劇場公開日 2024年11月8日

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動物界のレビュー・感想・評価

全119件中、41~60件目を表示

3.0硬派なクリーチャー映画

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

パニックホラーと思っていたが感動社会派作品。現代の差別問題を投影した硬派な作品でした。

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ムロン

4.0父親の決断に涙

2024年11月25日
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泣ける

悲しい

知的

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REX

4.5自分の居場所

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

難しい

「ぼくのお日さま」「ロボット・ドリームズ」と言ったように、2024年下半期はミニシアター系の映画が度々話題になるから映画好きとしてはすごく嬉しい。本作も全国上映館20館足らずにも関わらず、話題沸騰で絶賛の嵐。フランスでスマッシュヒットしたらしく、完全にノーマークだったけどこれは行かなければと、慌てて鑑賞。
タイトル、概要を読んだ限り、ゾンビ映画のようなモンスターパニック映画かと思っていたけど、正反対と言えるほど印象が違った。とても他人事には感じられない、リアリティ溢れる恐ろしく苦しい人間ドラマ。これはすごい。不覚にもめちゃくちゃ食らってしまった...。

言わば"見える化"した感染症が猛威を振るってる世界の話であるため、つい最近まで我々の日常を奪ったCOVIT-19のことを想像せざるを得ない。パンデミックが齎す世の中の変化。いまとなっては馬鹿らしい話だけど、あの当時は感染者を人間としてではなく、まるでケダモノかのように社会から遠ざけ隔離し、本作の動物変異の奇病に侵された人々と同等の扱いを行っていた。
だから本作は何もただの創作物では無く、人間の心理描写を動物という形で具現化したノンフィクションスリラーと言える。見た目がキモイ。我々人間様と同じ世界に住んでいい生き物では無い。そんな理由で現実世界との遮断を図る。だが、ここで終わらないのがこの映画の魅力。

一度悪い印象を与えてしまうと、名誉を挽回するのは難しい。人間は未知なるものに対する警戒心が一際強く、たとえ小さなミスだとしても危害を加えてしまったり、悪影響を与えてしまったのなら、そのもの全てが悪いものだというレッテルを貼る。そして、獲物を見つけたかのように過度に攻撃を始める。
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」ではそのような人間の自己中心的な考えと傲慢で悪どい所業が醜く描かれており、あそこまではないものの、本作もかなり被る部分がある。また、「もののけ姫」の〈自然界と人間界の共存〉というメッセージもまたこの映画の根幹にあり、狙いを定めた標的は絶対に逃がさないという、人間の恐ろしさがストーリーに込められていた。

このように、幾度となく描かれてきた普遍的なテーマをベースに置きながら、世界中の様々な映画を通して辿り着いたと思われる、この映画ならではの独創的な物語が全編繰り広げられており、その先に監督が込めた怒りとも捉えられる強いメッセージが、もうズタズタになるほど心に響いてしまった。
人間が動物に進化してしまうSFクリーチャーものとしての面白さももちろんあって、「エイリアン ロムルス」に次ぐ造形美に惚れ込んでしまった。というか、全身の体毛が濃くなったり、乳歯がポロポロと取れたり、爪が鋭くなったりと、進化過程があまりにリアルで震えたよね....。いつ起きてもおかしくない。そんな説得力があった。

面白いとか感動するとか、そんなことすら言いたくない。ダラダラと書いてしまったけど、少しでも興味を持った人は是非とも鑑賞して頂きたい。いまの世界の状況と相まって、色んな感想が湧き上がってくるし、自身の感じたことを話したくなるに違いない。
人間から動物に進化してしまう病が流行っている遠くない未来。人間と"動物人"は果たして共存することが出来るのか。そして、病は終着を迎えるのか。2024年ベストはもう変動することがないと思っていたが、ここに来て衝撃作を目の当たりにしてしまった。。。

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サプライズ

4.5どうぶつの森

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

フランス産近未来SF映画

もしも母親が突然動物になってしまったら!?

ラスト、父と子のシーン、泣かせますね~

自分もADHDだからと、差別意識のない同級生彼女、いい子でしたね~

大谷翔平もこの映画に出てくる「新生物」なんじゃないですかね~!?

