アプレンティス ドナルド・トランプの創り方のレビュー・感想・評価
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大統領トランプ Episode0
まず、この映画を製作し、公開できた自由の国である、偉大なアメリカに敬意を表したいと思います。
素直に、彼我の差を感じてしまいました。
また、大統領選挙の時には日本公開が難しかったのでしょうが、
トランプの当選の方に賭けた日本の配給社に、感謝を示すために映画館で観ました。
ただし、最前列で見たのですが、残念ながら音響があまり良くなかったと感じながら観ました。
どこまで真実なのかはともかくとして、
ラスト前のコーンの葬式と、トランプの美容手術のカットバック、および、
ラストのライターに、「勝つための3つのルール」を自説として披露するのには、物語としてしびれました。
でも、トランプが妻と不仲になる過程は、唐突に感じました。
(「市民ケーン」の不仲になる描き方は納得できました。)
また、コーンに送ったカフスボタンが安物だとわかるのは、コーンはそれを知らず、映画鑑賞者のみに安物であることを知らしめる方が私の好みでした。
最後に、さすがに作品賞にはノミネートされなかったものの、
主演のセバスチャン・スタンと助演のジェレミー・ストロングがアカデミー賞で各々の最優秀賞に当選しますように。
自分が正しい
🇺🇸的な
本人未公認らしいですがトランプ大統領が出来上がるまで、当時の🇺🇸の様子も含めてとても興味深い、面白かったです そして大統領令バンバン出してますね、とてもタイムリー
お兄さんいたのね、しかもパイロットで出来損ないってどういうお家柄?
確か若い頃イケメンで俳優業もやってたとか、似たような顔の女と3回結婚してるとか其の辺面白そうなのにふれられてなかったのは残念でした
3つのルールを忘れていなかった えげつないルールだけどあれくらいタフでないと駄目なんでしょうね
トランプ大統領言動が過激だけど宇宙開発熱心なのはお気に入り NY首都でもないのに発展したのは彼のお陰か
典型的な恩知らずかと思ったら、最後の最後に恩義を忘れていないところには安堵した
何よりセバスチャン・スタンの口すぼめるところや目細めるところがそのまんまでもうトランプ大統領にしか見えなかった
第47代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプは悪魔か天使か“人間”か?
脚本家のガブリエル・シャーマン曰く、
「ドナルド・トランプとロイ・コーンが密室で交わした会話は私が創作したもの。しかし、この映画はドキュメンタリーではありませんが、本人を知る方々にはリアリティを感じてもらいたかった。」
と語る様に、非常にリアリティを感じられる脚本に仕上がっている。
セバスチャン・スタン演じるトランプは非常にリアルだ、そして“人間”トランプが作り上げられていく姿を見事に演じている。途中からは本当に若き頃のトランプはこんな“人間”だったのではないかと思えてしまうほど。日本人が報道で接し見聞きしているトランプそのものに見える。
そして、そんな“人間”トランプにも若造だった頃があり、今のトランプが出来上がった全てが語られている・・・様に感じてしまう。
しかし、この作品を見たからと言って、決して「トランプの事がわかった」などと思ってはいけない。
大統領選挙に勝利はしたかもしれないが、トランプが思っているほど世の中が思い通りになろうはずは無い、もし思い通りになるなら一次政権の時にもっとマシな政策が実行できたはずだ。
ドナルド・トランプが悪魔か天使かそれとも人間か、これからその本性が現れる事になるが、一つだけ言えることがある。それは、第二次大戦後アメリカを中心として長い年月をかけて築かれてきた民主主義の良識が崩壊させられたという事だ。中国やロシアに多大な関税や制裁が課されたとしても先制主義国家の独裁者達にとって、これほど喜ばしい事は無い。
そして、あまりにも罪深い男・・・。
ヤフーの「みんなの意見」現在7万人余りが投票しているが、40%近くの人がどちらかというと期待しているという意見に正直驚きを感じている。
