劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全501件中、121~140件目を表示

4.0重々しい感じだけどちゃんとエンタメ

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

この映画がどんなジャンルのものか知らずに鑑賞。
折しもローマ教皇死去のニュース後に映画館に向かったので、館内は満席。

内容はめちゃくちゃ真面目、まぁどんな組織も頂点に立ち権力を握りたい者はいるもんだ。
影でライバルを蹴落とそうとするさまは神職者であろうと人間らしいなと。

ストーリーは序盤は眠たくなるほどゆっくりだけど、後半にかけて盛り上がっていき、最後の最後、えぇぇ〜……となりました。
今の御時世だからこのネタなのか?と思ったものの、してやられてなかなか良かった。

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ゆの

3.0選挙モノとして自分史上No.2

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

コレ、高評価つけなアカンやつですか?

平日昼間にも関わらず場内は混雑。実際の教皇の死去が影響しているのだろう。
序盤は登場人物の顔と名前が一致せず、睡魔との根比べに…。

言われているほどのエンタメ性はなく、極悪人も登場せず、急展開や濃厚なドラマを期待すると肩透かしを食らう。
システィーナ礼拝堂に爆風が入る場面や黒人枢機卿のスキャンダルには、おっ、来たか!と一瞬ワクワクしたが、大きな展開はなかった。

いつもエンタメ性を求める訳ではない。
重厚な雰囲気や人間ドラマは味わい深いし、演技も映像も素晴らしい。だけど強い余韻は残らない。
最後のオチももう一波乱欲しかった。

個人的にもっと選挙でドキドキしたかった。
回ごとに変わる票数のカラクリをもっと知りたかった。レイフ・ファインズは終始リーアム・ニーソンの聖職者版のように孤軍奮闘してて応援したけど…。

個人的に選挙モノ(?)としては『白い巨塔』に次ぐNo.2ではある。
ドキドキしたなぁ…、財前と菊川の決選投票。

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ひみあ

4.0信仰とは?

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

コンクラーベを権力闘争として見せつつも、信仰心の行方を着地させていてまとまっていた。
人は神ではない。しかしそこをアイロニーだけで描かず、きちんとこの世界の価値のあり方を見せた。どんでん返しもうまく機能していて面白かった。

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ドラゴンミズホ

4.0まさに根比べ

2025年4月22日
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奇しくもフランシスコ教皇が亡くなられたニュースの翌日に観ることに…

冒頭、あぁこの儀式もきっと昨日実際に行われたんだろうなと思うと、急に現実味を帯びてくる。

やはり日本人はコンクラーベと聞くと「根比べ」を連想してしまうと思うけど、まさに根比べなシステム。
Conclaveと1語だけど、スペイン語のconはwith、claveは鍵とかの意味があるはずだから、鍵のかかった部屋でやるって意味なのかと。

思えばコンクラーベを初めて知ったのは、トム・ハンクスのダヴィンチコードシリーズ。
今回の教皇選挙では、いつとわかる手がかりはなかったけど、教皇もスマホとかタブレットとか電子タバコを使ってるから、現代の話なのでしょう。

伝統を守るって、大変だよね。
昔は部屋に鍵をかけるだけで外部と遮断できたけど、今は電話線を抜いておくだけではダメだもんね。

キリスト教と教会については昨今いろんな事実が明るみになってるけど、それでも最も信者の多い宗教であることに変わりはないわけで。

映画として面白いかと言えば、重厚な雰囲気が「映画見たなー」という満足感を与えてくれる。

あの傘のシーン、よかったな。
画面に映ってるのは100人くらいだろうけど、歴史物の騎馬の大軍とか、湾を埋めつくす艦隊並みの迫力があった。

でもアカデミー賞で獲ったのは脚色賞なのね。

ちなみに、車で移動してたけど、バチカン市国内の移動だろうから歩きでも車でも10分前後の距離。
システィーナ礼拝堂とかサン・ピエトロ寺院がもっとわかりやすく映ってほしかったな。

そして出てくる方々は、似たような老眼鏡をかけたおじいさんが同じ装束で、コソコソ喋るので、顔を覚えるのが苦手な人はちょっと混乱するかも。
まぁ、重要人物は区別しやすかったけど。

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ミズ、ハル

4.5コンクラーベ!

