劇場公開日 2025年1月17日

アプレンティス ドナルド・トランプの創り方のレビュー・感想・評価

全21件中、1~20件目を表示

4.0“怪物”を生み出す米政財界の構造的欠陥を示唆する点で、チェイニーを扱った「バイス」に通じる

2025年1月15日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

知的

メンターとしてドナルド・トランプを成功に導いた弁護士ロイ・コーンの存在は不勉強で知らなかったが、演じたジェレミー・ストロングの冷徹な眼力と抑制された凄味が身震いするほど素晴らしい。ロイの指導がトランプの人格形成に影響し、彼が実業(と後の政治)の世界でkiller=勝者になるのを後押ししたことは本作でわかりやすく語られている。

とはいえ、ロイの個人的な資質がトランプを創ったという単純な話ではない。米国の財界と政界で一部の役職やリーダー的存在に強大な権力が集中し、そうした強すぎる権力の行使が正義や道義や公平さを損ねても抑えたり罰したりすることが困難であるという構造的な脆弱さと欠陥が、ロイ・コーンやトランプのような“怪物”が生まれる背景にあることも、本作は丁寧に描いている。

アダム・マッケイ監督作「バイス」でも、クリスチャン・ベール演じるディック・チェイニーが酒癖の悪いただの若者から、大物政治家ラムズフェルドのもとで権謀術数を学び副大統領まで成り上がる過程が描かれた。勝者がどこまでも強大になることがアメリカ的な民主主義と資本主義の強みであると同時に、脆弱さでもあることを両作品が示唆している。

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高森 郁哉

3.5An Unpack of the Guy Everybody is Tired Of

2024年12月18日
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鑑賞方法:試写会

Released just before the election, Apprentice is a savvy-eyed look at the young president-to-be. Sebastian Stan's performance of Trump is by far the best of the myriad of impersonations over the years. One would think the man himself could appreciate it. Demoralizing events onscreen will make even detractors wish the film really is a so-called "hatchet job." Roy Cohn's AIDS story was news to me.

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Dan Knighton

3.0面白いけど驚きは無い

2025年1月18日
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アメリカではトランプのスキャンダル含めて有名な話なのかも知れないけど

そこまで興味が無い私としては
各事件というか揉め事が何年の出来事なのかは教えて貰えるともう少し全体が理解しやすいと思った

しかし、元大統領で現役の政治家で次の大統領を実名でここまで映画で描ける文化は羨ましい

日本でもこれくらいの映画作って欲しいもんだよ

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龍神

3.03つのルール

2025年1月18日
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怖い

興奮

20代の頃のドナルド・トランプが、強烈な弁護士の力を借りて成り上がる話。

父親の経営する不動産会社が黒人に部屋を貸すのを拒否したことで訴訟になり、副社長を務めるドナルド・トランプがロイ・コーンに助けを求めて巻き起こっていく。

一件の訴訟で破産寸前だけど、一応トランプの父親もそれなりに有名な不動産屋だったんですね。

武力的なものこそ使わないけれど、ロイのやり口が最早マフィアかよという状態で、そしてそれにノッて財を成していくトランプも…。

何が事実かは知らないけれど、トランプがどうのというより、色々な業界の裏側というか上の方というか、そういうところにあるドロドロしたものをみせる作品として面白かった。

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Bacchus

3.5どこまで事実か分からないけど「勝つための3つのルール」は実践している様に見える。

2025年1月18日
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鑑賞方法:映画館

どこまで事実か分からないけど「勝つための3つのルール」は実践している様に見えるかな。「映画」としてはちょっと物足りなさを感じたかも。

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NAO

5.0ダークヒーロー誕生物語

2025年1月18日
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鑑賞方法:映画館

 アリ・アッバシ監督が容赦ない描き方をするもんだから、かえってドナルド・トランプが悪の魅力を備えた頼もしい男に見えてしまう。

 駆け出しの青年実業家のトランプをダークサイドに呼び込むロイ・コーン。彼は、資本主義国アメリカを守るためには、法を破ることも厭わない悪辣弁護士。
 ロイ・コーンがトランプを作った創造主でありながら、やがてトランプの力は創造主を超越していく。

 2人の悪漢物語として実によくできてる。混沌した世界では、こんな悪漢をリーダーにしないと生き残れないのかもしれない。

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bion

4.0この映画を観れば、君もトランプになれる!

