劇場公開日 2025年2月28日

ANORA アノーラのレビュー・感想・評価

全341件中、41~60件目を表示

4.0シンデレラストーリーもシビアになりました

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

現代版「プリティウーマン」だそうです。
相当昔に見たその作品の記憶はすっかりおぼろげだけど、たしかもっと品があって夢もある感じじゃなかったか???

現代でシンデレラストーリーを作ると品も夢もなくシビアになるんですよ~というようで、ちょっと悲しかった。
そもそもシンデレラとか玉の輿とか、今はもう死語ではないの。
人生は男任せにするんじゃなくて自分の努力でつかみ取るものってのが主流だと思ってた。
んだけど、今も残る少数派はむしろシンデレラを夢見る濃度が昔よりぎゅっと濃縮されているんだと感じました。

だって、そうでなきゃ、どうみてもダメ男のイヴァンにあれほど執着しないよね。
離婚上等!こんな男いらない!とは全くならないのが切ない。
そもそも、大富豪ではあるけれど明らかなポンコツとの結婚を、アノーラは有頂天で「幸せになる」と表現するし、同僚は妬む。うん、まぁそうね。そうだよね。
アノーラにとってイヴァンは天から降りてきた蜘蛛の糸。
それをつかんで上へ上れば今いる世界から足抜けできて最上級の未来が約束されている。
だから、私はアノーラにあまり同情はできなかった。
イヴァンに執着するその思いが恋とか愛とかそういう美しいものとは思えなかったから。
ただ、一瞬は手に入りそうだったけれど、ジタバタ抗ってもみたけれど、結局やっぱり蜘蛛の糸は切れてしまいましたとさ。そんなお話。
この先20年後30年後にもまたシンデレラストーリーは作られるんでしょうかね。
その時世の中はどうなっていてどういった内容になるんだろうか。

ところでアノーラとイヴァンのはちきれんばかりの笑顔の宣材写真。これって2人の結婚式の場面でしょうか。絶頂の時ですよね。この後2人はああいった経路を辿ってああいった結末になるわけですが、さてそれでどうして絶頂の笑顔の2人を宣材写真に採用したのか。
ちょっと制作側の思惑を聞いてみたいところではあります。

あと、これはあまり賛同は得られないかもしれないけれど、終盤のイゴールとのからみ。
あれは蛇足かなと個人的には思いました。
どうせやるなら、取り返した指輪を投げ捨てる、くらいしてほしかった。
アノーラを演じる女優さんの体当たりの演技は素晴らしかったです。
(どんな顔して見ればいいのというシーンもちょいちょいあったが)

コメントする (0件)
共感した! 5件)
やあやあ

4.0魅力的な表情を見ることができる映画

2025年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
sou

3.5シンデレラストーリーと思って観ました

Kさん
2025年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

今どきのロシアに絡む話で、アカデミー賞を受賞したシンデレラストーリーと思って観ました。裏切られました。全く違いました。テンポの速いカメラワーク、カメラのレンズに映り込む陽の光が美しかったです。どのよう終わるんだろうと観ていました。ラストシーンにやられました。深く心にささるラストでした。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
K