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

最初の息遣いから、最後の息遣いまで意味があったのね
教皇が隠密理でというところからまさか、ね!とは思っていたが
面白かった

調度品もいい

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れこほた

3.5ラスト10分、えぇぇ!!という結末

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

難しい

驚く

ドキドキ

奇しくもローマ・カトリック教皇死去と鑑賞日が重なった偶然。
亡くなられた後の『コンクラーペ』と言われる 新教皇選出選挙にて世界中から100名を超える候補者『枢機卿』たちの野望、陰謀、嫉妬、裏切り、差別、スキャンダルなどなど神に仕えるリーダー候補たちの選挙工作を描いた愛憎劇。
着いていくのが必至なとにかく名前と顔を負うのが難しい!
でもラスト10分、えぇぇ!!という結末。そう来るかのさすがのアカデミー賞もの。

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masayoshi/uchida

4.52時間があっという間だった

2025年4月22日
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知的

展開や心理戦などが面白かった。 最後のオチは伏線などがもうちょっと欲しかった驚きはあったがなんか足りなかった。 あと個人的にキャラの深みがもっと欲しかった。

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かんす

4.0鑑賞動機:評判9割、95%おじさん/おじいさんの絵面1割

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

コンクラーベで根比べ(お約束)。えっ、これからリアルでコンクラーベをやるってことなのね。
何となく難しく地味で重い映画のイメージを持っていたのだけど、そんなことはなかった。もちろんシリアスなお話ではあるのだけれど、下世話な話も交えて次々と起こる候補者のトラブルを解明していく、上質なミステリになっている。どんどん変わっていく状況と、投票結果に一喜一憂していたら…。ファインズの額のシワがどんどん深くなっていくのに、もう釘付け。
でもこれで、新たな扉が開いたが、あとはいつ…か。

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なお

4.5保守派もリベラル派の間の存在

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

観賞後の感じたことは「今の時代に求められる教皇像を見せてもらった」であろうか。
本作は中盤にかけて有力候補者のスキャンダルの痕跡を選挙を取り仕切る枢機卿が事実関係を調べて当人に選挙戦から降りることを説得していくことで話が進んでいく。このままだと消極的選択で教皇が決まるのかなと思った矢先にテロが発生して司教が詰めている建物が破損するという事件が起きクライマックスに突入する。
皆が集まるなかでゴリゴリの保守派の候補者がいう。「これはリベラルが進めてきた取り組みの結果だ。我々は戦わなければならない」
近年、ヨーロッパで勢い付いている思想だ。これに対して別の候補者がいう。「戦うべきなのは内なる憎しみではないのか」
とてもいい。どんな仕打ちを受けても相手を愛する心こそキリスト教の大事にするもののはずだ。正直、これでリベラル派に決まりかなと思う瞬間だった。だが、本作はこれで話が終わらない。当選後に保守派やリベラル派に属さない存在であることが語られる。伏線は選挙中に行われた枢機卿の説教にあった。「これからは確信に疑いを持つ必要がある」
自身の信念に囚われてしまうと別の確信を持つ人を敵と見なして争いがなくならないということだ。新教皇はこの時の言葉を引いて「確信の間を知る存在として私は最適ではないか」と衝撃的な告白に続けて語られる。
そうか、保守とかリベラルといったラベルを貼って議論を分かりやすくしてはいけないのだ。あらゆる物事はグラデーションで出てていて、その時の状況に応じて悩み苦しみながら決めていかなければならないのだ。まさに今の時代に求められる教皇像を見たような気がした。
ラストシーンもなかなか印象深い。中庭にいる亀を池に戻すシーンで終る。その場では何を意味しているか分からなかったので後で調べたところ「忍耐」というキーワードを見つけることができた。この複雑な現代において教会も保守とリベラルという分かりやすい対立軸に染まりそうであったが、新教皇の誕生により忍耐強く最適解を模索する精神を取り戻したことが表現されていたように感じた。

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りょうた

4.5宗教の時代の終焉?を感じる作品かもしれません?

