ANORA アノーラのレビュー・感想・評価
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アメリカに住むロシア人版の東横キッズ作品。
観て損した気分...。
現代社会の問題の一部を描きたかったんどろうなと想像は着くが...無性にイラつきたい人にはオススメw
オスカー賞よ、どうした?おそらくカメラワーク、メイク、技術、俳優陣の演技に賞賛してのことなんだろうけど、全体的に観ても学びもなく楽しくない。
主人公2人の内のイヴァン (ヴァーニャ)はア◯ペだし、ただ、ただ若人がギャーギャー騒ぎ通そうとするが、大金や権力を目の前にしては、なす術もなく従うといった無様な姿に苛立ちしかない作品。
次の日仕事がある日曜の夜には絶対オススメしない映画
きっかけ
映画館上映期間の際、見逃してしまったから。
あらすじ
ニューヨークのストリップで働くアノーラがロシアの富豪の息子と恋に落ち結婚する事からおこる、超絶ドタバタヒューマンドラマ。
感想
前半部分は幸せを描く。そーアメリカンドリーム!!特に今のティーンが思いうかぶであろうアメリカンドリーム!!
幸せをガンガンに描く。正直このパートを観たとき、仕事始めが待っている僕にとっては吐気がした。
ところが、息子の親に結婚の事実が伝わると物語はいってんしていく。そこには、本当の優しさ、愛、そして人を思いやる気持ち。
それらをストーリーに織り混ぜて物語を描いていく切なすぎるストーリーとなっている。
まとめ
お金は確かに大事。だけれど、お金では与えられない人への本当の愛情表現が大事なことがラスト30分に描かれているのがわかり、そしてそれがとても切なく感じた。
この映画はそーやな。うーん…とりあえずカップルや夫婦で観る…と…どーやろ。少し気まずい空気になるかな?
少なくとも、子供を連れて観る映画ではない。気まずいシーンが多々あり。
なんと言うかラストのストーリーの畳み掛けは、芸術的には綺麗に感じた。ただ、なんやろーとってもやるせない気持ちに最後なる。
だから、この切ない冬のラブストーリが気になる方へはオススメです。
イゴ〜〜ル!?…
予想不可能なストーリー。現代のプリティ・ウーマンとはならなかった。前半まではロシアのオルガルヒ?のバカ息子とストリッパーが身分不相応なラブラブ展開、彼の親からの反対にあい、別れ、そして本物の愛に目覚めるような展開とてっきり思っていた。しかし、疾走した彼を探す珍道中が始まり、彼はやはりクズで子供だったことが分かり、結末は…まさかのイゴ〜〜〜ル!!とはならず現実的なラストだった。マイキー・マディソンの脱ぎっぷり、Fワード全開、とにかくエネルギッシュで男前、彼女の魅力が寄与した作品だったが、アカデミー作品賞というのは意外な感じがした。
ラストシーンが頭から離れない
公開時気になっていたもののR18の規制に尻込みして観られなかった本作。
Amazon primeで配信が始まったので早速鑑賞しました。
すごく良かった。
想像していた話とはだいぶ違いました。
ストリップダンサーのアニー(アノーラ)がロシアの御曹司に見初められ、2人は結婚。
身分違いの恋は割とありふれたテーマだし、この物語がどういう方向に向かっていくのかなと思いながら観ましたが…
こうなるんですね…!!
アノーラとイヴァン(御曹司)の間に愛がないのも見ていればわかるし、こんなの上手くいくわけないだろ!と誰もが思う結婚なのだけど、アノーラ自身も恐らくそれはわかっていたと思うけども、懸けてしまう。
幸せになれるのではないかと。
店を辞める時、皆んなから祝福される。アニーやったね!おめでとう!
