「戸惑いと戸惑いと戸惑いと希望の120分」バード ここから羽ばたく よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
戸惑いと戸惑いと戸惑いと希望の120分
タイトルとバリー・コーガンが出演すること以外、何も知らずに拝見。
最初はベイリーを男だと思ってたし、さらには女性だとわかった後も12歳と思えず、バグの元カノで、バグが新しい女を連れてきて怒ってるものだとばかり……。
その後、発作的に髪を切り、カチコミを撮影し、野宿後に野ションした後、奇妙な男と出会う……。
いやあ、序盤は「一体何を見せられてるんだ」との戦いで、物語の概要が見えてくるまで1時間くらいかかっていたと思います。
映画のタイトルでもあり、頻繁に映される鳥の姿と奇妙な男の「バード」。俳優の外見や時折見せる鳥っぽい仕草も相まって、「最後は『動物界』的な展開になったりして……」という根拠のない予想が当たる頃には、すっかりお話に取り込まれていました……要所要所の細かい映像表現はピンとこないことも多かったですし、「ベイリーの母親一家はこの先どう暮らしていくんだろう?」とか「結局、あのダメ親父の下でベイリーは暮らすのか」みたいな細かな疑問点もないではないです。
とはいえ唯一無二な作品であることに間違いはないですね。
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