傲慢と善良のレビュー・感想・評価
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普通の人は傲慢で善良
期待し過ぎて鑑賞するとハズレた時に評価が一段下がってしまうような気がしている。好きな役者、好きな原作、大作話題作…。
最近は、なるべくあらすじなどの情報を事前に知らないで鑑賞するようにしている。
この作品も時間潰しの繋ぎで鑑賞したので何も知らない状態だった。宣伝ポスターから主演と恋愛モノ?がわかる程度だった。
着席して「やっぱり…」と思った。観客の年齢層を見ると若者が多い。カップル、女性同士、女性ひとりが多く、自分のような年齢層は稀だった。
映画について簡単に感想を書けば…
なかなかよかった。今はわりと一般的になりつつある?婚活アプリによる男女の出会いと恋愛模様を描いた内容だ。
西田尚美さんと前田美波里さんのセリフが刺さるし、藤ヶ谷さんの女友だちの余計な言葉もあるあるだしね。
どんな人も相手にハイレベルを求めるよね。容姿、学歴、経済力、将来性、安定性、性格、健康、家族構成etcとキリがない。
気持ちはわかるけど、死ぬまで約束されたことなんて何ひとつない。片翼だけで飛べる飛行機なんてないし、バランスが大事なんだと思う。
恋愛が成就するには、相手のためにどれだけ自己犠牲できるか、相手のダメなところをどれだけ許せるか、じゃないかな。
いいコトばかり求めて相手を見ていると例え搭乗できても…。
人物造形とテーマの凄さ
奈緒ってなんか、こんな役ばっかりやってるイメージあるの。
ちょっと暗いというか、なんだよこの女みたいな。
もっとスカッと明るい役で主演やらせてあげたいな。
この話、途中までほんとつまんないの。
出てくる女の「そこは隠してくれ」という面が描かれて、気分も良くないしね。
地方都市の描き方も秀逸なんだよね。
「前橋なめてんの?」という感じもあるんだけど、冷静に考えると、恐らくこんな感じだわっていう。
奈緒が逃げたところから、面白くなってくるね。
ストーリーは、超ありきたりなんだよね。
でもそこに、『傲慢と善良』を入れて、いま恋愛ってどうやるのっていうテーマの設定がいい。
奈緒の行動はめちゃくちゃなんだけど、それでも納得しちゃうのは、人物造形がめちゃくちゃ良いんだろうな。どの辺で納得させられるのか、注意深く観て見ようと思ったよ。
『傲慢と善良』のフリとして『高慢と偏見』が出されるんだけど『確か、ジェイン・オースティン』って架が答えるんだよね。「教養あるなこいつ」と思ったよ。
辻村深月がすごいのか、清水友佳子の手はどこまで入っているのか、原作読んで確かめよと思ったよ。
よくまとまっていた
元はと云えば架の女友達が、送別会帰りの真実に変な事を吹き込んだのが一番悪い。架の真実に対する評価が70点とか、要らん事を云うから全部こじれてしまった。それさえなかったら全部うまくいってたのに。
でも映画としては眠たくならなかった。涙が出るほど感動、と云うにはほど遠いが、納得の行く終わり方だったと思う。
真実のiPhoneのガラスにヒビが入ってたのは気になったけど
傷ついたミカンは甘くなるらしい
主演のお二人に興味を引かれて注目していた本作。公開2日目に舞台挨拶中継付き上映回があるということで、そちらで鑑賞してきました。
ストーリーは、ハイスペックな西澤架が、長年付き合った恋人に振られたのを機にマッチングアプリで婚活を始めて多くの女性と出会う中で、他の女性とは異なる控えめな魅力をもつ坂庭真実に惹かれて交際を始めるが、真実の周囲にストーカーの存在がちらつき始めたある日、彼女が突然姿を消してしまい、彼女の行方を探す中でそこに隠された真相が明らかになっていくというもの。
