劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全644件中、41~60件目を表示

途中睡魔に襲われ寝てしまったので、評価出来ません(涙)

2025年8月30日
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鑑賞方法:映画館

途中睡魔に襲われ寝てしまったので、評価出来ません(涙)

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ナオック

3.5聖職者達の「白い巨塔」?

2025年8月28日
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コンクラーベが話題になっていたので、鑑賞。
イメージでは「白い巨塔」みたく陰謀渦巻く権力闘争かと思っていたが、そうでもなかった。
コンクラーベがどのように行われているかが知れただけでも勉強になった。
聖職者であっても、あらゆる差別や偏見とは無縁ではない。ただ重厚な雰囲気でオブラートには包んではいる。
ラストは意表はついてはいるが、今作のテーマともいえるのかな?ただちょっとトンデモ展開かも?

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ちくわ

3.5この映画が名作である事だけは確信している

2025年8月27日
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知的

驚く

レイフ・ファインズが選挙中に起きる様々な問題に頭を悩ませる話。
主人公ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は選挙の責任者として、集合する枢機卿たちの受け入れ準備を整え、儀式の段取りを仕切り、枢機卿同士の政治闘争や保守派とリベラル派の対立を取りなしつつ、自らの派閥の談合にも参加する。枢機卿とシスターが修羅場になれば事情聴取を行い、枢機卿の不正疑惑に奔走し、さらには亡き教皇からの遺言めいた不正の証拠を見つけて頭を悩ませる。それはそれとして選挙を妨害したいテロ勢力からの攻撃もあり、ローレンス枢機卿は大体ずっと困っている。
信仰・権力・倫理、それぞれの持つ魔力がせめぎ合うドラマの中で葛藤するローレンスの様がじっくりと描かれており、ここはレイフ・ファインズの圧巻の演技力が光を放っている。

選挙にあたりローレンス自身が語る「確信を持たず」というフレーズはこの作品の核心 。現在の行い、信仰、教義を絶対とせず、常に疑問を投げかけるという姿勢はとても正しいと思う。
その一方で、長い歴史に根差したカトリックという組織の中でその信念を貫くことの難しさも描かれており、物語のラストではその言葉そのものが思いがけない形でローレンス枢機卿に返ってくる場面がある。物語中ではリベラル派の筆頭であったローレンス自身もまた、自ら語った「確信を持たず」という言葉に強く揺さぶられ、その重みを思い知ることになる。この踏み込んだラストは、保守・リベラルという枠を超えて、カトリックという組織そのものへの大きな問いかけとなっていて、最後まで油断できない。

この映画の楽しい所は選挙にまつわる政治サスペンス部分だけではない。
教皇選挙(コンクラーベ)といえば、システィーナ礼拝堂で執り行われる枢機卿たちによる儀式で、白い煙が昇れば教皇選出、黒い煙は未決というのは割と有名な話だが、それ以外にも、実際に教皇が死んだ後の段取りはどうなっているのか、世界各地の枢機卿はどのように参集し、どのように選挙を行うのか。選挙に使う専用の紙、専用の投票箱、一人一人が唱える宣誓の言葉、華麗な紅の衣装。コンクラーベに伴う一挙手一投足が事細かに描かれており、深い歴史に裏打ちされた未知のディテールは、見ていて興味が尽きない。

映画はこの一連の儀式を決して無駄なものとしては描かず、その形式に含まれる宗教的な意味合いに大きな敬意を払っている。荘厳さと歴史の重みを画面の中に再現するエドワード・ベルガー監督の手腕が光っている。
このディテールの積み重ねによって観客も儀式の重要性を体感できるようになっており、映画への没入度が高まる。
また同時に、形式にこそ意味が宿ることや歴史を尊重することの重要性を暗に語っているようで、これは保守にもリベラルにも味方しないという、この作品そのものが放つメッセージなのかもしれない。物語・美術・構造のすべてを駆使して真の改革とは何かを問いかける。類まれなる作品である。