むか~し「日本のチベット」と呼ばれた岩手出身だし…

あ!私、岩手出身なので、あしからず(゚∀゚) オワリ

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うんこたれぞう

4.0シンプルな展開と高い描写技術

2024年11月23日
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jax

4.5エモーショナル

2024年11月23日
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鑑賞方法:映画館

劇中のガキの台詞で「(事件を起こしたのは) 化け物じゃなきゃロマだよ」と言っていたように動物化は差別される(主に本人にはどうしようもない)要因のメタファーと思われる。
そうした要因で差別され、隔離され、時には虐殺される。それを実に分かりやすくあからさまにする。
しかし本作はそういう社会的な批判を軽々と越えてもっとエモーショナルな領域に踏み込んでいる。そしてそこが良い。
動物化している人々の気持ちをフィクスに代弁させ、エミールの焦燥も相まって、観客に彼らを応援したい気持ちにさせる。フィクスが○んだところなんてさ、涙ぐんだよね…
主人公親子に(母親を想って)新生物を愛する気持ちがあるからなのかな。良き…

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ぱんちょ

3.5まさに新世界🤔

2024年11月23日
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新感覚の新ジャンルの映画ですね😏
鳥男はアメリカの小島やすお…じゃなくて、小島よしおかと思った(笑)

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おたか

4.5隔離と侵攻の現代に希望を描いた近未来SFパンデミック

2024年11月22日
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過去のSFパンデミックでは
主にディストピアを描いてきたが
本作では近未来のフランスが舞台だ。
夜よりも日中のシーンが多く
暗闇でテーマを曖昧にせず
観客に明確なメッセージを伝えよう
という覚悟を感じさせる。
異質な存在に対して隔離と攻撃の選択肢しか
持ち合わせていない作中の街の人々は
パレスチナ侵攻や数々の虐殺が同時に進行する
現代に生きる我々、虐げられていない者であり、
虐げられる存在にとっての希望は何かを問いかける。
虐げられる存在とそうでない存在。
作中では親子の絆そして青い恋だけが
その隔たりを超える。
変貌する肉体は成長のメタファーとしても扱われ
子が親の元から巣立つという成長物語の側面も
併せ持つ多重構造となっている。
斬新な世界観のエンタメ作品でありながら
痛烈なメッセージを突き刺す名作。

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辻井宏仁(放送作家)

4.0せつなくて泣けた

2024年11月21日
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泣ける

悲しい

知的

記憶にあるスプライスやラムのように暗く不穏な感じがして直感で「大好きなジャンルだ」と思い、あまり予備知識入れずにすぐに劇場鑑賞を決めました。いい意味で裏切られました。勝手に人間が動物に支配されていくような展開かと想像してましたが家族愛、親子愛、父と息子のせつない想いに胸が苦しくてラストは泣かされました。友情、別れのシーンでも「うっっ」って…一緒に観た妻は一切泣いてなかったので女性目線だと「父と息子の関係」はまた違うのかなぁ…女性の方で「泣けたぁぁ」って方が居たら感想聞きたいと思いました。
人間から動物へ変貌していくエミール役の俳優、すごく良かったですね。とてもイイ映画に出会えて良かったです。

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Full3002

4.5今年一番泣いた家族ドラマ

2024年11月20日
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泣ける

興奮

知的

親子愛を描いた映画はごまんとありますが、本作は傑出しています。繊細な心理描写、深い洞察、知的な視点、美しい音楽など、高品質な土台が熱い感動に繋がっています。

物語では、一部の心ない人達が動物化した人間を獣と呼び、銃で追い回す。その姿はまさにコロナ禍での私達ではないでしょうか。

しかし、悲惨な境遇の中ではじめて見つける喜びもある。幸せとは何かと胸を締め付けられます。

本作はジャンルとしてはホラー、またはSFですが、極めて良質なヒューマンドラマでもあります。ラストは涙なしでは見られません。

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パンダ

4.0困難の中で生きる人たちを描き始めたフランス映画の一作

2024年11月20日
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ハリウッド映画のようなわかりやすい三幕構成ではなく、描きたい主題を突き詰めて映像化した一作。
「ACIDE」や「またヴィンセントは襲われる」と似た質感で、起こっている問題の機序は説明せず、全体的な解決作を描くこともなく、主人公たちが巻き込まれた災難の中でいかに生きるかを描き切っています。

