ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
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人生最後は、「自分の好き」が自分を助けることになる
この世の中に、自分のやりたいことを仕事にしている人は、果たしてどれくらいいるのだろうか?
自分は、「やりたいことしかやりたくない」という人もいるだろうし、「趣味は仕事にしないほうがいい」という人もいる。
特に好きなこともないから、やっている仕事を好きになろうとする人もいるだろうし、長い年月をかけ、自分の心に正直に生きようと願う人もいることでしょう。
多感で悩み多き高校生という時期に、まずこの映画の主人公のように、自分のやりたいことを素直に「やりたい」と声に出せた人は、シンプルにカッコいいし、
幸せで羨ましいなぁと思います。
また努力する人の周囲には、
それを応援してくれる様々な応援団が現れます。両親はもちろん、美術の先生や先輩や友だち。様々な人との関わりの中で、成長していく主人公矢口八虎を憂ある演技で眞栄田郷敦くんが好演。
最近のドラマや映画はマンガが原作になっていることが本当に多いように感じます。本作も、「マンガ大賞2020」を受賞した山口つばさによる人気漫画を実写映画化した青春ドラマです。
私はあまりマンガを読まないので、どんなドラマや映画も新鮮な気持ちで観ることが出来るのですが、こと熱烈マンガファンとなると、また鑑賞の仕方や思い入れも違うことでしょう。
映画鑑賞後、無料範囲内で原作マンガを読んでみたのですが、主人公は見た目から眞栄田郷敦くんでばっちりだったのではないでしょうか。
平面美術系マンガを立体化するというハードな難題に挑んだ本作品、
「絵を描く姿」をどう表現しているかが、一番の見どころのひとつです。
2022年に横浜流星さんを主人公に「僕は、線を描く」という水墨画を題材にした小説が映画化されましたが、それを少し彷彿とさせました。私はそちらの方がやや好きでした。
実写化する上で、制作チームの大きな支えとなったのは、原作者山口先生からの『無理に原作に寄せようとするよりも、実在する人物としてのリアリティを大切にしてください』という言葉だったとか。
主人公はいう
「自分は天才ではない。それならば天才と見分けがつかなくなるまで努力するしかない」
何度も自信を失いながらも立ちあがろうとする主人公の一番の応援団に、観ているあなたがなっていたのなら、制作した皆さまも原作者もお喜びになることでしょう。
「自分にも何かできるかもしれない」
「一歩踏み出してみよう」
そう思わせてくれる良作映画です。
好きこそものの上手なれ!!!
人生、
自分の好きを見つけられた人が、結局最強なんじゃないでしょうか🙄
薄い
原作で受験編は1~6巻まで。それを二時間の映画に。
全体的に満遍なく、エピソードを使って、少しオリジナル入れているので全体的に薄い仕上がりになってしまった。と言う感じかなぁ。
キャラが漫画やアニメだと大丈夫なんだけど、見た目を近づけようとした結果、微妙なコスプレ感。龍二はいっそのこと女優さんにやって貰った方が良かったんじゃね?
不良君が夢を見つけて頑張る話
一言で言えばタイトル通り。
藝大を目指す話なので、変人、奇人が出るのかと思ったけどそんな事はありませんでした。
話全体は面白かったです。
好きなものを見つけて、熱中するが周りとの壁を感じ、ひたすら努力する。王道の青春ストーリー。
ただ時間の関係上仕方ないのかもしれませんが、天才と呼ばれていたライバルの子にもう少し焦点を当てて欲しかったです。
原作とはまた違う展開なんでしょうか?気になればまた後日読んでみようと思います。
絵画鑑賞が好きなので、あえて皆様には共感いたします
なぜ美術をやる為にT藝大にいかにゃならんのだ。確かに我がオジキはT藝大でなく、もっと頭の悪い奴が行く別の美大で、高校は定時制の工業科。しかも貧乏絵描きで終わった。でも、家族を養って生活出来るくらいの絵は売れていたようだ。
学閥としてT藝大を利用する事は本当の芸術(美術)なのだろうか?
