教皇選挙のレビュー・感想・評価
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欠点が見当たらない映画
ミステリーなので詳しくは書きませんが作品賞をとれなかったのが不思議なくらい面白いのでぜひ見てほしいです。
強いて言えば(ジャンル的には普通ですが)動きがないのが欠点というくらいでただただ引き込まれました。
誰が教皇になるのかには当然注目ですが、誰が教皇を選んだかに注目するのも面白いと思います。
ストーリーなんてどうでもいいからとにかく派手なアクションしか見たくない!、地味な映画は嫌い!という人以外にはおすすめです。
おなかいっぱい食べた昼後の授業で、視聴覚室で歴史ビデオを見るような感覚🧑🏫
えっとーーー、、、一言で言うと“退屈”🥱🫧
周りの評価は高いし、バチカンとか宗教とか、今にも関暁夫が出てきそうな題材は好きなだけに、ちょっと残念だったᥬ😭ᩤ
世界一小さな国の世界一権力を持つローマ教皇が突然死んじゃったから、次の教皇を決める選挙をしますと。そしたら世界中からおじさんおじいちゃんたちがいっぱい集まってきて、お互い足の引っ張り合いをしながら、薄暗い閉鎖的な空間で、投票しあうだけの映画。
この映画、ラストは衝撃的だったけど、それ以外はいたって平凡。
物語もただただずっと投票しては、誰それはあーだこーだの繰り返しで、ラストまでほぼほぼ物語に起伏がないから観ててもなんの感情も湧かない。
コンクラーベのやり方とか内容に関しては、目新しさはあったけど、そこまで💦
誰が次の教皇に選ばれるのか、ミステリー要素もあるけど、途中からもう誰選ばてもいいから早く終われ感←笑笑
おなかいっぱい食べた昼後の授業で、視聴覚室で歴史ビデオを見るような感覚🧑🏫
途中から眠くなっちゃうけど、先生に怒られないように頑張って起きてる時と一緒。
何がみんなそんな良かったの??
聞かせてくれ✋
登場人物相関図は要確認
予備知識なしで観たから、前半は人物が分かりにくかった。作品のHPに相関図があったので事前に確認しておけばよかった。
この選挙は完全秘密なので、それだけでも映画は観る価値あったなと思う。枢機卿になる時点で一廉の人物なはずなのに、陰謀だらけって、フィクションだけど、実際もそうなのかもと思えてくる。
コンクラーヴェ(教皇選挙)は「根比〜べ」
...とは言い古されたダジャレですが、まさに地で行くストーリー
コンクラーヴェが密室で長期間に亘って繰り広げられるドロドロの権力闘争だということは、(映画や創作の世界では)もはや周知の事実。当然、そういう"聖職者らしからぬ"抗争劇、騙し合い、アッと驚くどんでん返しを期待しましたが、期待に恥じぬ見事なサスペンスミステリー作品でした
基本的に爺さん婆さんしかでてこないので、絵的には随分と地味な仕上がりですが、その分、重厚さや品の良さが漂う絶妙な塩梅です
面白いのは、描かれる闘争の対立軸が、保守派(Conservative) or リベラル派(Liberal)、多様性(Diversity) or 画一性(Homogeneity)、受容(Inclusion) or 排除(Exclusion)、といった最近の世界情勢と全く同じだということ。そういう意図でアナロジーとして盛り込んだのか、実際のカトリック教会にそういう要素があるのか、はわかりませんが...
ハリウッドや(日本の)マスコミによって、リベラルこそがあるべき姿、世界(≒欧米社会?)の主流派だ、と、日本人は永らく半ば洗脳のように教育(?)されてきましたが、昨今の世界情勢やニュースを見るに、それ(リベラル"派")が必ずしも(数的な意味で)世界の主流ではないかもしれないことが見えてきました。
さて、この映画ではどうか?