まずは序盤のテンポのよさで、すんなりと作品世界に引き込まれます。スペック高めの男性を狙う女性たちと、それを見透かして冷ややかに見下す感じの男性という構図が、観る者の共感を誘います。これは男女を入れ替えても成立しますし、自分がされたら嫌なくせに、一方で自分は平気でそうしていることを客観的に見せつけられます。そんな時に現れた、善良そうな真実に架が惹かれるのはよくわかります。
そんな真実の突然の失踪から物語は大きく動き出します。行方を追う架が出会う、真実の両親や結婚相談所の小野里らから、真実の生い立ちや隠された一面が透けて見え、架自身はもちろん観客の結婚観をも揺さぶる展開が巧みです。特に、小野里の言葉の一つ一つが、前田美波里さんの落ち着いた演技と貫禄に裏打ちされて重く刺さります。中でも「ピンとくる相手とは、その人が自分につけてる値段だ」という言葉にはドキッとします。ピンとくる相手というのは、“自分と等価だ”と判断しているということで、己の傲慢さが際立つ表現です。傲慢と善良は必ずしも対義だとも表裏だとも思いませんが、こと恋愛に関しては矛盾しながらも同居する性質なのかもしれないと感じます。
いずれにせよ、真実の失踪を経て二人がそれぞれに自分を見つめ直したことは確かでしょう。特に真実の様子は明らかに変化します。周囲を気遣い、常に遠慮がちな彼女が、自分の意思をはっきりと表示するようになります。また、自分に釣り合う女性を探しているようだった架は、見栄や外見や条件ではなく、存在そのものを愛おしく思える女性を求めるようになります。本作は、二人のラブストーリーであると同時に、人としての成長譚のようにも思えます。設定こそ違えど「四月になれば彼女は」と流れやテーマが似ているような感じがします。
劇中の言葉で、傷ついたミカンは甘くなるらしいことを知りました。「贈る言葉」の歌詞にも通じますが、人も同じで、痛みや悲しみを知るこで、優しく心豊かになれるのだと思います。
主演は藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんで、真実の失踪をきっかけに見せる変容を好演しています。脇を固めるのは、倉悠貴くん、桜庭ななみさん、阿南健治さん、宮崎美子さん、西田尚美さん、前田美波里さんら。
舞台挨拶中継では、藤ヶ谷太輔さん、奈緒さん、萩原健太郎監督が登壇されました。上映後ということもあって撮影裏話も聞け、あっという間の楽しいひとときでした。中でも、本作では助監督のアイデアが各所に取り入れられていたというのは、とても興味深かったです。レストランでのピアノ演奏、ヤギの登場、そのためのヤギオーディション、小野里邸で出されたジャムとケーキなど、全て助監督のアイデアらしく、それを取り入れる柔軟で寛容な現場の雰囲気も伝わってきます。
個人的には、原作小説のラストを映像で観たかったなぁ
原作小説では、婚活で知り合った男女の突然の別れと再会を、ミステリーを解き進めるように登場人物の心情や背景を精緻に、ときに容赦なく、描かれています。(良し悪し含め、地方都市と東京の価値観の違いとかも。)
それを2時間の映画に収めるには、大幅な省略やアレンジも仕方がなかったのかな、と思いました。(原作を読まずに鑑賞しても大味な印象を受けるはず。)
もし1クールのドラマ版ならば、同じキャスト・監督でぜひ観たいです。
ただ、原作小説で言うところの「傲慢さ」「善良さ」って、そういう意味だっけ?とは映画を観て正直思いました。(ただの見栄っ張り、やさしい、だけの意味ではないはず。。)