芸術とくに美術に学歴を持ち込もうとする事に矛盾があるのだ。
ほぼ毎年、T藝大の文化祭に行ってるが、芸術的なセンスがない僕には彼等の絵を見て感動に浸った事は一度もない。
T藝大に入る事が芸術(美術)の目標にするって実に短絡的。
と言ってwikiで原作者見たら、T藝大出身なんだね。所謂、自画自賛なんだな。
『ドラゴン桜』のT藝大版か。
ゲルハルト・リヒターをモデルにした『ある画家の数奇な運命』を見てもらいたい。先ずは審美眼を養う事だね。気持ちは分かるが、審美眼があやふやなのに、技術を競い合ってもそれは芸術家になったと言えるのか?審美眼が0だと技術を重ねても結果は0。ましてや、彼の技術力は望めない。そもそも、試験なんかで審美眼を含めた才能を測ろうとする日本の入試方法に問題がある。音楽はそんな事をとっくの昔に淘汰して才能ある者は、日本から離れた海外で学歴を積んでいる。まぁ、日本がそれで成功している訳では無いが。
T藝大に入ったからと言って売れる芸術家にはなれないよ。本当に自分の芸術を極めたいなら、やっぱり、海外へ行こう。こんなちっちゃな島国で『応仁の乱』や『本能寺の変』に拘る時間の止まった大日本帝國にしがみつくな!と言いたいね。
もっとも、この演出家はアメリカ帰りを凱旋と考えているようだが。それなら、もっといい作品作れるだろ。
まぁ、どうでも良いけどね。
T藝大出て漫画なんか描いてんななんて言われない。侮辱しているんじゃないよ。手塚治虫先生は大阪大学医学部だからね。でも、偉大だ漫画家で漫画の地位向上に努められた方だ。でも、彼が大阪大学を出ていたから、そう言った名作が描けたわけじゃない。漫画の地位向上を望める様な漫画家の登場を望むね。そうじゃないと、高校の図書館にいつまでも漫画を置いて貰えない。
少女終末旅行をある高校の図書館に選書したら、ウマシカ教師に『漫画は高校生の知育を下げるから駄目だ』って言われた。日本国の教育なんてそんなもんだよ。
その道を選ぶ覚悟を決めて進めるか
キャスト豪華だから観とこうくらいのノリで行ったらすごく刺さった。なんでかな。自分は芸術とは無縁な人生を歩んできて絵画のことなんてこれっぽっちも分からないのに。
パティシエ男子の言葉にはっとさせられた。
勉強を卒なくこなせる八虎に、お前の選択に震えたんだって伝えるあのシーン。そうだよなって妙に納得したというか。
自分もどちらかというと偏差値の高い大学を目指して勉強して、特に疑うことなくここまできてるけど、、高校生の時にもしも八虎と同じように芸術に興味を持ったとして自分の可能性に賭けて親を説得して突き進むことができたかと考えると、無理かなぁって。そう思うと、同級生で美術系の大学に進んだ人たちすごいなって今更ながら尊敬の念すら湧いてくる。
これ高校生の時とかに出会ってたら進路ちょっと迷ったりしたかもなって感じるくらいいろいろ考えさせられた。
最後、合格発表の後の第一声「信じてくれてありがとう」に普通に涙出た。八虎良すぎた。
青春ものに純粋に胸が熱くなって感動できる心がまだ自分にあったって気付けた嬉しい1作だった。
最後せっかくすごい余韻ひたひただったのにガンガン系の主題歌が割り込んできて、そこだけちょっと残念だった。
どこまでもひたむきな主人公の姿
どこまでもひたむきに努力を積み重ね、どんな状況でも描き続ける姿に憧憬。不良という側面をもちながら内面の虚無感、家族の背景、彼の持つ感性や並々ならぬ情熱を描くことで主人公が安易にラベリングされるようなキャラクターではないことが伝わってくる。こんなリア充絶対共感できないだろうなと思っていたけど、創作に懸ける気持ちに共鳴じみたものを感じたし、逆にこういうやつには絶対叶いっこないんだなと諦念の気持ちも食らわされた。それ故に、「何でも持ってるやつがこっち側に来るなよ、美術じゃなくてもいいんだろ」と言った気持ちも痛いほどわかった。彼が受かってくれていてよかった……。
きっと色々カットされてるんだろう。誰かも書いていたけど、実写映画は原作のダイジェストになる運命なので、正直あまり期待していなかった。新規が置いてけぼりになるんじゃないかと。
