妙な物語』。
だから60分、譲歩して90分でいい話。
でも「本体とサブスタンスの心理劇かなあ」
なんて観に行ったからヤキモキしていたわけで、
「なんだマンガか」と思ってからは、
「お向かいさん、ひと言も予想を裏切らねえ!」とか
「エビ剥いた手でスーツの肩叩かれたら俺ならキレる」など
非常に気楽に観られた(多分気づきと順番は前後してるが)。
終盤、
・「後先考えずにいろいろ砕きました!」
で終わる、その後を想像させる余韻エンド
・「二度漬けでたいへんなものが生まれました!」
で終わる、ショッキングエンド
・「それではご登場いただきましょう! ジャーン!」
で終わる、ショッキング余韻エンド
など、切り上げるタイミングはいろいろあったのに
「そこで『ブレインデッド』かよ」とか
「あ、外に出ちゃうんだ⁉︎」とか、予想を裏切る展開の連続で、
『The Thing』に至ったところではかなり大興奮。
観終えれば、
「最初がそうなんだから最後もそうしたくなるのはわかる
だが長いし下品」とニコニコしながら
「でももう観返さんな」と劇場を後にした。
あとスーの可愛さで持つ。
永遠に美しく…
一方的な価値観で女性を定義してきたハリウッドが自己批判をし古い価値観を思いっきり嘲笑っているが、振り切りすぎて「阿鼻叫喚」なので要注意
"substance" とは「物質」とも、「薬物」とも訳せるが、今回は後者。
若さと美貌を保ちたいという欲望は多くの女性の願いなのであろう。ましてや、それを売り物にしている芸能人であれば尚更だろう。
その欲望が歪んだ形で表れることを描いた作品としては、1950年のビリー・ワイルダー監督作品『サンセット大通り (Sunset Boulevard)』などの古典的な作品も思い出されるし、「不老不死」のようなモチーフであれば、それこそ世界中の神話や古典の中に見出せる。
私自身はアンチ・アンチエージングな立場で、別に自然に任せればいいじゃないか、と思っている人間なのだが、世の中的には、メディアなどの刷り込みの結果、きっと強迫観念のように「若くあること」に固執し、重きをおく価値観を持った人々の方が一般的になのだと思う。
プロデューサーのハーヴェイが大晦日特番(日本なら紅白的な位置付けだろうか)が始まる前にホストを務める女優のことを「私が作り上げた傑作」という表現をしていたが、まさにこの特番の舞台に登場するのはこのようなメディアそのものが作り上げたもの。そしてそれは、メディアにある意味洗脳され、「こうあらねばならぬ」と思い込むようになった一般大衆の姿でもあるのだろう。
とは言え、外見に左右されずに中身を大事にしろ、というメッセージであれば、古くは『エレファントマン』、近年では『シェイプ・オブ・ウォーター』なども当てはまるだろう。
さらに、映画好きであれば「ハーヴェイ」という名前を聞けば、現在は投獄されている大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインを思い出さずにはいられないのではないか。自分の思い通りにするために多くの女優を蹂躙してきた人物の事件は、その後に世界中でMeToo運動を引き起こし、そこから数年遅れて日本の芸能界でも問題が表出するようになった。
型にはまった一方的な価値観で女性を定義してきたハリウッドが自己批判をしながら価値観の転換を迫り、古い価値観を思いっきり嘲笑っているのが本作なのかも知れない。
ただ、それが振り切りすぎて、後半は思った以上に「阿鼻叫喚」だったので、鑑賞は要注意。
もう2度と観たくないが、めちゃくちゃに観て良かったと思える作品。
鑑賞動機:「かわいいが暴走して阿鼻叫喚」10割
ここ数年で一番グッとくるキャッチコピーかも。
アカデミー賞授賞式冒頭のギャグが今わかる(いや、そうだろうとは思ってたけど)。
阿鼻叫喚が凄まじかった。そしてオファー出す方もだけど、これを受けてやり切るデミ・ムーアを見直した。オスカー(主演女優賞)とって欲しかったけど。逆にスーのkawaiiメイク/エリザベスの…特殊メイク/エリザスーの阿鼻叫喚造形釣瓶打ちを観ると、メイクアップ&ヘアスタイリング部門獲ったのはまあ納得。ヘアアイロンの場面はちょっと哀しい。
そう、「ホラー」とか一言ラベル貼って済むような話じゃないのだよね。グチャドロらしいと聞いて、モツはあるのかしらとワクワクしてはいたけど。確かに、はちゃめちゃグロングロンなところもあるのだけれど、コメディっぽいところもあるし、どこか物哀しさを覚えるところもある。
何よりもこの結末に至ること、まあそうなるよねと、思ってしまう自分の思考の恐ろしさにも、ちょっと身慄いした。
あと、撮り方と音楽にこだわりを感じる。ファーストカットの卵とか端的に画で見せてて上手いなぁ。分裂直後は一人称視点にしたり、オッサンを接写したりとか、うっすら意図が見えるのが良い。そして目に刺さる色づかいとか。
あのブザーみたいなのとか、鼓動なのかBGMなのかよくわからない音とか。あっ、「ツァラストラ…」かかったところは、吹いた。ここで2001年ぶっ込んでくるのかい。
そしてウォーク・オブ・フェイムに戻ってくる演出。もうなんなんでしょう。
でも、ヌードはボディ・ダブルなのかも(クレジットにあったような…)。体も特殊メイクなの? 脱皮後とか縫い目とか考えればそうか。
頭の中で反芻してると、なんかちょっと「接続された女」味がしてきた。ベストシーンはメイクやり直して結局でかけられないとこかな、やっぱり。なんかこうすごく色々と複雑な感情を表現してるシーンだと思った。
ところでこれは自分殺しなのか親殺しなのか、どっちだろう。
えげつないのは誰も彼も。
「サブスタンス」でなんとなくweb検索すると、「月々プラン」とか「年間プラン」みたいな契約プランの記述が出てきてギョッとした。
ホラー映画に思えない、戦い映画
ホラー映画に感じる恐怖を感じる事はなく音とグロの暴力…前半はD・クローネンバーグの初期を感じつつ期待感を持たせるが後半はエレファントマンとブレートランナーのレプリカントとの戦い映画へと変貌する。背中ゾクゾク恐怖感を期待すると裏切られます。
ハイリスク・ハイリターンの恐怖
鑑賞要注意の作品。はっきり言って観たくなかった。
ホラーエンターテイメントの領域ではなく質の悪いスプラッターものでした。完全なる予告詐欺。後味の悪さは最近ではダントツで観て後悔しか残らなかった。劇場ではこんな作品と分かっていたら観なかったと呟く客が多数で全く同感です。終盤の体調不良からの再注射以降がなければある程度納得できた🦆ですが何をしたいのか途中から理解不能でした。
デミ・ムーアもマーガレット・クワリーも体当たり演技の熱演だったのに勿体無い。お気の毒さまでした。
⭐️2は2人の熱演に捧げます。
作品には⭐️つけたくない感じ。
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かつての人気女優が若さを取り戻しスターダムに舞い戻るため違法薬に手...
