劇場公開日 2025年3月20日

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教皇選挙のレビュー・感想・評価

全637件中、281~300件目を表示

4.0疲労

2025年4月18日
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宗教的な知識がないため、「この表現はどういう裏があるのか?」と自然と疑りながら観るシーンの連続で、
最終的にすごく疲れてしまった。笑

映画だけでなく、最近こういう鑑賞体験が多い気がする。
もっと頭を空っぽにして作品を観たい。

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ワイ

4.0内向きの男性社会

2025年4月18日
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鑑賞方法:映画館

コンクラーベといえば、外界から隔離された中で何日もかけて行われ、煙突から昇る煙の色で結果がわかる、という程度の知識。教皇の死から枢機卿たちによる投票の様子まで、全て再現ではないだろうが、厳に秘密とされているものを覗き見るような趣向がある。
亡き教皇の部屋の封印をはじめ、枢機卿たちの法服や帽子などの臙脂色が印象的。色使いや照明などの画作りが、マイケル・ナイマンを思わせる音楽と併せて、グリーナウェイの室内劇を思い起こさせる。
物語としては、票読み、足の引っ張り合い、さらには買収、スキャンダルと、まさしく選挙ならではの裏模様を描いている。冷静に見るとつくづく奇異に思えるのは、枢機卿たちが全員男性であること。内向きの男性社会の典型としてこの舞台を選んだのだろうか。女性たちは彼らに仕えるのみで、随分封建的に見えるが、その中でイザベラ・ロッセリーニの存在が強い印象を残す。
紆余曲折を経て新しい教皇が選出されるが、最後に彼の秘密も明らかにされて、そこでブツッと映画は終わる。果たしてこの後どうなるか、というのは、観客それぞれの現実世界に置き換えて考えてみて、ということなのだろう。

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山の手ロック

4.5宗教とは何か、教会がどうあるべきか

2025年4月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

骨太な映画でしたね〜

多くは語りたくない。
観ていただきたい。

いろんな要素を孕んでいるけど、その扱い方がうまい。

そして、あぶり出されていく人間の性(さが)
神に仕える身だとしても、ただの人間。生きるとは、みたいな問いを突きつけられる。

確信ではなく、疑念をもてと。

要は反証してみろということなんですよね。

一人の人を通じて、「教皇になるということは」との視点がブレずに語られているところが凄い。

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ミツバチば~や

4.0おじさんたちの思惑

2025年4月17日
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鑑賞方法:映画館

2024年。エドワード・ベルガー監督。ローマ教皇の死去に伴い、教皇選挙(コンクラーベ)を仕切ることになった主席枢機卿を主人公に、陰謀渦巻く選挙の内幕を描く。
候補者たちのわかりやすいキャラ設置と、わかりやすいトラブルの発生。こうなるほかないという展開が続いていくが、とにかく、レイフ・ファインズの顔面をこんなに眺めた映画はなかったというくらい大写しの画面が多い。システィーナ礼拝堂をはじめとする有名建築物が舞台なので、引きの画面を作りにくいという事情があるのかもしれない(周囲の景色を入れるとCGが増えるとか)。
選挙が進むにつれて教会への不信を深めてある決意に至りつつ、その決意が最後にはひっくり返される主人公。それだけでも組織に翻弄されるおじさんの物語なのに、ひっくり返された後に最後にもうひとつの驚きが待っている。
ラスト場面。教皇庁で働いているらしき若いシスター3人が楽しそうにおしゃべりしながら歩いていくのを、主人公が自室から眺めている。おじさんたちの思惑など世界の移り変わりの前ではまったくの無力なのだ。

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文字読み

3.0宗教的理解がある程度必要

2025年4月17日
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鑑賞方法:映画館

宗教の知識がなくてもいいかもしれないが、知ってるのと知らないのでは深みが違う気がする
ちょっと難しいんだよね
倫理観、道徳観、正義感
名前と顔がなかなか一致しないし…