でもそんなことはなくて、純粋に楽しめた。面白かったし、感動もした。人間関係も複雑にし過ぎず、主人公の一人称視点に絞っているからわかりやすい。彼が枚数を描いて描きまくるうちに彼の上達も目に見え、あらゆる技法が1つの絵を完成させていく過程は印象的だった。マンガも読んでみたい。
憧れの東京藝大にちょっと潜入した気分
東京藝大の
1次試験の絵画が
どれもすばらしくて、
経験したことのない
本物の藝大の試験を
後ろからのぞき見ているように
感じられた
2次試験の八虎君の油彩画も
いい絵だし
好きな絵だと思った
エンドロールの最後の音もいい
エンドロールまで楽しませてくれる
映画は時々あるけれど
音が面白いと思ったことは
あまりなかったかも
途中で帰らず
最後まで見て良かった
ただ、
出演者の方たちは
とても魅力的なのだけれど、
私にはどうしても
高校生には見えないことも多く、
気になって
入り込むことができない時間が
続いてしまったので
★4つ
やはり原作。だけど良作。
原作が大好きで何度も読み返しています。アニメも視聴済み。
申し訳ないですが、順位を付けてしまうとすれば
原作>アニメ>実写 かなと個人的には思いました。
評価できる部分やリスペクトも感じましたが、原作の良さを最大限表現しきれていないなあという感想です。
ただ原作を知らない人が観れば(元々内容は素晴らしいので)評価が高くなるだろうなと感じました。
良かった点
・映画冒頭部分
渋谷に向かう地下鉄とノリの良い音楽から入るところでオシャレな入り方するなあと思いました。
・森先輩との掛け合い
一緒に描くシーンが追加されていたことで、卒業時にお互い描いた絵を交換するシーンのエモさと2人の関係性が際立っていました。無理な恋愛展開にしなかったのもよき。
・縁の絵
実写映像ならではの表現で興奮しました。かっこよかったです。ただ火花散らしながら描くシーンは「ガリガリガリガリ!」と激しく描くというより、ゆっくり線を引いているところに激しく火花が散るイメージだったのでちょっと解釈違いでした(細かすぎ)
・母親との和解シーン
あそこは内容を知っていても感動しますね。役者さんの演技もあってうるっときました。泣いてる方もちらほらいらっしゃってなぜか嬉しくなりました。
・演技
演技っぽくない自然な演技が良かったなと思いました。作品の雰囲気にマッチしていたと思います。
残念な点
・台詞回し
原作リスペクトは分かりますが、自然な演技をさせたいのに漫画っぽい言い回しをそのまま使っているところが多々あり、浮いていたと思います。特にユカちゃん役の高橋さん。キャラ自体が現実っぽくないので難しかったとは思います。どちらかと言えば台本の問題かなと素人ながら感じました。そのあたりは逆に先生役の薬師丸ひろ子さんが圧倒的にに上手でしたね。まんま先生でした。
・世田介君のキャラ
うろ覚えですが、公表の時八虎の作品を馬鹿にしたように笑っていたシーンがあったと思います。世田介君ってあんな風に笑うか...?とちょっと引っかかりました。ここは僕の解像度が低いのかもしれませんが。そこ以外はとても世田介君でした。
・橋田君
桑名さんに比べて出番少なくね!?美術館に絵を観に行くシーンは一緒に行って解説してくれるみたいな展開にしてくれても良かったと思います。変な髪型したモブみたいになってました。悲しい。
・端折り
映画の長さにまとめなければならないので非常に難しかったとは思いますが、結果的にユカちゃんがなぜあそこまで悩んでいたのかとか、八虎の苦悩とかの描写が若干浅いなと感じました。「手段で手段の絵を描いていたんだ」のところとか、ちゃんと観客に伝わったのかな。
総評
細かいことを言い出すとうざい原作厨になってしまいますので終わりにします(すでにうざい)
やむを得ずカットしてしまったシーンがあったり、都合上八虎がクール過ぎたりと色々気になる点はありますが、いわゆる失敗作ではなく、よくまとまっていました。
原作未読の方には特に刺さってくれたのかなと思いますし、作品の良さを世に知らしめ、「好きなことに一生懸命になることへの苦悩」を抱える人を励ますような作品になったと考えればとても良い映画だと感じます。
愛ゆえ、細かいことを言ってすみません。
引き続き映画スタッフの皆様と、山口つばさ先生のご活躍を心より願っております。
この熱さ、情熱、素晴らしい!