そんな中犬猿の仲だったダイヤモンドからは「そんな結婚上手くいくわけない!せいぜいもって2週間!」なんて言われてしまう。
きっとアノーラはこう思ったはず。絶対に幸せになってやるんだと。
今まで自分をコケにしてきた人間、誰もが羨むような生活をしてやるんだと。
しかしダイヤモンドの言う通り、結婚生活は呆気なく幕を閉じる。
息子の勝手な行動に怒り心頭のイヴァンの両親がロシアからアメリカにやって来る。それを聞いたイヴァンは妻であるアノーラを置いて1人逃亡。
ここからの展開が実に面白かった。
逃げ出したイヴァンを見つけるべく、イヴァンの両親に雇われた牧師のトロイ、トロイの手下のガルニクと用心棒のイゴール、そしてアノーラの4人でドタバタ珍道中を繰り広げる事になる。
3人が夫婦の住む豪邸に乗り込んできて、アノーラが大暴れしたシーンなんか暴れ方が凄過ぎて笑ってしまったし、ガルニクが突然吐くところなんかも笑えた。
そしてなんと言っても、イゴール。彼が本当にいい。
映画を観て数日経った今でもイゴールのことばかり考えてしまう。私がアノーラだったら速攻で恋に落ちている自信がある。
登場してすぐに、この人は恐らく真面目でいい人なんだろうなと言うのがわかった。
でも不器用だ。
寒そうにしているアノーラに彼女の口を縛ったスカーフを手渡すし、手荒な真似をしてごめんと謝るシーンでは今このタイミングで言う!?みたいな。いい人なんだけど、不器用。
イゴール好きだなぁ、いいなぁと思いながら観てたけど、まさかあんなに重要なキャラクターだとは思わなかった。
イゴールはずっとアノーラの側にいた。
イヴァンがようやく見つかった時も(よりにもよってアニーが勤めていた店でダイヤモンドと一緒にいた。最悪である。)、イヴァンの両親と対峙した時も、ずっとイゴールはアノーラを見ていた。
普通だったら、こんな身分違いの結婚、単なるバーニャの戯れで、そんなのに騙されるアノーラが馬鹿なんだと、そう思うだろう。実際牧師のトロイはそう思っていて、アノーラが身につけていた4カラットの結婚指輪も「お前のものじゃない!」と取り上げたくらいだし。
でも、イゴールは違う。
イヴァンの母にまるで空気のように扱われてもなお、彼女に気に入られようと一生懸命ロシア語を話す惨めなアノーラを、イゴールは馬鹿にしない。
いよいよもうどうにもならないのだと理解したアノーラは、結婚を取り消すための書類にサインをする。
離婚できて良かった!せいせいする!と自分を守る言葉を吐きながら。
そしてイゴールが、今までただ黙って彼女と一家のやりとりを見ていたイゴールが、ここでついに一家に向かって言うのだ。
「彼女に謝った方がいい。」
うわ〜〜〜と声が出た。
それ!そうなんだよ。この一家、誰もアノーラに謝罪をしていない。
息子が迷惑をかけて申し訳ないと、たった一言の謝罪もなく、彼女の言葉と尊厳を無視した親子に、イゴールが!イゴールが言うんですよ!
良すぎる……。
ここからラスト20分は、とても静かでしたね。
明日には出ていかなければいけないイヴァンの家で、アノーラとイゴールは何をするでもなく過ごします。
そしてイゴールが言うのです。
「アノーラが好きだな。アニーよりアノーラの方がいい。」
タイトルの「アノーラ」をイゴールが回収しました。
アニーを演じているアノーラではなく、そのままの彼女がいいと、そう言っているように聞こえました。
アノーラにレ●プ魔だゲイだと挑発されても、イゴールは動じません。
そうして2人の間に何も起こらないまま夜は空けていきます。
雪の降り頻る中、イゴールはアノーラをおばあちゃんの車で送っていきます。
あれ、このまま本当に何も起こらないまま2人は別れちゃうのかな、と思った時、イゴールがアノーラに差し出したのは4カラットの結婚指輪。
イゴールはトロイから指輪を取り返してくれていた。
ここからのアノーラの行動と涙については、色々な感想や考察を見て、そのどれも当てはまっていると思うけども、逆にどれも当てはまってないのではとも思う。
こうだったんでしょ?とアノーラに言ったところで、アンタに私の気持ちが理解できるわけない!とキレられそう。
これまで観てきた2時間の物語と、映画には描かれなかったアノーラのこれまでの人生
その全てがあのラストシーンの涙なんだと思います。
アノーラだって、シンデレラになりたかった。
でも、まだ誰かの胸で泣けているだけマシだと思う。
あの2人のその後を考えずにはいられないけど、何となく一緒にならない気がする。
アノーラがアニーでいる限りは。
アノーラの泣き顔と、彼女を優しく包み込むイゴールの手のひらがずっとずっと頭にこびりついて離れない。
大好きな映画が一本増えました。
名はアノーラがいい
コメディと思うくらい
…笑った~
ロシアの金持ちのバカ息子を信じて
結婚したことがアニーの最大なる災難
アニーと手下の三人が織り成すドタバタ劇
愛されていると思っていたのに
彼にとってアニーは"遊び"の一人だった
…お金が介在する"愛"は本物ではなかった
展開も何となく読めるstoryだけど
ラストは優しい彼がいてホッとした
アノーラの新たな"恋"か"愛"が
はじまりそうな"予感"
誰に於いても臆することなく
主張する魅力的なアノーラに共感する
この作品はテンポもよくキャスト
演出も素晴らしいと思った
この映画の持つエネルギー
この映画のもつパワーが凄くてエネルギッシュな作品だった!ストリップダンサーと富豪との結婚、シンデレラストーリーからの転落、格差や職業差別。柄の悪い男たちが家に襲ってきた長回しのシーンは迫力ありすぎてビビった。アノーラ役の女優さんが体全部で声で表情で気持ちを表す力が凄い!
