傲慢と善良のレビュー・感想・評価
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とんでもない傲慢さの果てに
原作が辻村深月で本屋でも平積みされていたのを覚えているので期待して観ましたが、恋愛に於ける現代社会の自意識に隠れた傲慢さと必要以上の善良さについて描かれているけれども、想像以上に内容が薄く、底の浅い物語で驚きました。
おそらく原作ではもっと丁寧に心模様が描写されているのでしょう。
架が付き合っていた女友達があまりにも露悪的で違和感ぎありましたが、そんな人らに70%なんて言ってしまう傲慢さがあったのは分かります。
ただ、それに対して毒親の抑圧から自分を変えたくて婚活して、付き合って、ストーカー被害の嘘まで吐いて、挙げ句の果てには失踪してしまう真実のほうが恋愛の枠を超えた人としての傲慢さが酷かったです。彼女の善良さを帳消しにしてしまうほどに。
最後に2人がやり直すシーンなんてシラけて観ていられなかったです。
なんだろう。ズレているなぁと思いました。
嫌われないための善良は努力。傲慢さは時に人を素顔に導く。
藤ヶ谷さんと奈緒さんの距離感がとても自然。
お二人の写真がたくさん登場した冒頭のシーンは、お芝居としてではなく本当の恋人同士の写真のようで微笑ましかったです。
ただライトな作品ではないことを理解していたので、微笑ましいのは束の間でしたね。
架といる時の真実は間違いなく幸せそうだった。だとすればなぜ真実は姿を消したのか。
その後足取りを掴むべく架は奮闘するわけですが......。
架が真実の両親に会いに行ったシーンは、「この両親、世間体ばかり気にして自分達が信頼しているものは絶対に正しい。自分達が信頼していないものは真っ向から反対」みたいな雰囲気。
過去に真実にお見合い相手を2人紹介したという小野里、当時のお見合い相手など、周囲の人物から話を聞けば聞くほど、最初こそ「そんなはずない」と思っていた架にとっても、真実自身が自分の意思で架の元を去ったと思わざるを得ない状態に。
同時に自分が知らない真実の様子が周囲から語られることによって、自分が共に過ごした真実と、自分が知らない真実との間で剥離していく。
傲慢と善良。これは全ての人間に当てはまるのかもしれません。
人は見た目が100パーセントなんて言葉もありましたが、実際に視覚が占める割合は9割以上といわれており、相手の印象はほぼ外見で決まるとも。
それは美人とかイケメンとか顔だけではなく、穏やかそう、怖そう、といった性格的要素も含みます。
人間というのは外見と少しの会話から得た僅かな情報から自分や相手に点数を付けてしまう。
「僕なんて」「私なんて」と思う人でさえ、自分の価値は高いと思っているから自分と人生を共にする相手に妥協はできない。
「あの子いい子なのになんで結婚できないんだろうね」「明るいし話すの上手いし好きになってくれる人たくさんいそうなのに」と周りが言う人が結婚できないのは、自分を卑下する割には知らず知らずのうちに高望みしてしまっている「傲慢さ」がある。真実はそれに加え、親には従順になってしまう「善良さ」も持ち合わせている。
架自身も、小野里の話を聞くうちに、友人に真実とどのぐらい結婚したい気持ちがあるかと聞かれ「70%ぐらい」と答えていたことで、彼女に点数を付けていたことに気付かされ、自分の「傲慢さ」を知る。
それが架を取り巻く人物達によって真実に伝わっていたことも知り、自分を正当化しようとする様は滑稽でした。
真実が出ていった原因が自分にあるとは微塵も思っていなかった。だから真実の消息を辿るべく駆けずり回っていたのに。
その滑稽さが際立つ藤ヶ谷さんのお芝居が素晴らしいと感じました。
真実もあの家庭環境で育ったことで「本当の愛」を知らずに育った人物なんですよね。毒親の元で従順に育った一人の女性で、ただ本当に愛してくれる人と出会いたかっただけなのに。
真実はそんな親から重圧を受けて育ったから、早く架にプロポーズしてほしい焦りからストーカーなんて嘘をついてしまったけど、初めて一緒に居たいと心から思った相手が自分に70点なんて点数を付けていたと聞かされたら悲しみに押しつぶされますよね。