"選挙"なので、投票で決着が着く訳ですが、この辺の"切り返し"は絶妙な感じです。必ずしもハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、ある意味、ハリウッド的な結末と言えるかも知れませんね
(リベラル派≠リベラル の含みを持たせつつ...の)
苦悩の管理職
もう少し泥臭い何かが欲しい
ミステリーサスペンスの新たな傑作の誕生
信仰を理解してなくても大丈夫でした
ジジィどもの見分けがつきません
ジジィ好き、苦労性の中間管理職好きにはたまらない映画だと思います。
しかし、ジジィどもの区別がつきません。
あと主役の名前が最後の最後までわかりませんでした。
たぶん、ローレンスって名前が出てきたのって冒頭だけですよね。
選挙のたびにローレンスって誰だよって思っていました。
庵野監督っぽいテデスコ氏はわかりました。ベリーニとローレンスの区別は最後の最後まではっきりとはつきませんでした。
=
さて、映画の内容です。
ジジィとジジィがただただ悩んでいるだけです。
口やかましく怒鳴り散らすシーンはほとんどありません。思い通りにならなくて癇癪を起こすシーンもあんまりありません。
ただただ、どのジジィも自分なりに悩んでいて自分なりに苦しんでいます。
さすが聖職者というところでしょうか。
しかし、それだけなのに画面に目がすいこまれていく。
ただの選挙戦ではなく、裏でめんどくさい話がごちゃごちゃと折りかさなっている。
そこにいるジジィども全員がそのレベルの原黒さでもいいのに、映画の尺に収まる範囲での陰謀の量に収まったのはそこにいるのが全員枢機卿に選ばれるだけの聖人たちだからです。素晴らしい。
派手なシーンは一回だけ。
あとは対話と悩みと選挙です。
ものすごく狭い舞台で、ものすごく限られた事象に焦点をあて、映画という尺で完全にやりきった。
おそらく若者の絶賛を浴びることはなく、映画ファンではない人は金曜ロードショーに来ても見る事もない、それでも映画館で集中して見た人には「あの映画はいい映画だった」と思い返せる、非常に優れた作品だったと思います。
私、それほど気が長くないので金曜ロードショーやアマプラでこれを見ていたら最初の20分でやめている自信があります。映画館でしっかり集中して見られてよかった。
でもジジィの個性は出してください。庵野監督みたいなジジィ以外、白人やせ型しょぼくれジジィたちの見分けがつきません。
神の領域に触れる過程だが、そこには強烈な人間臭さを感じる。このコントラストにやられた。
知的好奇心を揺さぶる壮大なエンターテインメント
完全密室での教皇選挙だけを描く人間ドラマ。現代ローマの中心部にありながら、まるで中世の隔離世界であるかのようなバチカン内部、その様式美を見事な構図と色彩コントロールで描き、圧巻の重厚感と映画的興奮を湛える第一級の作品。加えて、サスペンスの熟成が素晴らしく、それを増幅させる弦の響きと効果音が素晴らしい効果を上げ、なにより品格に満ちている。名作「西部戦線異状なし」2022年で名を上げたエドワード・ベルガー監督の腕の確かさを証明したような作品でもある。
アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス主演の「2人のローマ教皇」2019年ですでにコンクラーベの様相は描かれておりましたね。しかし本作は本当にバチカン内部と宿舎の往復による完全室内だけで描く、息苦しい程の閉塞感にも関わらず、スピーディな展開と的確な編集により、ハラハラドキドキ状態が続くのが凄いわけで、アカデミー賞ノミネートも至極当然の上出来作品。
ちょいと前までは法王だったけれど近頃は教皇に統一とか。その教皇が逝去し早々に新教皇を決めるために、世界中から枢機卿が招集され、バチカンに缶詰となり一切の外部との情報を遮断された閉鎖空間で選挙が執り行われる。それ自体を遂行する責任者でありかつ枢機卿の一人でもあるのが本作の主役であり、レイフ・ファインズが演ずる。降ってわいた重責役に苦しみながらも真っ当な選挙であるべく奮闘する姿を描く。
にも関わらず、次々と予想を覆す事態が勃発するから映画になったわけです。そもそも枢機卿の中で誰が立候補したとか、その方針とか、投票を導く手立ては一切なく、ただ漫然と「誰がいいとおもいます?」程度に投票を行ってゆく。これがルールなんですから受け入れるしかない、決選投票なんて考え方もない。その都度投票結果が読み上げられ、この結果を受けて次の投票に挑む。結果的に数日間を要し次第に対象者が絞られてゆく。よって有名な煙の色で未決定と決定を発表するわけですが、その燃料が投票用紙だったとは驚きであり、プロセスを一切消し去る術にも驚きます。
