「原作の答え合わせが出来た!」傲慢と善良 ゆうきさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の答え合わせが出来た!
この本に「衝撃を受けた」とキスマイブサイクで本の紹介を藤ヶ谷くんが言っていたのを見てました。そしたら、彼がキャスティングされていました。「うん、ピッタリ!」と思いましたが、実際にはちょっと演技がむつかしかったかも。奈緒さんはさすがでした!
原作を読んだ時から思っていたけれど、このお話が難しいと思うのは私だけかなぁ。今のリアルざっくりと婚活のお話なんですが、女の子のまみが追い詰められていく気持ちはすごくよくわかる。私も婚活では苦労したから(-_-;)でもそれをひっくるめても、これぐらいの傲慢さや善良さは誰だって交差しているものではないかしらね?駆け引きと言うか、自分の方が好きとか、マッチングアプリやお見合いで出会っても、元カレ元カノの存在はいろいろとあるでしょうし。どうも感情移入ができるような、できないようなお話なんです。これを映画にしたら、どこをどういう風に見どころにするんだろう?と思っていたのですが…いちばんモヤモヤしていたラストが原作の答え合わせみたいになっていて、かなりスッキリしました。原作では、このまま上手く行くんですか?とずっと疑問でしたから。あぁ見て良かった!と思いました。
とはいえ、原作未読の人が映画だけ見たら衝撃が足りないだろうし(衝撃やミステリー感は原作の方があった)原作だけだと私のような尻切れトンボ感がある人もいるかもしれない。これ二つ見て、やっと完成って感想です。
原作の時も同じく、皆さんも思っているでしょうが、ああいう友達がいる時点で、かなりの減点。何度見てもムカつきますな(# ゚Д゚)嫉妬とか、やっかみ、みたいなものって人間をろくに表現しないけど…ほんとうに嫌な役です。藤ヶ谷くんは、まだまだカッコ悪く羽目を外すことが出来ない演技なように見えました。まぁつかみどころがあるようでない役なので、難しかったと思います。色々と書いてしまいましたが、婚活真っ最中の人にはぜひ見てもらいたいのでおススメです♪