時間が経ち「あの頃の私は」と真実は自分を客観的に振り返り、架の上っ面しか見ていなかった自分を「傲慢」だと言い放ちます。
奈緒さんの繊細なお芝居により真実の抱える苦しみが伝わり、凄いなと感服させられました。
架と真実は再会して、架は真実に「やり直せないか」と提案しますが、しかし真実はやり直す気はないことを態度で示します。
その後真実がよしのに「今の若い子達って自分が恋愛してるかどうか人に言われなきゃ分からないんだ?カッコ悪くなっちゃうのは、それだけ必死だったってことじゃない」と言われたことで、再会した時の架がどれだけ必死だったのか思い出します。
架が自分が未熟だったことを痛感し真実に別れのメールを送ったことで、真実も架への気持ちに気付かされ、架に思いを伝えに行きます。
正直真実はボランティア活動をしていた高橋と一緒になる展開なのかなと思っていたんです。
しかし架も真実も互いの「傲慢さ」を認められたことで、見栄を張らず素顔を曝け出すことができ、共に生きていく結末を迎えられたんだと思います。
「傲慢と善良」というタイトルからは想像もしなかった奥深い愛の物語。素晴らしい映画でした。
何もなく無垢な2人の心
2人の出会いから別れ、それぞれが持っている肩書きなどを外すことで得られる新たな出逢い。
そんな2人の心情を丁寧に描きつつ、2人の心の距離感を大事に紡いでいる点は素敵に感じられた。
その関係性の描写はとても共感を持てた。
70点じゃダメですか?
原作未読。ミステリー映画だと思っていたが、そのカテゴリーではなかった。主人公の2人は、子供と同世代。(子供はいませんが…)今時の恋愛事情が良く解った。なんやかんやあってもハッピーエンドで終わるのは良しとしましょう。前田美波里の恋愛観と西田尚美のセリフに共感しました。お互いに100点ならベストかもしれないが、結婚後100点をキープし続けるのはハード。結婚した後で、お互いに嫌な面が目についてくるから、後は減点のみ。でも70点でスタートすれば、加点の可能性があるわけだから、70点でも良いと思うけどね(加点、減点という表現は傲慢かしら?) 余談ですが、恋人募集中の若い人に「どんな人がタイプ?」と聞くと、「笑顔の素敵な人」と答える人がいるけど、「そういう人も良いけど、あなたをいつも笑顔にさせてくれる人の方がもっと良いんじゃないの?」と苦言を言っています。😅
タイトルなし
登場人物も、婚活中の私も、まさに傲慢と善良だなと思わされた
(私も婚活がルーティン化して3ヶ月で20人会って、だんだん相手を品定めしていって、その中で見た目そこそこ大手企業に勤めてて悪くないとこで手を打とうとしたし、
そういう相手のこと"ちょうどいい"ってほんのり下に見てました)
私だったらラスト、追いかけないかも
目上だと思ってた相手が自分を追いかけて必死にかっこ悪くなってより戻したがってるのを、断ることで自分がようやく自立した気持ちになれるし、より戻したらまた自尊心が下がるかもしれないから
だからまた付き合うことを選んだ2人は私よりよっぽど善良で、ちゃんと恋愛してたんだっていうのが作品の優しさと救いだなと思った
真実の地獄はとても現代的で、端から見てると甘えに見えるだろう
過保護な檻の中で少しずつ自分は無価値だと思わされて、何がほしいかもわからなくなって、でもそれはすごくくるしいことだ
正直、真実のずるさや傲慢さなんて全然誰でも持ち合わせてる程度のものだよ
良かれと思って裏で嫉妬めいたアドバイスしてきた女友達の方がよっぽど醜悪だし、正直あれくらいのずるさなんて誰でも持ってるよ
真実が70点て言われたのがショックで話し合う勇気のなさも、そのまま逃げちゃう甘さも、
架が真実を"ちょうどいい"ってほんのり見下してたのも、とてもありふれて私達の中にあること
そして、そこを見せてからが人間関係の始まりだと思うの
婚活においてほしいものが決まってる人が早いのも、傲慢と善良なせいで見つからないのもわかる
自分なんてそれほどと思いながらも、相手は自分には見合わないと思ってる
でもそれのどこがいけないのか?