%=点
原作未読です。
最初の方は、響くところが少なく
二人の出会いまでの説明で
互いの駆け引きがもどかしく思え
たりしました
奈緒さん演じる真実は思った事が
言えない性格で(毒親のせいかな)
同級生や彼の女友達に対して
「嫌い」と、言う
精一杯の意思表示が悲しかった。
結婚するという呪いから解放されて
二人は上手くコミュニケーションが
取れたというか、相手の言葉が
理解できるようになった気がする。
架(藤ヶ谷さん)の、女友達が
正直すぎて?なんでも
思う事を口にするのって
いま、そんな人いるのかな…って感じでした。
ストーリーに良いアクセントになりました…
西田尚美さんが、言った台詞あたりから
ハッピーエンドの香りがしてきました
是非映画館で見てください。
人って普通に生きてるだけで”傲慢”をまき散らす存在なのかもと怖くなった
日々の自分の何気ない言葉や何気ない行動が、視点を変えると”傲慢”なのかも… 人って、そして私も普通に生きてるだけで人って”傲慢”をまき散らす存在なのかも...と少しだけ怖くなった。
藤ヶ谷さん奈緒さんがとても良い。
架のスマートで気配り出来そうなのに無神経(マイルドに言うと鈍感)なところ、真美の素朴で優しそうなのに心の底が見えない感じ。二人の良い所と痛い部分を、力まずごく自然に表現されていたので、物語に散りばめられた刺さる言葉がすっとそのまま受け止められた気がする。
小説は文章から想像が湧き出て頭で映像が再生されるのが面白いけど、この原作ありきの映画化作品で、植木鉢の花、みかんの木、ヤギが視覚的に映画らしく感情を映す素敵な役割をしてて、でもそれに加えて花や果実や動物の”映像から湧き上がる匂い”が伝わる感覚があって、小説にはない映画ならではの良さと思った。
いい映画でした。一度では消化しきれないので2度みないとと思う映画でもありました。
恋愛は女性がイニシアティブを握っている
この作品の原作を読んだときにも感じましたが、映画化されたものを観てより一層感じたのは「恋愛は女性がイニシアティブを握っている」ということです。今更こんな事言わなくとも、人間に限らず多くの動物(鳥類も含みます)が繁殖行動を起こす場合、男は女に選ばれなければなりません。いくら男が言い寄っても女が「いや!」と拒否すれば男は諦めざるを得ません。そこを無理強いすると、犯罪になります。
この「傲慢と善良」も主要キャストの女性がヒロイン、ヒロインの母、姉、彼の女友達2人、元カノ1人、ヒロインの心の支えとなってくれるカフェの女主人と7人もいて、それぞれ重要な台詞も言いますが、男の方は主人公とみかん山の彼くらいで、あとの男性陣はほとんど台詞もありません。
主人公の彼もヒロインの手のひらで踊らされていて、とても情けなく滑稽に見えます。ただ、恋愛ドラマはこれでいいんだと思いました・・・てか、こうあるべきなのでしょうね。
前田美波里先生
のお話をもっと聴きたい。桜庭さん他1名と宮崎さん、凄い演技。藤ヶ谷くんの眉が黒柴のようだ。奈緒さん「あー? あーー!」って演技が多い気がする、ボランティアは逃げ場じゃないんだけど。出血する役が多いね。
ブルーピリオドと同じ印象、上手くまとまってるな・・みずかビールが軌道に乗ってからでも、と思ったが周囲がうるさそうだしね。
邦画らしい
原作未読。
タイトルからもっと「黒い」展開を想像してたんだけど、思ったより「善良」な展開と着地。
邦画らしいっちゃらしいんだけど、小さくまとまり過ぎ。あと、最後語り過ぎなところまで邦画らしすぎ。
それに女友達、邪悪じゃね…?