2025年4月21日
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興奮

知的

難しい

地の時代から風の時代へ、もしくは、うお座の時代からみずがめ座の時代へと変化していると囁かれている昨今、まさにモノから心の時代に明確に進行しているようです。それは古い形式の政治・宗教的権力(組織的に構成された権力)への執着を捨て去り、個人の幸福を獲得する時代になったと言えるかもしれません。ストーリーは、キリスト教カトリック総本山のバチカン市国で、その最高指導者ローマ教皇の死去に伴い、首席であったローレンスが中心となって選挙を行い、新しい教皇を選出するというものです(コンクラーベという名称ですが、日本語的には根比べで妙にイメージが合っています笑)。この選挙が世界から集まった108人の候補を対象にシャッターの下ろされた密室の中で行われるわけですが、それだけでも謎めいていてサスペンス的です。案の定、選挙は何度も行われ(1日に一回)、最後には圧倒的な数で平和主義者である者が選ばれるのですが、そこまでいく間の悲喜交々の勢力争いはまさに社会の縮図のようです。聖職者と思えないみっともない話が続出しますが、その生々しさが人間の生き様のリアリティを産んでいるので、まさに見応え抜群でした。そして最終決戦で「戦争は心の中でのみ行うべきものだ」と名演説をした者が見事に新教皇に選出されました。ただその新教皇には重大な秘密が隠されていたのです(驚!)。そのネタバラシはしません。むしろそのネタは、組織的宗教の終焉を意味していると私は感じました。また、信仰とは組織ではなく、一人一宇宙、つまり個人の中で完結する時代が来たと言えるかもしれません。すでに私たちは、生きているだけで仏であり神であり愛であり光であるからなのかもしれません?

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三輪

3.5世界が変わる、教会も変わる‼️

2025年4月20日
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鑑賞方法:映画館

価値観の多様性が進む中、世界が変わっていく今日、教会にもその変革が求められているということか。もはや教会は聖域ではなく、人種、思想、宗派、国籍、性別、過去の行いや過ちに関わらず、共に悩み考え、万人に差し出す救いの手となるべき。

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YUKI

4.5久し振りに....

2025年4月20日
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びっくりする作品を観た。
いや、観られて良かった。
パンフレット欲しかったけど、売り切れてた。
残念。

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アキ

5.0時代の歩み

2025年4月20日
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映画を見終え、圧倒される、という経験は映画好きの方なら少なからずあることだと思う。
その物語に、描写に、音楽に、ラストに…
そのような作品には、そうそうお目にかかれるものでもないが。
今作は私にとってはそのような物語だった。

キリスト教カトリック総本山はバチカン市国。日本からは遥か彼方。キリスト教からも近い国とはいえない。
カトリック教会最高指導者ローマ教皇が急逝。首席枢機卿ローレンスは後継教皇を決定する選挙、コンクラーベを執り行わねばならなくなる。
世界各地から高位聖職者たちが集まってくる。
どの世界にもあるリベラル対保守の争い、スキャンダル、陰謀、出身地のこだわり、派閥争い、秘められた謎…宗教人といえど人間。彼らの生々しい姿が描かれる。
「宗教権力者を決定する選挙」という閉じられた世界のストーリーという骨格を持ちながら、今作の精神性は閉じていない。
現代社会に生きる私たちに対する鋭い問いかけ、普遍性を持つ。
ややもすると、閉鎖された空間劇は単調に陥りがちだ。しかしP・ストローハンのシナリオ、エドワード・ベルガーの濃密な演出はその陥穽に落ちない。
映画映像的興奮に包まれる120分。コンクラーベをダイナミックかつドラマティックに描き、片時も目を離させない。

重厚なキャスト陣には名優揃い。首席枢機卿ローレンスにレイフ・ファインズ、静かにしかし熱のこもった演技で物語を導く。スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー。物語の鍵を握るシスター役には、いまや生けるレジェンド俳優といっても過言ではないイザベラ・ロッセリーニ。故デビッド・リンチ作ブルーベルベットでのインパクト大の演技。今作での存在感ある貫禄の演技には脱帽。

