「すっかりババァになったデミ・ムーアさんの熱演にして怪演。ルッキズムを笑い飛ばすボディホラー!オマージュてんこ盛りの闇鍋的佳作!」サブスタンス 豆腐小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
すっかりババァになったデミ・ムーアさんの熱演にして怪演。ルッキズムを笑い飛ばすボディホラー!オマージュてんこ盛りの闇鍋的佳作!
クリックして本文を読む
いやまぁデミ・ムーアもすっかりいい歳になりました。そんな彼女が選んだのがまさかのボディホラー。ボディホラーとは、身体の変形、損傷、奇形などを通して身体に対する恐怖や不安、アイデンティティの喪失などを描くホラー映画のサブジャンルの事(AIに聞いたw)
しかしこれがまぁホントよく出来きてる映画でした。
80年代を象徴するようなTVシーン・エロテックホラーの体裁をベースに、クローネンバーグやジョン・カーペンター、キューブリックの珠玉作品へのオマージュがオンパレードだもの。ラスト、公録スタジオ血糊の阿鼻叫喚なんかはこれ「キャリー」のオマージュかな?w 詳しくは実際に観て感じて欲しいぞ。
そしてデミ・ムーアがこの怪作への出演に踏み切ったのも、ルッキズムに対する問題提起を感じたからだろうか?? ババァになった裸体を惜しげも無く晒し体当たりの演技はとても好感が持てた。スーを演じるマーガレット・クアリーのナイスバディと美人っぷりも楽しめるが、エリザベスを蹴り殺す鬼女っぷりにも感心しきりだ。とにかくB級映画の体裁はあるものの、とんでもない佳作に仕上がっている。
…まぁ前の席にいたなんの予備知識もない風の初老夫婦は困惑の表情で席を立っていたけどw とにかくホラーが好きな映画ファンなら必ずハマるお勧め映画でございます。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。