教皇選挙のレビュー・感想・評価
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リアルな人間模様で描くコンクラーベ — 結末の余韻も印象的
教皇選挙(コンクラーベ)がどんなものか気になって鑑賞しました。
音楽はとても引き込まれるもので、作品全体の緊張感をうまく高めていたと思います。
枢機卿たちの描かれ方もバランスがよく、理想的な聖職者として美化しすぎず、かといって過度に悪役のように扱うこともなく、リアリティのある人間模様が感じられました。選挙に伴う謀略が描かれている点も興味深かったです。
結末については「これで良いのかな」という余韻が残りましたが、実際の教皇選挙も結果が出たら終わりではなく、そこからが本番。そう考えると、映画としての締め方はむしろ自然だったのかもしれません。
Xで、これのために120分だけ確保してくれたら人生が変わるから!み...
ドキドキ密室ゲーム
傑作です!名作になります!!
個人的には救いの無さを感じるラスト。
教皇の逝去に伴い、次の教皇を決めるコンクラーベが開催。
しかし、次から次に問題が顔を出し、次期教皇は誰になるのか・・・
その資質と資格があるのは誰なのか・・・
という、まぁありがちな聖職者の腐敗や俗物的な面が多々演出されている。
聖職者と言えども人なればこそ、と思うのか
それでも聖職者かよ、と思うのかはひとそれぞれでしょう。
教皇選挙は外界から隔離されて行われるのであまり場面の広がりもなく、
12人の怒れる男に宗教家の衣装や意匠で厳かな雰囲気になっている。
あれだけ神聖さからは程遠い野心というような展開をずーーーっと続けていたのに、
たかがあの程度の演説でコロッといっちゃうなんて枢機卿くんたちチョロすぎないだろうか?
「テロによって荒れた世相で教皇をやるなんて嫌だよ一抜けっぴ!」
くらいのしたたかさを持ってるのが教皇候補たちなんじゃないのかなぁ?
相変わらず保守派は狭量で傲慢と言いたい感じで描かれ・・・
リベラルな主義主張はただの政治用の武器でしかなく・・・
聖職者の取り繕った顔の下には野心が隠れていて・・・
選ばれた教皇もまた咎を背負った者であり・・・
このラストに救いはあるのだろうか?
相関図片手に観る
うまい、けど
王道なサスペンス
タイトルなし
現代的なテーマを反映した良作
【鑑賞のきっかけ】
本作品は、アカデミー脚色賞を受賞したことに加え、公開されて間もなく、現実の世界で教皇が亡くなり、教皇選挙<コンクラーベ>が行われたことから、話題を呼んだ作品。
劇場での観客数も多く、ロングランとなり、そろそろ空いてきただろうから、劇場鑑賞しようと思っていたら、上映は終了していました。
ところが、早くも、動画配信で鑑賞可能となっていたので、早速、鑑賞してみることとしました。
【率直な感想】
<前半の展開>
物語の展開そのものは、教会内部の密室劇のようなものですが、印象深かったのは、コンクラーベを任されたローレンス枢機卿が、選挙の開始を他の枢機卿の前で述べた時に、「確信(Certainty)」についての自分の主張を述べるシーンでした。
その内容は、ここで詳細は述べませんが、一般的な捉え方とは違うものであり、私は、この「確信(Certainty)」という言葉は、後半の展開の中でも使われていくものではないか、と感じたところです。
<中盤の展開>
中盤は、想像されていたとおり、なかなか教皇が決まらず、という展開。
枢機卿も人間である以上、完全無欠ということはなく、教皇にふさわしいか、と疑いを持たれる人もいるし、教皇という地位に対する権力に魅せられてしまう人もいる。
現実のコンクラーベはそうではないかもしれないですが、ここはフィクションの世界らしく、そうした人間の、さまざまな欲望が錯綜し、誰が教皇に選ばれるのか、という点で観客を惹き付ける展開には、多くの方が、物語展開を楽しむことができるのではないでしょうか。
<後半の展開>
誰が教皇になるか、については、一応、サプライズ感はありましたが、登場人物が陰られているので、大きな驚きというほどでもないでしょう。
着目すべきは、ある「秘密」が明かされる部分なのですが、私は、とても現代的なテーマであり、この作品の評価を高める要素になると感じました。
特に、伝統的な宗教がそのこととどう向き合うのだろうか、という点では、とても意味の深い「秘密」であったと思います。
【全体評価】
新しい教皇がどのように選ばれるのか、ということは、全く考えたこともなかったので、その部分だけでも鑑賞する価値のある映画でした。
そこに、ある意味、ミステリ的な面白さを盛り込んだ本作品は、ヒットするべくしてヒットさた作品と言えるのではないでしょうか。
信仰と野心の狭間で―『教皇選挙』が示す希望
素晴らしい作品だった。
教皇選挙で野心を燃やす枢機卿たちの権力争いを描いたサスペンスかと思いきや、それ以上の深みがあった。
急逝した教皇が密かに進めていた調査を知ったローレンスは、その遺志を継ぐため、規則を破ってでも突き進む。
疑惑と信仰の狭間で揺れる心、そして気づかぬうちに自分の中で芽生えていた野心——その複雑さを、名優レイフ・ファインズが圧巻の演技で体現している。
物語は、異教徒との対立、国家間の駆け引き、性の多様性といった現代的課題に踏み込み、「キリスト教はこの世界でどうあるべきか」という問いに一つの答えを提示する。
願わくば、実在する教皇たちもこうあってほしい——そう思わせる力を持つ映画だった。
地味、最後まで見れた。
コンクラーベって、昔、冗談で聞いたけど、ほんとに根比べなんだな。
まず外国語の名前がなかなか頭に入らず巻き戻ししながら見た。
簡単に言うとテデスコが排外主義で、ベニーニを推す主人公が多様性を許容するリベラルって位置づけ。日本も排外主義が全盛を迎えている昨今、後者を善というと角が立ちそうだが、ワルモンと良いもんとはっきりした構図。主人公は人が良い。彼が教皇になればよいのに。
いろんな謀略あり、駆け引きあり、なかなか面白かった。
最後のベニテスのオチは意外なとこきたなとびっくり。良いじゃないですか。
カトリックって現代こんな感じなのかな、垣間見ることができた。日本にはなじまなくて、ふしぎな感じがした。
これが洋画の良さかな。あまり見ないけど、知り合いが映画館で見たと聞いていて興味もってみましま。
❇️『どんなに偉く凄い人でも、みんな同じ人間なんやな。』
教皇選挙
🇻🇦バチカン市国
❇️『どんなに偉く凄い人でも、みんな同じ人間なんやな。』
㊙️どんな話なの❓
『ローマ教皇が亡くなり次の教皇を決める為、有力な枢機卿達が集まり選挙を行う。静粛な建物に集まる人達。欲望が渦巻く中、誰が教皇になるのか?』
◉73D点。
★彡聖職者いえども過去にたくさんの不正やスキャンダルがあり、この映画は色々な要素を盛込みわかりやすく伝えて、エンタメ感もあり良い映画でした。
🟢感想。
1️⃣『みんな内心イラついているけど様子を見せない感じがすごく良かった。』
2️⃣『野心、欲望、葛藤、駆け引きなど聖職者は人間なんだとちゃんとわかる所が楽しかった。』
3️⃣『衣装や館内の雰囲気など楽しめました。』
4️⃣『2025年ローマ教皇フランシスコが帰天し本当に教皇選挙をした様です。』
★彡やっぱり派閥や欲望が渦巻いていたのでしょうね。
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