主人公達も結局どこまでも最後まで傲慢だったし、それを持ち合わせながらさらけ出せたから向き合えたと思う
この絶妙なバランス感が人間て感じしてよかったな…
どこにでもいる、ちょっと甘っちょろくて苦い想いをしてる人達って感じが
人を好きになるってとても曖昧で、どうしようもなさを愛せた時に初めて誰かと生きれるんだろうなと思う
白が裏テーマでしょうか
冒頭の真実の花束、架の部屋の花鉢、真実のステンボトル、みずかの花、ヤギの白。他にもあったかもしれませんがとても気になりました。2度目に観た時にさらに気になってしまいました。
架の婚活時のお相手が変わるたびにジャケットとインナーも全て変わっていた。
とても色が気になる映画でした。
架の一方的な気持ちを伝えて終わるのではなく、真実も全て伝えられて良かった。
タイトルなし
原作を読んでいる途中で映画化を知り、読み終えたので観てみる事にした。
大まかには原作と変わらないが、架と真実に観客を感情移入させる為か、婚活から2人の馴れ初め、真実の疾走迄の流れは時系列に描かれていた。
中盤以降に描かれる真実の逃避先でのエピソードが変更されていたが、原作を読んだ時の感想では正に中盤以降を気に入っていたので、色々と変えられていたのは残念だった。最終的に2人が結婚式を挙げる事になる神社のくだりが出てこないのは最悪だし、架が真実を見つけてからのヤリ取りが何ターンも繰り返されて進まないのも安いドラマっぽく、表面的に辿り着いた所は原作と変わらないんだけど、描かれている事が何か違うような違和感を持った。
真実を演じた奈緒さんの演技は良かったし、性格最悪だったけど桜庭ななみさんが観れたのが良かった。
臆病がゆえの…?
予告編を観たとき何となく抱いた
“思っていた感じ”と違っていた
多分、いい意味で
もっとサスペンス臭とかを想像していたけど
一生懸命に恋をしている若者が
成長しあう物語だった
作中、西田尚美が言ったセリフが響いた
恋愛してるかどうかも
人に言われなきゃ分からない
みたいな、そんな内容のセリフが良かった
今の若い子は、
手の中に世界とつながるツールを持ち
何でもすぐに調べられて、
恥をかくことも人に聞くことも
私が若い頃より、格段に少ない
そういう中でより慎重かつ無難に
失敗せず生きていくことに慣れて
コスパだのタイパだの映えだの
物事の本質から遠いところを
やたらと気にして生きている
きっとそれによって
臆病なんだろうと思う
それがゆえの、傲慢さかなと
それにしてもあの女友達は2人とも
きっと、好きだったんだろうな
でも牽制しあい、慣れきってしまい
もう選ばれないことに募らせたものを
あんなクソみたいな意地悪で
邪魔するなんて最高にブスだな
確かに私も真実みたいな女は苦手だけど
別に友達が選んだならそれでいいじゃないか
そんなことに外野がとやかくジャッジなんて
それこそ傲慢の極みだろ
語りたい
傲慢と善良は紙一重で受手によって変わると改めて思った映画です。傲慢と思われる架はただの鈍感だし、善良と思われる真実は傲慢。主演の2人はびったりの配役で藤ヶ谷さん演じる架は小説からそのまま出てきた感じで自然な演技、奈緒さん演じる真実は奈緒さん以外想像がつかない。ラストシーンで2人の想いが重なるシーンにはウルっとしてしまいました。
そして小野里さん演じる前田美波里さんの迫力ある演技とよしのさん演じる西田尚美さんの癒される演技はこの映画のスパイスになっていたと思います。
映画観終わったあとは友人とこの映画について語り合いたくなります。
そして何度も観たくなる映画です。
良質な恋愛ドラマを観せてもらいました
予告は恋愛ミステリーな感じでしたよね笑
ミステリーはミステリーかもしれませんが、ウェイトは恋愛の方が大きいですね。
失踪の部分のミステリーではなく、「男女の恋愛や結婚がそもそもミステリーじゃん」って言ってるような気も。