ブルーピリオド
何となく周りに合わせて適当に砕けながらもしっかり勉強もして、将来も国公立の大学を確立させるかと思われた八虎。順風満帆に見えるが何か手応えがない。
しかし出会ってしまう。
森先輩の絵をみて感動を知ってしまい いてもたってもいられなくなる。
絵を描くことで、やっとそこに自分を見いだし、受かるかどうかも分からないが倍率200倍の東京藝術大学、東大よりも狭き門に挑戦する。
まず自分のやりたいことをやれてる人なんてどのくらいいるのだろう。
中学、高校生のうちにやりたいことがハッキリしてる子なんてそんなにいないだろう。
だがしかし八虎は絵と出会ってしまい、芸術の素晴らしさに触れてしまい、あんなにも真っ直ぐに夢中になれるとは どんなに素晴らしいことか。
森先輩の絵に対する情熱が、美術教師の佐伯先生の、八虎の可能性を広げる優しい語りが、好きなことを選んだ八虎をみてパティシエになろうと思った友達、八虎を嫌いだというライバルで才能ある世田介が八虎を認めるくだり、初めは八虎のことを嫌悪していたゆかちゃんこと龍二も、だんだんと八虎の努力を認めて何かと支える存在になり、そんな八虎のまわりの数々の言葉がすごく突き刺さり、何度も目頭が熱くなる。
性的マイノリティに悩む龍二の辛い思いも、今の時代一番の理解者が親であるべきなのに。
八虎の将来を心配する母親の気持ちもものすごく分かるが、そうやって自分の子供が苦労しないように、失敗しないようなレールを植え付ける親も多いのではないか。
何となく親の期待に答えようとしていた八虎が、自分の好きなことが明確になり、最終的にその思いを母親に伝えられた事が良かったし、反対していた母親も、八虎の強い決心を受け入れ、信じて父親とともに応援する姿も良かった。
藝大の狭き門をくぐる為には 在り来りな発想では残れない。凄まじい努力でひたすら絵を描き続け、学び、色んな感性を身につけ、絵を通して自分を見出していく。
なかなか自信を持てず右往左往する八虎のその成長が素晴らしく、自然と応援している自分がいた。
藝大の1次試験の結果が出た時、2次試験も終わり合否を決めた発表を見る時も
一緒にドキドキし、結果に「よし‼️」と喜ぶことができた。というか声に出てしまいそうだった。
日本の将来が懸念される今、若い人に響いて欲しい作品。
天才と見分けがつかないほど描く努力
予告で気になり鑑賞!
ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた
悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた
その時に絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたと感じ、美術に興味を持ちはじめ、のめりこんでいく
そして、ついに国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…
立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁
経験も才能も持ってない自分はどう戦う!? 八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか
というのがあらすじ!
この映画を観て思ったのが好きなことに夢中になれるのって羨ましく思っちゃいました…
八虎が絵を描くことを好きになるきっかけが森先輩の絵なんですが…
絵のことは素人で何がいいとかわからないのですが森先輩の絵はなんかすごくいいなと見てて思いました!
佐伯先生の「好きなことは趣味でいい」これは大人の発想だと思いますよ
好きなことをする努力家はね、最強なんですよ
っていう言葉は確かになと思い納得しました
名言ですよね!
絵を描くシーンでのCGや縁は金属なのではとかのシーンをすごく良かったです
そして民宿でのシーンは2人とも綺麗すぎでしょ!
驚いちゃいました笑
最後は合格できてなにより😊
原作読んでないしアニメも観てないし絵のことも全くわからないのですがとても楽しめました!
青春映画だなーと個人的に思いました☺️
素敵な映画をありがとうございました!