2025年1月18日
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監督の過去作『ボーダー 二つの世界』は公開当時に鑑賞していたが、『ボーダー 二つの世界』は重厚な映画だったなあという印象を持っていたため、今回のオープニングがド派手でノリノリな感じだったことに戸惑い、冒頭から不意打ちを喰らった気分になった。

序盤、若き日のトランプと弁護士のロイ・コーンが高級クラブで初めて出会う場面。
ここでの政財界の実力者たちが交わす会話が、差別に満ち溢れたリベラル批判に終始。
彼らが下品な笑いで盛り上がる様子を見て、この映画は2023年公開の『レッド・ロケット』みたいな、最低な人間たちの振る舞いを観て楽しむ映画という認識になった。

この映画はトランプとコーンの「師弟関係」がメインの話。
コーンがトランプに伝授する「勝つための3つのルール」が、今のトランプそのものを表していて笑ってしまう。
この3つのルール、知的にはとても思えないが、そういうことをする人が今の世の中には増えてきているように感じるし、それが通用してしまっていることを考えると、社会はどんどん劣化しているんだなと思えてしまう。

本作でトランプの半生を観ていると、いろいろなことわざが頭の中に浮かんできた。
「勝てば官軍」「恩を仇で返す」「因果応報」。

セバスチャン・スタン演じる若き日のトランプが、「本当に若い頃はこんな感じだったのでは」と思ってしまうぐらい説得力のある演技だったが、歳をとるたびにどんどん今のトランプに似ていくのが凄い。
ジェレミー・ストロング演じるロイ・コーンの方は見た目や振る舞いがオバマ元大統領っぽいなあと思った。
なんて意地悪な演出。

トランプとコーンの共通点は見た目を気にしているところだが、違うのはコーンが筋トレなどで体を引き締めているのに対して、トランプは努力せず金の力でなんとかしようとするところ。
トランプの脂肪吸引と薄毛対策として頭皮を手術するシーンが、リアルでグロかった。
ここは『ボーダー 二つの世界』っぽいと感じた。

イヴァナに一目惚れした後のトランプの行動が完全にストーカー。
金を持っているだけに厄介すぎる。
イヴァナがたまたま「お金大好き人間」だったから上手くいっただけに思えた。
トランプは外見、イヴァナな財産目当てで結婚するわけだが、歳を取れば破綻するのは容易に想像できる。

コーンの「結婚=財産を半分取られる契約」という解釈が新鮮。
結婚前から「離婚した時にどうするか」の話し合いを持ちかけるのも凄い。
「離婚したらそれまでに渡したプレゼントは返すこと」って、せこすぎる。

トランプとイヴァナが口論中、イヴァナに何を言われても平然としていたトランプが、髪が薄くなったことを指摘された瞬間激怒するのは思わず笑ってしまったが、その後すぐにトランプが性暴力によってイヴァナを黙らせるシーンで、劇場内が凍りついた感じがした。

この映画を観ていると、トランプのやりたかったことが「富裕層への優遇(具体的には減税)」ということがよくわかる。
法案を通そうとするときは「庶民のためにもなる」みたいなことを言っていたが、いざ法案が通って大儲けした後、目に付くのはトランプのケチな体質。

日本でも「トリクルダウン(今回調べるまで「トリプルダウン」だと思っていた)」といいながら、富裕層や大企業を優遇する政策を取り続けた結果、企業の内部留保は過去最大を記録する一方、給料はたいして上がらず、実質賃金は低下の一途。
おかげさまで、貧富の差は超拡大。
物価上昇で庶民がどんなに苦しもうが、金持ちにとっては対岸の火事。
どう考えてもおかしいと思うのだが、そうは思わない人が世の中には大量にいるのが辛い。

余談。
映画館が6階にあったので、そこに向かうためのエレベーターに乗る時に起きた出来事。
1階でエレベーターをしばらく待っていたら、エレベーターが到着。
扉の前で待っていた人が一気に乗り込んだ結果、エレベーターはすぐにほぼ満員状態。
そんな中、一人の老人がエレベーターにやって来て、コントロールパネルの前に立っていた20代ぐらいの男に「上行くの?下行くの?」と質問。
ところが、男はガン無視。
老人が再度尋ねてもガン無視。
近くにいた女性が「上行きますよ」と返事を返した結果、老人も乗り込んで、エレベーターは出発。
エレベーターが上昇中、コントロールパネルの前に立っていた男が突然、老人に向かって「何で俺がお前みたいな身分の低い人間の質問に答えなければいけないんだ」と意味不明な発言。
「うわ、何このネトウヨっぽいやつ」と思っていたところ、エレベーター後方にいた女子高生二人組のうちの一人が「意味わかんない」とぽつり(みんなに聞こえるぐらいの小声で)。
一気に高まる緊張感。
その後、沈黙で進み続けるエレベーター。
6階に到着。
降りるのは自分一人だけ。
降りるのが、ものすごく気まずかった。
映画を観ながら「あの男もトランプの影響かも」と思った。