あれだけ、トランプ政権を望ましく無いと報道していた日本でも、こんなにも多くの人達が少なからずの期待をもっていたという事実。日本が分断されない事だけは祈りたい。
そして、トランプ強権政権に尻尾をふりふりしている、企業や政治家達の4年後は注視したい。少なくとも4年後にはトランプ政権は終わる。
その時に総括する為にも、この作品を視聴する事をすすめる。
色々な意味で学びの多い映画
どこまで真実で、どこまで脚色かは、考えなければならないが、色々な意味で、学びの多い映画たった。
劇中のラストは、どうなるのか?だけでなく、現実のアメリカや世界はどうなるのか?と、なんとも言えない、ドキドキハラハラ感があった。
ツッコミが足りないと私は思うが、それなりに楽しめた。
会場は五分の入り、大統領就任して日が浅いので関心も高いのだろう。ドナルド.トランプが実業家として成功していくのが分かりやすく描かれていく。成功するのに、ある弁護士の教えがあってそれをもとにのし上がっていく。金と権力にしか興味のない人間が如何に出来上がっていくのかが、私にはよくわからながった。兄との関係もよく分からない。見捨てたはずの兄の死に、何故あんなに動揺するのだろう。父との関係も厳しい父親だったというだけで、よくわからない。勝利者になるためには、身内に災いをもたらしても一行だにしないことか。
それでも、トランプ氏は大統領に選出された。この映画を観る限り、大統領に相応しい人物に見えない。選ばれたからには、それなりの理由があるわけで、この映画はトランプ大統領をおとしめる作品にしか私には思えなかった。
しかし、現役大統領を主人公にしてしまうアメリカ映画業界は凄い。日本では考えられない。難しく考えなくて、娯楽映画としてみれば楽しめる。巨乳好きだとか、奥さんに愛情を感じなくとも離婚しないなど面白い。
これ、どこまでノンフィクションなのか?
必見!
いま観るべきタイムリーな作品
前作 ボーダー 2つの世界 大嫌いな映画だった。
俺は、ボーダー2つの世界の主人公の女性と違って服を脱がないと分からない身体の障害を持っている。
この障害のせいで筆舌に尽くし難い目にあい、医者、教師、同級生、新興宗教の勧誘員、インチキ占い師、総じてニンゲンは身内以外は信用する事は絶対にできない。
ボーダー2つの世界は、超感覚を持つ健常者の主人公で良かった筈なのに、話しを面白くする為だけに、特殊メイクで変な顔にして、
やっぱ、障害者って、気持ち悪い...。
と、思わせてしまうのは、人としてどうかと思う。そんな露悪的な監督が制作した本作は、
汚れた魂を持つ健常者( ハゲでデブだが) のトランプが、ありとあらゆる汚い手を使ってのし上がっていく物語になった。
映画館は、客が少ない事で有名なkino cinema( おい!) のに、大入り満員でトランプはファンにも、アンチにも人気がある事は明白である。
悪口や暴言ばかりで、ラッパーになったら、エミネムを越えるくらいのトークスキルで、商売も上手い。これは、皆んな、興味あるでしょー?
今のトランプを作ったのは、黒人の弁護士で、トランプの悪知恵の才能を見込んで、何度も何度もピアノレッスン。
それに応えて、トランプは己れの悪の才能を開花させ、進撃しまくるのだ。
己れのコンプレックスを解消する為に、弁護士は筋トレに励み、一方トランプは、ハゲてる頭部を外科手術で治し、脂肪吸引をする。何でも金で解決するトランプの生き方が分かるシーンだ。
好きになった女には、百万本のバラを贈り、旅行先まで出向いて結婚するが、それを弁護士に嗜められる。
お前は自分の財産を半分取られてもいいのか?
と、トランプは素直に弁護士の言う事を聞いて、財産を取られない誓約書を結婚前に書かせ、
結婚前にプレゼントしたモノは全て返せ!
とも、誓約書を書かせる。この時、嫁はドン引きする。当たり前体操だ。
まぁ、でも功なり名遂げる経営者って、どっか、人間として欠落している所があるもので、
その発言、人としてどうよ?
っと、思ってしまう経営者と関わっていた事があったけど、口にするのもおぞましい考えを持っているものです。
いや、俺、結構、ぶっちゃけるけど、アレは絶対に言えない。墓場まで持っていく。言えないのらー!
