劇場公開日 2024年9月27日

「恋愛は女性がイニシアティブを握っている」傲慢と善良 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5恋愛は女性がイニシアティブを握っている

2024年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

この作品の原作を読んだときにも感じましたが、映画化されたものを観てより一層感じたのは「恋愛は女性がイニシアティブを握っている」ということです。今更こんな事言わなくとも、人間に限らず多くの動物(鳥類も含みます)が繁殖行動を起こす場合、男は女に選ばれなければなりません。いくら男が言い寄っても女が「いや!」と拒否すれば男は諦めざるを得ません。そこを無理強いすると、犯罪になります。

 この「傲慢と善良」も主要キャストの女性がヒロイン、ヒロインの母、姉、彼の女友達2人、元カノ1人、ヒロインの心の支えとなってくれるカフェの女主人と7人もいて、それぞれ重要な台詞も言いますが、男の方は主人公とみかん山の彼くらいで、あとの男性陣はほとんど台詞もありません。

 主人公の彼もヒロインの手のひらで踊らされていて、とても情けなく滑稽に見えます。ただ、恋愛ドラマはこれでいいんだと思いました・・・てか、こうあるべきなのでしょうね。

邦画好き
トミーさんのコメント
2024年9月29日

そうですね、なしくずしハグを何度も拒否される所もそう。

トミー