「もうね、メチャクチャ(笑)」サブスタンス 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
もうね、メチャクチャ(笑)
今夜(2025/09/06)、¥400レンタルで観ました。
“ボディホラー”なるジャンルの存在を全く知りませんでしたが、本作を観てなるほど納得しました(笑)
『永遠に美しく』『レクイエムフォーアドリーム』『ブラックスワン』『ブラックミラー』『シャイニング』『2001年宇宙の旅』『ソウ』『グーニーズ』『BIG RED』と、オリジナルに敬意を感じるオマージュがたくさんあるので、知ってる人は思わずニヤリとしてしまいます😁
中年男の、下品極まるシーンがふんだんに散りばめられているので、世の男性は彼らと真逆の態度をとれば、世の女性から好意を持たれるかも知れません(笑)
また、本作ほど食事(特に肉料理)をグロテスクに表現した作品は無いと思います🤮
更年期を過ぎて、過去の栄光にかげりを感じる、デミ・ムーアことエリザベス。ひょんなことからある情報を得て、輝いていたあの頃を再び手に入れられるかも知れないチャンスを掴みます。
どう見ても怪しい薬物を血管に注入。理想の自分の分身を創り出すというもの。ただし、7日間行動できなくなり、分身の方も7日毎に7日間休まなくてはなりません。休んでいる自分に栄養も点滴しなくてはなりません。
ここら辺は『笑ゥせぇるすまん』に出てきそうですね😁
タブーを冒すと報いがあります。その報いが非常にグロテスクです(笑)コピー側の活動がうまくいき過ぎ、オリジナルとの関係が拗れてしまうと、どうなってしまうのでしょう🤔因みに双方、記憶は共有していません。
この映画の監督は、なんと女性(コラリー・ファルジャ)。世の男性監督はこの映画を観てさぞ悔しかったと思います。男性がつくりそうな下品な描写や乱暴な描写。はたまたお色気満載のセクシーエクササイズの描写などが数々ありながら、一方で女性ならではの苦悩、化粧の仕方や、他者への嫉妬の表現なども含まれているからです。
そんでもって最終的に収集つかなくなってめっちゃくちゃになってしまいます(笑)
120分を20分以上超える作品ですが、本作に関しては、「長いけどもっと観たい!」と願ってしまったほど(笑)これは非常に珍しいケースです。オチも文句なしに大いに笑い、素晴らしいものでした👏😅
デミ・ムーア、マーガレット・クアリーの粉骨砕身の演技には脱帽に平伏です💦最高質の演技に加え、良くぞここまでぶっ壊れてくれました👍(笑)
だからこそ、彼女らの努力に泥を塗るような、局部のボカシには、心底憤りを覚えます😠
フルヌードが含まれるので、家族団欒で観ると100%気まずくなります(笑)気の合う友人同士で楽しく観ましょう!
