「洗練された印象はないが、心に残る現代のおとぎ話」バード ここから羽ばたく sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
洗練された印象はないが、心に残る現代のおとぎ話
UKの最下層労働者階級の暮らしぶりが活写されます。貧困、子沢山、不衛生、虐待、閉塞感。
ちなみに長男ハンターの彼女の住まいは少し上層なのか、界隈にゴミ落ちてなかったですね。
手持ちカメラで臨場感が倍増。ただしブレも多いので、内容も含めて少し酔いそう。
ベイリーは父親の新しい結婚相手を好いてなかったけど、初潮を通じて何となくシスターフッドができるところがいい感じです。兄やまして父は出番ないですからね。この4日間でベイリーは心身ともにとても成長しました。
フランツ・ロゴフスキの神話に出てきそうなひょうひょうとした表情、まさに自由な鳥人。バリー・コーガンはいつも特異なキャラの若者役が多かったけど、今回父親役とは(そしておじいちゃんにも)!
でも本作この二人が絡むシーンがないんですよ!観たかったな独vsアイルランドの演技対決。いずれにしても只者ではない二人です。
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