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てんぞー

4.5説教と物語の融合

2025年8月27日
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個人評価:4.3
教皇選挙の舞台裏と対比させ、問われる信仰の本質と宗教とは。
劇中での説教の内容に、何度か心こみ上げる部分があり、無宗教の私には感銘をうけるシーンが多々あった。
説教と物語が上手く融合していると感じる。
映像と音楽も素晴らしく、バチカンの重厚な空気が作品から溢れ出ている。
また、この重厚な絵を作っているのは、まぎれもなくレイフ・ファインズの業であろう。
この名優のストイックな演技こそが、本作の柱となっている。
かつて地動説を認めなかった過ち。世界が進むにつれて、再び変化を受け入れる時代がやって来る。
『確信こそが罪』鑑賞後もこの言葉が深く突き刺さる。

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映画BARシネマーナ

3.5左巻きのプロパガンダ映画

2025年8月26日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

教会の雰囲気が好きなのと、実際にローマ教皇が亡くなられたばかりなので、どこまで切り込んでいるのか気になって見ました。

んーー、LGBTや多様性を訴えて洗脳しようとしてると感じてしまいました。
それ以外は、衣装や映像美、演技と音楽、いずれも素晴らしかったです。
サスペンス的なストーリーも良かったです。

主席枢機卿が最後に自分の名前を投票するところ等
もしかしたら自分でも気づいていない名誉欲があったのでは?と思わせるシーンが幾つかありました。

和洋を問わず、宗教界は汚職や陰謀などが蠢いていますね。事実は小説より奇なり、実際は本編で若干触れられていた児童性愛を皮切りにもっと毒々しいものだと思います。

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ずっ子

4.5音楽、演出、お芝居、どれも最高でした。 前半でしっかり登場人物説明...

2025年8月25日
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楽しい

知的

斬新

音楽、演出、お芝居、どれも最高でした。

前半でしっかり登場人物説明、コンクラーベの仕組み説明、これまで発生した事件などの前振りがあり、後半で一気に回収してくる構成が良かった。

キャラクターの名前と顔が覚えられるか不安でしたが、何も心配ありませんでした。
また劇場で見たい作品。

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髭男爵

4.0タイムリー

2025年8月25日
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鑑賞方法:VOD

実際のニュースと重なり、興味深かった。教皇になるにあたっての思い。そこで個人的な欲をもってはならない。どの国の政治家にも当てはまる。いかにも欲のなさそうなものにも、隠れた野望があった。主人公でさえも。その野心が見えてくる様は恐ろしく、おもしろい。

選挙自体のシステムも興味深い。閉鎖された中で投票で決まるまで投票を続ける。まさに根比べ笑。またその投票場所は離れたところにある。伝統的で厳かな雰囲気があるが、参加者は現代の機器を持っている。リアル。

正しい判断がされたこの国は、安泰だ。それに気づけた主人公には、引き続き教皇のサポートをしていって欲しい。この先も一波乱ありそうだが。

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いつこ

3.0リアルな人間模様で描くコンクラーベ — 結末の余韻も印象的

2025年8月24日
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鑑賞方法:VOD

教皇選挙(コンクラーベ)がどんなものか気になって鑑賞しました。
音楽はとても引き込まれるもので、作品全体の緊張感をうまく高めていたと思います。

枢機卿たちの描かれ方もバランスがよく、理想的な聖職者として美化しすぎず、かといって過度に悪役のように扱うこともなく、リアリティのある人間模様が感じられました。選挙に伴う謀略が描かれている点も興味深かったです。

結末については「これで良いのかな」という余韻が残りましたが、実際の教皇選挙も結果が出たら終わりではなく、そこからが本番。そう考えると、映画としての締め方はむしろ自然だったのかもしれません。

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桜滝

3.5Xで、これのために120分だけ確保してくれたら人生が変わるから!み...

2025年8月22日
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Xで、これのために120分だけ確保してくれたら人生が変わるから!みたいなSNSっぽい表現で推しに推されてたので、ちょっとハードル上がりすぎてしまった。
まぁ良い映画ではあるけど、フーンなるほどねーおもしろかった、ぐらい。
ただXでの前情報通り、登場人物の相関図は準備しておいたほうが物語がわかりやすくなる!(プリントアウトした

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zzzzz

3.5初めは皆んな同じ顔に見えた

2025年8月21日
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途中から、ローレンスの疲労感半端なく、
こっそり応援してしまった。。

実は前回飛行機で見て寝てしまったので念願の鑑賞!

