教皇選挙のレビュー・感想・評価
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人類5000年の普遍性・・・
ピラミッドの頂点に君臨していようが、小学校の学級会だろうが、、、
人間のやることなすことなんてそんなに大きな違いは無い・・・。
何か、そんなことを思わせてくれた気がするし、
この作品を世に出すタイミングという意味では絶妙かも・・・。
良い役者なのになかなか陽の目を見ないレイフ・ファインズにとって、
最高傑作になっているのではないかな。
また、殆ど台詞の無いシスターの存在がとても大きかったのも良かった。
割とエンタメ
これぞアートでありエンタメ
堅苦しいイメージなのに中身は超エンタメ🎯💯🥇
オッサンたちが閉鎖された場所で選挙をする!
これだけなのに超メチャクチャ面白いってのが凄い🔥
というか本当のコンクラーベと被るとか作品の公開タイミングが凄いです👍
教皇選挙ってタイトルだけど原題のコンクラーベをメインにしてサブタイトルで教皇選挙ってしたほうが良かったのでは(堅苦しい内容で小難しい作品だと思われて劇場に足を運ぶハードルが上がりがち⤴️🙅♂️だと思うんです)
まずオープニングで教皇が亡くなった場面からのスタートでいよいよこれから各国の枢機卿が来て選挙🗳️が始まるって部分のスゲエ事が始まる感を上手に演出してる映像と音楽には🎵オラワクワクすっぞ🤩ってなりましたよ💯
顔と名前が一致しずらそうとか思ってたけど案外大丈夫でしたね👌
教皇になろうとしてる有力候補者のヤツらが次々とスキャンダルや悪事や人格の問題で脱落していくのが面白いのとミステリー要素が面白くて謎の出現と解明🫡新たな謎ってやつが出てくるバランスが良いから間延びになる場面が一切無くてあの音楽のせいでより緊張感を作り出すのに成功しているんですねえ🔥
外で自爆テロが起こっていて招待されてない枢機卿が紛争地域から来てるってのがポイントですね💣💥(ミスリードが上手いのよ😱)
あと後半からはあいつが教皇になるしかねえよなって流れからの最後にまさかの人物が教皇になって終了かと思ってからの(実は話したい事がありまして・・・)からの病院に行った理由は🏥❓からのあの事実には大どんでん返しでは無いけど エッ! マジかよ!ってなりました!(つうかまさかそうなるとは思って無くて笑ってしまいましたよ🤣最後に多様性って・・・😱👨🏻👩🦰😱)それと確信が1番危険⚠️て深いですね!
あとシスターがいい味出していたし オッサンが話するだけで面白いって中々凄い事だと思いますね(密室でオッサン達が会話するだけって面白いってクリムゾンタイドを思い出したし最近なら対峙も密室で四人が話するだけなのに死ぬほど面白い会話劇の傑作ですね)
あとこういうちゃんとした演出で作られた作品を観て思うのが日本の監督で(名前は内緒です)これを制作していたら 声を張り上げて意義ありーみたいに叫んだり
大声で叫ぶシーンだらけでドン引きだったんだろうなあとか考えてしまい静かに会話するだけでも面白い作品は作れるって証明してますよね🤓
あとテデスコ枢機卿がジャンレノと庵野監督のハイブリッドみたいな顔でいい感じでしたね😂🤣
アカデミー賞の脚本賞受賞作品は📕🏆去年の落下の解剖学にも言えるんだけど🤩よくもまあこんな内容と会話を考えもんだよね⤴️流石脚本賞獲得しただけの事はあると思います🫶🏻(脚本取るような作品て自分は結構肌に合う率が高い傾向あります😘)
今年観た作品の中では敵が首位を独占だったんですが教皇選挙がそれを上回りウルトラスーパービックマキシムグレードストロング一番面白かったです🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆💯
最後にテデスコスコスコスコスコスコスコ🐢💨
ローマカトリックはどこへ向かうのか
