「若さと美への執着、尽きぬ欲望の果て」サブスタンス よっしぃさんの映画レビュー(感想・評価)
若さと美への執着、尽きぬ欲望の果て
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって
仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、
「サブスタンス」という違法薬品に手を出す。
薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」という若い自分が現れる。
若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、
いわばエリザベスの上位互換、たちまちスターダムを駆け上がっていく。
エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という
絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。
といったあらすじ。
どうやって若い時の分身が誕生するのかな、と思いながら、
映画鑑賞し始めたが、冒頭の卵黄から卵黄がでてきたシーンを見て、
え・・・?まさか・・・?
そして、実際に人間では・・・ホントに背中から??
自分で注射うったり、破れた背中を縫合してみたり、ありえん。
おもいのほか、グロいし、ホラー嫌いなのに、
こんなにホラーだとは思っていなかった笑
1週間ごとにスイッチするというルールがなんともビミョーで面白い。
分身であるスーが徐々にルールを破り始め、母体に影響が出るというところも
面白い設定ではあったが、それでも美に執着する姿、枯れぬ欲望に驚き。
そして、最後はまさかのモンスター笑
エリザベス役のデミ・ムーア、何十年ぶりでしょ。なにせ、ゴースト以来。
そういう年齢の役が回ってくるようになったのね。
でも執念、執着、怖いぐらいに表現していた。マジ、怖い。
スー役のマーガレット・クアリー、初見でした。お奇麗でした。
完全に毒気にやられました。鑑賞後のごはんの味は覚えていません笑
ホラー嫌いなので、間違っても二度目の鑑賞はありません!笑