「あくまでも客観的」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
あくまでも客観的
SWなどの世界同時公開作品を除いて洋画の公開が世界一遅い日本(嘘)、クリスマス映画を夏にやったりしているが、今作に関しては本人の大統領就任とほぼ同時というまさにグッドタイミング。そのおかげで日本では映画好き以外は知らない俳優しか出てないのに場内満席でビックリ。
話はトランプがまだ青年の頃からあの悪趣味なトランプタワーを建てるあたりまでを決して批判的でも好意的でもなく描いている。
トランプは次男坊でお兄さんがいたんだね。父親も権威主義者でそれが合わない長男には悪影響だったが、兄を反面教師にこそしていたとしても人格形成に影響を与えるほどにはトランプは高尚な人間ではないと見た。
セバスチャン・スタン自身の顔がパッと思い浮かばないせいもあってか、演じているトランプを「誰かに似ているなあ」と思いながらずっと見ていた。誰だ、タカアンドトシのタカ?いや、似ているのはトランプか。
しかし、こんな品性下劣なヤツが単なる不動産王じゃなくて政治家というか一国というか大国の大統領って、ほんま世界は終わってる。
コメントする