「高校の時の世界史の授業で初めて聞いた言葉『コンクラーベ』」教皇選挙 らまんばさんの映画レビュー(感想・評価)
高校の時の世界史の授業で初めて聞いた言葉『コンクラーベ』
その何たるかをまさかこんな長い年月を経て垣間見る日が来ようとは当時のあたしには全く予想だにしてなかったなー。
冒頭で現ローマ教皇が亡くなり、120分かけて次期教皇を決めるという至ってシンプルな内容とは真逆で『夜の外側』でも感じたけどイタリアを舞台にした宗教や政治的な映画ってどうしてこんなにも重厚感満載になるのか。建物荘厳ドーン!同じ服着たおじいちゃんバーン!音楽どっしりズーン!みたいな。
不協和音の繰り返しで不穏さ、気味の悪さだけでなく気色悪い感じまで与えてくるあの音の魔術師感。
この一つの命題で120分も退屈させずに場をもたせられるのかしら?と正直不安だったけどそんなの杞憂でございました。全然飽きることなく最後の最後まで楽しめました💜
(余談)
気になってのが2点。
●作中は重苦しい音楽や音で緊張感満載だったのにエンドロールがライト過ぎやしなかった??
●今回初めて目にした渡邉貴子さんの翻訳はとても良かったと思ったけど、途中字幕で使われていた『本腰を入れる』の表現。諸説あるようだけど語源がSEX由来という説があるためNHKでは放送禁止の用語にされてるとか。NHKで禁止でも翻訳する上では問題ないのかしら??
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