で、トランプの野望は留まる事を知らないので、
功成り名遂げて身退くは天の道なり
とは、ならず、大統領にまで登り詰めるのだが、この映画では大統領にまでなった経緯は見ざる、言わざる、語らず、バザールでござーる。
ボーダー2つの世界で、
この監督、微妙じゃねぇ?
と、思った。そこのアナタ!
世界仰天ニュースの不幸話しが何よりの好物のアナタ!
人の不幸が大好きさ な、氷室京介ファンのアナタにお勧めの映画です!
いや、これはお世辞抜きで面白い映画です!見て、損はしないと思うぞェ。負けないだぞェ。
奴を救ってやれ
こないだ鑑賞してきました🎬
トランプの伝記映画ということで、どんなものかと思いましたが…なかなか良かったです😀
トランプを演じたセバスチャン・スタンは、髪型から雰囲気まで忠実な再現度😳
最初は苦境に立たされた青年だったはずが、やがて大物実業家に変貌。
ナイーブさはどこへやら、後半は横柄な感じになりつつ、実績も重ねた男を巧みに表現🤔
悪名高いロイ・コーンを演じるのは、ジェレミー・ストロング🙂
まだ青年だったトランプに目をつけ、3つのルールを伝授。
彼の相談役として、行動を共にしますが…段々と手に負えなくなります。
更に新たな問題も浮上し、ロイ自身も追い詰められ…。
前半と後半の演じ分けは見事でした😀
イヴァナ・トランプを演じるのはマリア・バカローヴァ🙂
彼女は特別美人ではありませんが、なぜか惹かれる魅力がありますね😀
トランプの猛アタックに根負けした彼女ですが、時とともに距離が開いていきもどかしさを抱える羽目に。
こういう状況ではありがちなのでしょうか🤔
知っての通りトランプは大統領に返り咲いたわけですが、彼の存命中にこの映画を公開できたのは興味深いですね😀
実際に襲撃されたりしてる彼ですが、直後のパフォーマンスを見るにタフなのでしょう。
プロモーションが大変だったという話がありますが、公開禁止にならなくて良かったです🎬
セバスチャンのなりきり具合だけでも、見る価値はありますよ👍
民主主義国家の独裁者となったトランプのルーツ
トランプ物語 エピソード1
アタック アタック アタック
意外や意外、おもしろかった。ぜひお勧め
トランプが米国内での公開差し止めを求めたいわくつきの作品。
オリジナル脚本は、ニューヨーク・オブザーバー紙で不動産担当の駆け出し記者だった頃からトランプを取材してきた、脚本家で作家のガブリエル・シャーマン。
監督は、事前に知らなかったがあの怪作『ボーダー 二つの世界』を撮ったイラン出身のアリ・アッバシだった!
こちらは製作の意向だろうか、米国政治とは関係のない人物をと幼少期をイランで過ごしヨーロッパに移住したイラン系デンマーク人のアッバシに白羽の矢が立ったようだ(以上、脚本と監督の項はjiji.comの豊田百合枝氏の記事より構成)。
アプレンティスとは、見習い、実習生のこと。
小生は観たことはないが、トランプが「お前はクビだ!」と叫ぶのが人気を博したリアリティ・ショー番組のタイトルが『アプレンティス』だったらしい。
つまりは、若き日のトランプ"実習生"を「ああいう悪党」に創り上げた先輩悪党との半生、という物語だ。登場人物のほとんどと、公知のエピソードは実在であり事実であります。
先輩悪党とは、悪辣な手口で裁判を闘う弁護士、ロイ・コーン。トランプの後ろ盾、あるいは「教師」として彼をレッスンしていくが、最期は不法行為で弁護士資格を剥奪され、その直後にエイズを原因とした複合疾患で命を落とす。
公式サイトのインタビュー映像でロイ・コーン役のジェレミー・ストロングが語ったことがこの作品の本質を見事に言い当てている。
「モンスター(コーン)が別のモンスター(トランプ)を生み出した、フランケンシュタインの物語なのだ」
そう、フランケンシュタインとは怪物のほうじゃなくて、それを生み出した博士のほうだ。そして自分が生み出したモンスターを制御できなくなって復讐されてしまうんだっけ。