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ginger

3.0ドキドキ密室ゲーム

2025年8月21日
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鑑賞方法:VOD

さぁ始まりました。
人類史上で最多のキル数を誇る宗教の、
その親玉を決めようじゃないか、という一大イベント。
お金に糸目はつけません。
こういうのは威厳が大切ですから景気よくいきますよ。
聖職者ヅラしてても結局はヒトですからね。
薄皮1枚の内側にあるアレコレが、今回はどんなドラマを引き起こすのか⁉

年配男性の、年配男性による、年配男性のための
密室ドキドキ権力ゲーム、スタートです!

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mar

4.5傑作です!名作になります!!

2025年8月20日
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鑑賞方法:その他

今年ナンバー1です!!
画面から伝わる緊張感が半端ないです。
脚本も難しいひねりなどなく、これぞ映画!!
衣装の素晴らしさ、CGか?特撮か?と思わせるリアルな建造物!
思わずバチカンに行きたくなりました。
近年ネタバレやら伏線回収やらことこまかに、解説を求める世の中ですが、これだけ重厚なシーンで物語を堪能するのが映画です。カット1つ1つが絵になります。
本当映画館で観ればよかったと後悔。。。

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monmonshi

3.0個人的には救いの無さを感じるラスト。

2025年8月18日
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鑑賞方法:VOD

教皇の逝去に伴い、次の教皇を決めるコンクラーベが開催。
しかし、次から次に問題が顔を出し、次期教皇は誰になるのか・・・
その資質と資格があるのは誰なのか・・・
という、まぁありがちな聖職者の腐敗や俗物的な面が多々演出されている。
聖職者と言えども人なればこそ、と思うのか
それでも聖職者かよ、と思うのかはひとそれぞれでしょう。
教皇選挙は外界から隔離されて行われるのであまり場面の広がりもなく、
12人の怒れる男に宗教家の衣装や意匠で厳かな雰囲気になっている。

あれだけ神聖さからは程遠い野心というような展開をずーーーっと続けていたのに、
たかがあの程度の演説でコロッといっちゃうなんて枢機卿くんたちチョロすぎないだろうか?
「テロによって荒れた世相で教皇をやるなんて嫌だよ一抜けっぴ!」
くらいのしたたかさを持ってるのが教皇候補たちなんじゃないのかなぁ?

相変わらず保守派は狭量で傲慢と言いたい感じで描かれ・・・
リベラルな主義主張はただの政治用の武器でしかなく・・・
聖職者の取り繕った顔の下には野心が隠れていて・・・
選ばれた教皇もまた咎を背負った者であり・・・
このラストに救いはあるのだろうか?

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昭和ヒヨコッコ砲

3.0相関図片手に観る

2025年8月16日
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鑑賞方法:VOD

自宅鑑賞なので、「映画館で観るべき!!」な映像美を感じられず、ひたすら相関図を片手に見続けました。
ラストは、想定外でしたが、振り返れば、伏線はあったなと。多分、感想はあっちとこっち(ネタバレになるので区別は秘密ですが)でかなり分かれる。

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hiro

3.5うまい、けど

2025年8月16日
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鑑賞方法:VOD

新教皇誕生のタイミングで上映されたのは、狙ったのか否か。

ネタバレが全ての作品。いいたくてもいったら台無し級のネタです。ただそれが全てで、そこに行き着くまでのやり取りはなんかね、所詮、教皇候補も人間なのか。いや、あえて人間らしさを出したのだと思う。現代を象徴する人種やジェンダー、権力や賄賂など、問題提起的な意味もあるのかな。

ただなんか教皇を決めるという緊張感はあまり感じられず、学級委員長を決めてるように感じてしまったのは、やはり自分がカトリックと関係していないからなんだろうな。

外資は就職でもバックグラウンドチェックが厳しいのに、ここではゆるいんかなー。性善説なんか性悪説なのか。

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Raita Maipen

4.0見応えはありました。

2025年8月15日
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鑑賞方法:VOD

知的

レイフさん、よかったです。
果たして彼自身に野望は芽生えたのか否かって考えながら鑑賞しました。
いいですね、こういう頭を使うお話は。
でも、選ばれたのが彼って…
そこだけが、腑に落ちなかった、私には。

