サブスタンスのレビュー・感想・評価
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やってくれたわ。 美容、老い、嫉妬 この系統、分野ではもう頂点に近...
やってくれたわ。
美容、老い、嫉妬
この系統、分野ではもう頂点に近い。
センセーショナル、勇気、エンタメ的にも。
この作品一つで世界のルッキズムを地獄に落として
色んな視点で永遠に語れる特異点になってしまったw
みんなの感想で今年いっぱい楽しめそう。
生きてて良かったw
サスペンスかと思ったらSFホラーとは
先行上映を観るほどデミ・ムーアのファンではないけれど
予告でラスト30分が◯◯◯!っコピーにそそられ鑑賞。
劇中では実年齢より10歳以上若い50歳設定だけど
外国人は老けて見えるしまあそれなり。
ストーリー上仕方ないけど62歳のおばさんの裸は見たくねー。
50歳の誕生日で業界から干された元トップスターが
若返りドーピングで返り咲いたまでは良かったが
欲を出したために副作用でえらいことになる話なんだけど
これがまた凄い設定とビジュアル。
身体は1つでもう1つの人格ができるのかと思ったら
ドーピングしたら背中が割れてグニューっともう1人爆誕!
エログロ描写が【MEN 同じ顔の男たち】と同レベルにエグい。
ホラーの免疫ない人にはキツイかも。
若い方は欲望の赴くままに暴走しオリジナルの方は
なんか栄養分みたいなのを吸い取られてもうほぼ人外に変身。
精神面では同一人物ではないの?
その後のイベント会場で阿鼻叫喚のスプラッタ騒ぎを起こすが
これはちょっと行動原理が不自然だし蛇足な気がする。
制作側がこのシーン撮りたかっただけかも。
ただチャイニーズシアターの石板みたいなところで
決着付けるのは上手い。
若さへの追求と承認欲求が暴走して阿鼻叫喚
薬は用法容量を守って正しく使いましょう
自分なのになぁ…嫉妬や敵視がつらかった。「サイコ」「エレファントマン」「キャリー」「シャイニング」色々映画へのオマージュシーンかな?!って【画】が映画好きは気づくよね。監督さんもそれらの映画観てきたんですね、きっと。過去作の「リベンジ」偶然、鑑賞済でした、あれもグロめでした。次の長編に期待します。
衝撃!まさかスプラッタームービーとは!ホラー苦手な人は見ないほうがいいかも!?
デミ・ムーア主演の話題作ということであまり予備知識も入れずに鑑賞。
結果、あまりのグロさ、特にラスト20分くらいは何を見せられてるのかもはやわからなくなるほどの怪作に仕上がっており、見る人を選ぶ映画であると思いました。
私はホラーは苦手で、特に血しぶきの飛ぶような映画は見たくないのですが、この映画のチラシからはまさかこんなにグロいシーンが多いとは予想もつかず、見る羽目になってしまいました~(苦笑)
前半はいいのですが、エリザベス(デミ・ムーア)が怪しげな薬を注射し、背中から若く美しい自分の分身リー(マーガレット・クアリー)が出てくるあたりから、少しづつグロいシーンが始まり徐々に加速していきます。
「ヴィデオドローム」「ザ・フライ」などの鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品を想起しました。
エリザベスも年相応に魅力的だと思うのですが、自分の仕事を奪われ容姿の衰えを気にして若さと美に対する執着から、怪しげな薬に手を出し摩訶不思議な世界が幕を開ける…
どちらも自分なのに別人格というのが大きなポイントですね。
別人格ならエリザベスにとってそりゃあ面白くないでしょう。
というか別人格ならそもそもこの薬使う意味あるの?と思いました。
しかもリーがきちんとルールを守らないせいでエリザベスの老化がどんどん進行するし、、、
女性にとって美は何歳になっても意識するものだということが、男性との食事に行く前のエリザベスのメイクやり直し→結局満足できずイライラが爆発、場面に如実に表現されていました。
最後の二人の争う場面以降、とくに禁断の2回目の注射以降はもはやホラーコメディみたいになってて、やりすぎ感がありました。なんかお腹いっぱいになりました。
