フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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トータルで、イヤな部分がひとつもない
人類初の月面着陸に関するあの噂を、とても上手に盛り込んだ
笑いあり感動ありの、とっても良くできたストーリーだと思いました!!
黒猫ちゃんとか、パトカーに誘導させるくだりとか、
無理なく繋がっているし、脚本が素晴らしい。
それぞれのキャラクターも魅力的だし、
モーの神出鬼没具合も、
怪しいのにコミカルで、去って行くとき、宇宙人?!って思っちゃった 笑
コール役のチャニング・テイタムは、あの時代の人にしか見えないし、
あと初見で、ケリーに、“こんな美人初めてみた~”的なセリフは、こそばゆいけど、
あんなん言われたら、くさいんだけど、女子的には、惚れてまうやろ~!ですわ。
あれは、嘘をつけないキャラってことですよね!!
スカーレット・ヨハンソンは、言うこと無し!
ハスキーな声が、本当にセクシーで大好き!
古き良きアメリカな感じのオールディーズな曲も衣裳もステキでしたし、
トータルで、イヤな部分がひとつもない解りやすくて素直に楽しめる作品でした。
期待はずれ 単なるロマコメ
印象に残るのは、これ見よがしに映る「SONY」のテレビ受像機だろう。
制作こそ、アップルだが配給元は旧コロンビア=現ソニー・ピクチャーズなんだもんな。
1960年代末に米国市場でいかにメード・イン・ジャパンのソニーのテレビが普及していたのか、というのに感心した。
映画の感想より、そっちのほうに気持ちが行っちゃったよ。
アポロ9号の月面着陸はでっち上げ、作り物だ…という「都市伝説」にひっかけ、月への旅立ちをめぐるあれこれを、ロマンスを絡めて描いている。
月面ではなく、火星を舞台にした1970年代の映画「カプリコン1」(テレビで見たかも)を思い起こさせる内容だが、こちらは内容的に軽く、浅く、見ていてハラハラドキドキみたいな感じはない。
ただ、スクリーンに映し出される今から55年も前のアメリカが、すばらしく豊かで進んだ国だった、というのは改めて感じさせられた。
当時のわが日本は東京五輪こそ成功させたが、大阪万博の前年。高度経済成長期にあったとはいえ、あの敗戦から20数年しかたっていない、まだまだ貧しい、社会インフラも先進国とはいえない状態だったのである。
この映画で描かれるアメリカの姿から豊かなアメリカについて考えさせてくれた点では興味深い映画だとは思った。
しかし、それを除けば物語としても、仕掛けの面でも浅く、食い足りない。
こちらの映画.comの記事が「次のアカデミー賞有力候補作が、早くも攻め込んで来ているぞ!」などと囃しているが、まったくそんなレベルにはない。大ウソだよ。
金払うまでもない、わざわざ映画館まで行く必要もない。
ただ、そういう感想も実際に見て初めて分かることではあるんだけどね。
天才PRの話ならもう少し映画のPR頑張って欲しい秀作!
こんなコメディ映画が出るところがアメリカの奥深さなのかも
アポロ計画でアメリカは1969年から1972年までの4年間に6回/12人の月面着陸に成功🇺🇸でも、それから52年間、有人月面探査は行われてません🤔
う〜む月面着陸はFakeだったのか。
こんなコメディ映画が出るところが、アメリカの奥深さなのかも🗽
黒猫の演技×縁起
冒頭からビジュアルや編集がとても凝っていて、目を楽しませてくれました。ストーリーも盤石な感じで、とても手堅い仕上がり。とはいえ、あまりにも定石通りだと既視感を覚えて退屈!ってことが個人的にはよくあるのですが、今作は緊張感が途切れることなく、ワクワク感がずっと楽しめました。これまでにも多くの映画の題材になってきたアポロ計画の舞台裏を従来とは少し違った視点で描いていること、そして、主人公の二人をスカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムという華のある俳優が魅力的に演じていることが成功の理由かなという気がしました。科学の最先端に身を置くコール(チャニング・テイタム)が黒猫の縁起を担いでるところも可笑しかったし、単なる小ネタじゃない見せ場もあってよかったです。見終えたときの充実感が心地よかったです。
黒猫注意
人類初の月面着陸をしたアポロ11号を軸に、NASA発射責任者の男と、米国の裏幕側としてPR活動に専心する女の話。
米国の月面着陸は陰謀論だ! とする話を
逆手にとったエンタメラブストーリーに小気味よく仕立てられている。
黒猫ちゃんの使いどころもセオリー的ですが良かった。
どこまでがフィクションでノンフィクションなのか、あまり知識が無い私にはわかりませんでしたけども。
管制室(?)の巨大なモニターが見た感じではほぼ平面でしたけども、当時に既にあのような巨大で平面なものがあったのかな?と少し気になりました。
月面探査について少し調べたら、今年2024年の年明けに日本のJAXAの(有人機ではありませんが)小型月着陸実証機SLIMが着陸していたのですね。知らなかった!
