サブスタンスのレビュー・感想・評価
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グロ耐性しっかり無いと駄目
笑けるくらいに色んな意味で"グロい"映画。しっかり耐性無い限り視聴しない方がいい。詰めの甘さも各所ありB級に感じる部分もあるが、素晴らしく魅惑的で悪魔的な作品。2時間半近い作品だがまさに飲み込まれるように見入ってしまった。多分劇場では長くやらないかも、オススメです。
前半は良かったけど、、、
前半は、主人公の美への執着が加速していく様をみごとに表現していた一方、後半は一転してスプラッター映画のような感じになりなんだかなあという感想。
少しグロく気持ち悪く見てられないという前半の緊張感は、とてもバランスが良くさすがアカデミー賞に多数ノミネートされてるだけあるなという感じであったが、後半はその範疇を遥かに飛び越え、最後の観客に血を撒き散らすシーンや顔だけで地面を這うシーンなどは笑ってしまうほどであった。
とはいえ、総評としてはこの映画は良い分類に入るだろう。度々出てくる接写が素晴らしく、気持ち悪いがどこか美しさも感じる興味深いものであった。そして何より、男という生き物の悪い部分が存分に表現されている作品であった。
あまりハマらなかった
とことんトシコ
若さは"最強"やね
デミ・ムーアだからこそなのかな?
観ている途中で『誰でもいいのでは?』って疑問符が付くことがあったけど、過去の輝きを知っている世代が観るからこそ生まれる感情があるのね。
楽しい!久しぶりに流れてくる映像で純粋に笑えたわ。
90年代の安っすいB級ホラーを彷彿させてくれてちょっとしたストレス解消になったわ。
たしかに素晴らしい演技だけどアカデミー主演女優は⋯⋯ないな。
ゴールデングローブ賞のコメディ部門の主演女優取ったからええやん。
ショートカットマニアとしてはろくろ回しているデミも好きなんだけど⋯⋯マーガレット・クアリー⋯⋯勝ちやな。うん。
エクササイズ番組のコマワリじゃない
遊星からの物体X?
この映画についてはあまりに多くの情報が溢れていて、何を書いても今さら感が拭えないのだが、確かに噂に違わぬショッキングな映画でした。
デミ・ムーア演じる若かりし頃スターダムに上り詰めながら、老いとともに凋落する人気と衰える美貌に苦悩する主人公スパークルが、危険なドラッグ「サブスタンス」に手を出したところ、別の若い自分スー(マーガレット・クアリー)が現れ、自分の身代わりに新たなスターとして戦列にデビューするものの、彼女との二重生活を送る中で、お互いの存在に亀裂が生じ、やがてドラッグの恐ろしい副作用から醜悪なモンスターに変身してしまう…。
コラリー・ファルジャによるこの映画は、フェミニズム映画の系譜として「哀れなる者たち」「バービー」や最近のディズニー作品にも連なる女性の美醜を巡る存在論的な作品でありまた、愚劣なプロデューサーハーヴェイ(デニス・クエイド)に象徴される、男性からの搾取についての映画でもある。
とはいえ、個人的にはそうしたフェミニズム的側面よりも、全編に流れるスラップスティックな面白さや、女性監督にも関わらず(かもしくはだからかも)、必要以上にセクシュアルに描かれるスーのダンスシーンのヤバい程のエロさに驚きと笑いを感じた。
全体には、キューブリックが撮った「遊星からの物体X」のような作品であり、想像以上にB級特撮映画への愛と執着が感じられる作品で、二日前に観た「ガール・ウィズ・ニードル」と同じく、デビッド・リンチ的な可笑しみにも満ち、ブラックな笑いに包まれる映画でした。
それにしても、老いゆく女優を演じるデミ・ムーアはもちろんの事、その若い鏡像であり、おじさん達のアイドル足るスーを演じるマーガレット・クアリーのスタイルと確かな演技には驚いた。
今日的でありながら、どこか懐かしさを感じるのが最近の映画の傾向かもしれません。
ホラー映画。
事前情報は劇場予告とアカデミー賞で偶然見たパロディムービーのみ。80年代なエアロではなくエアロビ番組で現代?とは思いつつ旬を過ぎた女優には厳しいハリウッドや一般社会を痛烈に批判!
実年齢派デミ・ムーアが62歳、まさに体を張り鬼気迫る演技!
身体もわざと弛ませたのか、それでも60歳過ぎと思えない風貌、
女性ばかりが社会から若さと美しさを基準にされる理不尽さ年相応なら、デニス・クエイドが実に男性社会の象徴みたいでイヤな奴に画かれているけど71歳。
140分だけどスピーディで体感は90分ぐらい。
様々なホラー映画へのオマージュ満載でクライマックスはキャリーかはきだめの悪魔!