惜しいです、この結末。設定はよくできてるのでもう少し内面に踏み込んで、血しぶきやエイリアンみたいな場面を抑えたほうがよかったのでは、と思いました。
そして見終わってからコラリー・ファルジャという女性監督がこの作品を撮ったことを知り驚きました。
斬新な映画ではあると思います、が見る人を選ぶ映画ですね。
デミ・ムーアもマーガレット・クアリーも美しかったです。
ドロドロなのに清々しい
結局「女」が痛みを伴う男社会のグロさ。
久々に、ぶっ飛んだの観た。
過去にぶっ飛んだ記憶のある作品の、いろんなモチーフがふんだんに散りばめられているので、なにかと気忙しい。
コメディにしては真面目な部分(ここ結構大事!)もあるし、ホラーにしてはポップでドタバタで。なんだろうな〜、女子プロレスのメインマッチを観ているような感覚。チカラが入るし、目を背けたくなるし、笑けててくる。
こうなると肝心なのが終わり方。決して言えないけど、正直一番笑えたかも。あまりの音響で周囲の反応は耳に入ってこなかったけど(自らの耳があるのを確かめる)、んなわけあるか!と、座席でツッコミを入れてたのは私です。
ラストは地獄絵図!
私は好きじゃないです
途中までは良かったんですが、なんで最後B級モンスタースプラッター映画にしてしまったんでしょう?私は◯が飛び散る系の映画が嫌いなんです!知ってれば見なかったです。最後の5分ぐらいはずっと目が開けられなかったです。好きな人にはこういう映像好きなんでしょうけど。最後の方の映像で私にとっては全て台無しになってしまいました!デミームーアが好きな私にとってはあんなめちゃくちゃになってしまう彼女が可哀想で見てられなかったです。すごく残念です!
いや、☆0かもしれない
ビースト ニュースターの幻
男達のキモい理想
美を称賛されたスター。
家には輝かしい時の特大パネルが
飾られている。
エリザベスは愛されたい、認められたい
褒められたい承認欲求の塊。
50歳の適齢期になりありのままの自分を
受け入れられない。そして自分の価値も分からない。
そこで再生治療に手を出してしまう。
もう一人のクローンは若くてとても綺麗。
そして野心家で頂点まで登りつめていく。
だが、本来の自分は肉体と精神はぼろぼろに
枯れていく。皮肉な姿と話だ。
本来の自分を受け入れていたら、別な歩み方
も出来たかもしれない。
大切な自分の価値を、あんなくだらなく
キモい男達の理想に振り回された
人生は最悪だ。
それよりもほぼ全身をいじっている
デム・ムーア出てる事が皮肉だが
興味深い。
自分らしく生きるって其々だよね。
若さは中毒、中毒になるのは寂しいからか
ホラーと銘打ってあるが、わたしにはコメディーだと思えた。
しかしながら正直、ノンジャンル、異種格闘技戦映画のような気もしている。近頃こうした変わり種がめっぽう多くなった。
「若さ」によりハイになればなった人ほど、その恍惚さは捨てがたい。
と思えば更年期とはまさに体から薬物を抜くさいの禁断症状か。
差し掛かった主人公は新たな薬でハイを求めるが、やはりここでも待っていたのは破滅だった。
ただの肉のカタチへどうしてこうも人は固執するのか。
するあまり良しと分裂した自身にさえ嫉妬と憎しみが向くあたりが、醜い自身に嫌気がさすあたりが、本作品の真骨頂と感じた。受け入れられ、愛されるための美貌だとして、実際に受け入れられ愛される心の準備がないから、互いに殴り合うのだろう。この「寂しさ」を埋めるにはどうすべきか、答えのヒントひとつも提示されなかったところがただ惜しい。
いやもしかするとカタチにこだわるだけの聴衆の、知性欠いたお下劣さに求める愛もなにも宿っていないことがそもそもなのか。
なら美しさ、若さ、の敵は「寂しさ」となる。
いずれにせよ怪作、特に芸能の世界が提示する作品であるあけに剛速球もしくは魔球レベルのパワーを食らった本作だった。
人体が変形してゆくといえば「ザ・フライ」が元祖と思い出され、次は「第九地区」なのだが、コレも3本の指に入る面白さだと思う。この時代、ほぼほぼCGを使っていないところも潔く、凄味があった。
エイリアン?