選挙という特定の設定、そして閉鎖された空間
ある意味、舞台的な感覚でもあった

最後はあっさり決まるんだ…と思ってしまった

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あひゆわ

4.5静かな熱さのお仕事映画

2025年4月16日
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宗教映画だと思って身構えて観に行きましたが、実際にはまるで日曜劇場のようなお仕事映画に近い印象を受けました。

教皇選挙という特殊な舞台ながら、そこにある人間模様や駆け引きは、どの選挙にも共通する醜い争いを感じさせ、妙にリアルでした。

序盤は少し眠くなってしまったものの、物語が進むにつれてどんどん面白くなり、特にラスト30分は一つひとつの言葉に重みがあり、自然と聞き入っていました。

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すし

3.5おじさんキャラ続出の対策としてメモしておくと…

2025年4月16日
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知的

難しい

ドキドキ

映画館って眠くなりますよね、よほど娯楽に振り切った作品でない限り…
心配していましたが、中盤にちょっと意識が遠のいたのみで、最後まできちんと見ることが出来ました

冒頭はローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)以外の、おじさん達の顔と名前にひたすら翻弄されます。家で視聴していたら、メモ取りたいほどです

ベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ:「プラダを着た悪魔」)
トランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)
アディエミ枢機卿は、黒人なので見分けつきやすい
デデスコ枢機卿、イタリア人の洒落たおじさん
ベニテス枢機卿は佇まいが独特なので、これも見分けつきやすい
まぁこの6人がストーリー上メインキャラクターなので、ここを押さえたら何とかなる

予告編も事前に視聴していたので、ド~ン!って来るシーン、まだ来ないなぁと思った途端来た。ホントにそう思ったら来た。それでもきっちり驚かされた

教皇が急死したことで始まる、枢機卿だけで密室に集まって、次の教皇を互選で決めるだけのストーリー
でも秘められたバチカン内部のような美術装飾と、高位の聖職の方々の生活が日々どんなことをしているのか盗み見るスリルも楽しく
紅一点のイザベラ・ロッセリーニを評価する意見が多く、私も同意します。無駄な装飾を全て落としても、彼女の誇り高さが輝いていました

口コミが良いせいか、そこそこお客さんがいました
オチもそんなにビックリするほどではないけれど、まぁ驚かされました

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オパーリンブルー

3.0難しかった

2025年4月16日
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顔と名前がなかなか一致しなくて、途中うとうとしてしまいました。衝撃的なラストもどう受け止めればいいのかわかりません。

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okuy

3.5権力欲にまみれた姿が人間くさい

2025年4月16日
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鑑賞方法:映画館

教皇選挙(コンクラーベ)の存在は知っていたが、詳細は知らない状態で鑑賞。スマホやタブレットを取り上げる等、隔離の厳しさがここまでとは思っていなかった。情報社会に対応しているのも興味深い。
個人的には無宗教だし、教会という存在全般を好きではない立場で観ると、おじさんたちの権力争いを楽しむしかない。聖職者然としながら権力欲にまみれた姿を見ると、彼らも人間だよなと感じる。そして、教会では同性愛を認めないから、枢機卿同士の愛を公にはできないという悲しさも感じる映画だった。なかなか奥深い。
決まった得票数がないと再投票となるため、投票の動機が「この人にしたい」から「あいつよりはマシ」という意識に変化していくのが面白い。そんな流れから、当初感じていたもしかしたら?と予想していた展開になっていく。それはある程度受け入れられる範囲。でも、最後は予想していなかったラストが待っていた。これは確かに驚いた。
皆、神への信仰は揺るぎないのに、教会に対しては思うところがあったりするのが妙にリアル。伏線の回収がほのかだったり、動きとしては地味だったり、登場人物の心情がわかりやすいわけではない。でも人間ドラマとしての見ごたえは十分だった。
個人的には、予告編で見た天井が爆破するシーンが劇中のリアルな出来事だったことが一番驚いた。あの流れであの爆発、彼からすると、あれは神を感じてしまう瞬間だったのだろう。
たしかに面白かったが、そこまで高い点数にはしなかった。中盤若干退屈したから。好みの問題でもある。

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kenshuchu

4.0選挙でこんなに面白くなるの!?