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おきらく

4.5サブタイトル通りの作品

2025年1月18日
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鑑賞方法:映画館

10本目。
長尺2本観る予定だけど、睡魔との戦いを覚悟。
就任するのは来週か?
テレビ、ネットでしか知らない、トランプのイメージ。
なので、観ておかなければとの思いだけど、ロイ・コーンとの出会い、その信条が、そのままのトランプ。
出会って、成功し自信がついたってのも勿論ある。
長い割にテンポいいし、分かりやすい。
欲を言えば、失敗もしてるんだから、その辺も描いてくれれば、もう少し距離が縮まったかなとは思う。

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ひで

3.0実業家としてのトランプの、何を描きたかったのかがよく分からない

2025年1月18日
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tomato

3.5MBTI起業家わかりみ

2025年1月17日
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鑑賞方法:映画館

トランプ大統領が上映を阻止しようとしていた、と宣伝でいってて、それで俄然興味が湧いて、封切り初日に観に行きました。

若い頃のトラ、かわいいやん。
そして年取ったトラ、表情激似やね。

トラちんはフットワークは軽いけどポリシーに深みみたいなものはないよね。

当方、トランプと金正恩と同じMBTI起業家です。
色々とわかりみが深すぎた。

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武蔵野映画同好会

4.0トランプ氏の言葉を信じる?

2025年1月17日
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鑑賞方法:映画館

記憶に残ったフレーズ。「He has no shame. 彼は恥を知らないのよ。」(間違ってたらすみません
ロイ・コーンという人物を全く知らなかったのだが、彼がどれだけトランプ氏に影響を与えたのかがよく分かった。
もしトランプ氏が、今もコーン氏から教わった3つのルールに沿って行動しているとしたら…?もしトランプ氏が、自分の主張を実現させるために、裏でありとあらゆる手を尽くしているとしたら…?果たして彼の言葉を信じてよいのだろうか。
とりあえずパンフレット買った。

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FMov

4.0歴史を知っているとより楽しめる

2025年1月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

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MP0

5.0タイトルなし

2025年1月17日
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鑑賞方法:映画館

 面白かった。何と言っても事実の面白さに潰れていった兄がいたことも知らなかった。父も最低だが、トランプはもっとクズだ。兄が死んだあとの動揺を見れば、また妻と途中までは心の交流もあったことを思えば、すべてが彼の防衛であると見ることもできるが、それにしてもひどすぎる。ロイは、ヤクザの親分的な芯が悪党でもあったというのに。
 脂肪吸引や頭皮の手術のシーンが、ロイの死と重なっている映像も見事だ。

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えみり

4.5Fan’s Voice独占試写会で観ました!

2025年1月12日
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鑑賞方法:試写会

正直期待してた100倍おもしろかった!!!

ドナルド・トランプの嫌な感じをずっと見せられるのかなーと思って、いくか迷っていたのですが、試写会に当たって観にけてよかった!

大統領になる前の、アクの強い不動産屋になる更に昔の、ちょっと野心のある可愛い若者だったトランプがつよーいお師匠を見つけて変わっていく話なので、どちらかというとトランプは教えを受けて衝撃を受ける側(つまり観客側)なのがよかった(後半は、、だけど

あと映像が昔のフィルム風でおしゃれで、劇伴も70s,80sがいっぱいかかるのがめっちゃよかった。単純にそれだけでも見れちゃう

で、観終わった後、トランプって嫌なやつだなーだけで終わらず、人生観や人格形成について考えさせられるめちゃくちゃいい映画でした

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MondayWarhol

4.5映画作品の様な人生

2024年12月12日
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KKK

4.0アメリカは「勝利」に飢え過ぎているのかもしれない

2024年12月6日
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アメリカ大統領選の結果を受けたこのタイミングでトランプ新大統領(4年ぶり2回目)の伝記映画を観られるとは、なんてタイミングが良いのか。
本当は1月公開だけど、1週間限定の先行上映で観られたからちょっと得した気分だ。

初々しいボンボンのトランプが辣腕弁護士のロイと出会い、だんだんと変化する様が淡々と描かれていく様はドキュメンタリーのようでもあり、壮大なブラックジョークのようにも思える。
最初のシーンでは人混みの隙間を縫ってトランプとロイが邂逅するのだが、それは運命の恋人たちが出逢ったかのように映し出される。まるで「ロミオ+ジュリエット」でクレア・デーンズとレオナルド・ディカプリオが水槽越しに見つめあうシーンのようだ。

ロイは言う。勝利のためなら手段は選ばない、と。そして彼の言う「勝利」は、アメリカと民主主義に捧げられているものだ。民主主義を守るために、民主主義によって制定されたルールを破り、多数派の人々を足蹴にし、アメリカを欺く。
言ってることもメチャクチャならやってることもメチャクチャに見えるが、ストーリーが進んでいくとそれでもロイは「まとも」に感じられる。トランプに比べれば。