枢機卿のメンバーにスタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴーとハリウッド名優ですが非常にクセのある配役がなされており、本作のエンターテインメント度が高いことを示している。さらに男性ばかりの組織に唯一物言う女性が登場するのがカギなんですね。この役を父親は映画名監督のロベルト・ロッセリーニ、母親はスウェーデン出身の大女優イングリッド・バーグマンであるお久しぶりのイザベラ・ロッセリーニが扮し、あっさりとアカデミー賞助演女優にノミネートされる迫力演技を披露する。
数日間に渡るってことは互いに会っての情報交換は可能であり、陰謀・デマ・嘘・思惑が巡るわけで、こんな面白いドラマ設定が出来るわけ。当然に改革派と保守派の対立に、世の流れである多様性、そしてLGBTQの問題に皆悩む構図が示される。こうしてラストに明らかにされる驚愕の結果への梅雨払い描写が、うまく張り巡らされているから本作は上出来の一級作品なんですね。
バチカンの外で沸き起こるテロの一端がシスティーナ礼拝堂を襲撃するシーンはまるで宗教絵画の様相で、神の怒りの具現化のようで本作最大の見せ場でもある。逆に言えばまさか本物の礼拝堂ではなく、壮大なセットだと判る。著名なチネチッタスタジオ内に建てられた精緻なセット、ミケランジェロの「最後の審判」もしっかり描かれている、凄いものですよ。映画ってこうゆうところにこそ金をかけるとグレードがアップするものなのです。
全般に暗く沈鬱な背景に、こそこそと人物が囁きあう。それでいてセリフにある通り「これは戦争だ」と。カソリックの総本山のトップがこうして選ばれるわけで、一種の人間喜劇なんですね。
何の予備知識なく見たけどサスペンスやん
知らない世界を覗き見できる
近所の映画館では上映各回ともほぼ満席でした。
予備知識はほぼなかったけれど、どんなものかと鑑賞。
コンクラーベという言葉すら知らなかった私ですが概ねおもしろかったです。
密室の中で行われる崇高な選挙をこっそり覗き見る感覚は、私のような野次馬根性強い人間には楽しいもの。
しかし世の中、やましいことがある人に限ってトップに立ちたがるね。
いや、トップに立ちたい野心の持ち主だからやましいことができていくのか。
泣き落としたりワイロを配ったり密談に余念がなかったり、トップってそんなになりたいものかと地味に生きる身としては理解が及ばないが、ふと何人かの政治家が思い浮かんだりして納得。
あと、大切な教皇選挙、身辺調査がけっこうザルで笑った。
ベニテスが選出されておめでとう!と拍手を受けたあとになってこっそりいや実は彼は・・・って、こんな大切なことをこのタイミングで言う!?
ベニテスが選ばれるなんて思いませんでした、こんなことなら今朝言えばよかった、って、おい!と、ひとりツッコミ。
ま、映画ですものね。ストーリー上の都合もありますよね。
セットや衣装なども荘厳でとても興味深かったです。
神の御心とか神からいただいたとかキリストはとか、そういったセリフとともに異次元の世界に誘ってくれます。
スキャンダルが浮上するたびに苦悩の色が濃くなるローレンスの演技もよかった。
ぜんぜん違うけど、問題だらけの大きな会議の運営を任された中間管理職のような。
(我ながらスケールの小さい例えですが)
ひとつ。
ド近眼でさらに老眼も入ってきた身には、全体的に画面が暗くて見づらかったです。
で、-☆1。
極上のサスペンス映画
ラストにあまり衝撃を受けなかった日本人の私
カタカナ表記ですとなんだか威厳に欠けますが、原題の「コンクラーベ」のほうが、すんなり頭に入るくらい私の中では一般化された、カトリックのローマ法皇を決める時の秘密選挙のお話です。
法皇決定における難航度合いを考慮し日本語で当てるなら真面目に「根比べ」で良いのじゃないかとかれこれ30年以上思い続けています(笑)。
映画の内容が実際の選挙と同一がどうかは、正直よくわかりませんが、聖人の集いにあるまじき俗物的な描写(笑)が多用され、まるで汚れた社会の縮図みたいな印象を強く受けました。
もっと複雑で聖書の基礎知識が必要な宗教サスペンス?を想定して身構えておりましたが、各々の登場人物の演じ分け性格付けが見事で、ストーリー展開は把握しやすかったと思います。
最後のオチはカトリックの常識からしたらかなりショッキングな内容かもしれないですが、日本人の私からしたらそうでもないのは何故なんだろう、とちょっと不思議な感覚を持ちました。
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