2025年4月16日
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鑑賞方法:映画館

選挙の揉め事、戦略、陰謀…そんな映画かと思って見に行ったらミステリー的な要素も強いし戦争についてふれたり、様々な社会的なテーマが盛り込まれていて驚いたと同時に映画としてめちゃくちゃ面白い。エンタメ要素もしっかりとある。そしてまさかそういう話に行き着くとは。脱帽です。アカデミー賞決まる前に見ていたら、アノーラは好きな作品だが、アカデミー賞は教皇選挙が獲るだろうときっと予想していたに違いない。みんな、アノーラ好きなんだな(笑)とにかく、教皇選挙めちゃくちゃおもしろかったです。

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映画大好き神谷さん

4.5衝撃、そして沈黙

2025年4月15日
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興奮

知的

驚く

映画として、めちゃくちゃ面白かった。
とにかく先の展開が読めない。本当に最後の最後までミステリー。
服装も途中の傘の演出も、システィーナ礼拝堂の作りこみも素晴らしかった。

クリスチャンとして、ものすごくコメントするのが難しかった。
西洋社会においてカトリック教会批判は今に始まったことじゃないし、ある種永遠のテーマ。うがった見方をすればカトリック教会をだしに使って自らの主張を押し付けたいだけにも見える。その視点をどう評価するかによって、この映画の評価は180度変わるのではないか。

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Yossy

4.0幾つになっても権力は魅力で魔力なのか。

2025年4月15日
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めちゃ面白かった!!
それぞれの思惑と良心と信仰に揺れ動く、偉い人達(もうこの言葉が一番しっくりくる)の心理描写に、音楽がまたうまいこと乗るので、すごーくドキドキしながら観たわ。

考え方の違いで、それぞれを応援する派閥も生まれるのはどんな世界でも同じだけど、宗教家だから何一つ悪な所はないというわけじゃない。
なんかそうだよな、この人たちだって人間だよな、しかもお爺ちゃんだし今までの人生全ての考えの集大成期だもんな、そりゃもう癖強だし頑固だし思い込み激しいし人の話聞かないし、うん、そりゃそうだよな、と納得しながら観たわ。

そのお爺ちゃん達の表向き上品に進む権力争いの中、絶妙に挟み込まれる伏線がまた良い。
少しずつ感じる違和感と疑問がざーっと解かれるラストは圧巻。
(ちょっと途中から読めたけど。でもそれでも面白かったからいいの。)

後音楽が本当良かった。
重厚でドラマチックで没入感に一役買ったと思う。

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icco

5.0予測不能のラストに感動

2025年4月15日
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アカデミー脚色賞と言う事はオリジナルがあるのかなと思ったら原作小説があるんですね。
コンクラーベはダヴィンチコードシリーズの「天使と悪魔」で知りましたが僕のような無神論者とは違ってキリスト教徒にとっては大変なことなんだろうし、この映画の見方もだいぶ変わってくるのでしょう。とはいえしっかりとミステリー仕立てのエンターテイメントに仕上がっているので、挫折することなく見ることができます。

ローマ教皇ともなれば政治家どころではない清廉潔白さが求められるしどんな小さなスキャンダルもあってはならない。もしトラなんてもってのほか。でもこの選挙って立候補制ではないんですね。で、全枢機卿が集まってるはずなんだけど日本人の姿は見えなかったですね(日本にも枢機卿はいます)来てなかっただけ?

退屈な映画なのかなと思っていたらとんでもない。画面から来る圧に圧倒されて片時も目を離せない素晴らしい映画。予測不能のラストに感動させられました。

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ぎんぞう

4.0満足度高し!