信じなくても真実は真実 信じてもウソはウソ
アポロ計画のアナザーストーリー
「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」
その一歩はフェイクだった?
そんなユーモアなテーマ設定から1960年代のおしゃれなアイテムや音楽、コメディちっくな会話、アメリカンドリーム、ロマンス、二次情報への皮肉etc...
渋滞しそうでうまく流れる感じが気持ちいい快作
特に誠実なコール(チャニング・テイタムさん)と彼を振り回すケリー(スカーレット・ヨハンソンさん)の構図が楽しく、内容にしては上映時間が長めなのに2人の掛け合いが短く感じさせてくれました💯
変な放題にならなくて良かったと最後思った
アポロの打ち上げ時にアメリカ国民皆が顔を上げて見ていた
偉業を夢見て
当時のアメリカの政治経済背景を予習すると更に楽しめるかもですね!
ありがとうございました
宇宙開発の話が好きで、それだけで高い点数をつけてしまうのはご容赦く...
宇宙開発の話が好きで、それだけで高い点数をつけてしまうのはご容赦ください。
巨大なロケットエンジンが工場内を移動している映像だけでご飯3杯いけます。映画館の大きなスクリーンで見るのにふさわしかったです。
ストーリーは陰謀論者もそうでない人も両方楽しめる設計になっております。余談ですが、陰謀論者の人と話すと、彼らの多くが月に行った(とされる)のは1回だけだと思っていて、アポロ17号まであったんだよと教えてあげるとびっくりされます。こっちがびっくりです。「アポロ13」は何だと思ってたんだろう。
スカーレット・ヨハンソンさんの出演作はいくつか見ましたが、どれも物憂げで気だるい女性の役ばかりで、こんなに活き活きとしている役を見たのは初めてでした。スカヨハ最高傑作だと思います。もしかしたらオスカーも取るかもしれません。
制作会社がAppleスタジオだそうで、映画の最後に「この映画は全部iPhoneで撮影しました」とテロップが出てきたらびっくりだなと思ったけど、さすがにそんなことはありませんでした。
月面着陸の裏側
未だに論議されているフェイク説
フェイクかリアルか
良作
有名な茶番の噂を映画化
アポロ11号は実は月に着陸していなく、映像はフェイクだった、という都市伝説のような噂を映画化。
この噂をコメディとして映画化する着眼点が素晴らしい。
PRマーケッターのケリー(スカーレット・ヨハンソン)は次々とヒット商品を生み出す辣腕マーケッター。
ある日、ニクソン大統領の側近という政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)が訪ねてきて、NASAのアポロ計画のPRを担当してほしいと雇われることとなる。
ケリーは実際の担当者でなく俳優を使ったプロモーションなど、手段を選ばないPR戦略で国民の注目を集めることに成功する。
一方アポロ11号の発射責任者であるコール(チャニング・テイタム)は実直で、そうしたPRを快く思っていない。
しかし、打ち上げ予算が逼迫しており、ケリーの政治家を利用した予算獲得戦略に協力するようになる。そうするうちに距離は近づいていく・・
と、この辺りはアメリカンコメディの定番の展開で先が読めてしまうのだが、モーがアポロ11号の着陸映像を茶番で製作することを依頼するあたりから俄然面白くなる。
アポロ1号での事故死という悲劇も描くことで、ヒューマンドラマとしての重みも描くことでエンターティメントとして完成度を高めることにも成功している。
何といっても、プロデュースも兼任するスカーレット・ヨハンソンがはまり役。
彼女の代表作の一つとなった。
クライマックスのアポロ11号の発射、着陸シーンはドタバタを織り交ぜ傑作のエンターティメントとなっている。
夏休みカップルで観るのには最適の映画。
もっと堅苦しい話だと思っており、オッペンハイマーのような政治的な話...
もっと堅苦しい話だと思っており、オッペンハイマーのような政治的な話をブツブツ言ってるだけの作品だとツラいなーと思っていたが、コミカルで笑えるポイントがたくさんあり、かなり楽に楽しく観れた。
それでいて、悪い事をしてきた過去や偽動画の撮影などの緊張感がずっとあるので、ダラダラしてしまわず、一度も集中が切れる事なく見れた。
テーマに惹かれて観た映画だか、観せ方に感動した。
そもそも月面着陸は、アメリカがソ連に勝った事を世界に知らしめるためなので、それ自体が目的ではなく、手段にすぎない。
そう考えるとか、皆んなが手段と目的を勘違いをしてる。
それに気づかせてくれたのが、ウッディ ハレルソンが演じるモー。
彼が完全な悪役ならそれに気づかないまま終わってた。
とてもいい作品だった。
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