本作においては、多様化する社会とそこで起きる差別の問題に気候変動問題を絡めて動物化する奇病に振り回される人々や社会を描いています。

ハッキリとした答えが出せない問題が増えているからこそ、このような作品を作り続けているフランス映画界に注目しています。

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よして

4.0毒も喰らう、栄養も喰らう。

2024年11月20日
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や

3.024-130

2024年11月19日
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動物に変異する奇病。
しかもその動物は猿や犬だけに限らず、
鳥、カメレオン、タコ、ナナフシなど
なんでもあり。

病気の原因には一切触れられないけれど、
獣と呼ばれる患者とどう関わるのか。

あるものは家族として向き合い、
あるものは共生を望み、
あるものは暴力での排除を主張する。

コロナ禍で見た社会となにも変わらない。
奇異なものを排除するのは簡単かもしれないが、愛情は姿にではなく心に宿る。

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佐阪航

3.5悪くない。十分楽しめた。ただ…、ちょっと惜しい感じの映画。

2024年11月19日
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yurimaripapa

4.0フランスから現れたクローネンバーグの継承者!!濃密なフレンチ臭漂う掘り出し物の快作。

2024年11月18日
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じゃい

3.5ラストはとても良かった 鳥は飛べなきゃいけないとか、動物界であって...

2024年11月17日
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ラストはとても良かった

鳥は飛べなきゃいけないとか、動物界であって人間界だったな

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トント

4.0考えさせられる映画 A movie that inspires deep thought

2024年11月17日
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知的

難しい

おそらく、
実世界のメタファー(比喩)なんだろうけど
観る人によってそれが何なのかは
微妙に変わるかもしれない。

およそ100年ぶりに(スペイン風邪以来)
人類はパンデミックを体験したことと
この作品は無関係とは思えない。

感染症に対する比喩なのかもしれないし
あるいは性的マイノリティに対する
比喩なのかもしれない。

実際、第二次大戦ごろ
ゲイは治療対象として
外科手術が行われたという歴史があるし
ドイツのエニグマを解読した
アラン・チューリングに対し
当時、同性愛は罪とされ
逮捕、治療されたことは事実だ。

そういったことに対して、
どのような態度を取るのか
取れば良いのか、
観る側は突きつけられてしまうように思った。

実際、観終わってから
頭の一部がこの映画に支配されている。

未来を感じる終わり方が
個人的には救いになった。

It’s probably a metaphor for the real world, but what exactly it represents may subtly vary depending on the viewer.

Given that humanity has experienced a pandemic for the first time in about 100 years (since the Spanish flu), it seems impossible to think this work is unrelated to that event.

It might be a metaphor for infectious diseases, or perhaps a metaphor for sexual minorities.

In fact, during World War II, gay individuals were subjected to surgical “treatment” as if they were patients, and history tells us that Alan Turing, who cracked Germany’s Enigma code, was arrested and forced into treatment because homosexuality was considered a crime at the time.

The film seems to confront the viewer with questions about what kind of stance to take or what stance is appropriate toward such issues.

Even after watching it, I felt as though part of my mind remained captivated by this movie.

For me, the ending, which hinted at a sense of the future, offered a sense of salvation.

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新米エヴァンゲリスト

4.5「守ってなんかいない!」

2024年11月16日
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怖い

知的

幸せ

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ロックウッド

3.0友情は美しくて儚かった

2024年11月16日
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ふろず

3.5とんでもない設定を、真面目にストレートに

2024年11月15日
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人間が、次第に鳥やカマキリ、猿などの動物に変異していく奇病が発生した世界。
ゲテモノになりそうな、とんでもない設定だが、真面目にストレートに描いて、最後の家族愛にはジーンとくる。
息子役のポール・キルシェが、「ウインターボーイ」の時よりはるかに良く、魅力的。

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ファランドル
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