ラストは間違いなく監督は溶解人間を見ているはず!
もしデートムービーでお互いホラー映画嫌いで観に行ってしまったらご愁傷さまだけど、ブライアン・ユズナリスペクトならばカタルシスに悲哀の混じった作品なので大傑作!
しかし、若返ったら自分を見放した奴らに復讐とかまた違う人生を歩もうとはしないのかな…。
阿鼻叫喚
ホラーだよ。
自分の中と外にあるルッキズムとアンチエイジングに反則技を使って争った女性のハマった地獄譚。ジャンルでいうと後半アレで引っ張り過ぎてB級ホラーかなと思う。アレは長時間みてると色々アラが見えてきちゃう、明るい所だとなおさら、、だからカッコいいタイミングを見つけてスパッと話を終わらせちゃうに限る。あんだけ血が出るってどんだけ血圧たかいねか?薬飲んだ方が良いレベル。後半バスケットケースとか物体X、アルタードステイツ思い出した。
さて、本作で素晴らしいのはデミムーアです。ほんと良くこの内容で出演したと思う。本人自身に同じ悩みがあり、克服したいと思っていたんだと思う。容赦ないクローズアップ、説得力が有った。彼女のやる気と覚悟が賞の取れる映画にステップアップさせた。まあそれと女性監督だからという安心感もあるかな。
監督自身も美人で映像業界で似た様な経験があるところから着想したとインタビューで言ってた。全体設計も上手い。シンプルな部屋、象徴的な廊下、醜悪なクローズアップや早い編集、、、最近歳のせいかこういう編集が辛い、、、昔あんなに好きだったのに、、、、おっと、、、草。
ここからちょっと個人的見解なんだけど人間脳の情報7割近く視覚に頼っているらしく、だとするとルッキズムは無くならないと思っている。特にビジュアル系の仕事の場合はそうだ。どんなにクソな人間でも見た目が聖人的であればそんな役をもらえる。結局人間手持ちのカード以上の力はないのだ、それを自覚する事が重要だと思う、あとは観察力とはったり。
外見上のコンディションを良い状態にするのは良いと思う、でも加齢にガチで争うのは効率悪すぎる、絶対に勝てない戦いだからね。
後半残念・・・。
90分までは、息つく暇もないくらい引き込まれる。
どこそこに「初めての映画体験」とあるのは大げさじゃないかも。
「ゴースト」のデミ・ムーアを知ってる世代には、映像的にも自分の内面的にもキツいんだけれども。
年を取ることの寂しさや悲しさは人類普遍のものだからね。
マーガレット・クアリーがとても美しいけど、彼女だって30年後は・・・。
男がエビ食ったりタバコ吸ったり尻さわったりのショットに悪意が満タンで、監督はそうとう嫌な思いしてきたんだろうな。
さて、問題のラスト50分ですが、正直、引きました。
深めのメッセージを込めたSFって感じから、死霊の盆踊り的アホスプラッターになっちゃった。
とくに「ワンダー・君は太陽」が大好きな自分にはちょっと耐えられない。
オギーには見せられない映画ですわ。
グロ・ゴアが苦手な人も見ないほうがいいです。
スーを差し上げます
まあ言いたいことはたくさんあるけども
俺含めてオトコは本当にゲスくてクズだ
という現実を何度も突きつけられるから
映画館の居心地がマジ悪いこと悪いこと
仕組みのわからんSFはわりと許せん輩
なわけだけどまあそこはあまり関係ない
という人が多いみたいで本読みとしては
なんとなく悲しかったり情けなかったり
サブスタンスって英題をそのまま使った
配給会社は本当に英断だったと思います
分身モノなのに記憶は引き継がれないし
そもそもあらゆる人々に愛されることが
主人公のコアサブスタンスなわけだから
自分のDNAからできた上位互換の存在は
下位の人間は奴隷のように使い倒すわな
たとえそれが自分に返ってくるとしても
とはいえ作中爆笑ポイントも多々あって
不朽の名作となる予感すら漂うこの作品
驚くことに一番のモンスターはスー役の
マーガレット・クアリーなんだよ絶対に
だってほぼティーンエイジャーみたいな
ツヤツヤでパンパンなのに齢31歳だぜ?
あれはもう世の美容女子皆ひっくり返る
オッパイはフェイクという噂もあるけど
お尻と肌艶は作れんだろ?作れるのか?
