「このクソアマめ!!!」密輸 1970 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
このクソアマめ!!!
公開終了ギリギリにして、なんとか滑り込みでリベンジ達成!いやぁ、映画中に寝るなんて良くないねぇ。今週の鑑賞スケジュールには頭悩まされたよ。ちょっとでもヤバい!寝るかも!と思ったら、これからはちゃんとポップコーンとアイスコーヒーを買うことにしよう。対策バッチリなおかげで、無事全編開眼👀
2回目見て思った。なんでこれ寝たんだ。ビッッックリするほど面白いじゃねぇか!「コンフィデンスマンJP」好きにはたまらない、最高の騙し合いバトル。韓国映画の真骨頂。これこそ、映画のあるべき姿。こんな映画が見たかった!アクションもドラマもクライムサスペンスも、ぜーんぶ自分好みの楽しいの詰まった傑作だった!
129分間、一切飽きない。テンポがとにかく良くて、スムーズに展開していくから海の流れに身を任せるかのように、ちょっとややこしい内容にも関わらずスっと頭に入ってくる。やたらリアルな描写も作品の質を向上させている要因だし、登場人物みんな個性的ってのもずーっとワクワクしちゃう秘訣。チュンジャがまあ面白く、お金のことならお任せ!な彼女は本作に持ってこい。彼女なしにはこの映画は成立しない。そう言い切れるほど。
クライムサスペンス、ドラマパートの面白さが異常。全体的に懐かしい雰囲気だからかコメディとして結構笑えるし、それより物語があまりに見応えで溢れていて、「密輸1970」のタイトルをきっちりやり遂げている。刺客とか、仲間とか、税関とか、群青劇の完成度だって高すぎる。
本作の凄いところはそこだけに留まらず、アクションだって「犯罪都市」に匹敵するレベルの大興奮。1回の戦いでこんなバリエーションを見せてくれるのか...贅沢極まりない。それも、陽気な音楽と共に繰り広げられる暴力には思わず笑っちゃう🤣長回しもすっげぇ楽しかった。
「密輸」そして「海女さん」という2つを見事に掛け合せ、ラストシーンなんかは映画の全てが集約されるように全ての要素が機能していて、ホントよくできた映画だなぁと感心した。こういう映画を作れる頭が欲しい。
この展開ならもっと盛り上げれるような演出出来ただろうな〜とか、コメディに寄りすぎるばっかりに緊張感が薄いな〜とか、思うところはあったけど、今年公開された韓国映画の中ではベスト3に入るほどの傑作くらいコメディだった。オップンがまじモナコ過ぎて笑っちゃう笑笑