4.0絵に描いたような幸せなどあるはずがない

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

24年のカンヌ国際映画祭パルムドール、25年米アカデミー賞で作品賞、監督賞など最多5部門を受賞したロマンチックコメディー。
監督はこれまでもマイノリティや移民、貧困層など社会の片隅で生きる人々を誠実に描いてきたショーン・ベイカー。
今作もロシア系移民のストリップダンサーの悲哀を描いている。
ストリップダンサーのアノーラ(マイキー・マディソン)は店に来ていたロシアの富豪の御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会い、故郷に帰るまでの7日間、1万5千ドルで彼女になる約束をする。
仲間を連れてラスベガスで豪遊するうちに、勢いで結婚することになる。
ここまでは「プリティ・ウーマン」よろしくのシンデレラストーリーなのだが、イヴァンは両親の財産で豪遊しているだけのとてつもないバカ息子でうまくいくはずがない。
そもそもイヴァンはロシアに帰りたくなく、結婚することでグリーンカードが欲しいだけなのだ。
結婚の噂を聞いて見張り役の司祭と手下のイゴール(ユーリー・ボリソフ)とガルニク(ヴァチェ・トヴマシアン)が2人がいる豪邸にやってくる。
映画としては中盤のここからのドタバタが見どころ。
なんとイヴァンはアノーラを置いて逃亡してしまう。
この後アノーラと3人の男たちとの30分近く続く壮絶な戦い(?)が圧巻。
アノーラが繰り出す下品な言葉や絶叫、殴る蹴るの大暴れはある意味痛快。なんとか落ち着かせて、ここからはアノーラと男3人のイヴァン探しの珍道中が始まる。
ストーリーはある意味よくある話で、伏線があるわけでもオチがあるわけでもなく単純。
この映画はストーリーを語りたいのではなくアノーラというロシア移民の強く、逞しく生きる姿を描く。だからタイトルはずばり「アノーラ」。
ただ、アノーラがなぜストリッパーとして働いているのか、家族のことなど彼女の置かれている背景はほとんど語られない。
自分では英語名のアニーと名乗り、ロシア語はわかるが喋らないことがポリシーというところにロシア移民の出自を嫌う何かがあったのだろう。
ロシアからイヴァンの両親が飛んできたあとの顛末はおおかたの予想通り。
全編通してアノーラの悲喜交交、今を逞しく生きる姿に引き込まれる。アノーラ役のマイキー・マディソンの全力の演技はアカデミー主演女優賞に値する。
降り頻る雪の中でのラストシーンは悲しくもあり温かい。
クラブのド派手なオープニングと対比する、車のアイドリング音とワイパーの音のみの静かなエンドロールは心に染み入る。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
kozuka

3.02025年鑑賞三作目

2025年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ストーリーは身分の違うものの恋愛で、よく言えば普遍的、悪く言えばありきたりだと思った

名前を隠すことやアメリカとロシアなど深い意味がありそうな部分があったが、勉強不足で分からなかった

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Daiki Sugiyama

4.5若者たち

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

単純

ヴァーニャもアニーもこれからも様々な経験をし、成長していきますね。
やがて子供をもつような年代になれば、親世代の気持ちも分かるでしょう。

ヴァーニャは自分が親に従わなければならないことを知っていたし、
アニーも徐々にそれを理解していった。
若さと魅力でどうにもならないものがあることを知った…

わたしの心の動きは、「キレイな女性は人生の勝ち組なんだな」から
「やっぱり人生お金なのかな」に変化し、さいごに現実に戻ってきました。

アニーとロシア人3人になってからは、大真面目な状況なのに、すべてがギャグのようで、とても楽しかったです。
温かみのあるdイゴールがとても良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Mikikar

2.5ラスト以外は稚拙で冗長展開 作品賞で期待すると落胆も ★2.7 後半ネタバレ

2025年3月10日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
レオン

4.5アカデミー賞5冠👑

2025年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 9件)
るー

4.0アノーラ役のマイキー・マディソンの魅力に尽きる

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アノーラのキャラ設定が良くて、それを演じるマイキー・マディソンがはまり役。エッチなシーンも違和感ないし、悲鳴も良く声が出てた。
ラストシーンは心にグッとくる感動あり。

そういえば、この監督の「フロリダ・プロジェクト」も味のあるいい作品だったなと思い出した。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
CR7

3.0予想通りの展開

2025年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
映画イノッチ

3.0ANORA (映画の記憶2025/3/9)