2025年4月14日
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タイトルから勝手に(これは少々退屈な映画かも?)と想像し、覚悟を持って鑑賞したものの、いやぁ面白かった!好きですね、こういうの。

序盤は人(役)の名前と顔が一致せず(誰のことかな?)と混乱したり、(ローマ法王とローマ教皇は一緒?違うの??)などと考えてたりしましたが、すぐに物語に引き込まれていました。(現在はローマ教皇の呼称で統一されているようですね)
重厚な雰囲気の中に枢機卿ら聖職者の俗っぽさもはさんでいてそのバランスがとても良いです。
ストーリーはコンクラーベという教皇選挙の裏側をミステリー仕立てで描いたもので、聖なるものと俗っぽいもののコントラストが時にユーモラスで興味深かったです。
衣裳や建築・美術、色づかいや構図など緻密に計算された映像がとても美しく、それを見てるだけでも大満足。
渋味の増したレイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴーらの演技も素晴らしかったです。

第97回アカデミー賞には8部門にノミネートされ、脚色賞を受賞。十分それに値する作品。
いや作品賞も私はこちらが良かったですね(あくまで個人の意見ですw)。

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ごーるどとまと

3.5今年、映画館で観て良かったなぁ、と思った映画② 観ていて、どんどん...

2025年4月14日
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怖い

ドキドキ

今年、映画館で観て良かったなぁ、と思った映画②
観ていて、どんどん息苦しくなりました。面白い。

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まい

4.0考察しがいがある

2025年4月14日
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派手な出来事が起こるわけではないけど、じわじわ侵食するようなミステリー感が面白くて最後までドキドキしながら見れました。このカットの意味はこういうことなのかな?宗教的にこんな意味があるのかな?と見た後にいろいろ考察を巡らせることができるような作品です。ただラストの展開はちょっと蛇足かなぁ、と思いました。

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まく

4.0「困り顔のローレンス枢機卿…」

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

映画として面白かった。サスペンス仕立てで、10分ごとに謎が解かれて、最期までハラハラドキドキで、じっくりと2時間を楽しめた映画だった。それと、「困り顔のローレンス枢機卿」…が副題かな(笑)

ただし、ラストは、なんだかな…とは思った。私はあまり好きじゃない結末だった。あまりに今どき過ぎるあり得なさ。こんなのが流行りいまの世の中自体が、わたしゃ、あまり好きじゃない。評価の★は3.8。

それから、蛇足ながら、宗教とか、神とか…いうけど、やはり所詮は世俗の世界の写し鏡だよね。宗教家の私がいうのだから、間違いない(笑)

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浅見探偵

5.0きちんと集中して観られる環境で是非観てください

2025年4月13日
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好みの作品だったという0.5点を加えた上で。

レビューの得点が高いのに納得。
非常に面白かったし、よく出来てるすごい映画だなというのが感想。
カトリックの知識がさほどなくても充分楽しめるし、登場人物が多くても誰が誰だかわからないとさせない。
一人一人の秘密やら思惑やらが順に暴かれていくからストーリーわかりやすい。
引き込まれた。すごい。

ガチガチの歴史と伝統のカトリックの総本山で
謎とやたら人間臭いドラマが繰り広げられるわけで。
実際のところはわからないが、でも実際にも色んな人の思惑が入り乱れてコンクラーベは行われてるんだろうなと思ってしまった。
教皇は最も神に近い人の一人かもしれないが、人間だもの、の一言で済ませてしまうのはよくないかもしれないが、そこが面白いんでしょうね。
オチは好き嫌いがあるとは思うが、そう来たかと驚かされてやられたのでよし。

文句なしに人に勧めたくなる映画なので久々に満点。

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本まぐろトロ子

4.0教皇とはいえ人間なんですよね‥‥

2025年4月13日
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知的

重いテーマ。
でも衣服や建物のオシャレな感じが高貴な雰囲気を出している。
最後の最後にその選択は、また困難が待ち受けている。

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みったん