「ロレックスロレックス」密輸 1970 なつさんの映画レビュー(感想・評価)
ロレックスロレックス
設定がユニーク。
俳優陣がみんな魅力的で人間臭い。
特にチュンジャさんはとてもカッコ可愛い美人。
頭の回転が早く、良く回る口、綿密な計画を立て、魅力的な司令塔として統率を取り何より粹なウィンクと素敵な胸元。
ジンスク、オップンと3人で計画を進めていくシーンはワクワクした。非常にバランスがよろしいな〜
70年代の街並みや懐かしさを感じる歌謡曲、原色のサイケなファッション。うーん好き。チマチョゴリも可愛くて好き。
工場の汚染により海が死んでいく中、海を生きる海女さんにとっては死活問題。
そこで船長さんは密輸に誘われてるままに海女さんとGO。
裏切りによって海女さんチーム解散。ジンスクはムショへぶち込まれる。ひっそり一人逃げるチュンジャ。
3年後、チュンジャさんは密輸王のクォンさんに捕まり再び海女さん密輸開始作戦。
再会する親友ジンスク。
殺っちまえ!な勢い、それはそう。
ジンスクはチュンジャの密告で職も船も親父も時間も奪われたのだ…と思ってた。
しかし犯人はドリ。証拠もあるぜよ。
再び笑顔になり友情を取り戻す二人。
感動したよ。
始まる海女さんvsゴロつきドリvs密輸王vs税関のボス。濃い〜この濃さが良いので韓国映画はやめられないよ。
それぞれの戦い方がまるで違うので全く飽きを感じない。
序盤でも思ったが、海女さんって綺麗だなと感じた。
まっすぐに潜る足、青い海の中ゆらゆら揺れる衣とパタつく足、呼吸の泡、上がったと同時にふく口笛。
イルカのようだ。
そんな海のスペシャリスト海女さん軍団に地上の奴らがかなう訳もない。
貝で紐を切り、荷物で殴り、男のタンクの空気はもらっちゃう。狭いところを潜り抜け、優雅に華麗に連携して男達を沈める海女さん達。何よりも海の怖さを知っている海女さんの戦い方よ。サメさんも乱入。
海女さんバトルもそうだけど、クォンさん達のバトルアクションも良き。
眼帯の人とか壁を走ったぞ!シックスパックだぞ!さすがベトナム帰りだ。
クォンさんがチュンジャさんを庇って扉の向こうへやり、ニコっ。
これは惚れる…しかも2回もやったし。フラグ!
きっと吊り橋効果もバッチリだ!
ダイヤも手にし、船も友情も全て取り戻した彼女達の未来を迎えるような歌が良かった。
チュンジャさんの過去については彼女の口から出た言葉だけでしか分からないので真偽の所はあまり分からない。
ウィッグから連想するのはジンクスもムショでウィッグ作ってたよね。
きっとこの言葉通りの人生ならば泥水をすするような数年を二人とも送っていた事。他の海女さんもそう。
全てを勝ち取って一発逆転となった2人にはこれからも姉妹の様に生きていって欲しい。オップンと3人つるんで洋酒を飲めばいいよ。
最後は入院中のクォンさんにダイヤを一粒。
韓国海苔の上に置くのってかなりイカしてるよ!チュンジャさん!
眼帯の人も生きててほしかったかな。