「最高にシニカル」サブスタンス うっかさんの映画レビュー(感想・評価)
最高にシニカル
エンタメ業界は洋の東西を問わずルッキズム、パワハラ、モラハラが当たり前。特にエイジングは女性に対して容赦ない。男性俳優は活躍できるのに。
そこにデミ・ムーアがプロデューサー兼主演で臨んだ今作。まあ、いろいろてんこ盛りでずっと恐怖と罪悪感に苛まれながら観ていました。
老兵は死なず、ただ去りゆくのみ、とは行かず過去の栄光に縋りたい。特に強烈なスポットライトを浴びていたひとにとっては。それは麻薬の様なものなのかも。
新たな刺激を我々は享受し、消費している現実を揶揄し、エリザベスとスーは崩壊に向かっていく様はもうやめてくれ、懇願するも、ここまで露悪的じゃないと、わからないだろうと、突きつけられて心はぐしゃぐしゃになりました。
デミ・ムーアはステキなのはもちろん、マーガレット・クアリーの魅力が爆発してたのが、ストーリーに痛々しさを余剰させてるのが凄味を増している。
映画としての演出、音響も妙味が効いているので、ぜひ劇場で
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