作れるのかもしれない…だとしたらさあ
この映画の1番の怪物はあのスーの肢体
を作り上げた特殊効果さんということだ
もちろん自らの鏡のような役のオファー
を執念と怨念に換えてラストまで演じた
デミ・ムーアがいちばんの功労者だけど
久々に人に勧めたくなる映画だわねコレ
で、見終わって反応や感想を聞きたいわ
それではみなさんハバナイスムービー!
※あっ、そっちのジャンル?(いい意味で)
まず、当方ホラー、オカルト、スプラッター
大丈夫です。
それを踏まえてこの映画を申し上げると。
エンディングまで見たら
【リアルな昭和のウルトラ怪獣映画】でした。
内容は違いますがほぼ、ほぼ、悲しき怪獣映画、
ジャミラが頭から離れなかった。
始まりから途中までレビューしないか
レビューしても1〜2で評価しようと思ってました。
実際主人公の葛藤もわからなくはないけど、
あんな手間暇かけてじゃつりあわない。
物理的、精神的に辻褄あわなくて
あくまで個人的には微妙な
イメージだったんですが。
クリーチャー映画、
スプラッター怪獣映画なら話は別です。
多少辻褄あわなかろうが、
造形や最後の状況に至る流れがあれば
もりあがる。
この最後なら、全然アリです。
そもそもこれは新たな生き物を生み出す
実験だったのかなとか想像しちゃいます。
ラストで印象も全く違う。
精神の怪物を実際の怪物へと実体化したように
見える。最後は笑っちゃうと同時に
物悲しさも残り、これデミムーアさんの
演技の賜物です。
お願いだからデミムーアさんに今からでも
アカデミーをあげてほしい。
エンドクレジット終わるまでしっかり
見て、
『いや面白い怪獣映画だった。
特殊メイク最高だしクリーチャー的に良かったなー』と少し笑顔で立ち上がったら
10人くらいいらしたお客様が全員いない。
余韻ひたり、1人で笑顔だった私。
よい映画体験でした。
※追加
日にちがたって思い返すと
主人公の本質は幼馴染の彼が言っていた。
『君はちっとも変わっていない
今も昔も世界で一番可愛い女の子だ。』
だったんじゃないかな、と。
最後の星空を見ながら
『皆大好きだよ』といわれつづける
事を夢見てた可愛い女の子。
そう思うと今更心にきて、評価0.5アップ
しました。
傑作です
妖怪
結構グロいところもあって目を背けたくなるようなシーンもあったのだけれど、
ここまで馬鹿らしいくらいに弾けられてしまうと最後は笑ってしまった。
鬼太郎のでてこない妖怪話またはリアルでグロい銭天堂?
とにかくデミ・ムーアの体を張った熱演に目を見張る。
エマ・ストーンもそうだったけれどここまでする必要ある?と思えるほど。
それともヒロインに共感するところがあるとか?
とにかくすごかった。恐れ入った。
それに対する若いヒロインには個人的に物足りなさを感じる。
あくまで嗜好の問題なのかもしれないが、全く心が動かない。
ずっと違和感を抱えていた。
じじいが絶賛すればするほど冷めた。
ここはかなりのマイナスポイント。
また、若返り方がかなりアナログで想像していたものとは大きく異なった。
これも個人的ではあるが、もっとスタイリッシュにしてほしかった。
妖怪ものとして捉えるならアナログの方が味はあるけれど・・・・。
アンチエイジングは程度の差はあれ多くの人々の願望であることは間違いない。
その観点では各人がどう捉えるのか興味深い作品ではある。
またまた個人的ではあるが、普通に老いて早めに朽ちるのが幸福かと。
優れたボディホラー。エイジズムやフェミニズムがテーマだと思い込むと肩すかしかも
前作「リベンジ」もそうだっだが、台詞に頼らずしっかりと絵で見せてくれる映画になっており、素晴らしい演出力。ジャンル映画としてはかなりの秀作であることは間違いなく、ホラーやグロや暴力シーンが苦手な人以外の万人にお勧めできる。
ただ、エイジズムやフェミニズムがテーマの映画として観に行くと肩すかしを食らうかもしれない。もちろん、それらの要素も含んだ映画ではあるが、あくまでもショッキングな映像と虚仮威しを楽しむジャンル映画であることに注意しよう。
SNSでは男性嫌悪の人たちがこの映画を神格化して「笑いながら観るなんてとんでもない」みたいなことを言っているが、ブラックジョークまみれの映画ですよ。
女性の監督だからとエイジズムやフェミニズムが主題だと思い込むのは、彼女たちの活躍の場を狭めることにつながりかねないと思うのですが、いかがなもんでしょうかね。