まるで目の前で行われた行為のように感じるが、映画なんだから脚色はあるだろう。だけど「あの男なら、トランプならやりかねない」と思ってしまう。
勝つ為に手段を選ばない態度だけでなく、なんか微妙にケチ臭い雰囲気や、ノブレス・オブリージュとは程遠い身勝手な振る舞いも含めて。
そしてアメリカは彼を大統領に選んだ。1度ならず2度までも。そこには「勝つまでやれば負けない」精神こそ今のアメリカが求めてやまないものだからじゃないか?という推論が成り立つ。

劇中トランプのセリフに「アメリカは他の国から尊敬されていないように思う」というのがある。
第二次世界大戦が終結してもうすぐ80年、戦勝国と敗戦国とにハッキリ明暗が別れていた時代はとっくに過ぎ去り、明白な勝利の味は遠い思い出だ。むしろアメリカだけに限れば「やや負け」くらいの流れで推移しているようにも思える。
世界への影響力が低下し、反発から手痛いダメージも受け、明るい展望があるわけじゃない。そんな中「Make America Great Again」というレーガンの丸パクリスローガンを掲げるトランプという男を、期待を込めて選んでしまった人たちがいる、ということなんじゃないかと思う。

今後4年間、勝つまでやめない男のターゲットは一体何になるのか、興味深くもあり恐ろしくもある。

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つとみ

3.5ノンフィクションを観てる錯覚に

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

本格上映のまえに、1週間だけ限定上映とのことで興味を惹かれて観賞。世代的に70年代〜80年代のアメリカをまだ憧れのような目で見ていたが、それは自分が若くて知らない事が多かったからなのだが、この作品が描くニューヨークは荒廃していて街の魅力が損なわれていた頃。恐らく庶民の生活は苦しかったのだろうと想像するが、スクリーン上には終始ギラギラした人々が描かれている。自分の主張を手段を選ばず具現化していく悪徳カリスマ弁護士が強烈な光を放ち、その彼に影響を受けてのし上がっていく若きトランプに説得力を感じてしまう。ただビジネスのアイデアや発想は独自の才能であり、どうやって実現させていくのかを、模倣により学んでいったという感じ。事実かどうかはわからないが、師弟関係を演じる二人の熱演に説得力がある。特にトランプはちょっとした仕草や、表情が現在のご本人を思い出させ、非常に上手い。自信家の若きビジネスマンが頂点に上り詰める話だと捉えたら、ドラマとしての見応えは十分。恐らく人を引き付ける魅力がある人なのだと想像するが、それについては描ききれておらず、利己的な逸話だけが強調されていた感は否めない。

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まっちゃまる

3.5どこまでが事実なのかは知らないけど、 映画としてはそこそこ面白かっ...

2024年11月26日
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どこまでが事実なのかは知らないけど、

映画としてはそこそこ面白かった

アキオさんって、誰だろ?

見る人が見れば共通認識ですぐわかるのかな?

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jung

1.0とにかく酷い 見る価値無し マイナス点

2024年11月25日
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誹謗中傷のために制作だよね。不正選挙で倒した後にこの映画で踏みつけるつもりだったのかと。
4年前だったら信じる人もいたかもと思うとプロパガンダの恐ろしさも感じました。

映画自体が嘘と中傷のオンパレード。
まぁ期待はしてなかったけど古き良きアメリカも出てくるのかと思っていたら、画像も良くないし役者の演技も下手だし。下手くそなポルノシーンも酷すぎるし。制作費も安かったんだろうなと。

トランプ憎し、だけは伝わりました。
見る価値無しです。

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メリー港区

4.0決して負けを認めるな

2024年11月24日
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セバスチャン・スタン✕ジェレミー・ストロングの力強い熱演!!✕アリ・アッバシのストーリーテリング=怪物トランプ誕生の物語を描いたキャラクタースタディ!アメリカは、引いては世界はどこへ向かうのか?
決して自分の非も敗北も認めるな!3つのルールその1、この世界は混沌としているから、攻撃攻撃攻撃。作品前半の強いジェレミー・ストロングのノリノリな熱演、圧倒的存在感でのフィルムの粒子感から、アトランティックシティを視察しに行く辺りからのSD画質VHSのような走査線のある当時らしいVTRでも見ているような映像へ。そして、その映像的に切り替わるタイミングで、青年から怪物化していくセバスチャン・スタンの体当たりな熱演が引っ張る。世の中には2種類の人間がいる、お前は殺し屋(=勝者)か敗者か?
"MAGA" 病めるアメリカが生んだ強いアメリカを体現するモンスターのまさしく見習い期間、今の怪物の原点(オリジン・バックグラウンド)がここにある納得のタイトル。彼がいかにして今のドナルド・トランプになっていくかを、鬼才アリ・アッバシ監督の尖った語り口で描く。例えばスター・ウォーズでアナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになるように、手術を経て3つのルールを言うのが映画的によかった。

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とぽとぽ