中盤まで「う~ん、う~ん」と謎に思ったりイライラしたりで進んでいくうちに、だんだんと気持ちが晴れていって期待を持たせてくれるのは、奈緒ちゃんの表情の演技の上手さからだろうな。
最後には良質な恋愛ドラマとして終わる。
ある意味読めていたかも。
いや、読んでいたというより「こうなって欲しい」という期待だったか。
面白かったです
まずは主演のお二人が良かった。特に藤ヶ谷さん、あまり期待してなかったのですがとても良かった。奈緒さんは安定の実力で安心して感情移入できた。
他のキャストも皆さん絶妙な嫌らしさを違和感なく表現されていてドラマに深みが出ていた。
また撮影がとても良くて構図や色調も絶妙だった。
一方で音楽はジャンルが異なれば良い音楽なのだと思うが、サスペンス的な不穏な曲調だったのでやや違和感があった。
最後に脚本の妙というか、原作既読だが最後こんな話だったかな、と確認したらやはり筋としては違う展開だったが、直球のハッピーエンドで映画版の方が好みだった。
いまいち踏み切れない恋愛をしているお二人の背中を押してくれそうな作品でデートムービーにはよろしいかと。
傲慢さも善良さも
原作を読んで、ここに描かれた人間の心の闇のような部分をどう映画化するのだろう?と思って鑑賞。
映画は小説よりも素直な人物像。
それはそれで別のものとして見れば、とても良いお話。
結婚相談所の夫人も小説では謎めいたヒントをくれる人だったけれど、映画では答えを出してしまっている気がする。架は自分の傲慢さも社会的な立場に固執していたこともあっさり認める。真実を取り巻いていた母親や田舎独特の重苦しい空気は真実自身がさっと切り捨てたようにみえる。
一つ気になったのは、真美が自分のついた嘘のことを、子供じみた嘘と言ったこと。あれは当時の真美にとっては人生をかけて必死についた嘘。振り返って、あの頃は子供じみていたと心境が変わるには日が浅すぎる気がする。達観、成長したという印象を持たせるための台詞?
小説の持つ沼のようなおどろおどろしさが映画では薄れ、婚活を通して自分を見つめ直した若い二人のラブストーリーになった。
それはそれで良い。
しかし毒親育ちのアダルトチルドレン気味の主人公、ほんとに多いなー!
奈緒さんの演技よかった
予告で気になってたので鑑賞!
仕事も恋愛も順調だった架だったが長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める
そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるが1年たっても結婚に踏み切れずにいた
しかし、真実からストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける
彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消した
両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知るのだった―
というのがあらすじ!
観終わったあとにこれはミステリー?
と疑問に思っちゃいました笑
ストーカーのところは警察に通報してほしくないと言った時点で嘘だなって思っちゃいました…
それに架の女友達が酔ってたからという理由だけで酷すぎる…笑
でもそのおかげで2人はちゃんと向き合えたわけでよかったと言うべきですかね…
いろいろとグサグサと刺さる言葉が多かったですね
結婚できてる人は自分がほしいものがちゃんとわかってる人
確かにそう思いましたし自分は全然わかってないなと思っちゃいました笑
それに自分も傲慢なんだなと思い知らされました…
観てて思ったんですけど奈緒さんの演技はやっぱりいいなと思いたした!
あと個人的になんですけどドライブを断るシーンでめちゃくちゃヤギがいい演技してたと思いました!笑
原作は読んでないんですけど楽しめました!
それに原作を読んでみたくなりました😊
面白い映画をありがとうございました!