クローズアップや超クローズアップを多用して余計なものがまったく映らないようにし、説明台詞を一切排除しているのは前作と同じ。情緒や広がりや深みはまったくなくなるが、ジャンル映画としてはとても簡潔で効果的。こちらも前作に続き、壁の高い回廊のある家のセットが印象的。
今作は名画からの引用が多い。しかしバッチリとハマっているものはあまりなく、引き出しの少なさから苦し紛れにコピーにしているようにしか見えずもったいない。おそらくは監督自身が楽しみながらやったのだろうが、この映画の欠点になっているかもしれない。
ラストの会場のありきたりな中途半端さもこの映画の欠点。ネタバレなしなので詳しくは書けないが、スケール感がなくこじんまりしてしまった。特に美術・特殊メイクが作り物くさすぎて残念だった。その分笑えたけど。
あと、薬品の用法用量など台詞で一切説明していないのに絵でしっかり分かるのが素晴らしいと思った(細かいところは電話で聞いたりはするが)。薬品のパッケージデザインが良いですね。
デミ・ムーアとマーガレット・クアリーは素晴らしかった。特にクアリーは、ダンス(元バレリーナ)に暴力アクション、濡れ場、変顔と多芸っぷりがすごい。
最悪が最悪に塗り替わり続ける
上映中の映画館から逃げ出したいと思ったのは人生で初めてかも知れない。ラスト数十分の悍ましい映像の連続には耐えるのに必死だった。
凄まじいエネルギーで不条理で最悪な結末に向かって展開を塗り替え続ける凄い映画だった。
「美」とは言葉に出来ないものである。ビジュアルというものは視覚的情報であり文字にすると必ずズレたり欠損が生じる。美に拘り続けた一人の女性が誰にも相談したり言葉に出来ないまま、最悪にひたすら突き進み続ける様子は観ていて惹き付けられるものがあった。
あのイケてない中年男とディナーに行けていれば、という救いはありつつも、結局自分の理想に心を折られる様は痛々しくも目を逸らす事が出来なかった。
最初はR-15+という制限はどうなんだ? と思いながら観始めたがコレはちょっとR-18でもいいんじゃなかろうか。大きい映画館で上映していたので油断していたが、完全に小規模シアターでかかっているカルト映画だ。
私を蝕む私
美は醜悪であり、醜悪もまた、美なり。
かつてそんなこと言った詩人だか、戯作者がいたとか。それを映像化してくれた現代に、吐き気がしそうです。
ところで、昔の自分に嫉妬したことあります?。恥多き人生をまっしぐらの私には、とんと見当つきません。綺麗で、何が悪い?。何も悪くないよね。たださ、美を追求するから、ここまで美しくなるのか、美を追求する精神が、ここまで醜くなるのか、私にはちょっと…。
それにさ、美しさの基準って何なの。あの胡散臭いプロデューサーが基準?。あるいは、世の殿方の目線が、美なの?。
ま、そんな理屈、この映画の前では、何の意味もない。終盤は、ほぼギャグ映画でしたね。往年の、そっち系映画のオマージュなのか、パロディなのか、ここ、笑うとこなの?、そう思うシーンで、エンドロールまで突き進みます。
とはいえ、久々に観たジャンル映画で、私もなんだか活性化。安定剤が見当たらないので、取り急ぎアルコール投与。(銘柄は、ハートランド。緑色の容器が、綺麗です。)何とか7日間持たせられそう。現実の私と交代する前に、この意味不明な感想文を…。
理想の私と、現実の私を分離したとしても、あるいは、アルコールで、寝落ちしたとしても、結局、私は、ここにいる。私は私のサブスタンスでしかない。
そう、私は、私から逃げられない。むしろ、私が私を蝕んでゆく…。
あ、すみません。継続キット、送ってもらえますか?。
終了セット?。着払いで返品!。
「GHOST IN THE SHELL」
「サブスタンス」は、映像的に、ブライアン・デ・パルマ、デヴィッド・クローネンバーグの影響下だとか。なるほど「キャリー」、「ビデオドローム」、「ザ・フライ」あたりかな。個人的にはジョン・カーペンターの「遊星からの物体X」も、あるかな、と。
で、この映画の内面を、つかんで、えぐって、捻り出すと、出て来る臓物こそ、「攻殻機動隊」。
どんなに外殻(SHELL)を組み変えも、決して変わらない核(GHOST)がある。「ゴースト」で、名を馳せたムーア姐さんなら、分かってくれるはず。ムーア姐さんに喝采を贈るのは、私達。姐さんを罵倒するのも、私達。そんな私達を受け入れ、スターであり続けようとする姐さん。
ムーア姐さんのGHOSTは、何だと思います?。そして、皆様にとって、決して譲れないGHOSTとは、何ですか?。
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