カッコ悪いのが本気
仕事も恋愛も順調だったビール会社の社長・西澤架は、4年も付き合ってた恋人に結婚する気がないならとフラれてしまった。それからマッチングアプリで婚活を始め、20数人と会ってみたが、どの女性にも興味を持てなかった。そんな時、控えめで気の利く坂庭真実に惹かれ、付き合い始めたが、1年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実からストーカーに狙われていると連絡があり、彼女を守ろうようやく婚約をし、結婚の準備をしていたが、真実が突然姿を消してしまった。真実の行先を探し、彼女の両親や友人、同僚、過去の恋人を訪ね歩くうちに、架は彼女の過去や嘘を知ることになった。別れて1年後・・・さてどうなる、という話。
真剣に4年も付き合ってた結婚適齢期の女性に対して優柔不断でけじめを付けなかったり、その後の婚活で交際を始めて1年も経ってもまだ将来を決めない態度は女性に対する失礼だし、傲慢、なんだろう。
あのレストランで渡したのが指輪だとほぼ100%の観客が思っただろうにペンダントとは。すごい違和感だった。
一方、親、特に母親の期待と指示に逆らわず従ってきたのを、善良、というならそれはちょっと違う気がするが。子離れも親離れも出来てないだけの母娘ってだけ。東京に出て母親から離れたのは正解だと思った。
西澤と真実は、別れてみてやはり相手のことが忘れられない、という淡いラブストーリーで胸キュンとなり、良かった。
カッコ悪いのが本気、なるほどね、って思った。
藤ヶ谷大輔は演技はまぁまぁだけどカッコよかったし、奈緒は可愛かったし上手かった。
倉悠貴や桜庭ななみも観れたし、満足感高かった。
言葉のチカラ
非常に言葉を大事にしている作品。
傲慢と善良という意味も鑑賞していると確かにと納得させられた。
しかし奈緒さんには本当に騙される。
あの笑顔は癒されるのだが、どこか寂しさと怖さを感じる。あれは演技なのか?素なのか?
急に失踪する婚約者役なんて彼女以外マッチしない。
主人公の藤ケ谷さんも若き社長としてはカリスマ性もなく?かと思ったが作品を通じて彼だから出来た役だと思う。
ここで終わるなら良し!
2024年劇場鑑賞243本目。
舞台挨拶中継付き。本編後なのでネタバレオッケー。とはいえプレス入ってるのでそこまでのネタバレはなかったです。プレス本編前上映の時入れてほしい・・・。
内容全く知らずに観たのですが、ラブサスペンスというにはサスペンスじゃないですかね。ただの恋愛映画でいいと思います。劇中でも言われる藤ヶ谷太輔のスペックが高すぎて、(金持ち、イケメン、性格いい)こんな人でもフィアンセに逃げられるならもうオレどうしようもねぇじゃん!とは途中思いました。
ここで終わったら最悪だな、と思う時が度々ありましたが、自分が納得できるところで終わったので最終的には良かったです。
以上です。(舞台挨拶でのお約束)
奈緒の圧倒的な存在感
もう奈緒しか観ていなかった、というのが率直なところで、
奈緒の演技、魅力が全開の作品でした。
もともと好きな俳優でしたが、本作でますます好きになりましたね。
傲慢と善良が、男女の関係性を通じて語られるわけですが、
自己認識の甘さというか、自分はさておき他人を評価するという姿勢を
傲慢と言っており、それは確かに誰にでもありそうだと感じた次第です。
ハッとさせられたと言いましょうか、自分を見つめ直す良い機会にもなりました。
ストーリー展開は、ちょっと都合良すぎるよねとは思いましたが、
鑑賞後感は良かったので、まあ良しとしましょう。
そんなミラクルある!?と感じたのは、私だけではないと思いますが、
そこをつっこむ映画ではないのだろうなと。
藤ヶ谷太輔の演技がイマイチすぎて、もう奈緒にしか目が向きませんでした。
むしろ奈緒を愛でる映画といっても過言ではありません。
本作、きらいじゃないけど、藤ヶ谷演じる架が他の役者でもっと実力派だったら
もっとクオリティは高かったように思いますね。
幻想と願望
婚活サイトで知り合って1年、結婚を決めて退職した彼女が送別会の翌日に突然失踪する話。
従業員7人のクラフトビール会社を経営する男が、婚活で約20人の女性と会うもピンと来なかった中で出会った彼女と交際を始めて1年、彼女が非通知電話があることや時々誰かにみられている気がすることを告白し…。
大家さんに迷惑が?と訝しい言い訳のフリからの、帰ったら家に人影となっても頑なに通報は拒む彼女にお察し状態になりつつもいったい何が?と思い観賞していたけれど、いよいよ彼女が失踪し、手がかりを探す彼氏のパートで、あれ?そういう話し?