いやー、面白かった。決戦投票がないシステムは心理戦を生み、予期せぬ結果に転ぶこともある。
リベラル路線を継続するのか、保守回帰するのか、ローマ教皇には任期が存在しないから、選出されてしまうと当面の方向性が決まってしまう。
表向きは、神学論争を行いながら、裏側では、多数派工作・買収・謀略と大組織にある権力闘争が繰り広げられる。しかも、外部から遮断されるという密室スリラーも加わって、聖職者達の人間模様をずっと観察できる。
レイフ・ファレンズが演じるのは、ローレンス枢機卿。コンクラーベの仕切り役でもあるが、教皇の選出される候補者でもある。
ローレンスが見せる表情は、本音とも見えるし、相手を惑わす作られた表情とも見える。ローマカトリックの行末を案じる人間であることは間違いないと思うが、僥倖が巡ってきても変わらずに入れるのか。
若干、作為的な結末ではありますが、人間ドラマを十分に楽しめる作品でございます。
ネタバレを知ってました
残念だったのは初めは観るつもりがなく、ネタバレでストーリーを読んでしまったので、最後のドンデン返しを知ってしまって観てしまった事。
登場人物の名前の描写があまり無かったので、誰が誰か判らないのが難点。
個人的にはこっちの方が「アノーラ」のドタバタ劇で自分の主張を続ける話よりアカデミー作品賞は良いと思う。
昨年、色々あってキリスト教を棄教した身なので、キリスト教を信じている人は優しくするのはキリスト教のコミュニティか勧誘しようとする人達だけなのは解っていたので、教皇は神に仕える人で神ではないので、こんな政治的な駆け引きをする俗物というのは解る。
「アノーラ」が自己で幸せを掴むと言うより幸せは結婚相手の財力というより、一番保守的とされるカトリックを現在の価値観でLGBTに風穴を開けた本作の方が、より現在社会の多様性に合っていると思う。
だから現在、権力があるカトリックに配慮して作品賞は与えなかったのかもしれない。
内向きの男性社会
コンクラーベといえば、外界から隔離された中で何日もかけて行われ、煙突から昇る煙の色で結果がわかる、という程度の知識。教皇の死から枢機卿たちによる投票の様子まで、全て再現ではないだろうが、厳に秘密とされているものを覗き見るような趣向がある。
亡き教皇の部屋の封印をはじめ、枢機卿たちの法服や帽子などの臙脂色が印象的。色使いや照明などの画作りが、マイケル・ナイマンを思わせる音楽と併せて、グリーナウェイの室内劇を思い起こさせる。
物語としては、票読み、足の引っ張り合い、さらには買収、スキャンダルと、まさしく選挙ならではの裏模様を描いている。冷静に見るとつくづく奇異に思えるのは、枢機卿たちが全員男性であること。内向きの男性社会の典型としてこの舞台を選んだのだろうか。女性たちは彼らに仕えるのみで、随分封建的に見えるが、その中でイザベラ・ロッセリーニの存在が強い印象を残す。
紆余曲折を経て新しい教皇が選出されるが、最後に彼の秘密も明らかにされて、そこでブツッと映画は終わる。果たしてこの後どうなるか、というのは、観客それぞれの現実世界に置き換えて考えてみて、ということなのだろう。
宗教とは何か、教会がどうあるべきか
おじさんたちの思惑
2024年。エドワード・ベルガー監督。ローマ教皇の死去に伴い、教皇選挙(コンクラーベ)を仕切ることになった主席枢機卿を主人公に、陰謀渦巻く選挙の内幕を描く。
候補者たちのわかりやすいキャラ設置と、わかりやすいトラブルの発生。こうなるほかないという展開が続いていくが、とにかく、レイフ・ファインズの顔面をこんなに眺めた映画はなかったというくらい大写しの画面が多い。システィーナ礼拝堂をはじめとする有名建築物が舞台なので、引きの画面を作りにくいという事情があるのかもしれない(周囲の景色を入れるとCGが増えるとか)。
選挙が進むにつれて教会への不信を深めてある決意に至りつつ、その決意が最後にはひっくり返される主人公。それだけでも組織に翻弄されるおじさんの物語なのに、ひっくり返された後に最後にもうひとつの驚きが待っている。