最高の青春映画。キャストも美男美女
原作は知っていたものの、あえて実写版から鑑賞。
結論から言うと、王道かつ、見やすい構成でとても良かった。
芸術×高校生というテーマでの映画作品ではとてもバランスのとれた作品だと思う。
東京藝大という最難関の受験であるため、容赦なく同胞が落脱していく。
高校生特有のモラトリアムも表現されており、自由への要望と将来への不安、親や仲間との関係も感情移入できる場面が多かった。
性自認や美術(男女の裸シーンあり)といった場面も、2時間の上映時間のためか、だいぶスマートに描かれていた。
主人公、ライバルの高橋役の俳優、りゅうじ役の俳優が息を飲むほどの美青年。
薬師丸ひろ子の演技力の高さにも驚く。
円盤になったら買います。
予告に騙されたかな
俺の絵でみんなぶっ殺す…というセリフに見合うだけの熱量も努力も感じられなかった。
八虎は絵を描くまでは、他人の顔色を見て…という設定だけど、いやいや高校生が堂々とサッカーパブの様なところに出入りしていいの?(その割につるんでる仲間、外見普通なんだよな)
そして、その生活を充分に堪能してるように見えて、透明な自分と感じてる様子が読み取れなかった。
国公立しか行けないって言ってる割に遊び歩いてるし、絵の予備校に行ってるし…そのお金どこから出てるんだ?とか、いろいろ余計なことが気になってしまった感じ。
絵を描いてる時に火花が散るのも要らない!演技で見せてほしい。
でも
タルトのシーン
母親をスケッチしたシーン
海からの旅館で裸を描くシーン
とても好きです。
だから、余計に残念さを感じたかな。
途中中だるみはしたけど面白かった。
藝術大学に現役で受かるとは夢がありますね!しかも2年間で…絵の才能は無かったかもしれないけど、努力の才能と、自分の感性を絵に落とし込むのがすごくうまいと思った。
渋谷の朝の絵、これはこれでいいけれどまさか藝術大学行くなんてだれが予想したでしょう。
美術の予備校も最初はたくさんいた受講生が最後すごく少なくなって…
受かったのは2人だけなんてね…
二時試験はヌードデッサンでしたが、エンドロールに出てきた名前をググったらプロの舞踏家の方でした…
ヌードデッサンのモデルって大変だから並大抵の人じゃ務まらないって事なんだよね。
本番の試験もそうなのかな?
とても綺麗な身体でした。
内容とは関係ないんですが、イオンシネマって最近は終わりかけの作品グランシアターで放映するのかこの映画見るのに2500円もかかりました…
グランシアターは全部で20席くらいしか無いのです。
面白かったから良かったけどしんちゃんの恐竜映画だったら泣くぞ!
選択肢が欲しいです…世知辛い世の中です。
実写で大成功!配役完璧!主演の子の声の良さ!名作!
絵を描く作品が氾濫してましたが
この作品は頭一つ抜けてた。やはり実写は良い。
作品はおそらく美大生とかが描いてると思うんだけど
それらが説得力があり、思いがけず良い体験ができた。
なにより主演の男性の声がめちゃくちゃに良い。
名前や肩書は今頭に無いけど彼はすごくいい役者になると思う。
年を重ねてさらにその声に重みが出てくるんじゃないかな。
先輩役の女性はちょっとしか出てこないけど
かなりの存在感。透明感があるけど役柄同様芯を感じる。
後輩にしっかり憧れを感じさせるだけのものがあった。納得。
短い時間だけど、可能な限り濃密な受験を描いていたと思う。
その間の友人との関係性の変化も面白かった。
たくさんの個性を詰め込んだと思うけど、わかりにくさもなく爽快感さえあった。
作中でのそれぞれの成長がうれしいと感じた。
お父さんも苦労しただろうに、笑顔で家を支え、
お母さんの絵を描くシーンは泣いてしまった。
この作品も役者さんたちも大好きになって気持ちよく家路に着いた。
よい休日になった。
ハマった配役と豪華にそろった新鋭俳優陣(少しネタバレ)
「ブルーピリオド」購読者です。実写に期待していなかった部分もありますが、観終えた感想は「大変すばらしかった」です。様々要素がありますが、漫画読者としてまず配役の俳優陣が見事にイメージとマッチしていました!もちろん主演陣もそうですが、脇を固めた美術先生役、美術予備校講師等(観てない人はこうご期待)。また高橋君、見事に表現されていました。今TVで拝見する感じと異なるのは、たぶん撮影時痩せましたよね??裸のシーンは、リアルに女性の裸体でした!!!
何も未来が見えていない学生に特に観てもらいたい!情熱、好きは最強!
