骨なし灯籠のレビュー・感想・評価
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人の繋がりの温かさを感じる映画
優しい気持ちにしてくれる良い映画でした。
特にクライマックスからエンディングにかけての俳優さんの演技や演出は、静かながらも心を震わせるものがあります。
灯篭師という珍しい職業にフォーカスが当たっており、温泉街の良い雰囲気と相まって幻想的な世界が描かれていると感じました。
泣きました。
なんと美しい映画でしょう。物語の舞台は熊本県の山鹿市です。この映画は全国的にも珍しい、女性が中心となる『山鹿灯籠まつり』を取り上げ、主人公の再生を描いています。また、素晴らしい音楽も魅力の一つです。「骨なし〜」の意味を皆さんもご覧になって体感してみてはいかがでしょう。
あたたかな映画です。
しっかりした脚本。頼りない演出。
単なる山鹿のPR映画かと思っていましたが全く違いました。とてもよい作品になっています。
何より、この映画を見たら、山鹿を訪ねたくなります。観客を楽しませ、かつ、山鹿の魅力を伝えます。
最初、ストーリー、役者の方言など、何か違和感があったのですが、直に気にならなくなりました。
方言の違和感の原因だった俳優さんが、なんとこの山鹿の出身のプロの俳優さんと聞いて笑ってしまいました。てっきり、この方言を初めて聞いた方か、逆に、地元の方で初めてお芝居をしたので、緊張して違和感のあるしゃべり方になってしまったのか、と思っていました。方言の違和感はありありでしたが、私はその俳優さんをとても好きになりました。
田舎では、歩いていると、実際に小学生が挨拶をしてくれます。車に乗っている時に横断歩道で停まると、渡り終えた子どもたちが振り返って頭を下げてくれることもあります。先生たちのご指導のおかげでしょうか。それが普通、当たり前になっているのです。
そこまでしなくても、とか、形式的なもの、と思う人もいるかもしれません。しかし実際にその場面を体験すると、その日一日が明るい気分になるほどです。
この映画における小学生の姿は、ある意味、この作品の主役と言ってよいかもしれない。
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