ラスト場面。教皇庁で働いているらしき若いシスター3人が楽しそうにおしゃべりしながら歩いていくのを、主人公が自室から眺めている。おじさんたちの思惑など世界の移り変わりの前ではまったくの無力なのだ。
宗教的理解がある程度必要
静かな熱さのお仕事映画
おじさんキャラ続出の対策としてメモしておくと…
映画館って眠くなりますよね、よほど娯楽に振り切った作品でない限り…
心配していましたが、中盤にちょっと意識が遠のいたのみで、最後まできちんと見ることが出来ました
冒頭はローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)以外の、おじさん達の顔と名前にひたすら翻弄されます。家で視聴していたら、メモ取りたいほどです
ベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ:「プラダを着た悪魔」)
トランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)
アディエミ枢機卿は、黒人なので見分けつきやすい
デデスコ枢機卿、イタリア人の洒落たおじさん
ベニテス枢機卿は佇まいが独特なので、これも見分けつきやすい
まぁこの6人がストーリー上メインキャラクターなので、ここを押さえたら何とかなる
予告編も事前に視聴していたので、ド~ン!って来るシーン、まだ来ないなぁと思った途端来た。ホントにそう思ったら来た。それでもきっちり驚かされた
教皇が急死したことで始まる、枢機卿だけで密室に集まって、次の教皇を互選で決めるだけのストーリー
でも秘められたバチカン内部のような美術装飾と、高位の聖職の方々の生活が日々どんなことをしているのか盗み見るスリルも楽しく
紅一点のイザベラ・ロッセリーニを評価する意見が多く、私も同意します。無駄な装飾を全て落としても、彼女の誇り高さが輝いていました
口コミが良いせいか、そこそこお客さんがいました
オチもそんなにビックリするほどではないけれど、まぁ驚かされました
権力欲にまみれた姿が人間くさい
教皇選挙(コンクラーベ)の存在は知っていたが、詳細は知らない状態で鑑賞。スマホやタブレットを取り上げる等、隔離の厳しさがここまでとは思っていなかった。情報社会に対応しているのも興味深い。
個人的には無宗教だし、教会という存在全般を好きではない立場で観ると、おじさんたちの権力争いを楽しむしかない。聖職者然としながら権力欲にまみれた姿を見ると、彼らも人間だよなと感じる。そして、教会では同性愛を認めないから、枢機卿同士の愛を公にはできないという悲しさも感じる映画だった。なかなか奥深い。
決まった得票数がないと再投票となるため、投票の動機が「この人にしたい」から「あいつよりはマシ」という意識に変化していくのが面白い。そんな流れから、当初感じていたもしかしたら?と予想していた展開になっていく。それはある程度受け入れられる範囲。でも、最後は予想していなかったラストが待っていた。これは確かに驚いた。
皆、神への信仰は揺るぎないのに、教会に対しては思うところがあったりするのが妙にリアル。伏線の回収がほのかだったり、動きとしては地味だったり、登場人物の心情がわかりやすいわけではない。でも人間ドラマとしての見ごたえは十分だった。
個人的には、予告編で見た天井が爆破するシーンが劇中のリアルな出来事だったことが一番驚いた。あの流れであの爆発、彼からすると、あれは神を感じてしまう瞬間だったのだろう。
たしかに面白かったが、そこまで高い点数にはしなかった。中盤若干退屈したから。好みの問題でもある。
選挙でこんなに面白くなるの!?
衝撃、そして沈黙
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