「全人類が無視することのできない美と老い」サブスタンス ハンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
全人類が無視することのできない美と老い
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この映画を一言で言い表すならホラーSFエンターテインメント!
女性の美への執着と、それを作る男性社会、現在のハリウッドの体制。色んな社会問題を反映させた良い映画でした。
その中で美と老いという、おそらく全人類が切り離すことの難しいテーマにより視聴者を巻き込んでいく。その中で、きっと男性と女性で感想や視点が変わってくるだろう。
中毒性のある音楽とカメラワークで2時間半をあっという間に感じさせる。
エリザベスがサブスタンスから抜け出すチャンスが2回あったと思っている。友人を作ること、趣味を作ること。
エリザベスは非常に視野と世界が狭い。
よって起こる孤立や自己との向き合いや評価。
それから離れられるのが友人と趣味だと思っていたのだが、この映画ではその二つによって更に自分を追い詰めるきっかけとなってしまっていたが。
2回目のサブスタンス後はモンスターパニック映画に変わっていく。その前に綺麗に終わる機会が2回くらいあったが、それでも最後の30分をやりたかったのだろう。最後の30分によって、この映画を観終わった後の印象が変わってしまうほど印象的で痛快。だか必要ないと言ってしまえば、必要ないかも。
グロシーンも非常に多いので観る人を選ぶ映画ではあると思うが、是非劇場で観ていただきたい作品。
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