彼女は今も1番きれい
まずちらほらところどころでちらほら笑い声が上がってたこと、ちょっと信じがたかったな(特にラストシーン)。全部おじさんの声だった。あんたたち、劇中に出てくるおじさんたちと同じ感覚ってことだけど大丈夫?
押し寄せるルッキズム、エイジズムの誹謗中傷、愛されたい想いの暴走…
たった1人今でもきれいだって言ってくれた人の言葉さえ信じられなくなるぐらい追いつめられてる姿は見ていて辛くて辛くてしょうがなかった。大丈夫だよエリザベス、きれいだよって抱きしめたくなる…
デミ・ムーア、絶対主演女優賞受賞すべきだった。アカデミー賞は自らをもってハリウッドは若さと美しさを求められる場所、と映画が皮肉った体質を肯定してしまったってわけね。
思ってたのと違う(良い意味)
予告編を見た時と冒頭の下りで、ピークを過ぎた女優の内面がメインの話かと思いきや、かなりエグい方向に向かっていくのは良い意味で期待を裏切られた。
2時間超えの今時珍しい長尺の映画であるにも関わらずダレることも無くテンポ良く且つ狂気と悲哀を感じさせながら進んでいく。
笑ゥせぇるすまんや世にも奇妙な物語テイストで、それらが好きな自分には刺さった内容だった。
最初の緑色の薬も1回限りと注意書きがあるにも関わらず明らかに2回分の分量であり、明確な悪意が感じられる所もそれらしくて良かった。
その分、最終局面の血まみれショーはやり過ぎ感が否めない。あそこまでやらなくても不気味さや狂気は充分に描ききれていたと思う。着地点を見誤ったのはマイナス点。
後半は予測不可能な長尺スプラッターホラー!
醜悪の権化
衝撃的結末‼️で面白かった😆
予告編から気になり初日鑑賞しました〜‼️。
初日だけあり最後の回だったけどいつもよりちらほら客が居ましたね。
期待通りに最後まで目が釘付けで155分があっという間に終わりました💧。
予想以上に面白く良かったです。
最初の展開は予告通り薬に手を伸ばしでしたが、まさかの分身が生成され、さらに人格も違うとかは予想に反して先が読めず最後までオチはわからなかったけど、「バイオハザード」と「サイレントヒル」を足したようなグロ描写が後半はありまくりで、凄かった😱。
前半は「スー」のセクシーなダンスシーンもたくさんあるから彼女の魅力は十分に伝わりました(笑)。
「エリザベス」も十分綺麗なんですけどね💧同級生との飲みに行けてれば少しパッピーエンドだったのかな❓と思う😭。
特にのシーンは「スー」が「エリザベス」から日数を余分に養分を初めて抜き取る所ですね、まだ別人格っぼいって思ってなかったからダメダメ〜って思いながら抜いちゃったね〜💧っと思って観てました💧。
音楽も重低音❓かなかなりきいてて、映画のテーマ曲的なやつだよね、よく流れてたから流れただけで映像が甦るしなんとなく怖い感じもして好きです。
もう一回観ても良いかな〜❓って思うくらい私の中ではとりあえずの今年1番ですね👍。
予告編ではおしゃれでポップな雰囲気だったけど
予告編の印象では、主演のデミムーアが若返って、嫌らしい老人たち(プロデューサーやスポンサー)を手玉に取るおしゃれ系で楽しい映画と思い込んでいましたが・・・
若さを手に入れるしっぺ返しは後で必ずあると思っていましたが、私なりの予測が全て吹き飛ぶほど想定以上の斜め上展開でした。
心に残る映画と言えばそうですね、心に来る映画でした。
映画館を出てから約1時間は引きずりました。
つまらない映画ではありません。むしろ凄く面白かったです。
この映画を劇場で体験出来てよかったと思います。だから評価5です。
しかしながら、私も含めてこんな展開を求めて観に来たわけではない観客が多かったようで、上映後は皆無言。もれなく青ざめた表情でお通夜状態のままシアターを後にしていました。
お腹いっぱいこれはすげぇ作品 120点
全564件中、441~460件目を表示
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