言葉がとても染みる映画です。
「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎも青くていいんだよ…。」 普段規則まみれの社会人の私には、森まるちゃんの言葉にポロッときました。
「俺はやっぱりただの人だ、天才にはなれない。やった分しか上手くならない、だったら天才と見分けがつかなくなるまでやるしかない…。」 自分自身を理解しながら、絵を描く事への八虎の覚悟を感じてグッときました。
八虎も天才の部類だと思いますけどね。
不良仲間と付き合いながらも学校の成績も良い、卒のない生き方をしている高校2年生の八虎。周りに合わせた生き方ですが、自分自身が無い八虎が絵画に目覚めて自分自身を見いだし東京藝大合格を目指すストーリーです。
家庭の事情から国立の東京藝大一択しかなく、浪人もできないであろう八虎が絵画にのめり込み大学を目指す過程が痛々しいです。絵画なんて答えの無い感性の世界ですからね…。
私は趣味で写真をしていますが、写真も感性が必要です。八虎の場合は趣味レベルではなく、短期間で技術と感性を磨いて、最難関大学に合格しなければならないのです。自分が描いている絵を中途で破いてしまう、上手く描けずキャンバスを倒してしまう、壮絶ですよね。
そして現れるライバルの絵の天才達……。八虎の不安は募るばかりです。
徐々にですが、技術と感性が磨かれて描く事を楽しめるようになった八虎。その時初めて大学合格レベルに達したのでしょう。受験のシーンでは出題される絵の課題に対して、八虎が本来持っている卒のなさ、戦略性が発揮されます。受験会場での磨かれた八虎独特の感性を発揮するシーンにもうなりました(割れた鏡のシーンとかね)。
果たして八虎は藝大に合格するのか……。
「好きな事に人生の一番大きなウエイトを置く、これって普通の事ではないでしょうか…。好きな事をする努力家は最強なんです。」
佐伯先生に背中を押されているようです。
私も会社を辞めて写真家を目指そうかな、なんて少しでもそんな気持ちにさせる熱い映画です。
詰め込んだけど、よくできてました。
原作既読。
藝大に受かるところまで描くんだろうな、でもそのボリュームで2時間は不可能ではないか、と思いながら視聴。
結論としては、絵についてのシーンを上手く端折り、矢虎の心情にスポットを当て、うまく作られてました。ただし、絵を画くシーンが少ないため、その勉強量で藝大は無理だろと思います。そこが原作に大きく劣る点です。
個人的には、原作も龍二の存在意義がよくわからなかったので、龍二の存在そのものを全カットし、世田介や橋田、大葉先生との関りをもう少し厚くしたほうがよかったかなと感じました。
あと、主題歌はYOASOBIの『群青』にしてほしかったです。
情熱‼︎
公開からちょっと日数経ってしまいましたが、映画館で観れて良かったです‼︎(原作未読です)
とても面白くて良い作品でした‼︎
まず、主演の眞栄田郷敦さん‼︎
演技めっちゃ上手い‼︎絵を描いてる時の目の迫力凄すぎた‼︎
高橋文哉さん、板垣李光人さんも良かったです‼︎
仮面ライダーゼロワンを演じていた高橋文哉さんがユカちゃんというとても難しい役を違和感なく演じていてとても良かったです‼︎
仮面ライダージオウのウールを演じていた板垣李光人さんも良かったです‼︎
この2人の演技の成長も感じられました‼︎
出番多めというわけではないのですが、江口のりこさんは印象に残りました‼︎
ストーリーは本当に好きなことに対する情熱を感じられて終盤は色々なところで、とても感動しました‼︎
藝大の試験中は私も緊張してきました‼︎
あとエンドロールで流れた曲が良かったな〜
余韻に浸れました‼︎
良い映画を観れました‼︎
物足りない
ストーリーとしてはアツい青春映画王道なのでグッとくるものがあるかと思いきや、
努力はあるものの特に挫折せず、割ととんとん拍子に芸大合格できたストーリー。
もっと汗水涙流して泥々になりながらも、周りとの差に打ちのめされながらも、それでも諦めきれない夢を追う若者を見たかったなというのが素直な感想。
大してぶつかるような相手もおらず、絵を描くことをやんわり反対してた母親からもあっさりと受け入れられ…。
せめて主人公の努力の過程をもっと描いて欲しかったな。時間的に難しいものがあるかもしれないが、それならわざわざ映像化する意味がないのでは?
また、劇中に何回か良いセリフがあったのに流れてしまっているのが残念。
俳優陣は良い演技してるので今後も楽しみです。
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