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さて、選挙戦の結果でただでさえ胸糞悪い小生としては、He'll make America stupid again.などと呪詛を吐いているのに、何をわざわざ映画館に足を運んで最悪な気分になろうとするのだ、と思いつつ、なぜかチケットを取ってしまった。
うーむ 意外や意外、かなりおもしろかったw
まずトランプ役のセバスチャン・スタンが見事である。
これは特殊メイクではない。そもそも横顔が似すぎていることもあるけれど、外見だけの話ではなく、あの喋り方や間の取り方まで徹底的に研究して演じている。
後半になって肥満し、顔も丸くなっていくのも、役者として体重を増やしたとのこと。
ただ、このやり方はトム・ハンクスも鈴木亮平もいろいろな役者がやっているけれど、後年に糖尿病発症のリスクが非常に高くなるらしいので、特殊メイクでもいいよ、もう、と言いたくなる。
また、ロイ・コーン役のジェレミー・ストロング。
すでに何年も前に故人となったこのロイ・コーンという人物の振る舞いを映画が公開されたこの2025年時点で実際に見たことのある人はほとんど居ないだろうが、これまたジェレミー・ストロングの鬼気迫るクールな演技には脱帽である。
妻イヴァンカ役のマリア・バカローヴァも併せ、この3人の存在感はこの作品を「政治&セレブ・ゴシップ作品」に堕すことなく、かつ、すでに周知のネタバレエピソードをなぞるだけにもせず、見事なドラマに仕立て上げている。
役者、脚本、監督。三拍子揃えて最高のモノを引き出した製作。
もう一回、観に行こうかな。
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トランプはなぜ公開されたくなかったのか?
そりゃあ彼をのし上がらせた悪徳弁護士ロイ・コーンとの関係や、夫人との不仲説や、父親との確執や、兄を見放した件など、いろいろ白日のもとに曝されたくはないだろう。
よくよく考えてみりゃ、誰だって家族の恥部は曝されたくない。ダーティな野郎だというイメージを拡散されたくない。
でも、小生にとって非常に印象的なシーンはそこではない。
まず、駆け出しヒヨッコのドナルドは、最初は自信なさげで、父フレッド(こちら悪徳不動産業者)の会社で生活困窮者から家賃を取り立てる汚れ仕事に辟易し、法廷闘争で綱渡りになると狼狽しながらコーンの助けを懇願する。それも一度ならず二度三度と。
そして行政であろと司法であろうと相手の弱みを握った脅迫を奥の手として使うコーンに「これは違法だろう。こんなことをしていいのか?」と心配そうに言う。
そう。あいつも良心があったのだ、かつて。
もう一つ。
旅客機パイロットになったことで父とともにトランプが侮蔑し、避けていた兄のフレッド・ジュニアがアルコール依存症の影響で急死したあと、豪華な自宅のベッドで妻イヴァンカと並んでぼんやりとテレビを見ているシーン。
隣で慰めようとするイヴァンカを
「俺を見るな。俺に触るな」
と嗚咽しながら拒否する。
これはどちらも、これまでの人生でずっと「天性の勝負勘がある」「頭が良い」「何事にも動じない最強のマッチョマン」を自認してきたドナルド・トランプにとっては「弱々しいドナルド・J・トランプ」であり、受け容れ難いシーンだろう。
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そして小生がもっとも衝撃を受け、かつ、答が出せないシーンは次の2つだ。
最初は、死期が近づくコーンのために一度は決別したトランプがコーンの誕生会のディナーを催す。トランプからコーンに贈られたダイヤを散りばめたカフスボタン(しかしそこに「Trump」と彫刻が入っているのが笑えた)。
孤独感と死の恐怖で弱っていたコーンが感極まったようにそれを眺めていると、隣席のイヴァンカが周囲に聴かれないように
「偽物よ。ダイヤじゃなくてジルコニア。ドナルドはそういう恥知らずなの」
と残酷にも囁く。ショックを受けるコーン。
まず、それは本当なのか?