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けはえ

3.5王道なサスペンス

2025年8月14日
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鑑賞方法:VOD

ローマ教皇選挙、カトリックの頂点といえど、政治の蠢く世界なんだな。男性ばかりだし。枢機卿になるレベルの人で、純粋な人はよっぽどなんだと思った。
タバコを吸うシーン、どこでも吸うんだなというのと、聖職者も(一定のエリアとはいえ)ポイ捨てするのが意外だった。
宗教の独特な世界を、わかりやすくエンタメにしてあっておもしろかった。それと建造物が美しかった。
猊下はゲイカと読むそう。読めなくね?

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邦画好き

4.0タイトルなし

2025年8月14日
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鑑賞方法:VOD

この映画はフィクションなのだけど、今後ローマ法皇に関するニュースを見るたびに、その裏側をこの映画のイメージで想像してしまいそう。
レイフ・ファインズの抑制的な演技が秀逸。

カトリック教会においてもこの映画のテデスコ枢機卿のように多様性を敵視する人々が力を増しているのだろうか。カトリックにおける女性の地位の低さにも驚いた(これは映画だけども)。

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hato

5.0会話がアクションを上回り更に劇的な展開の果てにくる大きな仕掛けに体...

2025年8月14日
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会話がアクションを上回り更に劇的な展開の果てにくる大きな仕掛けに体が揺れる、その先に待っている静寂は新しい夜明けの始まりだと自己解釈し落ち着きを取り戻す。今年を代表する一本になりました。

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黄金の腕

4.5現代的なテーマを反映した良作

2025年8月13日
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【鑑賞のきっかけ】
本作品は、アカデミー脚色賞を受賞したことに加え、公開されて間もなく、現実の世界で教皇が亡くなり、教皇選挙<コンクラーベ>が行われたことから、話題を呼んだ作品。
劇場での観客数も多く、ロングランとなり、そろそろ空いてきただろうから、劇場鑑賞しようと思っていたら、上映は終了していました。
ところが、早くも、動画配信で鑑賞可能となっていたので、早速、鑑賞してみることとしました。

【率直な感想】
<前半の展開>
物語の展開そのものは、教会内部の密室劇のようなものですが、印象深かったのは、コンクラーベを任されたローレンス枢機卿が、選挙の開始を他の枢機卿の前で述べた時に、「確信(Certainty)」についての自分の主張を述べるシーンでした。
その内容は、ここで詳細は述べませんが、一般的な捉え方とは違うものであり、私は、この「確信(Certainty)」という言葉は、後半の展開の中でも使われていくものではないか、と感じたところです。

<中盤の展開>
中盤は、想像されていたとおり、なかなか教皇が決まらず、という展開。
枢機卿も人間である以上、完全無欠ということはなく、教皇にふさわしいか、と疑いを持たれる人もいるし、教皇という地位に対する権力に魅せられてしまう人もいる。
現実のコンクラーベはそうではないかもしれないですが、ここはフィクションの世界らしく、そうした人間の、さまざまな欲望が錯綜し、誰が教皇に選ばれるのか、という点で観客を惹き付ける展開には、多くの方が、物語展開を楽しむことができるのではないでしょうか。

<後半の展開>
誰が教皇になるか、については、一応、サプライズ感はありましたが、登場人物が陰られているので、大きな驚きというほどでもないでしょう。
着目すべきは、ある「秘密」が明かされる部分なのですが、私は、とても現代的なテーマであり、この作品の評価を高める要素になると感じました。
特に、伝統的な宗教がそのこととどう向き合うのだろうか、という点では、とても意味の深い「秘密」であったと思います。

【全体評価】
新しい教皇がどのように選ばれるのか、ということは、全く考えたこともなかったので、その部分だけでも鑑賞する価値のある映画でした。
そこに、ある意味、ミステリ的な面白さを盛り込んだ本作品は、ヒットするべくしてヒットさた作品と言えるのではないでしょうか。

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悶