「憎まれっ子、世にはばかる。」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
憎まれっ子、世にはばかる。
最初知り合った時、トランプは
税金逃れに、ロイ・コーンを雇い、
法を捻じ曲げて、利益を上げてきたのに、
貿易相手に、法外な関税をかけて、税金を取ろうとする。
そしてまずぶん殴ってから、交渉するという名の駆け引き。
呆れてものが言えない。
さらに、【海外の映画に関税をかける‼️】と言い出した。
アメリカ製作ではない映画に100%の関税をと、ぶち上げた。
これは問題だ。
芸術にまで口出しするとは。
大体に、ハリウッド映画は輸出するためにつくられている。
インド、中国、日本などが買って楽しんでいるのだ。
それをアメリカで制作して、アメリカ人だけが、観ればいい。
誰もハリウッド映画を買って観てくれなくなる。
映画こそ国境のない芸術である。
あまりの無知に驚く。
そして、
この映画の内容は事実なのだろう。
名誉毀損で訴えてはいないのか?知らないけれど、
立派に世界各国に公開された。
★脂肪吸引の手術。
★円形脱毛症の皮膚の切り取り、縫い合わせる。
★妻に豊胸手術を強いる
などが暴露されている。
★痩せるためと称して、アンフェタミンを服用。
(麻薬の一種とされている)
悪徳弁護士ロイ・コーンの影響を受けて、
その真似をして、元々は気弱な男が、
今のようなドナルド・トランプとして、できあがったのだ・・・
的な主張のようだが、確かに似たもの同士で、最初は税金逃れなどに
ロイ・コーンはチカラを発揮した。
この醜悪な男は、権力を握っている・・・
世界の命運を握っている。
先行きは全く分からない、
このトンデモない大統領を止めるものは、何か?
すごい映画観ちゃいましたね。ただ、彼が何でそんなことするのか、とか何でそんな態度をとるのかといったことを、まず知るためには、観た方がいい映画ですよね。楽しい部分は皆無ですが(笑)
搾取されてきたどころか搾取してきたのはアメリカですよね。いま日本や韓国が少子化で人口減に陥ったのもアメリカの押し付けた新自由主義的経済政策のせいです。
彼らは日本や韓国に対して規制緩和によっての市場開放を迫り、富裕層への優遇税制、消費増税、非正規雇用拡大で貧富の差が激しくなりました。若年層の貧困化を生み非婚化そして少子化になりました。
日韓両国とも見事にアメリカが進めた政策で同じ症状が出てますね。
トランプは生涯で本を一冊も読み切ったことがないそうです。子ブッシュを超える無知な大統領として歴史にその名を刻むでしょう。
トランプは今までハリウッド映画が経費削減のために人件費や税金のやすい海外で撮影されてきたことを知らないみたいですね。彼がハリウッド映画を守るつもりでかける関税が逆にハリウッド映画に圧力となります。
これは彼が中国からの輸入製品に高い関税をかけるのと同じです。かつてトランプがいる共和党が中国からの安い製品を大量に輸入するようになりアメリカ国民は安く日用品とかを手に入れられるようになりました。関税を上げればそれら商品の価格に跳ね返ってきて負担を背負わされるのは庶民です。自分で自分の首を絞めてることにも気づけないようです。彼の無茶苦茶な政策はこれにとどまりませんが、アメリカの衰退は日本や他の国々にも及ぶので困ったもんです。