「ビックリした」サブスタンス ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
ビックリした
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「凄いの観ちゃったなぁ」スクリーンを後にした時の感想がこれでした。
とにかく振り切っている!ラストの方はポカーンと開いた口のまま、赤一面に血塗られて行くのを凝視しながらも、笑い声すら出ていました。
ただ、冷静さを取り戻してから振り返れば、主演がデミ・ムーアでなければ本作品の評価はどうだったのだろう……
生まれ変わりのシーンで光の線が交錯するところなど、いにしえのウルトラマンシリーズか?と思うほどだったし、プロデューサー?役のデニス・クエイドとか、オッパイプルンプルンのショーとかはジェンダー感など皆無で、いつの時代設定なんだ(でもスマホ使ってるから現代なんだよなぁ)って感じなんですよね。
それでいて、デニス・クエイドに何かしっぺ返しするのかと言えばそうでもなく(ラストのモンスター出現で地に落ちるのかもしれませんけど)、生まれ変わりをしてもエリザベスにはさしたるメリットも無さそうだし、モヤっとするところが多かったですね。
そんな中でも印象的だったのは、エリザベスが自分の頭や顔をガンガン殴るシーンで、葛藤が滲み出ているようで、見ているこちらが身震いしてしまいました。
結局、モンスターを生み出すのは世の中なのかなぁ、なんて考え込んでしまいました。
人間、あるがままを受け入れるべきなのに、難しいことですね。
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