小生には、かつてトランプと結婚する直前にエグい「結婚契約書」を持ってトランプとの席に同行してきたコーンに対する意趣返しとして(しかも何十年も前からの執念として。おおこわ)、そして夫を自分と同じモンスターに育て上げたかつてのモンスターである彼を、肉体的な死の淵からさらに精神的な死の淵の絶望に叩き落とすためのウソであって、実は本物のダイヤだったのではないか。
あるいは、全く逆に、つまりまさに偽物である可能性もある。
トランプが自分でそういうプレゼントを手配するわけはなく、恐らくイヴァンカに丸投げしていたと思えるが、イヴァンカが手配するなら、どうせトランプなんかには見抜けまい、と、そういう手の込んだ偽物を発注して、コーンにだけ囁いて辱めることに陶酔したのではないか。
このシーンはトランプ本人ではなく実際のイヴァンカ本人から訴えられそうなくらい問題のシーンだと思う。
そして2つ目のシーンは、そんなショックを受けたあとにコーンのもとに色付きのクリームで星条旗がデザインされたバースデイケーキが運ばれてきて、ケーキを見下ろしながらあの悪党、モンスターが嗚咽する場面だ。
彼はなぜ泣いたのか。
自分が育てたトランプとその妻が、ここまで自分を辱めるのか、という屈辱に泣いたのか。
あるいは、ケーキに描かれた星条旗に「アメリカのため」と言いながら生きてきた自分の半生を重ねて、死を前にした無常観に泣いたのか。
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よく出来た映画というのは、すっきりとしたカタルシスだけでは成り立たない。
こうした「答の出ない問い」、それも本質的な問いが放り込まれていて、観た者に「むぅ」と考えさせるから良い映画なのだ。
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余談だが、トランプ家の長男として期待されながら別の道を選んだため、父フレッド・シニアとドナルドから辱められ続けた末に亡くなったフレッド・ジュニアの娘、メアリーは、長じて臨床心理学者となり『世界で最も危険な男 「トランプ家の暗部」を姪が告発』という暴露本を書いた。2020年に日米で発売され、日本では小学館が刊行した。
内容は面白かったが。
Beginner's luck
演説で過激なスピーチを続けまくっているドナルド・トランプが少し前にアメリカ大統領に就任する前のお話で、今あるトランプ像を作り上げた人物をどう見せるのかなと思っていましたが、その人物すらも喰ってしまっていました。トランプ恐ろしや。
弁護士のロイ・コーンの猪突猛進な感じで自分が正義を貫き通す姿に強く感銘を受けて自分自身も近い感じで立ち振る舞っている姿が現在のトランプの原型だったんだろうなと思いましたし、演説の一つにあった「性別は男と女しかない」発言は若い頃一貫していましたし、コーンがゲイだと発覚してからは煽りまくり罵りまくり騙しまくりと恩人を仇で返しまくってて笑っちゃいけないんですが笑ってしまいました。
自分の欲に素直でやりたいことは全部やってのけるの精神で行動しているので、その直向きさは見習いたいものですが、こうはなりたくないと本能で思わせてもくれるので本当不思議な人物だなと思いましたし、この人に惹かれる人がいるのも分かるなとなりました。
映像が古き良きな感じでタッチとしてはドキュメンタリーに近い形なんですが、当時の様子を違和感なく味わえるという点で長所になっていたなと思いました。
音楽もアッパーチューンなものからしんみりしたものまで幅広く揃えられており、聴きごたえのあるものに仕上がっていました。
ジェレミー・ストロングとセバスチャン・スタンの演技合戦は見応えしかなかったです。
トランプの生き写しでは?と思うぐらいセバスチャン・スタンのトランプ感が凄まじかったです。
そりゃトランプも激おこなわけです。
脂肪をとったり、毛を増やす手術の違和感だったりはありましたが絵面の痛さとそれを臆することなくやるので、実際にやったんだろうな…という気分にさせられるのが不思議でした。
自伝を書いてくれと頼んだ作家に書くことがあんまないと困らせるところは最高に笑いました。
こんだけ波瀾万丈の人生を渡り歩いているのに書くことないんだ…と当人も困惑したはずです。
今後アメリカがどんな国になっていくのか、日本とアメリカの関係性はどうなっていくのか、パナマ運河はどうなるのか、これからもトランプからは目が離せません。
130歳くらいまで元気に生きそうだなこの人。
鑑賞日 1/22
鑑賞時間 16:05〜18:25
座席 Z-1
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