コンクラーベは戦争だ、と息巻く聖職者たちに静かに
アフガンカブール教区のベニテス枢機卿がはなつ言葉。
「あなた方は、本当の戦争を知らない」と…
そうなのだ。自分も知らない。映画、TV画面越しの映像でしか知らないのだ…脳裏に焼きつくセリフの数々…

また、カトリックでは女性が司祭になることは認められておらず、世界最古の家父長制とも言われている。

ラスト近く、広場を亀がゆっくりと歩むのをローレンスが見つめ、池に優しく放す。印象深いシーンだ。

時代の歩みは行きつ戻りつ。どちらへ向かうのかもわからない。私たちは理想の世界に生きているわけでもない。
悲劇はあちらこちらで今も起き続けている。
だが、希望も理想も手放してしまってはいけないのではないか、と静謐にしっかりと訴えかけてくる作品である。

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たま

5.0確信と疑念

2025年4月20日
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コンクラーベという言葉を知るようになったのは
ダン・ブラウンきっかけだったかな(懐かし)

生臭さというものは聖職者でも消せないのか
自省できる速さは流石聖職者と言うべきか

アングルの美しさと重厚な音楽、空気感…

そして
そう言われるとそう見えてくる不思議
しかしそういう前提の確信こそが誤りなのかも

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うー

4.0期待を超えて面白い

2025年4月20日
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めちゃめちゃ良かった。
「やっぱり 映画は面白いなあ」と思わせてくれる作品だった。ちょっと嘘くさいストーリーだが、コンクラーベという特殊な状況と、イケオジたちの名演が説得力を持たせてくれるので すごく面白かった。ちょっと思わせぶり演出がすぎると思わないでもないが。
なぜローレンス卿だけが 外部の情報に接触することが許されるのだろう。主席枢機卿だから?

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3月⭐︎うさぎ

2.0教皇選挙はまさに戦争

2025年4月20日
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ローマ教皇選挙を題材にして選挙の内幕に迫ったミステリー。新教皇選挙は、まさに戦争のような駆け引きが続き、世界中から100人を超える候補者が集まりることに驚きました。そして、知られざる秘密が明かされた時は唖然としました。

2025-62

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隣組

4.0人類5000年の普遍性・・・

2025年4月20日
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知的

ピラミッドの頂点に君臨していようが、小学校の学級会だろうが、、、
人間のやることなすことなんてそんなに大きな違いは無い・・・。

何か、そんなことを思わせてくれた気がするし、
この作品を世に出すタイミングという意味では絶妙かも・・・。

良い役者なのになかなか陽の目を見ないレイフ・ファインズにとって、
最高傑作になっているのではないかな。

また、殆ど台詞の無いシスターの存在がとても大きかったのも良かった。

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梵天丸

4.0割とエンタメ

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

ローマ教皇が心臓麻痺により急死した。主席枢機卿のトマスは次なるローマ教皇を決めるため教皇選挙を執行するが…。
アカデミー脚色賞受賞作。票集めの選挙戦を描いており、策謀や論説で集めようとするそれぞれの戦い面白い。地味だが意識はそこまで高くないので割と万人向けです。

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shotgun

4.5これぞアートでありエンタメ

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

どのシーンを切り取っても素晴らしいカットばかり。
雨のなかバチカンの教皇選挙に参加する100人以上が傘を刺し歩いてるシーンなんか一枚の名画でした。

あと息遣いを意識的に聴かせることで、観る側に緊張をもたせる演出もさすがでした。

エンタメは石で、世間に投げ込み波紋を広げてく。

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tsukiniippon

5.0目が離せない

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ドキドキ

レイフ・ファインズはじめ、俳優陣がとてもいい。目や表情しぐさに、それぞれの感情が表れ、腹の探りあいに、120分、目が離せなかった。静かで興奮する映画に久しぶりにであった感じ。

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mannna
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