賞レース映画かなぁという感じ
カンヌ国際映画祭パルムドール、第97回アカデミー作品、監督、主演女優、脚本、編集の5部門を受賞。完成度は高いと思うが、観終わったあとにじわじわと、賞レース狙いの映画だったかなぁという感じ。感心するほどの作品だとは思えなかった。
セックスワーカー、富豪の息子…アメリカ社会の下層で生きる人々と、ごく一握りの富裕層。目をそむけたくなるような社会構造を生々しく描きつつも、この視点自体はもはや教科書的で、目新しいものじゃない。映画では常に取り上げられる題材だ。
バカっぽい御曹司のもどかしさと、アノーラの物悲しさ美しさ。2人が幸福を求める過程で結婚という接点に繋がるが、シンデレラストーリーどころか、同じ惑星の同種族とは思えないほどに2人の立場や価値観が異なることを観客は徐々に気付かされる。
後半は期待したが、少々冗長なドタバタで、皆が御曹司を探し回る流れで群像コメディ風に展開する。これが面白いようで、そうでもない。
アノーラ役、マイキー・マディソンの演技、表情は見所だが、それ以外に見返したいと思うようなものは無かった。
自分がおじさんになったせいか、アカデミー作品賞を獲ったような映画で「!」となることは少なくなってきた。
単なるポルノ映画がパルムドール、オスカーを受賞する理由!!
2024年第77回カンヌ国際映画祭・パルムドール、第97回アカデミー賞・作品賞他5部門受賞!!
身分違いの恋を描く作品は「プリティー・ウーマン」を初め数多くあるが、この作品ー性描写ーが全編に渡り描かれ、一つ間違えればポルノ映画とも受け取られかねないであろう!?
でも世界の映画祭でグランプリを取り続けたのは、手段はどうあれ、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する等身大の生きざまに共感を覚えるファンが数多く存在するからであろう!!
特にラスト部分の感情が爆発するシーンは映画史にも残る名シーン!!
かつては「プリティー・ウーマン」のようにハッピー・エンドを望むラストが観終わった後の爽快感も加わり好まれていたような気がするが、「アノーラ」のようなラストもより現実に即した人間賛歌で、私は大好きです!!
【現代版プリティウーマンじゃない】
R18なんですよね、お陰で観客に子供いない
なんだよ、深遠なのかよ
2025アカデミー作品賞受賞
米国のセックス産業で働く主人公が、留学中のロシアの大金持ちの御曹司といい仲になり、同棲し結婚の約束をする。しかし怒った母親がロシアから来ると聞いた御曹司は家から逃げ出してしまい、主人公は、米国でのお目付役や用心棒と一緒に御曹司を探し回る、という話。
正式に結婚したと聞いて驚き「そんな結婚は無効にする!」と言うお目付け役やその部下たちに対しては、言いたい放題の御曹司なので、「あれ、これは主人公の思わぬシンデレラ展開になるわけ?!」と期待させるが、「明日、両親が来る」と聞いてひとり逃げ出して行方不明になる辺りから雲行きは怪しくなる。
(ロシアの大富豪が言う「明日行く」は、ホントに明日来るんですね、プライベートジェットだから。いや、どんだけ金持ちなんだ…)
小気味よいリズムで進むシンデレラストーリーは小気味よく、中盤のお目付役達と主人公の大活劇は必見、そして顛末は、やはり観てもらった方がいいと思う。
主人公は日本で言うファッションヘルス嬢兼ホテトル嬢なので、セックスシーンはこれでもかと流れ続ける。明るいよ。
--- 注意。以降はネタバレ含むので、まだ観てない方は観てから読んでね。---
顛末はよもやの、「これが映画じゃなくて現実だったら、こうなっちゃうんだろうな」と誰もが思う展開で終了!