居たたまれないし気持ち悪いし、とにかく凄かった
・若さと美を失った女優のデミムーアが、加齢とともに失ったものを取り戻すため、あぶない薬に手を出して大変な事になる、といったストーリーはわかりやすいものだった。しかし、カメラアングルや演出、背景や小物の美術が物凄く良くてトラウマになった。冒頭から黄身が分裂する映像も象徴的だし不気味だしと利いてて感心しとおしだった。加齢の問題は誰しもがわかる悩みだし、若くなれるわけでもない解消のしようがない現実があるせいかとにかく暗い気持ちになっていく。その解決方法の薬の禍々しさと華やかすぎるマーガレット・クアリーの容姿端麗さと順風満帆さが不安をどんどん搔き立てられてとても面白かった。分裂?する様とその後の肉体の変質がとにかく気持ち悪かった。骨髄?を自分で抜き取ったのを分身の自分にさしていくのとか怖すぎる。
・分身が活躍していくことで嫉妬に狂うという状態が面白かった。楽しすぎる一週間の後に、絶望的な一週間を繰り返すのは耐えられないだろうなと初めて思った。
・絶望的な一週間を明るくしようとさえないファン?と連絡を取ろうとして、結果、分身と比べて劣っている事に耐えられなくなってドタキャンする様がとにかく居たたまれなかった。こういう時は、比較してはいけないんだと思うけど、分けようのない自分自身が比較対象っていうのはやめようがないだろうな、と怖くなった。
・分身の薬をすすめた看護師?も同じように薬の生活をしていて、この世に価値がまだあると思っているのか?的な事を言っていてぞっとした。高齢の悩みってこういう事なのか、と思った。
・薬を置いてあるところが良かった。シャッターが半分しか開かないのにカードキーで取りに行く時の連絡が手紙でフォントも良かった。
・徐々に分身だけで生活したくなって一週間ルールを破り、デミムーアから骨髄?を抜き続けた末の姿が背中が盛り上がって、背骨が曲がってるような状態で居たたまれなかった。欲望に走った代償がこうやってはっきり出ると答える。しかし、思ったより動けてて驚いた。
・最後の最後、分身と意識が分離した末に大晦日の舞台前で歯が抜けて耳が落ちてと身体が崩壊して一度しか打てない分離の薬をもう一度希望を託して打った後、とんでもない化物になった。とても気持ち悪かった。そこに、昔の栄光と写真の顔を切り抜いてぐちゃぐちゃになった顔に貼り付けた末に、舞台にあがるなんて、とんでもない事思いつくなぁと度肝を抜かれた。しかも、そこで血しぶきをあげまくってとてつもなすぎてトラウマになった。随所に美人は笑顔じゃないとや、顔におっぱいがあれば、とかセクハラシーンを差し込んできてそれが傷になっているように見えた。その後、ぶったぎられて外へと出て完全に崩壊したのに生きててまだ生きてるんだと怖かった。顔と少しの肉片だけになったデミムーアがしんどそうに動いていた。どんな感覚なのかなぁって思いつつ、冒頭で作っている様子が出ていた一番輝いていた時に作られたプレートの上で溶けてなくなってあっさり掃除されてしまった所は笑えた。
・入れ替わった時にお互いのごみを押し付け合う状態が、デミムーアがお婆ちゃん化してたのもあって、介護で苦しんでるように見えて居た堪れなかった。
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