内に秘めた気持ちを巡る
他人事とは思えないようにリアルな内面に抱えた葛藤や悩みを、失踪した彼女のエピソードを辿りながら自分自身と彼女と向き合っていく物語。
飲み屋のよしのさんの話を聞く態度が、啓蒙的に上から目線に高説を垂れるでなく、否定も肯定もしないで向き合って真実の話に耳を傾けているのが印象的。
また、耕太郎の不器用な態度と真実のことを知りたいながらも多くを聞かないで側にいてくれることや、真実を送り出す際の哀愁漂う姿にむしろ心を打たれた。
人の欲望
婚活アプリで知り合った架と真美。
だが、お互いの本心と欲望のズレが
次第に生じる。
自分の価値観やプライドを持っても良い。
ただ、人を見下したり嘘をついて高望み
してては自分をさらけ出す事は到底無理。
70点でも70%でも、聞く方も失礼出し、答える
方も嫌な気分になりうる時もある。
ただ、目の前の人をきちっと見てたら
はっきり言えるのでは。
好きな人が存在するなら、良い所も悪い所も
良く観て欲しい。
結婚に対して打算と計算。期待と裏切り
に人の欲望という悪魔が降り注ぐ
人間性を垣間見た。
真実はしんじつとも読むし、皮肉だなぁ。
良い作品だが、冒頭の画のブレが気になった
原作の小説を読んでいて、映画化されるということで楽しみにしていました。
といっても内容の細かいところはもう忘れていました。
小説を読んだ記憶では、架が真実の本当や過去を辿って知るくだりなどにスリルやミステリーっぽさがあったと思いますが、映画ではそんな感じがなく、主に真実が田舎で働く姿や、二人がよりを戻すところが多く描かれている感じで、ほのぼのとした生き方や恋愛を描いた映画という印象でした。
それはそれで後味良かったです。
冒頭のカフェでの婚活やホームパーティーのシーンの画がぶれていて、自分がめまいでもしているのかと心配になりました。
あれはわざとなのでしょうか?
そのほかのレストランや飲み屋のシーンでは固定されていたし、ホームパーティーは賑やかで動きがある設定だからいいかもしれませんが、カフェのシーンで手ぶれのような画は必要なのか?と思いました。
主演の奈緒さんは、私が前回観たのは「先生の白い嘘」のセンセーショナルな役でしたが、テレビドラマも含めて色々な作品で色々な役をしていて大活躍で素晴らしいです。
僕は奈緒さんのファンなので100%藤ヶ谷がワルイ(^^)
架が真実に誕生日プレゼントを渡す場面。架が指輪ケースを取り出す。ここで僕は(きっと真実も)、ケースの中身は当然、婚約指輪だろうと予想した。
ところが出てきたのは婚約指輪じゃなかった。
「えっ、婚約指輪じゃないの」 ( ゚д゚)
おいおい藤ヶ谷、オマエ学習能力ないのか?4年付き合って振られた元カノは、アータが結婚しないから別れたんだぞ。 元カノが、私にとっては ”まだ27” じゃなくて、 ”もう27” って言ってのを忘れたのか?