この映画、アカデミー賞作品賞だし、この監督は前作「フロリダ・プロジェクト」もめちゃ評価高かった人。だけど、前作のレビュー読んでもなんだかよくわからないから、前作観てから観た方がよさそうだなと思っていたところ、キネカ大森で前作再公開。「わかってるねえ」と前作鑑賞しました。その結果、感じたこと。この監督の話は、ドラマチックな展開、とか心震わせる展開じゃないんだってこと。こんなシチュエーションだと、現実だったらこんな風になっちゃうんじゃないの? と俺たちが感じるような展開や結末が多いってこと。その中で、何かを感じてね、と言っているような監督。
御伽話的な展開とか、単純に想像したのとは異なる結末でなく、現実的な展開で何かを感じさせる方が難しいのにね。すごい。
俺なんかじゃ、観終わった瞬間には「え、終わったの? こんなオチなの?」と思っちゃう。若い頃の俺なら絶対に「なんだ、この映画? 金返せ」って怒ってたはず。
そんな前作観てから観た本作「アノーラ」。御伽話的な前半の展開を観ながら「現実だったら、こんなことになっちゃいそうだけどな/こんなのが関の山だろうけどな」とこちらが頭の隅で危惧するいくつかの選択肢の一つに、話は落ち込んでいき、そして終わる。
主人公は、やるべきことを全てやった。「本当に愛してるの?」と繰り返し聞いたし、不法な侵入には徹底的に抵抗した。いや、徹底すぎるほど。そして去られた後も探し続けた。だんだん不安になったかもしれないし、ならなかったかもしれない。起きた事実だけを見て、できうることをやった。その結果は「そら、見たことか」と言われるだろう悲惨な結果。それでも観終わった後、なんだか前向きな感じなのは、主人公が、やってきたこと、その結果起きた事実だけを信じて行動するからなのだろうか。不安になってやめたり諦めたりせずに、自分の目で確認するまでやり続けるからなのだろうか。
俺は自分のことでも映画でも、結果をみて、よかった、ダメだったと思うけど、もしかしたらそうじゃないのかもしれないなあ。そんなことは感じました。
以上、自分なりにいろいろ考察してみた。ただ、繰り返しになるけどが、一番の印象は? と聞かれたらやはり「やたら明るくセックスする映画だなあ」です。揺らがない。(笑)
〇〇がキーパーソン
途中からイゴールがキーパーソンになっていたとは...
イヴァンが脱走したあたりの中盤シーンから、アノーラと一緒の画角に常にイゴールがいるんだけど?と思っていたらやっぱりキーパーソンだったかおぬし🔑👨🦲
イゴール...良い奴すぎない?笑
終始無表情😶の、感情出さない系男子。
それがまた私には逆にインパクトがあり人間味がない感半端なかった、けど、ばり優男(笑)
最後のなに?💍アノーラにこそっと返却するとか痺れたんですけど。カッコ良すぎない?その時も無表情イゴール笑
「イヴァンは謝ったほうがいい」
サラッとナチュラルに無表情で発言するイゴール。かっこいい。
おばあちゃん👵から譲り受けた物を大事にするイゴール。かっこいい。
「助けようか?」とアノーラに言うイゴール。かっこいい。
アノーラが寝に2階へ上がったあともアノーラのベッドに行かないイゴール。かっこいい。
寒そうなアノーラに「首元は温めたほうがいいよ」というイゴール。かっこいい。
飛行機✈️に乗ろうとしないアノーラとイヴァンの母がマウントとりあい口論するシーンでアノーラの方を向き、アノーラの発言を相変わらず無表情で聞くシーン。かっこいい。
この親にしてこの子あり
親はバカ息子と言って息子はバカ親と呼んでいたが...
私からするとバカ親でありバカ息子のバカ親子だと思う。
イヴァンは俗に言う“王子”?
御曹司ってことは王子か。
イヴァンはクズにも程がある🤮
イヴァン役の人、ちゃんとクズ感が出てて引き算の演技が素晴らしかった👏💓
ナチュラルにすごく自然にクズを演じきってらっしゃるのが素晴らしかった👏
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