2025年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

アカデミー取ったということで普段観ない系作品を観たつもりだったが、恋愛映画ではないな。
総じて言えばコメディ映画か?
ちなみに当たり前だがお子様はNGだな。

内容的には実話ベースだから良くできてる。途中からこのペースで前半部分やったら飽きられるなと感じたのかコメディ化が始まった。
実話と比べて脚色部分がどこか調べてみたいよね。この話。
前情報入れてなかったから、もっとロミオとジュリエット的な流れかと思ってたわ。
主演女優の方はポールダンスやら風俗店での振る舞い方だったり覚えるの大変だっただろうな。

思いの外悪くなかったが、これがアカデミー賞で良いのか?(本命のSNS炎上で消えたとかあったとしても)
(個人的評価6.5点/10点中)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
motorad_kira

2.5マイキー・マディソンのファンになった

2025年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
cinema2014

3.0午前0時を過ぎて魔法が解けたシンデレラが、舞踏会から逃げ出した王子を追いかけるお話です。登場人物の置かれた状況や特殊性を把握して観ないと、理解が難しい作品かも。

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 18件)
もりのいぶき

3.0え!?これが?!

2025年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

アカデミー賞なんだ。全然刺さらなかった。去年か一昨年のエブエブの方がかなり刺さったな。夢みたいな日々の終わり方がガチでシビアな現実だったからかな。夢も希望もなき。ま、お目付け3人衆が出てくるぐらいのところは面白かったけどね

コメントする (0件)
共感した! 3件)
印刷局員

4.0面白い。前半と後半、最終盤で異なる空気

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
albikazu

4.0まるで落語!!

2025年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

廓話の様です。

遊郭に遊びに来た大店のアホボン。
ノリで女郎を請け出したものの、その身代金は親の金。
怒った親が来ると聞いて、尻尾を巻いて逃げ出しちゃったからさあ大変。
大旦那の言いつけで若旦那を探す番頭さん手代さんの面々が、どいつもこいつも間抜けで、本当に落語!
そして実は、大旦那より怖いのは女将さんだし。
ヒロインのアノーラが、これまた、ちっとも大人しくしてないよ、あんたはチャキチャキの江戸っ子かよ!!
大笑いしながらも、しんみりもさせられる人情噺に仕上がってましたね。

この映画をアカデミー賞に選んだ審査員に、川島雄三の映画を見せて感想を聞いてみたいと、ふと思いました。

ヒロインが、タイタン太田光代社長の若い頃にちょっと似てるので、太田光さんにも(勝手に)おすすめしたい(笑)

コメントする 2件)
共感した! 8件)
agemaki

4.0おしゃべりなセックスワーカー

2025年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これはまたカンヌもアカデミー賞も制覇したとは思えない位、過激度が強い

話しのネタで観てみましたが、前半のノリと、後半のコメディチックなやり取りが米露の今のドタバタをあぶり出して秀逸

後半かなり笑いましたが、やがて哀しきエンディングかなと思いきや、アノーラはタダでは済ませなかったというオチ

ご自分の目で確認下さい

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ソルト

3.0ココロに響くかはあなた次第。

2025年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ラスト・シーンが深い、これまでも語られた男女の恋の話の行方。わたしは響かなかったな。残念😢
ショーン・ベイカーの他の作品もイマイチでした。
カンヌで獲るのはわかるが、アカデミーを獲るのは違う気がしました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
おさむ

4.0アカデミー賞

2025年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前半はアニーと金持ちイヴァンがやりまくるシーンの連続。話は中盤以降、失踪したイヴァンのバタバタ捜索に終始。後半で二人の結末が訪れる。男を見る目が無かったのでしょうが無いが、最後はあれが良かったのだろうか?エンディングは無音で流れ、アニーの悲しみを表しているのか?

コメントする (0件)
共感した! 3件)
タクチャン

4.5面白くて余韻のある映画

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

面白そうだなとは思っていたが、アカデミー賞も納得。アノーラ、ロシア人の彼も魅力的。エンディングの余韻がとても良い。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)