奈緒ちゃんとは知り合って1年とはいえ、婚活アプリで知り合ったんだぞ、婚活アプリで。
真実にとっては、 ”まだ1年” じゃなくて、”もう1年” なんだヨォ~。
僕には映画館中になり響いた真実の心の雄叫びが聞こえた (^^)
「え゙~、婚約指輪じゃないのぉ~、オ゙レ゙がホントに欲しいのは、婚約指輪なんですけどぉ、コ·ン゙·ヤ゙·ク·ユ゙·ビ···ヷ~~↗️」
それから、架が結婚したい率を聞かれて70%と答えた時、ワシはあまりの驚きに鑑賞中に心の中で大声で叫んでしまったぞ。
「な、70パーセントだとぉ~、200パーセントと即答せんかい。 100歩ゆずって120%じゃ。ましてや70%なんて0%と変わらんわい。何を考えてるんじゃ架」
というわけで、ワルいのは100%藤ヶ谷であるという結論に達したのでした。
あと、ちょっとドキドキしてしまったのが、真実とボランティアのリーダー耕太郎がミカン畑にすわっておにぎり食べる場面。
リーダーが、ためらいがちに真実をドライブに誘う。
耕太郎も真実も、そしてワシも少しドキドキしたぞ。大人でもこんなときは中高生と一緒じゃ。
最後は奈緒ちゃんと藤ヶ谷のヨリが戻ってハッピーエンドなんだけど、耕太郎が振られてしまって、ちと可哀想に思ったヨ。
1妻多夫制とか多妻多夫制が有ればいいんだけどネ。まあ、そんなことになったら桜坂ママ(宮崎美子さん)が卒倒してしまうに違いない。
そして真実は桜坂ママに「うちの敷居は2度とまたぐな」と言われてしまうだろう。
以上、「傲慢と純情」というタイトルに込められた原作者と映画制作者の想いには全く言及しない単なるラブストーリーの感想でした(^^)
とにかく奈緒がいい
原作は未読で鑑賞。
タイトルから想像してたのとは違っていた。
最初,男の傲慢と女性の善良を題材にしてるのかと思いながら観ていたけれど、もっと深い意味があった。
婚活アプリで知り合った2人,結婚を意識して会っているが踏み込めない。そして事件が起き彼女が消えてしまう。
最初に登場する奈緒の可愛らしさ、結婚に焦るあまりついてしまったウソに苦しみ、不器用ながら毒親から独り立ちしていく。そして再会するまでの彼女の変化にのめり込んでしまった。
どちらも傲慢であり善良なのかもしれない。今時の婚活について語る前田美波里の婚活を成功させるのは,自分に必要な物をわかってる子だという言葉が妙に心に残った。
う〜ん
友達は選びましょう…かな。
つかあんなん、さすがにおらんやろ。
裏で言うやつはいるだろうけど、架にも真実にも本人前にして(笑)
あと最後に本音を言いあった?
あの…駆けずり回ってる、自分に社長の器なのか?みたいなのが弱音を吐いたカッコ悪い自分ってこと?
いや〜ないわ〜っと思ったかな。
正直予告とか見てゴーン・ガールみたいなの想像してしまってた自分が悪かった。
つうかスワローズ帽の青年かわいそうやな。
東京でどんな失敗したんやろ?原作には書いてあるんかな?
恋愛ドラマとか好きな人にはええんかな。
自分は正直イマイチでした。
結婚できない人間を血みどろにしてくる
前田美波里がすっごい刺してくる…
もうやめて……もう…
的確すぎる正論は人を傷つけます………
親とか先生からの評価は「良い子」で、躾がなっていて上品で最低限のマナーが身に付いていて、そういう子が実は…、という部分はさほど意外性もなく「あーいるいるそんな子~何なら私~~」程度なので、あらすじで読んだ時に期待してた実は殺人鬼的なサスペンスはありませんでした。私の期待の仕方がおかしいだけではある。
割と最後の方のヒロインの言い分勝手すぎるだろという思いはありますが、今まで周りの大人の期待に応えて成長しちゃった子供が、初めて自分勝手になった・一人の女性として男性に向き合ったという風に考えればそんなもんかなと思います。
ほんでお前ら超お似合いだよ。おめでとうな。
余談ですが、
女友達がクソすぎる。何であんなのと友達してんだよ💢
という方が多いと思うのですが、ほら、ヒーローがね、無邪気で世間知らずでお人好しって言われてて、実際最後までそうだったでしょ?
すごい性格悪い人はね、一般的なちょっと性格悪い人から敬遠されてしまうからね、すっごい良い人しか友達してくれないんですよ。
だから彼女たちには同じくらい性格悪いお互いみたいな友達か、主人公みたいなコイツら性格悪いって気付けないお人好しみたいな友達しかいないんです。そして後者の幸せをぶっ潰していくのね。
私にはリアルに感じました。
切りなね、その友達。何なら刺しても良いよ世間のために。
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