「過去を綴じ込める写真に、未来を綴る写真館を」明日を綴る写真館 ひなたんくさんの映画レビュー(感想・評価)
過去を綴じ込める写真に、未来を綴る写真館を
写真は身近なものとして、
日常に寄り添ってくれる時代となり、
さらに動画も日常的に撮れる気軽なものになった。
けれど、あえて一瞬を切り取った写真、
それが軸となって
数々の記憶がそこに綴じこめられて、
記憶されていく。
優しさと人の繋がりを、写真を通じて
感じることができる優しい世界の作品。
主演である平泉さんだからこその、
頑固な職人肌の、けれど冷たさは感じない
町の写真館に居る写真家。
自分の好きなものが数値化しづらい評価を伴う時、
そこにどのように向き合っていくのかも
学べる一面があったように思う。
映画は鏡、写真は心を写してくれるものでもあるのだなと改めて思った。
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