「50歳になると止まる。何が?」サブスタンス わかちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
50歳になると止まる。何が?
デミ・ムーアが50代後半で
撮影に挑んだ今作。
デミ・ムーアアカデミー賞取れなかったのは残念でしたが、
それもまた変わらないハリウッドを象徴している気がしてある意味デミ・ムーアの勝利な気がしてます。
ルッキズムやエイジズムをテーマに
特殊メイクを最大限に使ったボディホラー映画に仕上がっています。
最後は見ている我々を巻き込んだ
最高で最悪な結末を迎えますが、
ここで使われる“血”の使い方が本当に最高です。
冒頭におぢプロデューサーに言われる
50歳で止まる、何が?のラストシーンの伏線回収だなと思うといい意味で吐き気がしました…笑
エリザベス、スー共に
周りから求められる声にぶちギレた時
映像は気持ち悪いのに爽快で秘めてた自分の声を代表してくれているような気がして、(エイジズム的な意味合いが含まれないのが良い)
人によっては大小あれど女性なら一度は味わった経験がある嫌な感覚や嫌な気持ちを解放してくれるように感じました。
エリザベスとスーのやり合いのシーンが
大好きで若者VSおばあちゃんの構図って最高ですよね笑
女って本気を出すとこんなに怖いんだと
改めて自分を俯瞰できる機会にもなった気がしました…
でもやっぱりグロい、汚いシーンは
多いので、半分くらいの段階で他の方のレビューにもあった退場したくなる気持ちには確かになりましたが、
それを越えれば口が閉じなくなるくらい呆気にとられるフェーズに入るので、
是非最後まで見ることをおすすめします。
きっと救済映画になる人も多いはずです。
自分の年齢から来る容姿や精神的な衰えを感じた時に定期的に見たくなる映画かな(グロいシーンは飛ばすかも)と思います。
ありがとうサブスタンス!
ありがとうデミ・ムーア!
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