「何かが違うと思った時、一歩踏み出せる勇気」明日を綴る写真館 Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
何かが違うと思った時、一歩踏み出せる勇気
さびれた写真館を夫婦で経営する年配のカメラマン鮫島(平泉成)と引っ張りだこで今流の才能のある若いカメラマン太一(佐野晶哉)。お互いの才能に惹かれ合う二人。特に、太一は自分の才能に『何か違うという疑問』を持ち始め鮫島に弟子入りする。何か光るものを鮫島は持っていて、彼の才能に惹かれるが、その『光』は被写体自体ではなく、被写体である人物だったり、人物と鮫島との交流だったりする。鮫島の写す写真は彼の経験が生きていて、そこには死、誕生、生活などが滲み出ているから、太一はそこに『光』を感じ取る。
写真家としての開眼。気越のカメラマンであるが、自分の弱さに気づく感性を持っていて、その弱さがなんであるか知ろうとしながら、自分を他人や家族の間から見つけ出し理解し、成長させていってるのが良かった。
ANA機内で見た映画。
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