「事件屋見習いのトランプの成り上がり」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
事件屋見習いのトランプの成り上がり
アプレンティス トランプの創り方
栴檀は双葉より芳し、と言うより、
負けない弁護士ロイの勝利の法則を実践して成功しているトランプは、
マッチポンプの事件屋だから如何しようもないに尽きる。
物事の表裏を知った弁護士社会の勝利の法則を、
何でもかんでもビジネスライクに処理して行くトランプに危うさ感じざるを得ない。
そんな見習い事件屋に足りないこと、
それは法ではなく人なのだと気づかせたロイとの誕生日会にはホッとさせられたが…
それにしてもアル中の兄への冷遇と死亡、家族の信託書換えになど一途に勝利のために手段を選ばない怖さを予知させている。
自分のビジネスの勝利のためにコンプライアンス遵守など一つもない。
真実とは一つではないから何をやっても勝たなければならない。とは、賭博師だよね。
ニクソンの盗聴事件はロイ法則と全く同じではないか?
トランプの議会襲撃事件もそれと同じ?
不動産ビジネスと国家運営とは全く違うと思うのだけれど、
如何だろうか?
アメリカ再富国強兵、殖産政策後のクツワの音が聞こえて来る。
( ^ω^ )
アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督が「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンを主演に迎え、実業家で第45代アメリカ合衆国大統領として知られるドナルド・トランプの若き日を描いたドラマ。
成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚くべき変身を遂げ、トップへと成りあがるまでの道のりを描く。
1980年代。気弱で繊細な若き実業家ドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ破産寸前まで追い込まれていた。
そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。
勝つためには手段を選ばない冷酷な男として知られるコーンは意外にもトランプを気に入り、
「勝つための3つのルール」を伝授。
コーンによって服装から生き方まで洗練された人物に仕立てあげられたトランプは数々の大事業を成功させるが、
やがてコーンの想像をはるかに超える怪物へと変貌していく。
弁護士コーン役に「ジェントルメン」のジェレミー・ストロング。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
劇場公開日:2025年1月17日 123分