確かに失踪という意味ではミステリーだけれど、これはもうガッツリ恋愛映画なんですね。
名前のことだったり、終盤は最早呼ばせたよね?状態だったり、そのタイミング?という感じだったり、あまり恋愛映画をみてきていない自分からしたら、色々ツッコミどころはありつつもまあ楽しめたけれど…能書きの割に何だか薄味だったかな。
それよりも彼女はなんだか自分大好きが凄くてちょっと怖かった。
期待し過ぎましたか
辻村深月原作に期待したのですが、かがみの孤城やハケンアニメの様な衝撃は受けませんでした。何か造り込みが足りない気がします。ただ、マイナー映画に出演していて応援していた小池樹里杏さんが女友達役で出演。とうとうメジャー映画出演を喜んでしまった。とりあえず封印していた原作を読んで辻村深月の世界を改めて堪能します。
チョ~ビックリ。確率が評点に変換される牽強付会の論理展開
話中で言及される
『ジェイン・オースティン』の小説〔高慢と偏見(1813年)〕。
「Wiki」先生では
「イギリスの片田舎を舞台に、女性の結婚事情と、
誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説」と
まとめられている。
本作はそのタイトルを借用し、
舞台を現代の日本に置き換え、
近似のモチーフで展開する小説の映画化。
婚活アプリで知り合い、結婚の約束をしたものの、
女の方が突然失踪。
男が女を探す中で、
今まで知らなかった女の素顔を知り
彼女がついていた嘘が見えてくる、との筋立て。
予告編や宣伝はミステリーを思わせる表現も、
推理を働かせる余地は皆無。
手掛かりは最初から提示されているし、
女の行方もあっさり明らかにされる
(失踪の理由は別として)。
では見所は何かと言えば、
イマイマの若者の恋愛事情や結婚観のリアル。
もう何十年も前に、そうしたイニシエーションを経たおぢさんからすると、
驚きの連続。
昔でも(家柄が)つり合う・つり合わないとの表現はあったが、
ここで使われているのは全く別の意味合いのよう。
あくまでも主体は「自分」で、判定するのも「自分」。
数値化や価値化も頻繁に登場し、
果たしてこれは「恋愛」なのか?と疑問が湧き出す。
「恋愛」と「結婚」は
一直線上に在るものと考えていたが、どうやら別物らしい。
もっとも、人間に対する深い洞察と、世相を掬い上げる優れた感覚。
それらを反映し的確に表現する筆力のある『辻村深月』のこと、
事前のリサーチも入念に行った上での描写なのだろう。
煮えきらない男の態度は、誕生日のプレゼントを渡す場面で明らか。
受け取った女は期待を外され、その後の奇矯な行動に繋がる。
背景にあるのは、互いのことを積極的に知ろうとはせず、
本音をぶつけ合うこともしない態度。
責任は両者にあると言えそう。
カラダを重ね、視線は交差するものの、
相手を真正面から見てはいないことが失踪に繋がり、
探す過程で彼女を知る多くの人に会い、
過去や人となりが分かって来るのはなんとも皮肉。
ただし団円は「雨降って地固まる」の帰結で、
唐突感もあり、あまり釈然としない。
個人的に最も怖気をふるったのは、
男の女友達たちの一方的な論理展開と
おためごかしの行動。
男に対する複雑な胸の内もあるのだろうが、
まさにタイトルそのままの行いは、
自分が当事者だったら、
ホラーでしかない。
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