「日本が舞台だと仮定したら、トンチキっぷりがわかりやすい」エミリア・ペレス 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
日本が舞台だと仮定したら、トンチキっぷりがわかりやすい
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冒頭から想像していた以上にガッツリミュージカルであり、なおかつ見せ方としてとても面白く、いったいどこに連れて行かれるのかと期待が膨らむ。
お話としては、まあメキシコで批判が噴出したという話もわかるが、正直かなりのトンチキっぷりというか、これを日本のヤクザの親分を主人公にしたものを想像してみると(日本ではあまり怒られたりはしない気もするが)、結構なトンチキ映画であることがわかってもらえるのではないか。
なので、ずいぶんなトンデモ話に、本気の演技、本気の歌と踊り、そして愉快なミュージカル演出が乗っかっている表現のオモシロさを満喫したし、それ以上に深刻なものとして評価をしようという感じにはなれなかった。エミリアのあっけない最期も含めて、監督もいろいろ混ぜっ返して突き放すみたいな遊びをやってると思うのだが、まあその辺はこちらで勝手に解釈しました。
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